ソードアート・オンライン ~PotetoEdition~   作:水名(仮)

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タイトル名は『夜警』と『潜入』の2つを掛け合わせたタイトルにしようと考えたんですがなかなかまとまらずこのタイトルになりました

それではどうぞ




13話:『襲撃』

私達は木の枝から森エルフの野営地内へと着地し、すぐ近くのテントに身を隠した

 

そこから様子をうかがうとリンドさんをはじめとしたDKBの人たちがいた

 

ておさんが様子を伺っているとアスナはキズメルに話し始めた

 

「キズメル… 警備兵の中に人族がいるけど戦闘は避けてほしいの たとえ刃を交えることになっても…命だけは奪わないで お願い…」

「妙なことを言う 森エルフ(彼ら)に加勢するならば黒エルフ(我々)に刃を向けるのと同じ いかにアスナ 同じ人族といえそれでは道理は通らぬぞ」

「そうよね… でもそれはあなたたちも同じなのよね… 私達もこの世界の道理に従わないといけないのかも… それでも上を目指すには必ず彼らの力が必要になる だからここで失うわけにはいかないの」

 

アスナがキズメルにプレイヤーとの戦闘は避けてほしいと言ったがキズメルは聞けないと言ったためアスナは諦めかけていたが真剣な表情でお願いしていたため私もお願いすることにした

 

「…私からもお願いしてもいいですか 確かに戦場ではそんな道理は通らないかもしれない… でもより多くの人を導けるのは彼らしかいないのも事実です だからようやく見えた希望の象徴を今、失うわけにはいかないんです」

「…昔 狼の群れに襲われた時 妹に仔狼の助命をせがまれて難儀したことがあってな… 昔からその目には弱い」

 

するとキズメルは渋々承諾してくれたみたいだった

 

「わかった なるべく人族との交戦は避けよう」

「…ありがとう キズメル」

「ありがとう…」

 

私達がお礼を言うとキズメルはておさんに状況はどうかと聞いた

 

「テオロング 状況はどうだ?」

「特に気付いてる様子はないかな?」

「了解した では元の作戦通り隠密行動になるな ひとまず2手に分かれるぞ 指揮官級の天幕は旗付きだから遠目でもわかるな?」

「あの2つの天幕のうちどちらかに〖命令書〗があるんですよね?」

「その可能性が高い」

「2手に分かれると言ってもどう分かれるんだ…?」

「アルゴ殿 アスナは闇夜に紛れるすべに長けているとは言い難い 助けてくれぬか?」

「ンー… 本来、護衛任務は専門外なんだけド…」

「オネーサンなのだろう?」

「そう言われちゃぁネ… 分かっタ じゃぁテオ坊とターちゃんのことはお願いしてもいいですかイ?」

「ああ 善処しよう」

 

そして私達は2手に分かれ、行動を開始した

 

~~~~~~

 

私達はアスナとアルゴさんが行った方とは別の旗付きの天幕の近くに到達した

 

「見張りがいますね…」

「森エルフだな」

「2人共 あの場所からどうやって見張りを引き剝がす?」

「任せてください!」

 

私がそう言うと私は石を遠くに投げた

 

すると見張りは物音を立てたほうへと向かった

 

「ですよね?」

「合格だ」

「覗いてみようか?」

 

私達が中をのぞくとどうやら倉庫みたいだった…

 

「あれ…?」

「倉庫だな…」

「成程 囮か」

 

私が中に入り、槍と盾を見つけてストレージにしまい、笛を手に取ると…

 

敵襲! 敵襲っ!

「え!? もう見つかった!?」

「多分違うと思う…って何持ってきてんだよ」

「あったのでつい… そう言えばキズメルは…?」

「あれ… さっきまでいたんだけどな…?」

 

敵の襲撃を知らせる大声が聞こえたため私は急いで天幕の外に出るとておさんは違うとったがておさんは私の方を見ると呆れていたため手を見るとさっき手に取った笛を持ってきてしまっていた…

それとキズメルがいないのに気づき、ておさんに質問したが分からないと答えた

 

私達が声が聞こえたほうを見てみるとDKBの人たちと森エルフの兵士たちが迎撃の準備をしているのが見えた

 

アインクラッド解放隊! 突撃ぃ!

 

相手はキバオウさん率いるALSだった…!? まさかキャラメレさんの言ってたことって…!

 

 

そんな時アスナたちの行った天幕の方から大声が聞こえてきた

 

鷹使い殿! 鷹使い殿はおられるか!

 

そちらの方を見てみると鷹が〖命令書〗らしきものを掴んで飛んでいるのが見えた

 

「どっち優先で行きますか!?」

「そりゃぁ…「ええ加減にせえよ! ワレェ! さっさとどかんかいな!」」

ここは俺たちの拠点だ! お前らが帰れ!

そんなん知らんがな! そっちがクエスト諦めりゃええ話やろ!

それで迷宮区やボスの情報を独占するつもりだろ!

ああん!? それはこっちのセリフや! そっちこそこのクエの報酬にボスの情報が含まれることを隠しとったやろ!

お前らみたいなやつと一緒にするな!

なんやと!?

 

何やってるんだか… 私がリンドさんとキバオウさんの口喧嘩を呆れて聞いているとておさんが話しかけてきた

 

「取り敢えず鷹使い優先だ! あいつさえ倒せばこのクエストは終わる!」

「了解! そのためにもまずキズメルと合流しなきゃですね!」

「おっけぃ! じゃぁ行くぞ!」

 

そして私達はひとまずキズメルと合流することにした

 

 

しばらく走っているとキズメルと鷹使いが戦っているのが見えた

 

「いた!」

「お! ナイス!」

 

私達が様子を伺っているとキズメルと鷹使いは何かを話し始めたが内容までは聞こえなかった…

 

 

そしてキズメルが鷹使いに指を指すとアスナが思いっきり鷹使いをこちらに吹っ飛ばして来た!?

 

「あっぶ!?」

「あぶな!?」

 

私達が緊急回避をすると鷹使いは思いっきり天幕に突っ込んだ

 

「来るぞ!」

「了解!」

 

そして私達は崩れた天幕に隠れ、様子を伺った

すると森エルフの兵士たちが近づいてきた

 

「鷹使い殿…!」

「ご無事…!?」

「今です!」

 

私が合図を出し無防備に鷹使いに近づいてきた森エルフの兵士たちに攻撃を仕掛け、最初に近づいてきた2人を消滅させた

 

鷹使いは起き上がりこちらに気が付いた様子で話した

 

「やれやれ… こんな不意討ちにあっさりとやられるとは…私もあまり人のことは言えませんが しかし2度目はありませんよ」

 

新手は2人倒して残りは8体… 半分担当になりそうかな…?

 

「アスナ! そっち4体お願い!」

「分かったわ!」

 

私はアスナに指示を出すとアスナは分かったという返事を出した

 

「さてと… 行けるか? たみ」

「勿論!」

 

私とておさんはそう言って頷くと

 

「まずは…」

「撤退!」

 

撤退した… 私の予想通り森エルフの兵のうち、4人がこちらに向かってきたため私達は近くにあった天幕に入り、出た

 

「よし! あとは…」

 

ただ出ただけではなく天幕の柱を切ってから外に出た

 

「敵を分断 後、撃破!」

「ですね!」

 

私とておさんは天幕の外にいた森エルフの兵士2体を倒してから潰れた天幕から這い出てきた残りの2体を倒した

 

ふとアスナとキズメルの方を見ると同じ戦法を取っていた

 

「よし! こっちは終わった!」

「あとはアスナ達の助太刀ですね!」

「了解!」

 

私とておさんはそう言うと2人の元へ向かっていった…

 

~~~~~~

 

私達がアスナたちの方へ向かっているとアスナの声が聞こえてきた

 

振り返らないで!鷹と〖命令書〗は私達が引き受ける! だからあなたは…」

 

そして私達はアスナと鷹の近くまでついた

 

貴方は自分の為すべきことを全力で為しなさい!

 

そこに私が鷹に向かって≪サイクロン≫を撃ち込んだ

 

「タコミカ!」

「ごめん! 遅くなった!」

「じゃぁやるか!」

 

私達がアスナと合流すると鷹使いは口を開いた

 

「随分と威勢が宜しいですが 大丈夫ですかぁ? 人族に背中を任せて 不安で仇討ちどころではないでしょうに… 今だったらまだ降参してもいいんですよ? どうです? 先ほども言いましたが「侮るな…! 我が背中を任せられる彼らこそ人族の中でも選りすぐりの剣士達だ! 我が迷いは既に絶った!」」

 

そう言うとキズメルは大声で続けた

 

今はただ我が名を刻め鷹使い! リュースラ王国先遣隊筆頭騎士キズメルが貴様の首貰い受ける!

 

そして私達は鷹へと向かい、キズメルは鷹使いへと向かっていった

 

 




この小説では旗付きの天幕のうち1つはカモフラージュということになっています

タコミカが途中で手に入れた笛は物語に関係ないアイテムです

それではまた次回に
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