ソードアート・オンライン ~PotetoEdition~   作:水名(仮)

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タイトルは何番煎じぐらいかも分からないものですが他にしっくりくるものがなかったので許してください…

それではどうぞ




8話:ビーター

ボスの元へと向かっている途中キリトさんの読みが外れ、キリトさんがかなり吹っ飛ばされてしまい、よそ見をしたフードさんに【イルファング・ザ・コボルドロード】の攻撃が迫る…

 

そんな時にエギルさんがボスを大きくノックバックさせ、ポテトさんもそれに加わった

 

「これ以上あんたらに無茶されたら俺らの出番がないからな」

「お二方がPOTを飲み終えるまでは耐えられますので」

「…頼む」

 

そこから私たちも加勢し、ボスへの攻撃を再開した

 

「ボスを後ろまで囲むと全体攻撃が来るぞ! 技の軌道は俺が言うから正面のやつが受けてくれ! さっきみたいに無理にソードスキルで相殺しなくても盾や武器でしっかりガードすればそこまで大きいダメージにはならない!」

「応!」

 

キリトさんが指示を出してエギルさんがそれに答えた

 

 

~~~~~~

 

 

それが五分ぐらい続き、ボスの最後のHPゲージが3割ぐらいを切ったときやる気君が足を縺れさせてしまった

 

「あっ!」

 

そして立ち止まったのが不運にもボスの真後ろだった

 

「早く動け!」

 

キリトさんがそう声をかけたがもう遅く、ボスはひときわ獰猛に吠え高くジャンプし刀のソードスキル発動のモーションを取っていた

 

そんな時にキリトさんが短く吼え、壁側から飛び出してから≪ソニックリープ≫を発動させて目標を上空もといボスへと向けた

 

「届けぇ…っ!」

 

クリティカルヒットを出したのか"君主"の体は空中で傾き、地面へと叩きつけられた

その衝撃で転倒(タンブル)状態になっていた

 

 

華麗にキリトさんが着地を決めると

 

「全員 全力で攻撃しろ! 囲んでも大丈夫だ!」

 

と叫んだ

 

「了解! 全員フルアタック!」

 

そうポテトさんが言うと全員が渾身のソードスキルをボスへと叩き込んだ

 

 

全員がソードスキルを叩きこみ、ボスのHPもあと数パーセントあるかないかぐらいになった

でもこれだけ削り切れれば十分!

 

私たちはあとは2人に託すことにした

 

そんな時ボスが立ち上がろうとしていた…

 

「2人とも! あとはお願いします!」

 

私がそう言うと2人はボスに向かっていった

 

「アスナ! 最後の攻撃 一緒に頼む!」

「了解!」

 

そしてアスナさんが≪リニアー≫を放ち、そしてキリトさんが≪バーチカル・アーク≫を放ってボスのHPを削り切った

 

その直後"君主"は細く高い雄たけびを上げ、その体をガラス片へと変え四散させた

 

私たちは少しだけ警戒していたが…

 

 

Congratulations!

 

 

そんな言葉が空中に出てきたためそこで私はようやく武器を背中へと戻した

 

その直後にボス部屋は大きな歓声に包まれた

 

「やった! 勝った!」

「どうだ見たか! 茅場!」

「よっしゃー!」

「とうとうやったぞ!」

 

そんな声が聞こえて本当に終わったんだと私は思った

 

こうして私たちの初のフロアボス攻略は成功で幕を下ろした

 

 

私たちはキリトさんへと声をかけに行くことにした

 

「お疲れ様」

「お疲れ様です~」

「お疲れ!」

「あ…あぁ…」

 

アスナさんと私とておさんがそう声をかけるとキリトさんは少しだけ恥ずかしそうに返した

 

「見事な指揮…そして見事な剣技だった コングラチュレーション! この勝利はあんたのもんだ」

「流石ですね あなたがいなければ前線が崩壊していたかもですね…」

「キリトさん そしてタコミカさん ありがとう、ボスを倒してくれて…そして俺を助けてくれて 俺の出る幕はなかったようだな…」

 

そこからエギルさん、ポテトさん、ディアベルさんが声をかけるとキリトさんは「いや…」と呟いた

 

そして意識さんが「立てるか? MVP」と言いながら手を差し出してキリトさんがそれを掴もうと手を伸ばした時…

 

 

なんでだよ!

 

という声が聞こえてきた

 

「なんで… なんでディアベルさんを見殺しにしかけたんだ!」

「お前な…」

 

ひま猫さんがそういうもその人は聞く耳を持たなかった

 

「だってそうだろ!? そいつはボスの使うソードスキルを知ってたじゃないか! その情報を最初っから伝えていたら ディアベルさんが死にかけることも! 俺たちが危険な目に遭うこともなかったはずだ!」

 

その人はキリトさんを指さしながらいい… さらに私へと指をさしながら言った…

 

「それによくよく考えたらその女だって可笑しい! 攻略会議の時から元βテスターの肩を持つようなことを言っていたし、あんな立ち回り方は元βテスターでもない限りできるわけがない!」

 

え…?

 

「そういえば確かに…」

「言われてみれば…」

「攻略本にも載ってなかったのに」

 

そんな中、彼らの声に便乗するように一人の男が言った

 

「俺…オレ 知ってるぜ! こいつらは元βテスターなんだ! だからボスの使うソードスキルを知ってたんだ! 知ってて隠してたんだ!」

 

その人は私たちの近くまで来ると私たちを指さしながら言った

 

「でもさ…よく考えてみろ? もし彼らが仮に元βテスターだとしたら その情報は一昨日配布された攻略本の情報と同じなんじゃないか? そしてボスの使うソードスキルを知ってたのはずっと上の層でそのソードスキルを使う奴と戦ったからじゃないのか?」

「そ…それは…」

 

意識さんが冷静に反論するとその人は押し黙ったが最初に叫んだ人が続けた

 

「あの攻略本自体嘘だったんだ! あのアルゴっていう情報屋も元βテスターなんだから本当のことなんて最初っから教えるつもりがなかったんだ!」

「おいお前…」

「あなたね…」

「やめてくれ… みんな… 違うんだ 彼らは…」

「お前… いい加減にしろよ…」

 

流石に我慢の限界だったのかエギルさんとアスナさん、ディアベルさんとておさんが前に出てこようとしたがキリトさんがそれを制した

 

「冗談だろ? 俺をこんな素人と一緒にしないでくれよ」

 

キリトさんが私に顔を向けながらそう言いさらに続けた

 

「困るなぁお前らも そう庇われたら仲間だと思われるだろ?」

「キリトさん…」

「これだから温室育ち共は… でも多少予定は狂ったが本来の目的は達成できたしそれに関しては感謝してるよ」

 

キリトさんはもしかして… 私がそう思っている間もさらに続ける

 

「お前らもお前らだよ いいか? よく思い出せよ βテストはとんでもない倍率だったんだぞ? 当選した千人のうち本物のゲーマーが何人いたと思う? ほとんどがレベリングのやり方も知らないような初心者だったよ はっきり言って今のあんたらのほうがまだましさ だが俺はそんな奴らとは違う 俺は他の誰も到達できなかった層まで登った ボスの使う刀スキルを知ってたのはそいつの言う通りずっと上の層で刀スキルを使う敵と散々戦ったからだ 他にも色々知ってるぜ それこそ、そのアルゴとかいう情報屋なんて問題にならないレベルでな!」

「な…なんだよそれ…そんなのもうβテスターどころじゃないじゃねぇか! もうチートだろ…チーターだろ! そんなの!」

 

キリトさんがそう言い終わると最初に叫んだ人がそう言った

 

そしてそれに便乗するように「そうだ!」、「チーターだ!」、「ベータのチーターだ!」という言葉が周囲から湧きあがった

 

その中でキリトさんは「このビーター野郎が!」という言葉に反応した

 

「ビーター…いい呼び方だなそれ… そうだ! 俺はビーターだ! これからは元テスターごときと一緒にしないでくれよ」

 

キリトさんはそう言いメニューを操作し恐らくボスのラストアタックボーナスだと思われる黒いコートを装備した

 

「折角だし2層の転移門は俺がアクティベートしといてやるよ この上の出口から転移門のある主街区までは少し距離があるからついてくるんだったら初見の敵に殺される覚悟はしておけよ」

 

そう言うとキリトさんは2層側の扉から出て行った…

 

 

しばらくするとアスナさんが2層側の扉から行こうとしたのでエギルさんやディアベルさん、ひま猫さんとポテトさん それからキバオウさんも伝言を頼もうとしたので私もお願いした

 

それぞれ…

エギルさんは「次のボス戦も一緒にやろう」と伝え、

ディアベルさんは「済まなかった この借りは絶対に返す」と伝え、

ひま猫さんは「俺もあんな素人連中と一緒にしないでくれ」と伝え、

ポテトさんは「困ったときにはいつでも言ってください 相談にはのれないかもしれないですけれども話ぐらいだったら聞きます」と伝え、

キバオウさんは「今日助けてもろうたことには感謝しとるけど自分らのことはやっぱり認められん ワイはワイのやり方でクリアを目指す」と伝え、

そして私は「何から何まで本当にありがとうございます 私はいつでもキリトさんの味方ですからね」とアスナさんに伝えた

 

 

 

そして全員がボス部屋からいなくなった頃、ポテトさん達に「先に戻っておいてください」と伝え、私は2層側の扉から第2層へと足を踏み入れた

 

 

 




今回で第1層編を終えることができてよかったです

次回からは第2層編へと行きます

それではまた次回に
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