ソードアート・オンライン ~PotetoEdition~   作:水名(仮)

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それではどうぞ




9話:大樹の街

私達は商業エリアを後にし、メインストリートを横切ると兵舎エリア内のキズメルの天幕へと到達した

 

そしてキリトさんが天幕の入口で話した

 

「こんにちは キリトだけど入っていいかな?」

「入ってくれ ちょうど朝ご飯ができたところだ」

 

すると間を開けずキズメルから返事が来たため私達は天幕へと入っていった

 

そこにいたキズメルはいつもの騎士姿ではなくガウン姿だった

 

そしてキリトさんはそんなキズメルから視線を逸らしながら言った

 

「食事中に悪いな… ちょっとキズメルに聞きたいことがあって」

「成程 なら食事をしながら話そうか 準備をするから少し待っていてくれ」

「ありがとう」

「じゃぁ遠慮なく」

「はーい」

「了解~」

 

キズメルが食べながら話そうと言うと鍋の蓋を取りかき混ぜ始めたため私達は承認した

 

「あんまり見ているとハラスメントコードが発動するわよ」

「え? あれって触ったりしただけじゃなかったっけ?」

 

アスナが低い声でそう言うとキリトさんは接触だけじゃなかったかと聞いた、その後キリトさんはしまったという顔をしたが…

 

「ほら 発動しちゃうわよ? 5…4…3…」

「え? え?」

 

キリトさんが戸惑っている間にもアスナはカウントを続けている

 

「2…1…0 コード発動」

「ぐふっ!?」

 

そしてカウントが0になるとアスナはキリトさんの右脇腹を思いっきり手で突いた

 

「相変わらず仲が良いことだな」

「ですね」

「そうだな」

 

キズメルがそう言ったので私とておさんは便乗した

 

 

しばらくすると準備ができたみたいでキズメルさんは私達に白いスープのようなものを渡してきた

 

「「「「いただきます」」」」

 

それを食べてみるとなんだか温かく、懐かしいような味がした

 

「美味しい…」

「まさかオートミールがここで食べられるなんて思わなかったわ」

「おーとみーる…ってこういうものなのか…?」

「食感は違うけど風味は完璧ね」

「ほう 人族の中にも〖乳粥〗を朝に食べる者もいるのか それは知らなかったな…」

 

私が感想を言うとアスナはおーとみーる?が食べられるとは思わなかったらしくキリトさんがそのおーとみーるについて聞いてみるとアスナは食感は違うけど風味は完璧だと言った キズメルは人間の中にもこれを食べる人がいると言うことについて話していた、そしてキズメルは「いつか…」と言ったがその先は言わなかった

 

「それでキリト あのこと聞かなくていいのか?」

「あぁ そうだった」

 

私は〖乳粥〗を食べ終わり、私達はキズメルにあの鍛冶屋さんのことを質問した

 

そして返ってきた答えは腕は確かだがかなりの気まぐれらしく、大変な業物を打つこともあるが頭ごなしの命令や不心得な命令をするとなまくらしか打たないとのことらしい

 

即ちアスナの〖シルバリック・レイピア〗や私の〖フォレスト・ブレイド〗はキズメルの言うところの大変な業物ということになる

 

でも実質的に検証は不可能だと言うことも分かってしまった

 

私が色々と考えているとキリトさんは〖乳粥〗を食べ終わりキズメルにお礼を言っていた

 

「ごちそうさま お粥もおいしかったし話も参考になったよ」

「ごちそうさまでした お粥美味しかったです キズメル」

「私もとてもおいしかった ありがとうキズメル」

「ごちそうさま 色々とありがとう」

「気に入ってもらえたようで良かったよ 明日の朝はもう少し多く作ることにしよう」

 

私とアスナとておさんもキズメルにお礼を言い全員木のお皿と木のスプーンをキズメルに返した

 

「それでこれからどうする? もう少し野営地で準備するか? それとも任務に出発するのか?」

「そうしたいところだけど 俺たちは一度人族の街に戻るよ」

 

キズメルがこれからどうするかについて聞くとキリトさんは攻略会議のために1回主街区に戻ると伝えた

 

 

 

~~~~~~

 

 

 

私達が黒エルフの野営地を出て、しばらく歩いているとようやく見覚えのあるあたりへと戻ってきた

 

「やっと見覚えのあるあたりに戻ってこれましたね~」

「そうだな」

「道中は苦労することもなかったな…」

「そうね」

 

道中の敵はすべて私かアスナが1~2回攻撃するだけで面白いように倒せたためそこまで苦労せずたどり着くことができた

 

そこから少し歩き、エルフクエストの開始地点を通ろうとした時…

 

〔キィン キン〕

 

武器同士がぶつかり合う音が聞こえてきた

 

「これって…」

「恐らく武器同士がぶつかる音だな」

「様子だけでも見に行きますか?」

「そうしようか」

 

そこで私達は少し様子を見に行くことにした

 

~~~~~~

 

私達は少し離れたところから様子を伺っていた

 

そこにはエルフクエストをやっているリンドさん達の姿があった よく見てみると気のせいかもしれないがキバオウさん達の中にいたフードを被った人らしき人もいた(フードの種類は別で武器も片手直剣だけど)

 

「てっきりあいつらの事だからギルドクエストの方をやってると思ってたんだがな…」

「もう終わったとかかもな」

「その可能性が一番高いよな」

 

キリトさんがリンドさんがエルフクエストをやっていることに関して驚いていたがておさんがもう終わった後かもと言ったらキリトさんはそうかもと答えた

 

しばらく見ていたがふとアスナとキリトさんがあることに気が付いた

 

「ねぇ あの人たち…!」

「あぁ 森エルフ側でやってる」

 

アスナたちの言う通りリンドさん達は森エルフ側でやっていた

 

「あんなきれいな人に剣を向けるなんて…」

 

アスナはそう言うと立ち上がり、剣に手をかけ突撃しようとしたがキリトさんに止められた

 

「何するつもりだ! やめろ!」

「何って栄えあるエンジュ騎士団の見習い騎士として助太刀に…」

「PKダメ! それとこれとは話が別!」

「冗談よ」

「冗談に聞こえなかったんだけど!?」

 

アスナが助太刀に入ろうとしたため私も全力で止めるとアスナが冗談と言ったが私には少なくともそうは聞こえなかった

 

「ちょい待って 黒エルフ側見てみろ」

「「「え?」」」

 

ておさんがそう言うと私達は黒エルフ側を見た… すると黒エルフ側は女性(キズメル)ではなくではなく男性だった

 

「普通RPGって同じクエストをやったら同じNPCが出てくるはずだよな…?」

「そのはずだけど…」

「またβ時代の情報に騙されたパターン…?」

「そうかも…」

 

ておさんがキリトさんに確認するとそのはずだと答え、アスナが呆れた目で質問するとキリトさんはそうかもと答えた

 

「まぁ 今回は良いことにするわ 嬉しかったし」

「嬉しい…?」

「別の人がこのクエストを始めてももうキズメルは出てこないんでしょ? それってつまりもうキズメルは私達だけっていうことじゃない? でしょ?」

「…かもな」

 

でも今回は許してもらえることになったためキリトさんが理由を聞くとアスナはキズメルはもう私達がエルフクエストをやってるときにしか出てこないからと言ったためキリトさんは同意した

 

 

しばらく見ていたがもう戦闘が終わりそうなため私達は行くことにした

 

その間キリトさんはずっと例のフードを被った人の方を見ていたけど…

 

 

 

~~~~~~

 

 

 

私達がしばらく道なりに歩くと第3層主街区の<ズムフト>に到着した(私とアスナは顔ばれ防止のためフードを被っている)

 

この時間帯は人が少ないはずだがなぜか今回は人が多く、さらに全員が私達に注目していた…

 

「なんかやけにこっち見てない…?」

「誰かさん達が有名人だからね 今更それ意味ないんじゃないか?」

「だからって取ったらもっと注目されませんか?」

「変わらないと思うが…?」

 

キリトさんとておさんは今更フードなんて意味ないと言ったが絶対必要だと思う(特にアスナは)

 

すると周りから声が聞こえてきた

 

「あれが噂の攻略組四天王…」

「2層のボスもあいつらが倒したらしい…」

「噂によればフードを被ってる2人の素顔はむっちゃ可愛いらしいぞ?」

「強い上に可愛いって最強じゃね!?」

「あの黒い奴はえげつなく強いらしいぞ…」

「俺もあれぐらい強ければなぁ」

「お前じゃ無理だっての だってもう1人の男の方もかなり強いらしいし…」

 

私達って相当噂になってるのか…

 

 

しばらく歩き、巨大樹の前にたどり着いた時メッセージが届いているのに気が付いた

 

そして差出人を見るとポテトさんからのメッセージだった

 

「あ! ポテトさんからメッセージが…」

「じゃぁいったん解散か?」

「そうだな また攻略会議で」

「じゃぁまた会いましょう」

 

私がポテトさんからメッセージが届いた趣旨を伝えるとキリトさんとアスナはそのまま巨大樹の中へと入っていった

 

 

「で? 中身はなんて書いてあるんだ?」

「読みますね?」

 

キリトさんとアスナと別れて少し経った時にておさんがどんなメッセージが来たのかについて聞いてきたため私は読んでみることにした

 

「えーっと…? 「こんにちはたみさん 突然で申し訳ないけど伝えたいことが2つあるため<ズムフト>にある巨大樹内のカフェに集合をお願いします」…とのことです」

「結局俺達も巨大樹に入るのか…」

「そうですね カフェは何階だったかな…」

 

私達は巨大樹内にあるカフェに向かうため巨大樹を登っていった

 

 




次回は少しオリジナルのお話になります

それではまた次回に
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