ソードアート・オンライン ~PotetoEdition~   作:水名(仮)

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皆様お待たせしました…

二回目の例の奴です

それではどうぞ




4話:野営地のお風呂

私達はキズメルさんの言っていた湯浴み用の天幕へとたどり着いた…

 

中をのぞいてみると1層や2層のにあったお風呂よりかなり大きく余裕で4人ぐらいは入れそうな大きさの湯船に床には簀子があり、ブラシやタオル等が置いてある棚、さらには鏡まであった

 

「すごい…結構広い!」

 

アスナさんがそう言うと外に座っているキリトさんとておさんに向けていった

 

「しっかり見張っててよ?」

「へ~い」

「今のはテオ君に言ったのよ でも仮にもし覗いたりしたら…」

「分かってますって… そうゆうことをしたらどうなるかぐらいは そう言うのはキリトに言ってください」

「なんで俺なんだよ!?」

「前科あるのに…?」

「…はい」

「じゃぁ行きましょうか? タコミカさん」

「はーい」

 

そうして私とアスナさんはお風呂に入るために天幕へと入っていった

 

 

天幕に入り、アスナさんは後方を確認してからメニューを操作して装備を全解除したため私もメニューを操作し装備を全解除した するとアスナさんが私の髪を触ってきた

 

「どうしたんですか?」

「タコミカさんの髪って結構サラサラですよね…」

「そうですかね…?」

「いつもお風呂に入る時ってどうされてるんですか?」

「向こうじゃタオルとかを巻いてましたけど今はポニーテールにしてますね」

 

アスナさんが私がお風呂に入る時髪はどうしているのかについて聞いてきたので私は向こうではタオルを巻いてたけどこっちではポニーテールにしているということを話すとアスナさんは手を叩いて提案してきた

 

「今日は私が纏めていいですか?」

「髪型はメニューから変更できますよ…?」

「それじゃぁ意味ないじゃないですか! 良いからそこに座ってください!」

「えぇ… 分かりましたよ…」

 

私がメニューから髪形を変えられるというとアスナさんは意味がないと言ってきた… 仕方なく私は鏡の前にある椅子に座った

 

そしてアスナさんはメニューから櫛を取り出すと私の髪をとき始めた

 

 

「よし! 出来ましたよ!」

 

そうアスナさんが言ったためふと鏡を見てみるとアスナさんと同じ髪型になっていた

 

「おぉ… 凄い…」

「でしょ! あっ… すみません…」

「別にいいですよ 気にしてないですし」

 

私が凄いと言うとついアスナさんは敬語が取れてしまい謝罪したが私は別に気にしてないので大丈夫だと言った

 

 

 

しばらくしてからアスナさんがお風呂の方に向かおうとすると外からキリトさんとておさんとキズメルさんの声が聞こえてきた

 

「ちょっと待ってくれ! 今はアスナとタコミカが入ってて!」

「だからどうしたというのだ」

「先に食事に行きません?」

「私は先に風呂に入る主義でな 入るぞ」

 

そう言うとキズメルさんは私たちのいる天幕へと入ってきたためアスナさんは叫んだ

 

その向こうではキリトさんの両眼をておさんが強く抑えてておさん自身は両目を強く瞑っていた

 

「ちょ! おま! やめろ! 痛い!」

「我慢しろ! 俺まで連帯責任取らされるんだから!」

いやあぁぁぁぁ!

「アスナさん! キズメルさんです!」

 

私がそう言うとアスナさんは落ち着いたみたいだった

 

「あっ… キズメルさんでしたか」

「さん付けは不要だ タコミカお前もだ」

「努力します…」

「では 失礼するぞ」

 

アスナさんがキズメルさんのことをさん付けで呼ぶとさん付けは不要だと私共々言われた 私がなるべく頑張るということを言うとキズメルさんのマントの留め具の葉っぱの飾りが光り始めた

 

そしてそこに装備が吸い込まれていった…

 

「どうゆう仕組みなんだろ…」

「気にしたら駄目だと思うわ」

 

私は独り言のつもりだったがアスナさんに聞こえていたらしい…

 

 

そして私は葉っぱの飾りから目を離すとキズメルさんが目に入った… うん 何というか… やっぱりNPCなんだなという感じがしました スタイル良すぎない…?

 

私達は早々に目を離し、それを紛らわせるようにアスナさんがかけ湯をせずにお風呂に入ろうとしたため私は止めた

 

「ちょっと待ってください かけ湯をせずにはいるつもりで…?」

「え? そうだけど…」

「タコミカの言う通りだ ちゃんとかけ湯をしろ」

「かけ湯ってそんなに大事なんですか?」

「こういった公共の浴場とかではマナーですよ それに急にお風呂に入ると急な血圧上昇につながって普段から血圧の高い方ですと脳出血とかに繋がる危険性があるんです」

「え!? そうなの…!?」

「詳しいな… タコミカは薬師の知識も豊富なのか?」

「親が医師で兄も医師を目指しているのでよくそういった本で少し読んだことが…」

「へぇ~ タコミカさんってお兄さんがいたんですね」

「2人いますね」

 

私は話をしながらかけ湯をし、それに続いてアスナさんとキズメルさんもかけ湯をしてから湯船へと浸かった

 

 

 

私たちがくつろぎながらお風呂に浸かっているとアスナさんをキズメルさんが見ているのが分かった

 

アスナさんもそれに気づいたようで声をかけた

 

「あの… 何か…?」

「少し妹のことを思い出していた あの子も湯浴みが好きでな」

「妹さんって… 狼使いさんのお嫁さんだったっていう…?」

「あぁ 見かけによらず気の強い妻と腕に似ず少年のような夫でな そぐわぬようで良い夫婦だったよ…」

 

キズメルさんは妹さんのことを話し始めたため私は黙って聞いていた

 

 

少ししてキズメルさんがふと思い出したように聞いてきた

 

「キリトとは組んで長いのか?」

「いえ 数週間程度です」

「私も同じぐらいです」

「そうか ではテオロングとはどうなのだ?」

「出会ったのは同じぐらいですけれどキリト君より組んでる時間は短いと思います」

「私は1ヵ月と数週間ぐらいですね」

「道理で息ピッタリなわけだ しかし…キリトとはいまいち合っていない様子だった…」

「はい…」

「キリトに関してはアスナの方が息が合っていた様子だったな だがどちらかと言えばキリトの方がアスナに合わせているという印象を受けたがな」

 

キリトさんやておさんと組んで長いのかについて聞いてきたため私はキリトさんとは第1層のフロアボスからなので数週間程度だと言いておさんに関してはゲームが始まってからなので1ヵ月と数週間だと答え、アスナさんはキリトさんとは私達と同じぐらいでておさんとはそれよりも短いと答えるとキズメルさんは私に言ってからアスナさんに言った

 

するとアスナさんが肩までお湯につかった

 

「…自覚はある…か 分かっているならそれでよい そなたたちが存分に無茶をできるのは常に傍らで見守る者がいてこそだ その献身を軽んじることのないようにな」

「ごめんなさい 私が出しゃばったばっかりに…」

違う! そうではない!

 

キズメルさんが大声を出し、アスナさんの方へと詰め寄ったため私はびっくりした

 

「そなたたちは最善を尽くし〖秘鍵〗を取り戻してくれた! 我々にとってはそれで十分だ! 私が言いたいのはそう言うことではない!」

 

キズメルさんは少し声のボリュームを下げてから言った

 

「…人族も苦しい戦いを強いられていると聞く 背中を預けられる相手と友人は大切にな そしてできることならなるべく早く素直になっておくことだ」

 

そしてキズメルさんは元の位置に戻った

 

「すまない… 余計なお世話だったな」

 

キズメルさんがそう言うとアスナさんが口を開いた

 

「…善処します」

「私も肝に銘じておきます」

「そうか」

 

私もアスナさんに続けて言うとキズメルさんは嬉しそうに言った

 

 

「キリト! テオロング! 入っていいそうだぞ」

「え!? それってどういう…!?」

「え? え!?」

「そう言う意味じゃないです!」

「それとこれとは話が別です!」

 

キズメルさんはふと大声でキリトさんとておさんを呼んだためアスナさんと私は止めたがふと狼さんの鳴く声とキリトさんの声が聞こえてきた

 

「違…お前じゃないって! 待…!」

 

そして狼さんが入ってきた

 

「「わー」」

「きゃぁ!?」

「ぴぎゅっ!?」

 

今度は2人ともしっかり両目を手で押さえて棒読みで叫んでいたが私たちは悲鳴を上げてしまった

 

 

そうしている間に狼さんは棚からブラシを咥え、私たちの前に落とした

 

「もしかして洗ってほしいんですかね…?」

「ティルネルには何度も風呂は不要だと言っていたのだがな…」

 

私が狼さんの言いたいことを代弁するとキズメルさんは頭を押さえながら言った

 

「そう言うことなら私やっていいですか?」

「いいと思いますよ」

「じゃぁ お言葉に甘えて!」

 

アスナさんがやりたそうにしていたので私が譲るとアスナさんがブラシを持って狼さんを洗い始めた

 

 

そして洗い終わると狼さんは体を拭かずに外に出ていき外で体を振ったと思う音とキリトさんの悲鳴に近い声とておさんの少しだけ懐かしんでいるような声が聞こえてきた

 

その様子を想像して私は少しだけ笑ってしまった

 

 

 

~~~~~~

 

 

 

しばらくしてお風呂からあがるとキリトさんが濡れているせいか震えていて、ておさんも寝袋に包まっていた

 

「戻ってきたぞ キリト」

「お疲れ様です お風呂空きましたよ」

「門番お疲れ様2人共、寒かったでしょ」

「いえいえ… 労いの言葉なぞ必要ございません… ワタクシメは狼にも劣る存在ですので…」

 

ておさんと私たちがキリトさんに声をかけたがすっかりキリトさんはすっかり落ち込んでいる様子だった

 

「私もタコミカさんみたいに天幕で寝ていいって言ったら機嫌直してくれる?」

「まじですか…?」

「2言はないわ」

 

そこにアスナさんが天幕で寝ていいと言ったらキリトさんは私たちの方を向いたためアスナさんは正式に許可した

 

恥ずかしくなったのかアスナさんはキリトさんを押して湯浴みの天幕へ向かった

 

「ほら早く! 2人ともお風呂に入ってきなさい! 私たちお腹ペコペコなのよ」

「え!? 待って!? 押さないで!」

「私たちは待っててあげるから!」

 

その後キリトさんがお風呂に落とされる音と「せめて装備解除ぐらいはさせて!?」という声が聞こえてきたため私とておさんはお互い顔を見合わせた

 

 

 

~~~~~~

 

 

 

キリトさんとておさんがお風呂に入った後私たちは隣にある食堂の天幕へと行き夕食を食べ、キズメルの天幕へと戻った

 

 




この話からタコミカとアスナの距離感が一気に狭まっていきます

最後タコミカからさん呼びが外れているのはキズメルと親しくなったと考えてください

それではまた次回に
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