ソードアート・オンライン ~PotetoEdition~   作:水名(仮)

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今回から第4層編に入っていきます!

それではどうぞ~


流るる鉄に身を任せ(アインクラッド編 第4層)
1話:βと違う景色


私が螺旋階段の終点である第4層への扉に着くと扉の前には先に行ったはずのキリトさんとアスナがいた

 

「何してるの?」

「ほら! あなたがもたもたしてるからタコミカ達来ちゃったじゃない!」

「俺そんなに固まってたのか…?」

「どうしたんだ? キリト 何かトラブル発生か?」

「いや…そうじゃないけど…」

 

私が何をしているのか聞くとアスナはキリトさんに対して腹を立てていたためキリトさんは戸惑っていたがておさんが原因を聞くとキリトさんは扉の方を見ながら話した…

 

「扉がどうかしたんですか?」

「タコミカは知ってるだろうけどβ版じゃ枯れた谷を彷徨う旅人のレリーフだったんだけど…」

「今じゃボートを漕ぐ人のレリーフですね…」

「百聞一見! 行ってみましょ!」

「ちょっと! アスナさん!?」

 

私が扉に何かあるのかについて質問するとキリトさんはβ版とレリーフが違うと言ったため私も見てみると確かに違っていた…

 

その時アスナが見てみたほうが早いと言い扉を開けるとキリトさんは止めに入ったが扉を開けるほうが早かった

 

 

アスナが扉を開けるとそこにはβと違う景色が広がっていた…

 

谷底だったところは水で満たされており、所々から滝が流れていた

 

「すっご~い!」

「綺麗~!」

 

アスナと私が感想を言うとキリトさんとておさんもやってきた

 

「おぉ… これは中々…」

「早くアルゴに連絡しないとな…」

「タコミカ達が来る前に私がもう連絡したわよ」

「さいですか…」

 

ておさんは素直に感想を言い、キリトさんはアルゴさんに連絡しようとメニューを開こうとするとアスナがもう済ませたと言ったためキリトさんは中止した

 

「だから早いところ主街区に行って転移門をアクティベートしないとね だからキリト君道案内宜しく!」

「そうしたいのはやまやまなんだけどさ… この下なんだ… 俺が知ってる道は」

 

アスナがキリトさんに道案内を頼むとキリトさんは水の底を指さしながら言った…

 

…え? つまり道は水の底ということ…?

 

「つまり道が沈んでるっていうこと…?」

「扉のレリーフが違ってた時から嫌な予感はしてたんだけどな そういうことだと思う」

 

アスナも私と同じことを思ったらしくキリトさんに質問していたがキリトさんはそういうことだと言った

 

「あの崖の上はどうなってるの?」

「分からないが正解かな…」

「システムの障害があるの?」

「単純に岩壁が脆いの…」

「あれ? タコミカって高いところ駄目よね…?」

「克服しようと思ったんだけどかえって悪化しました…」

 

アスナがふと崖の上を指さしながらキリトさんに質問するとキリトさんが分からないと答えたためアスナは何かシステム的な障害で行けないのかと聞くと私は単純に岩壁が脆いと伝えた…

 

するとアスナは疑問に思ったのか質問したため私は理由を答えた

 

あれで基本的に2階以上が駄目になってしまった…

 

「下が水だからって試すのは危険ね…」

「だから俺たちに残された道は1つだけだ この川をどうにかして泳ぐ」

 

アスナが岩壁を登るのは危険だと言うとキリトさんはこの川を泳ぐしかないと言った

 

「3人共水着は持ってる…?」

「え? 水着なんて持ってないけどどうしたのよ突然…」

「いや! SAOで泳いだことがあるのかについて聞きたかっただけなんだ!」

「キリト… お前誤解を招く発言やめろよ…」

 

キリトさんがふとそんなことを言ったためアスナは咄嗟に身を隠しながら言うとキリトさんはSAOで泳いだことがあるのかについて聞きたかったみたいだったけどておさんの言う通りそんな言い方では誤解しか生まない

 

「SAOの水泳って現実世界と大分違ってて泳げるようになるには結構練習がいるし泳げるようになったとしても溺れる危険がないわけじゃない」

「因みに溺れるとどうなるの…?」

「頭まで水に沈んでしばらくするとHPが減り始めてそのまま水の中に居続けると…」

「「「「死ぬ」」」」

「ご名答」

「当然」

 

キリトさんが若干早口でそう言うとアスナが溺れるとどうなるのかについて質問するとキリトさんはHPが減り続けると言い その先は全員で同時に口を開いた

 

「ならこうしましょうか キリト君はこのまま主街区まで行って転移門をアクティベート! そして私達は泳ぐ練習をするからパーティはここで解散!」

「ちょっと待ってくれ!」

 

アスナは手を叩いて提案するとキリトさんはアスナの手を掴んで止めた…

 

「「あっ…」」

 

しばらく2人は良い感じの雰囲気になったため私達は邪魔になると思い、出てきた扉から帰ろうとした

 

「じゃぁ私たちお邪魔みたいなので帰りますね」

「主街区の転移門開いたらメッセージで伝えてくれ」

「「待って待って! 別にそんなんじゃないから!」」

 

私とておさんがそう言って帰ろうとすると2人は必死に止めた

 

 

 

「で… 話を戻すけど俺なんか納得いかないんだよね…」

「と言いますと?」

「β版からの変更点がある場合って必ずどこかに何かヒントがあっただろ?」

「そうね」

「もっと上の層ならまだしもこんな序盤に茅場が初見殺しを仕掛けるなんて考えにくいんだ」

「確かに…」

 

キリトさんが納得いかないと言ったため私は理由を聞くとキリトさんはβからの変更点には必ずヒントがあると言ったためアスナは同意するとキリトさんは序盤に茅場が初見殺しを仕掛けるなんて考えにくいと言うとておさんはそうかもと言った

 

「必ずこの島のどこかに… ん? んん?」

「どうしたのよ?」

「あれだ!」

 

キリトさんが周りを見回してみると何かを見つけたみたいでアスナが声をかけるとキリトさんはそれに向かって一直線に走り始めた

 

 

それを私達が追いかけると1本の樹の前に到着した

 

「ほら あそこ!」

「お~ ドーナツみたいな実がなってますね~」

「別に俺らお腹空いてないぞ?」

 

キリトさんが木の実を指さすとそこにはドーナツみたいな形の色とりどりな木の実が実っていたがておさんの言う通り別にお腹が空いているわけではない…

 

「まぁ見てなって…」

 

キリトさんがそう言って樹を揺らそうとするがびくともしなかった…

 

「貸せって… 俺が取ってくる 軽業スキル持ってるし」

「お前そんなの入れたのか…」

「案外役に立つ場面あるぞ? 例えば今とか」

「そうね じゃぁ4つお願いできるかしら?」

「了解」

 

それにしびれを切らしたておさんが木の実を取ってくると言ったがキリトさんは呆れた表情でておさんに聞くとておさんは案外軽業スキルは便利だと言い、アスナが人数分お願いするとておさんは樹に登った

 

 

そしてておさんはドーナツ状の実を4つ取ると地面へと投げ、キリトさんがそれをキャッチした

 

「それでどうするの? 食べるの?」

「まぁ見てなって」

 

アスナが木の実をどうするのかについて聞くと、キリトさんはコバルトブルーの木の実を持ってヘタの部分を口に咥えて息を吹き込んだ

 

すると木の実が大きく膨らんだ

 

「もしかしてこれって浮き輪…?」

「お前らもやってみろよ」

 

アスナが浮き輪みたいだと言うとキリトさんはそう言い、私にはライム色の実をておさんには濃いマゼンダ色の実を、アスナには淡いレモン色の実を投げた

 

 

私はさっきキリトさんがやったみたいに思いっきり実に息を吹き込むと大きく膨らんだ

 

「出来ました!」

「よし! これで行けるな!」

「これで安全に泳げるっていうこと?」

「俺の考えではそうだな」

 

周りを見てみるとどうやらておさんとアスナもできたみたいでアスナはキリトさんに質問するとキリトさんは自分の考えではそうだと答えた

 

「それじゃぁ行きましょうか」

「ですね~」

「ちょっと待った!」

「どうしたんだよ…?」

 

そして私達が準備を終え、泳ごうとするとキリトさんが止めに入ったためておさんはどうしたのかと聞いた

 

「一番重要なことを伝えるのを忘れてた」

「どうしたんですか?」

「ちょっとこれを装備して水につけてみてくれ」

 

キリトさんが重要なことを伝え忘れていたと言ったため私は何かと聞いてみるとキリトさんはメニューから何かを取り出し、それを私に向かって投げた

 

「…手袋ですか?」

「革製の手袋だ 百聞一見だろ? やってみてくれ」

「これで何がわかるのよ…?」

 

私が手袋を受け取るとキリトさんは装備して水につけて欲しいと言い、アスナは少し疑問に思っていたのかそう言うと私はキリトさんから受け取った手袋を装備して水につけた…

 

すると手袋は水を含んで重くなった

 

「あ! 重くなった…!」

「因みに素材によって水の吸水率や抵抗も変わってくる」

「そこまで作りこんでいるんですね…」

 

キリトさんは私の感想を聞くと素材によって吸水率等も変わってくると言ったためよく作りこまれているなと思った

 

「つまり今の装備のまま泳ぐと危険ってことよね?」

「そう言うこと」

「じゃぁ装備を外さないとだけど… 具体的にはどこまで外せばいいんだ…?」

 

アスナが自分の装備を見ながら言うとキリトさんは同意した そしてておさんがどこまで装備を外せばいいのかとキリトさんに質問した

 

するとキリトさんはアスナを例に挙げて説明し始めた

 

「基本的には重いもの全般だな アスナを例に説明するとまずフーデッドケープは外さないとだしレイピアとブレストプレートは絶対だ ブーツとグローブもだし、ベストも外しておかないとな 意外とレザースカートも重たいし… チュニックは…」

「そこまで外したら全部なくなるじゃないの!」

 

キリトさんがチュニックまで外そうかどうか悩んでいるとアスナは怒りながら浮き輪をキリトさんに向かってぶつけた

 

「そこまで言うんだったらあなたもその黒いやつとか黒いのとか黒いやつとかぜーんぶ外すんでしょうね!」

「アスナ… 全部黒いの…」

「うるさい!」

 

アスナはキリトさんに指を指しながら言ったがキリトさんの装備はほぼ全部黒色なのでそこにツッコミを入れるとアスナは私に対しても怒った

 

「…まぁ チュニックぐらいだったら大丈夫そうかしら?」

「恐らく問題ないと思うけど… テオとタコミカは何を外せばいいか分かったか?」

「恐らくは…?」

「大体」

「じゃぁ行きましょうか」

 

キリトさんがアスナに浮き輪を投げ返してしばらくすると怒りが収まったみたいでキリトさんに質問した するとキリトさんはチュニックだったら問題ないと返して私達に何を外せばいいか分かったかと聞いてきたため恐らく分かったと返した

 

そしてアスナが行こうと言ったため私達は再び島の南の川岸まで向かった

 




テオロングが軽業スキルを取っている理由は単純にプレイスタイルに合っているためです(タコミカは攻撃を防御するスタイルだがテオロングは回避するスタイル)

それではまた次回に
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