ソードアート・オンライン ~PotetoEdition~ 作:水名(仮)
それではどうぞ
私達は鷹に総攻撃を仕掛けていたが一向に〖命令書〗を放してくれなかった…
そんな中、鷹は空高く飛んだためアスナは空中ソードスキルで鷹を撃ち落とした
一旦ておさんとは別行動をとり、私は鷹の落下予想地点に向かうとそこではリンドさんとキバオウさんがまだ揉めていた
「
「
「あの!」
私が2人に声をかけると全員が同時にこっちを向いた
「なんだ!」
「なんや!」
ふと私が上を見ると鷹が落ちてきていたため急いで伝えることにした
「上! 避けて!」
私がそう言うと2人は同時に上を見て、慌てて回避した
その直後に鷹を下にしてアスナが落ちてきた
「あれ? アスナさんだ」
「何でここに?」
「タコミカさんグッジョブ!」
「何だこの鳥でか!」
しばらくすると両ギルドの人達は騒然とした
気絶している鷹の足からアスナが〖命令書〗を外そうとするがなかなか外れない様子だったため私も手伝うことにしたが2人がかりでも外れなかった…
「手伝いましょうか…?」
「俺こう見えて筋力パラメータには自信あるんっすよ!」
「起きないよな…これ?」
そんな私達の様子を見ると両ギルドの人たちが手伝いに来てくれた…
そしてしばらく奮闘していると〖命令書〗を鷹の足から外すことができた
「取れた! ありがとうございます」
「どうも…」
『どういたしまして!』
私とアスナがお礼を言うと助けに来てくれた人たちは返してくれた
するとキバオウさんはこちらに注目した
「んん…? あーっ!!」
そしてキバオウさんが急に大声を出したため私達はビックリした
「ジブンが持っとるそれ〖命令書〗やろ!? 会議ではギルドに入る気も作る気もないって言いながら裏ではこそこそとエルフクエ進め取ったんか!? しかもワイらと同じ黒エルフ側で!」
「どっちのギルドにも関与しないとは言ったけどクエストはやらないとは言ってないわよ」
「やかましいわ! また自分らだけ抜け駆けしてボス戦を有利に進めようっていう魂胆やろ!」
「何でそこでボス戦が出てくるんですか!?」
「しらばっくれんなや! クエストの報酬に3層後半の攻略情報があるっちゅうことは分かっとんのや!」
「はぁ? それ何処情報よ?」
話を聞くとキバオウさんはどうやら攻略情報のためにエルフクエストを進めていたみたいだけど私達はそんな情報は知らないし聞いたことがない
私はふとキバオウさんのすぐ後ろの天幕の反対側で戦闘が行われているのが音で分かった
アスナも分かったみたいでキバオウさんに知らせようとした
「ちょっとそこどいて!」
「どかん!」
「後ろ!」
「気を逸らそうとしても無駄や!」
アスナと私が知らせようとしてもキバオウさんは聞く耳を持たなかった…
「大人しゅう〖命令書〗を…〔ドゴォッ〕何事や!?」
そしてキバオウさんの後ろの天幕をキズメルが切り裂きながらこちらに鷹使いと戦闘をしながら向かってきたため私とアスナは即座に回避した
「なんや今の!」
キバオウさんは回避しきれなかったのか転倒しながら大声を出した
「美人の方は私達の味方で女王陛下の近衛騎士よ」
「じぶん等どんなクエやっとんねん!?」
「ただのエルフクエストですよ…」
アスナはキズメルのことを紹介するとキバオウさんは驚きながら質問してきたため私はエルフクエストだと答えた
「な…なんだよあれ… 黒エルフも森エルフも両方共とんでもないエリートクラスだぞ!」
「見ろよあのカーソル…俺らとのレベル差いくつあるんだよ!?」
「最初のクエストのレベルの比じゃねぇぞ!」
「どうすんだよ… 一応俺らも加勢するか…?」
「馬鹿言え! あんなん喰らったら死ぬぞ!」
「一応 黒エルフ有利そうだしほっとけって…」
ALSの人たちが口々に騒いでいた
「鷹使い殿を援護するのだ!」
そんな中で司令と思われる人が森エルフの兵士たちに指示を出した
「ど…どうします? 一応俺ら森エルフ側ですけど…」
「分かってる!」
「何なんっすかあれ! カーソル真っ黒っすよ!?」
「四の五の言うな! 任務なんだからやるしか…」
DKBの人達も迫ってくるキズメルに応戦しようとしていた…
「キズメル!」
アスナが咄嗟に叫ぶと、キズメルはDKBの人達をうまく避けて森エルフの兵士たちのみを倒した
「おー! 凄い!」
「キズメル…ありがとう」
私はそれに対して驚き、アスナはキズメルにお礼を言った
「近くで見ると可愛かったな…」
「褐色もいいよな…」
「めっちゃいい匂いしたな」
「した… すっげーした…」
DKBの人達がキズメルに対する感想を言っていた…
「なぁ お前ら 森エルフ側でやろうって言ったの誰だっけ?」
リンドさんがそう言うとDKBの人達は森エルフ側を勧めた誰かに対して怒りを向けていた…
私はそんな彼らの様子を見て呆れていた
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そして鷹との戦闘はアスナがとどめをさしたことにより終了し、私達は残りの森エルフの兵たちに剣を向けた
遠くではアルゴさんとておさんが事情をALSとDKBに説明していたが不意にジョーの声が聞こえてきた
「信用できるか! 第2層のボス戦の時もβテスターの連中は情報を隠してたじゃないか!」
私は奴について考えていたがアルゴさんが何か言うとまたあの声が聞こえてきた
「その誰かっていうのがあんたを含めて信用できねぇんだよ!」
そう奴が言うとキバオウさんは奴の首をホールドして抑えつけ、話を聞いていた
そこからしばらくすると話を聞いていた全員が立ち上がり、森エルフ側に対して武器を向けた
「最後に一枚!」
「かませてもらうで!」
「どういうことだ! リンド殿!?」
「悪いな 森エルフの隊長殿… これより我々DKB…いや、SAO攻略組は義により黒エルフのお姉さんに助太刀いたす!」
リンドさんとキバオウさんはそう言うと森エルフの隊長さんは戸惑った様子で質問した するとリンドさんはDKBとALSはキズメルに助太刀すると言った…
男って単純だなって思いました。
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そこからは破竹の勢いで森エルフを殲滅していき、残りは鷹使いだけとなった
「鷹使いよ 何か言い遺す言葉はあるか」
「…馬鹿な この私が黒エルフの女風情に…! クソがぁぁぁぁぁぁ!!」
そんな中私とアスナは静かに見守っていた…
そしていつの間にかやってきたキリトさんの方を向くとリオンさんと見知らぬ男性がそこにはいたが…
「ふざけるな!」
突如大声を出したキズメルに驚いてそちらを向くと鷹使いが折れた剣を差し出し、命乞いをしているのが見えた
「今更… 命乞いだと…!?」
でも私の目にはそれが形だけのものに見えた
「貴様はそれで自らの奉ずる白の聖大樹に! 貴様を庇って散っていった同族に! 祖霊に! どのように顔向けするつもりなのだ!? 慚愧の念は感じぬのか!? …このような者に妹は…! 義弟は…!」
しばらく緊張状態が続いたがキズメルは鷹使いに向けた剣を下ろした
「…わかった よかろう リュースラの騎士は降り首を取らぬ 往け」
キズメルはそう言うと鷹使いに背中を向け、剣を鞘に納めた…
その直後に鷹使いが背後から隠していた短剣でキズメルを刺そうとしたがそれを予見していたかのようにキズメルは言った
「貴様など狼にくれてやる」
すると狼さんが鷹使いの首に嚙みつき消滅させ、遠吠えをした…
私達がその様子を見ているとキズメルはこっちに来て、アスナを抱きしめた
「終わったよ… ティルネル…」
「おつかれさま… 姉さん」
アスナはキズメルを抱き返し、私はそれを静かに見守っていた
そしてしばらくそれが続き、私達がキリトさんとておさんの方へ向かうと…
「ふふっ… どうしてなかなか 人族というやつは」
「あはは…」
キバオウさん達とリンドさん達は掲げた剣でアーチをつくっていたためキズメルは少し笑い、私とアスナは苦笑いした
こうしてこのエルフクエストの章は幕を下ろし、同時にキズメルの因縁にも終止符を打った
3層編は次でラストになると思います
それではまた次回に