ソードアート・オンライン ~PotetoEdition~   作:水名(仮)

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タコミカの二日酔いは雰囲気(という設定)です

それではどうぞ




6話:毒蜘蛛討伐の道中

私は鈍い頭痛で目を覚ました

 

酔いは多分冷めたけど これ二日酔いだ…

 

頭を押さえながら起きて横を見るとアスナさんが準備をしているところだった…

 

「おはよう タコミカ」

 

あれ…? まだ午前2時半ぐらいだよね…?

 

「おはようございます… まだ2時半ですけど…?」

「色々と準備しないとでしょ?」

「確かにそうですね…」

「さっきから頭を押さえてるけどどうしたの?」

「頭が痛くて…」

「原因は分かってるの?」

「多分二日酔いかと…」

「昨日何飲んだのよ…」

 

私はアスナさんと話しながら準備をしていると違和感に気づいた…

 

「そう言えば昨日まで私に敬語使ってませんでしたっけ…?」

「昨日色々考えてやめにしたのよ よく考えたら歳は同じぐらいなんじゃないかって思って… だからタコミカも敬語はなしにしていいわよ?」

「と言われてもこれ口癖みたいなものですからね…」

「もしかしてタコミカはどこかのお嬢様だったりするの?」

「広い意味で言えばそうかもしれないですけど… どうなんでしょう…?」

 

そこから少しだけ無言が続いたが先に折れたのは私の方だった

 

「分かりました なるべく努力します その代わりお願いがあるんだけど…」

「何…?」

「私はこの世界で初めて同じ性別で同じ年…だと思う人に会ったのはアスナだったから… その… 友達になってくれますか?」

 

私がそう言うとアスナがビックリしたためやっぱり忘れてと言おうとしたら

 

「いいわよ」

「ですよね… 流石に…え?」

「だから いいっていったのよ これからよろしくね」

 

と言った…

 

それについて私が色々と考えているとておさんが起きた

 

「おはようございます ておさん」

「お…おはよう…」

 

そう言うとておさんは私から目を逸らした…

 

「どうしたんですか?」

「なんでもない… ほんと何でもないから…」

 

? 明らかに避けてるような気がする… 昨日何かしたっけ…?

 

私が昨日のことを思い出そうとするが昨日お酒を飲んでから記憶が飛んでしまってる… しばらく熟孝しているとておさんも準備を終えたみたいでしっかりと装備していた そこから少しするとキリトさんが戻ってきた そして続くようにキズメルも戻ってきた

 

しかしキリトさんはキズメルと一緒に戻ってきたため私は聞いてみた

 

「あれ? キリトさん今までどこに行っていたんですか?」

「ちょっとだけ散歩にな…」

「本当に散歩…?」

「本当だって…」

 

アスナも疑問に思ったみたいでキリトさんに対してキズメルと何かあったのではないかと思い質問したが何もないと答えた

 

そしてキリトさんはメニューを操作して武器とコートを装備すると私達は野営地を後にした

 

 

 

~~~~~~

 

 

 

そして私たちが再び{迷い霧の森}に入ると昼間とはまた違い、巨木から差し込む月明かりが時折低く流れる霧を照らしており、それがまた幻想的だった

 

私たちがしばらく歩いているとキリトさんが不意に聞いてきた

 

「解毒ポーションいくつあるんだ?」

「急にどうしたんですか?」

「ここら辺に出てくる【シケット・スパイダー】はそこまで強いっていうわけじゃないけど有毒の牙を持ってるから万が一に備えてだよ」

「えーっと… 私はポーチに4個、インベントリには20個ありますよ」

 

私が理由を聞くとキリトさんは今回のクエストでは毒蜘蛛と戦うため万が一のために聞いてきたらしいので私はポーチとストレージを開いて答えた

 

「へ~ 結構多いな」

「念には念をと思いまして」

「確かにそうだな 因みにアスナとテオはどれぐらい持っているんだ?」

「私はポーチに3個 ストレージには16個ね」

「俺も同じぐらいだな」

「これだけあれば大丈夫そうですかね…?」

「少なくとも今回のクエストでは敵の多さにもよるけど十分だな」

 

私が念のためにそれだけ持っているというとキリトさんは納得してアスナとておさんにポーションの在庫を確認して2人から数を聞くと私は十分そうかと聞くとキリトさんは少なくとも今回のクエストは十分そうだと言った

 

「そう言えばキズメルはポーション持ってる?」

「私もいくつかは持ち合わせているが基本的には不要だ 私にはこの指輪があるからな」

 

私が質問するとキズメルは人差し指に嵌めた緑色の宝石が付いた指輪を私たちに見せた

 

「それは…?」

「この指輪は私が近衛騎士に拝命された折に、剣と共に女王陛下に賜った品だ 10分に一度解毒のまじないが使える」

「すっ…!」

 

キズメルが指輪について説明するとキリトさんは声を上げた

 

そしてキズメルは咳払いをしてから言った

 

「そのような顔をされてもこれを譲るわけにはいかない 第一、この指輪は我らリュースラの民の血にわずかながら残っている魔力をまじないの源にしているため人族には使えぬ代物だ…恐らくは」

「別に欲しいなんてちっとも思っていないさ キズメルに解毒の手段があるんだったらそれでいいんだ」

 

私は恐らくという部分に引っ掛かりを覚えたがキリトさんは解毒の手段があるんだったらそれでいいと答えた… でも多分欲しがってるよね…?

 

そんな私の心中を察したのかアスナが微笑みながら話した

 

「そうよね キリト君も一応男の子なんだから 女の子に指輪をねだるなんてありえないわよね」

「勿論ですとも…って…それだと逆は許されるみたいな言い方じゃないか…?」

「別にそうとは言ってないじゃない! そもそも私がいつあなたに指輪をねだったのよ!」

「俺は一言もアスナのことだなんて言ってないだろ!?」

 

キリトさんとアスナが睨みながら言い合いをしていると上と前と後ろから恐らく蜘蛛の足音が聞こえてきた

 

「2人共… 夫婦げんかしてる暇じゃないです! 多分上と前と後ろから蜘蛛の足音が聞こえますよ!」

「「誰が夫婦だ!」よ!」

「アスナたちは前を頼む! タコミカ達は後ろを! 私は上を討つ!」

「「「「了解!」」」」

 

私がからかいも交えて注意するとキリトさんとアスナは息ピッタリに反論し、キズメルが指示を出したため私達は返事をした

 

 

~~~~~~

 

 

そしてておさんがスイッチし、私が2体まとめて【シケット・スパイダー】を半分に切断して消滅させると向こうも終わったみたいで剣をしまっていた

 

「お疲れ様です」

「お疲れ」

 

私たちがお互い労いの言葉をかけるとキリトさん達もハイタッチをしていたがキリトさんは何かを考えていたみたいだったのかアスナが注意していた

 

「あなたさっき少しだけ上の空になってたでしょ 何考えてたのよ?」

「えーっと…」

「キリトさん油断大敵ですよ?」

「そうだぞキリト いかなる弱敵も侮れば危地を招くぞ」

 

キリトさんが何か言おうか戸惑っていたため私とキズメルも注意をしておいた

 

「どうした? 俺らには話せない内容か?」

「そうじゃないけど…」

「だったら話しなさいよ」

「…2人とも蜘蛛とか蜂とか平気なんだなって思って…」

 

ておさんがさらに追撃してキリトさんが困惑しているとアスナが一撃を加えたためキリトさんは白状して考えていたことを話した

 

「…あれだけ大きければ虫も獣も変わらないでしょ」

「それにあの蜘蛛ちょっと可愛くなかったですか?」

「「「え?」」」

 

アスナさんが呆れながらそう言い、私があの蜘蛛はちょっと可愛かったと思っていたことを言うと3人共聞き返していた…

 

「な…成程… 結構なことだ あの子も実態のある怪物なら虫であろうとウーズであろうと恐れることはなかった さて、行こうか 奴らの現れた先に巣があるはずだ」

 

なんかキズメルも少しだけ戸惑っているような気がしたが気を取り直してアスナの頭を撫でながらそう言った

 

「でもいいの? キズメル ほんとに蜘蛛討伐して」

「いいんだよ そう言うクエストなんだから…」

「案ずるな そなたたちのおかげで〖秘鍵〗は我らの手にあるのだ 森エルフはいずれまたこちらに攻めてくる だからその前にこの森の不確定要素は排除しておくのだ」

「でもそれっておかしくない? 蜘蛛たちが私たちの邪魔になるんだったら退治しておかないとだけど逆に森エルフ側の妨げにもなると思うの だったら防衛に利用するのも一つの手だと思うんだけれど…」

「確かに… 森エルフ側にも同じことが言えるんだったら蜘蛛と戦ってるときに背後から奇襲をかけて少しでも人数を減らすのも一つの手かも…」

「成程… 2人とも策略家だな…」

「女子高育ちって怖い… 発想がもう戦争だよ…」

 

アスナがほんとに蜘蛛を倒していいのかについて聞いたところキリトさんが夢のないことを言い、キズメルさんが不確定な要素は排除しておくと言うとアスナはそれを利用するのもありだと言い、私も背後から奇襲をかけるのもありだというとキズメルは策略家だと言い、キリトさんは発想がもう戦争だと言った… 私は共学なんだけどな…

 

「もしかしたらあれかも魔法か何かで蜘蛛を操って黒エルフをおびき出そうとしているのかも… きっとそうだわ! 蜘蛛退治でこちらの戦力を削いでから奇襲を仕掛けるのかも…」

「もし仮にそうでないとしてもこちらの戦力を強敵退治で分割して手薄になってる野営地を襲撃するとかもできそう…」

「キリト テオロング 人族の女には軍師の心得があるのか?」

「そうかも」

「彼女たち限定だと思う…」

 

更にアスナと私が続けているとキズメルはキリトさんとておさんに対して質問していたけどキリトさんはそうかもと言い、ておさんは私たち限定かもと言った

 

「2人とも頼もしいが心配には及ばない 黒エルフも森エルフも魔法が使えぬ故に都合よく蜘蛛共を操ることなどできぬのだ」

「あれ? でも野営地には魔法がかかっていて簡単には見つからないようになってるって言わなかったっけ?」

「森沈みのまじないだな あれは到底魔法とは呼べぬ代物だ あれは言うなれば古の偉大な魔法の残り香だよ 我々は大地から切り離された時にあらゆる魔法を失ってしまった それは人族も同じであろう?」

「そっか… ちょっと残念だな… 魔法も見てみたかったんだけど」

 

キズメルとアスナのやり取りの中でこの世界にもしっかり設定があるんだなと思った

 

「キリト君どうしたの?」

「いや…何でもないよ」

 

そしておそらくキリトさんも同じようなことを考えていたんだなと私は思った

 

 




タコミカは案外戦闘系の策略を練るのは得意な方です(それを人に指示できるかと言えば答えはNOである)

それではまた次回に
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