ソードアート・オンライン ~PotetoEdition~   作:水名(仮)

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今回からいよいよ第2層のフロアボス戦に入ります

それではどうぞ~

P.S.:最近追記が多いですがお気に入り登録2件ありがとうございます!


8話:第2層フロアボス "大佐"と"将軍"戦

それから3日経ち… 私たちは2層のフロアボスへと挑むことになった

 

攻略組がボス部屋前に全員到着したところでディアベル2号(リンド)さんが自分に注目させて話し始めた

 

「はい! みんな注目ー! 俺は[ドラゴンナイツ]のリンドだ! 1番最初にボス部屋に到達したパーティの代表として第2層フロアボス討伐レイドのリーダーを務めることになった! フルレイドには少し足りないけどそれでも多くの人たちが集まってくれたことを大いに感謝している! みんな! よろしく!」

 

それを聞くと不貞腐れながらキバオウさんが言った

 

「まだギルド結成なんてできへんやろ… たった3時間早く着いたぐらいで偉そうに…」

「先に着いた方が指揮を執る… そういう約束だったはずだが?」

 

ディアベル2号(リンド)さんがそうキバオウさんに嫌味ぽく言うが一番最初に着いたのはキリトさんである

でもキリトさんは指揮できるようなタイプではないためディアベル2号(リンド)さんに指揮権を渡したとキリトさんから聞いた

 

因みに私たちは7人のため第1層の時と同じく私が抜けた

 

そして私はキリトさんの近くにいるとエギルさんが声をかけてきた

 

「おいおい どうした? お姫様と姫騎士様達とパーティ組んだって聞いたが…実家に帰りますっていう書き置きを見た旦那みたいな顔してるぞ?」

「パーティじゃない あくまで一時的な協力関係だ」

 

キリトさんが無愛想に返した

 

「それよりも第1層のボス戦以来だな その時は世話になったよ」

 

そしてキリトさんはエギルさんに向かってお礼を言っていた

 

「それはこっちのセリフさ どうだ? こっちは4人なんだが2人ともこっちに入らねぇか?」

「え? そりゃぁありがたいけど…」

「『ビーター』だからって? そんな風に非難しているのはごく一部のやつらだけさ 現に芋の兄ちゃんたちはあんたについて褒めていたぞ?」

 

エギルさんがそう言ったためキリトさんと私はポテトさん達の方を見ると全員頷いてくれた

 

「じゃぁお言葉に甘えて」

 

そう言いキリトさんはエギルさんと握手した

 

「それで姫騎士様はどうするんだ? どうせまた人数が多かったから自分から抜けたんだろ?」

「じゃぁ私もいいですか?」

「あぁ あんたらがいてくれれば心強い」

 

私もエギルさんと握手をしてエギルさんのパーティに入れてもらうことになった

 

ふと気が付いたらポテトさん達も近くまで来ていた

 

「それで… H隊の役回りは?」

「取り巻き担当だと… ボス担当はA~E隊のキバオウ派閥とリンド派閥で独占されてる」

「取り巻きって… まさか【ナト・ザ・カーネルトーラス】のことか!? あれは中ボスクラスだぞ!? それを1隊でなんて… 残りの2隊は?」

「そこの芋の兄ちゃんたちと彼らさ」

 

エギルさんとキリトさんがH隊の役回りについて確認しているとエギルさんは[レジェンド・ブレイブス]の人たちの方を見たため、私も[レジェンド・ブレイブス]の人たちの方を見るとディアベル2号(リンド)さんに向かって抗議をしているところだったがオルランドさんがこちらに気づいてこっちにやってきた

 

「"ナト大佐"担当のF隊とH隊とは卿らの事であろう? 差し支えなければ卿らに加勢したい」

「オルランドさん! 何言ってるんですか! そんなんじゃいつまでたっても…!」

「愚か者! そんなことをいちいち気にしていては伝説の勇者の名が泣くぞ!」

「でも俺らはただでさえ出遅れているのに…」

「焦らずともよい まだ98層もあるではないか… 真の勇者が誰かいずれ分かる日が来よう」

 

オルランドさんがそう話すとメンバーの一人が抗議したがやんわりと抑えた

 

「では宜しく頼む お初にお目にかかるがエギル殿とポテト殿… でよかったかな?」

「そうですね よろしくお願いしますオルランドさん」

「あぁ 宜しく頼むオルランドさん」

 

オルランドさんが挨拶するとポテトさんとエギルさんが返した

 

「そして黒衣の剣士殿に姫騎士殿! 先だってのフィールドボス戦では天晴な武者振りであった! 特に黒衣の剣士殿に関しては既に二つ名で呼ばれているのも頷けるな 由来は承知しておらぬが確かビー…「黒ずくめ(ブラッキー) 俺たちはそう呼んでいる」…成程」

「ブラッキーっ…」

 

オルランドさんがビーターと言おうとしたときエギルさんがそう言ったためオルランドさんは察して言わなかった

 

その近くで意識さんが小さくツボっていた…

 

「皆の衆! ご安心召されい! 我ら[レジェンド・ブレイブス]が参戦したからには"大佐"であろうと"将軍"であろうと 我が宝剣デュランダルの錆にしてくれようぞ!」

「それ唯の〖スタウト・ブランド〗だよな?」

「こら 本人はそのつもりなんだからそういうことは言わないの」

 

オルランドさんが剣を掲げながら言うと意識さんと朱猫さんが小声で話しているのが聞こえた

 

そして全員の準備が済んだところでディアベル2号(リンド)さんが全員に聞こえるように大声で話した

 

「よし 全員調整は済んだな? 今こそ開けよう! 俺たちの勝利へのとび…「待て」リオンさんか…どうした」

 

そこにリオンさんが待ったをかけた

 

「今回の作戦、あまりにも攻略本の内容を前提にしすぎていないか? 第1層でボスが使う武器が違ったように今回もそういった変更ありきで作戦を立てるのが前提だと思うが」

「も…勿論だ 第1層の過ちを繰り返すつもりは無い」

「なら撤退の基準を決めるべきだと私は考えている 今回の挑戦では事前の情報との相違が確認できた時点で撤退、後作戦を練り直す ということを強く勧めるが…」

「提案感謝する」

 

リオンさんが具体的な撤退基準を決めるとディアベル2号(リンド)さんがそれで行こうと言った

 

では今こそ開け! 勝…ちょい 待ってんか!」今度は何だ!?」

 

そしてディアベル2号(リンド)さんが扉を開こうとしたとき今度はキバオウさんが待ったをかけた

 

「確かにリオンはんの言う通り攻略本だよりは危険や ゆうたら悪いがあれはボス部屋に入ったことのない情報屋が書いたもんやろ? せやから少なくともこの場に一人ボスをその目で見たやつがおるはずや そいつに話を聞かん手はないわな」

 

キバオウさんがそう言うとキリトさんの方へ目を向けた

 

それに応じるようにキリトさんが話し始めた

 

「少なくともβ版では雑魚トーラスと攻撃パターンは同じだった ソードスキルもその延長線だと考えていいと思う ただデバフ攻撃を二重に喰らうのだけは避けてくれ スタン状態の時にスタン攻撃を喰らうと麻痺状態になる そうなったプレイヤーは…」

「二発目は絶対に回避 それを最優先にすればええんやな ほな行こか」

 

聞き終わるとキバオウさんは扉に手を置き扉を開けた

 

「あっ! 何を勝手に! リーダーは俺だぞ! 全員突撃!」

 

ディアベル2号(リンド)さんがそう言うと私たちはボス部屋へと入っていった

 

 

そして私たちがボス部屋に入るとボス部屋全体に明かりが灯り、2つの巨大な影が照らされた… そこにいたのは全身が真っ青で両手に大型のハンマーを持った牛男の【ナト・ザ・カーネルトーラス】とその2倍ぐらい大きくこちらは深紅色で腰回りに金色の布を巻いてはいるがやっぱり上半身は裸で肩にかけている鎖と両手に持っているハンマーが黄金色である【バラン・ザ・ジェネラルトーラス】がそこにはいた…

 

 

 

~~~~~~

 

 

 

「パターンB! 三連撃来るぞ!」

 

キリトさんがそう言うとエギルさん達がその三連撃を防いだ

 

「今だ!」

 

そう言い、私とキリトさんが突撃して攻撃をした

 

そしてナト大佐の攻撃が来ようとしたとき…

 

「来るぞ! アスナ!」

「アスナさんって今はいないんじゃありませんでしたっけ!?」

「あっ…! と…とにかく回避!」

 

ひとまず私たちは回避した…

 

「ディレイ入った! G隊スイッチ!」

「G隊! 突撃~!」

 

そうキリトさんが言ってG隊 もとい[レジェンド・ブレイブス]はナト大佐へと突撃していった

 

スイッチした後エギルさんが笑いながらポーションを渡してきた

 

「背中が寂しそうだな? やっぱり相棒なしじゃキツイか?」

「あんなわからずや知らないね! 俺はソロが信条なんだ」

「そうかい? ほらよ」

「ありがとうございます」

 

私達は回復しながらエギルさんを見ると斧が一層で使っているモノじゃなくなっていることに気が付いた あれって店に売られてたよね…?

 

それにキリトさんも気づいたようで指摘していた

 

「あんたこそあのレアもののでかい斧どうしたんだ? そんな店売りのやつで…」

「色々あってな でもパフォーマンスを落とすつもりは無いから安心してくれ」

「そういう心配をしているわけじゃ…」

 

エギルさんはもしかして強化詐欺にあったんじゃ?という疑問が浮かんできたため言うべきか否かについて悩んでいると"大佐"のHPゲージが一本消滅するのが見えた

 

「こっちも負けてられないな? ブラッキーさん」

「あぁ… でも問題は俺達じゃない本隊の方だ」

 

キリトさんがそう言ったため本隊の方を見てみると結構ボロボロの状態だった…

 

回避ッ…!

 

ディアベル2号(リンド)さんが指示を出したが大抵の人達は回避が間に合わなかった…

 

「大丈夫か? あれ…」

「恐らく大丈夫じゃないかと…」

 

エギルさんと私が言うとキリトさんが何かを迷っている様子だった

 

「私も一旦撤退するべきだと考えています… でもここから叫んでも余計混乱させるだけですしリンドさんに伝えるのがベストだと …こっちは5人でも行けますからキリトさん撤退の提案をしてきてくれますか?」

「だ…大丈夫なのか?」

「おう! 問題ねぇ! あんたが少しだけ離れる間なら俺達だけで回せる!」

「頼む! すぐ戻る!」

 

私はキリトさんが思っていると思われることを話しエギルさんからも許可が出たためキリトさんはディアベル2号(リンド)さんの方へと走っていった

 

そしてポテトさん達とスイッチすると私たちも"大佐"へと向かっていった…

 

 

~~~~~~

 

 

しばらくするとキリトさんが戻ってきたため私はどうだったのか聞いた

 

「どうでしたか!?」

「あと1人麻痺者が出たら撤退するって! でも今のペースだったら押し切れそうだったよ!」

「じゃぁ早くナト大佐を片付けて本隊と合流しましょう!」

「了解!」

 

キリトさんと話して私たちは早々に"大佐"を撃破することにした

 

 

私たちはしばらく戦い[レジェンド・ブレイブス]にスイッチした

 

 

そして休憩しながら[レジェンド・ブレイブス]の戦い方をしばらく見ていた

 

「あと一息であるっ! 行くぞ! 必殺のフォーメーションエックス! かかれぇい!」

 

ナト大佐のHPゲージがイエローになり"大佐"と"将軍"は雄たけびを上げた

 

「暴走モード突入か… どっちもβと同じだな… どうやらこの層のボス戦に変更点はないらしいな この調子なら!」

 

キリトさんがそう言うと意識さんが質問してきた

 

「なぁ ブラッキー? 1つ質問いいか? 確か1層のボスって"君主"だったよな?」

「いきなりなんだよ?」

 

キリトさんが言い返すとボス部屋の中央から突如として音が聞こえたためそちらを見るとそこにあった敷石が反時計回りにスライドし始めていた…

 

「それがどうして2層では"将軍"に格下げされているのかっていう質問をしようとしていたわけだがどうやらその質問をする必要はなくなったらしい…」

 

そこから床がせり上がり、やがて3段のステージを作り出しその背景が歪んで一つの巨大な影をつくり出した…

 

黒い全身に"将軍"よりも体格が大きく腰回りは黒光りするチェーンに覆われていてねじれたヒゲを腰辺りまで下げ、角は6本で頭部の中央には王冠を被っている その名前は…

 

「「【アルテリオス・ザ・トーラスキング】…!」」

 

 

キリトさんとひま猫さんが同時にそう言ったためこのボスそのものがβテストからの変更点だということが分かった…

 

 




第2層編はあと2話ぐらいだと予想しています

リオンは根回しが非常にうまいとだけ言っておきます

それではまた次回に
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