ソードアート・オンライン ~PotetoEdition~ 作:水名(仮)
それではどうぞ
フィールドボス戦が始まってから私たちはボスの取り巻きの【ウィンドワスプ】を狩っていた
そして私たちはそこで【ウィンドワスプ】を狩った数が最下位だった人が〖トレンブル・ショートケーキ〗を奢るという勝負を行っていた
そこで私は2体まとめて倒したり『体術』を練習がてら使ったりしてかなりの数を倒していた
「これで…20体目!」
「お前サバ読んでるんじゃないのか?」
「言いがかりは良くないですよ キリトさん」
私が今まで狩った数を言ったらキリトさんがなぜか言いがかりをつけてきたがしっかりと数えているため問題ないはずある
「私も見てるわよ? 確かに変な技は使ってたけどタコミカさんはちゃんと20体倒してたわ」
「そ…そうだったのか…」
「因みにアスナさんは何体倒しましたか?」
「私は18体ね」
アスナさんもしっかりと数えていたみたいで20体ということをキリトさんへ教え、私がアスナさんが倒した数を尋ねると18体だという答えが返ってきた
「わかりましたか?」
「ごめん…」
「あとで勝負のケーキとは別のケーキ奢ってもらいますからね」
「嘘だろ!? やめてください! 言いがかりをつけたのは悪かったから!」
キリトさんがそう言ったがそんなことでやめる私ではない
~~~~~~
しばらく蜂を狩っていると突然ボスの牛が雄たけびを上げ暴れだした
「2人とも! 勝負はいったんお預けだ! 牛行くぞ!」
「了解!」
「もう!」
私たちがボスの牛に近づくとひときわ大きな声が聞こえてきた
「ならん! 持ちこたえろ! 今こそ我ら
そしてキリトさんとアスナさんが足を切りつけ、私も足に攻撃してオルランドさんとスイッチした
「
「かたじけない!」
そして追いかけてきた牛から逃げつつアスナさんが話した
「攻略本には弱点は額のコブって書いてあったけれど…」
そう言って私は後ろにいる牛を少しだけ見た…
「…届きますかね…? あれ?」
「あんなの届かないわよ!?」
そう言えるほどにボスの牛が大きいのである
「本来は投剣スキルで狙うんだろうけれども…あんな趣味スキルなんて鍛えていないからな… しょうがない
「
キリトさんが言ったあれについてアスナさんが尋ねるとキリトさんは指示を出した
「突進中の頭には絶対手を出すな! 回避できなくなるぞ! だから代わりに前足を狙ってダウンさせる! アスナは左を、タコミカは右を頼む! チャンスは通り過ぎる一瞬だけだ! 細剣ならクリティカルは必須! 膝関節を狙え!」
「「了解!」」
そう返すと私たちは準備をした
「…今だ!」
そうキリトさんが言うと私たちは言われたとおりに攻撃をした
私の方は成功したけれども…
「ブレた!? ごめんなさい!」
どうやらアスナさんの方は失敗してしまったみたいでダウンまでには至らなかった
「大丈夫! 十分削れた! あとは…!」
そうキリトさんが言うと… キリトさんが飛び上がり空中で≪レイジスパイク≫を発動させた… あの技、確か体術の応用の空中ソードスキルだったっけ?
「成功っ!」
「なにそれっ!?」
「どうだ? 空中ソードスキル 簡単そうに見えて結構タイミングがシビアなんだぜ?」
「また私の知らないスキルを…」
キリトさんがそれを成功させ自慢しているとアスナさんがそう呟いた
「LAボーナスゲット! へぇ… これは…」
〔ガキンッ〕
キリトさんがリザルトを確認していると取り巻きである蜂の一体がキリトさんの剣を弾き飛ばした
「あれま?」
「ああぁ!?」
「ちょっと!? アスナさん!?」
そんな剣を追いかけようとアスナさんが走り出し、そんなアスナさんを追いかけるために急いで蜂を倒し、私も走り出した 確か私の記憶が正しければそっちには!?
「危ないですって!」
「あぁっ!?」
私がアスナさんを掴みアスナさんが手を伸ばしたが結局キリトさんの剣は回収することができずそのまま谷底へと落ちていった…
「あああぁぁ!!」
「あらら… 落ちちゃった?」
「あららじゃないわよ!? どうするの!?」
「別にスナッチされたわけじゃないからな…」
「もしかしてキリトさんあれを使うおつもりで?」
「そういうこと タコミカも知ってるのか?」
「実際に使ったことはないですけど名前ぐらいは…」
別に剣を落としても『所持アイテム全オブジェクト化』を使えば回収できるはずだし…
キリトさんと話をしているとアスナさんが…
「何を使うのよ?」
「大丈夫 ある裏ワザを使えば回収できるよ でもここでやるのは危険だからこの先の<タラン>にある例のレストランでやろう」
「どうやって回収するつもりなのかはわからないけれども… ついでだしケーキでも食べながら話してもらいましょうか? 色々と…ね?」
そう言いキリトさんがこの先の<タラン>で色々と説明することになった
因みに勝負の結果はキリトさんの敗北のためキリトさんは2つケーキを奢ることになりましたとさ
~~~~~~
<タラン>にある例のレストラン内で早速キリトさんは『所持アイテム全オブジェクト化』のためにウィンドウを操作していた
「これをこうやって… こうして… それでこうやってから… そんでポチっとな」
そうするとキリトさんが持っていたアイテムが全部外に出てきた
「あったあった! ほら」
キリトさんがその中を探していると崖下に落ちたはずの〖アニールブレード〗を掴んで見せてきた
アスナさんは訳が分からないといったような顔をしていたのでキリトさんが説明した…
~~~~~~
そこから『所持アイテム全オブジェクト化』の説明をしたり、そこから派生して鍛冶屋で使っている武器を素材に新しい武器を作れるということを話したりしていると、例のケーキがやってきた
「お待たせいたしました 〖トレンブル・ショートケーキ〗2皿になります」
そうNPCの料理人が言うと私とアスナさんの前に置いた
「お前もそれ頼んだのか!?」
「そうですよ?」
「すごーい! アルゴさんの攻略本に一度試してみる価値があるって書いてあったから楽しみにしてたんだ~」
「現実で食べたら絶対カロリーの暴力ですけれどもね~ こういうのを気にせず食べられるのがVRの醍醐味ですよね」
「ね!」
それはとても大きく、1個で恐らく1ホールぐらいあるのではないかというほどの大きさだった こんなの現実で食べたら絶対太るからね…
「こんなの全然ショートじゃないだろ…」
「知らないの? ショートケーキのショートって短いっていう意味じゃないのよ?」
「確かサクサクした生地を使っていたからでしたっけ?」
確かそういったショートケーキは1回だけお父さんが買ってきたような気がするし、その時にショートケーキの由来を聞いたような気がするけれども何せ私が小学校2年生ぐらいの時だったと思うので曖昧にしか思い出せなかった
「大まかにはそうだけれども詳しくはショートニングを使ったサクサクした歯ざわりのケーキっていう意味ね アメリカとかだと土台がビスケット生地のことが多いみたい 日本だとスポンジ生地を使うから本来の意味は失われているんだけれどもね」
「へぇ~」
アスナさんがショートケーキの詳細な由来を話してくれたけれどキリトさんはある程度流しながら聞いていた
「どう切り分けましょうか?」
「10分の1をキリトさんに‥?」
「ま…待て! あからさまに不公平だろ! せめて半分…」
「仕方ないですね… 私からは5分の1ぐらいあげますよ…」
「私も5分の1ぐらいだったらあげるわよ」
結局私たちはそれぞれ5分の1ずつをキリトさんにあげた
~~~~~~
そしてお会計を済ませ私は外に出た
「美味しかった…」
「βの時よりおいしかったですね」
「はっきり言ってβ時代より旨かったな…」
アスナさんと私、それからキリトさんもケーキについての感想を言っていると
自分のHPバーの隣に見覚えのないマークがあった
「キリトさん? この幸運判定ボーナスってβの時にはありましたっけ?」
「いや? なかったよ」
「何しますか? 今から狩りにでも行きますか?」
「継続時間が15分しかないし…そもそも町周辺に大したアイテムをドロップする敵なんていないぞ?」
「「うーん…」」
私たちがこのバフの使い道について考えているとアスナさんが声をかけてきた
「ねぇ 2人とも? 付き合ってくれる…?」
「勿論…って え?」
「この子の強化に!」
アスナさんがそう言うとキリトさんはズッコケた… 何考えているんだろこの人
そうして私たちはネズハさんを見つけ、走りながら向かった
「いた!」
「そんなに走らなくても間に合いますから…」
「善は急げって言うでしょ! ほら2人とも走って!」
そしてネズハさんの元へと到着した
「こんばんは!」
「!? こ…こんばんは… あなたは…!」
アスナさんが急にやってきたからネズハさんもびっくりしてるし…
「私が何か!?」
「い…いえ… 何でもありません… お買い物ですか? 武器のメンテナンスですか? 細剣でしたら結構いいのがありますよ」
「武器の強化をお願いします! 〖ウィンドフルーレ〗+4を+5に! 種類は
「大丈夫 そんなに早口じゃなくても間に合うから」
アスナさんはかなり早口でネズハさんに用件を伝えた
「は…はい すごいですねこんなに沢山…」
そうしてアスナさんはネズハさんに武器を渡した
「確かに では始めます」
そして武器の強化が始まった
〔カァン! カァン!〕
「強化試行上限回数まではあと何回残ってるんだ?」
「あと2回ね +6にするんだったら失敗はできないわ」
「添加剤は上限まであるから成功率は95%か…」
「やれることはやったと思いますしあとは天に祈る…だけですね」
「やれることはやった…ね?」
私たちがそう言うとアスナさんは私とキリトさんの手を握ってきた(キリトさんは右手の薬指と小指だけだけれども)
「ア…アスナさん?」
「あなた達の幸運もちょっと貸して?」
「え…? いいですけれども…」
これ…意味あるのかな…? まぁ気持ち程度ということで…
「まぁ…でも…失敗しても壊れるわけじゃないし… 確かに+3になるのは痛いけれども…」
「流石にそんなことあるワケが…」
キリトさんとアスナさんは万が一失敗したときのことについて話し合っていたが今まで壊れたという話は私は聞いたことはないし、起こることがないと思っていた
〔ポキン…〕
アスナさんの剣が目の前で壊れるまでは…
勝負の結果は 1位:アスナ 2位:タコミカ 3位:キリト になります
この小説ではキリトはケーキ2つ分の代金を支払っているためかなりお財布が軽くなっていますが次回以降で何とか取り戻しています
それではまた次回に