ソードアート・オンライン ~PotetoEdition~   作:水名(仮)

41 / 141
今回はクエスト受注回です

それではどうぞ




5話:β時代になかったクエスト

そこから私達はゴンドラに乗ると下町エリアを抜け、細い水路を通ると目的の場所へと到達した

 

目的地である民家は水路に大きな扉が付いているという点を除けば他の家とさほど変わらない古びた家だった

 

「本当にここですか?」

「あぁ MAPを見てもここで合っているはずだ」

 

私が一応キリトさんにここで合っているのかと言うとキリトさんはMAPを確認しながら答えた

 

「アルゴさん よくこんな所見つけたわね…」

「だよな~」

「ちょっと! マナーが悪いわよ!」

 

アスナがアルゴさんに感心しているとキリトさんは近くにあった窓から中の様子を覗きながら言ったためアスナは注意した

 

「お! いたいた 入ってみよう」

 

キリトさんが何かを見つけたみたいで窓から離れると玄関へと向かっていった

 

 

〔コンコン〕

 

そしてキリトさんがドアをノックすると中から不愛想な返事が返ってきた

 

「鍵はかかっとらん 用があるなら勝手に入れ」

 

しばらくするとキリトさんは扉を開け、中に入ったため私達もあとに続いた

 

 

 

私達が中に入るとそこにいたのは今にも壊れそうなロッキングチェアに腰を掛け、右手に酒瓶を持ちながら飲んでおり、左手にはパイプを持ったお爺さんだった

 

額の禿げ上がった蓬髪と乱れた髭は白く、肌の焼け具合とタンクトップから見える逞しい筋肉がまたいい味を出していた

 

 

キリトさんが恐る恐るそのお爺さんに話しかけた

 

「あの… 何かお困りですか?」

「なにも困っとらん」

 

しかしお爺さんはそこで会話を切ってしまった

 

「これで駄目って言うことは自分でキーワードを探し出すしかないのか…」

「キーワードを探すっつったってこの部屋結構広いぞ?」

 

ておさんの言う通りこの部屋はかなり広い…

 

私達が何か良さげな物はないかと探しているとアスナが口を開いた

 

「もういっそのこと片っ端から聞いてみる?」

「やめたほうがいいと思う」

「どうして?」

 

私がそれはやめたほうがいいと言うとアスナは質問してきた

 

「こういったクエストは何回も選択肢を間違えるとペナルティを科されることもあるの それが時間経過で解除されるんだったらいいけどもし追加のクエストを科される場合だったら…」

「確かにそれは面倒ね…」

 

私が理由を言うとアスナは分かったみたいだった

 

「うーん… アルゴさんだったらこういうのもわかるのかしらね…?」

「多分な」

「じゃぁアルゴさんに今聞けば…」

 

アスナはアルゴさんに聞いたら分かるのではと言うとキリトさんは多分と言ったのでアスナは開いてアルゴさんに連絡しようとメッセージを開くとキリトさんに止められた

 

そしてキリトさんは真剣な表情でアスナに言った

 

「アルゴに弱みを見せたら相場の何倍もの金額をふっかけてくるぞ」

 

アスナは少しきょとんとしていたがすぐに反応した

 

「そ…そうなの?」

「あぁ だからここは俺達だけで解決しよう ヒントは必ずあるはずなんだ」

 

キリトさんがそう言ったため私達はこの部屋をくまなく探すことにした

 

 

しばらく探しているとアスナが年季の入った本を見つけた

 

「3人共 少しだけこれを見てほしいんだけど…」

「何? この本」

「そこの本棚で見つけて」

 

私がこの本は何かと質問するとアスナは本棚を指さしながら答えた

 

キリトさんがアスナからその本を受け取ると中を読み始めた

 

「劣化がひどくて大部分は読めないけどmとか㎏とか書いてあるな… 何かの大きさと重さか…?」

「アインクラッドがメートル法を採用しているんだったらそうだと思うわ」

「あのデカい剥製と言いあのお爺さんは漁師なのか…?」

「いや…まだそうだと決めつけるのは早いと思う」

 

キリトさんとアスナの会話と壁に飾ってあるとても大きな魚の剥製からておさんはあのお爺さんが漁師なのではないかと思ったらしいがそう決めつけるのは早いとキリトさんに言われた

 

「何か他に証拠があるはずなんだ… もっと確信的な…」

 

キリトさんはそう言うと再びヒントを探し始めた

 

 

私もそれに倣ってまた探し始めた時、地面に置いてある本の近くに何かが落ちているのが見えたためそれを拾い上げた

 

「何でしょう…? これ」

「何か見つけたの?」

 

それはかなり錆びており細長いって言うことぐらいしかわからなかったためアスナに渡した

 

「あー これ釘ね」

「それって釘なのか?」

 

アスナがじっくり見てからこれは釘だと言うとキリトさんはこれは釘なのかと聞いていた

 

「具体的にこの釘はどんな用途で使うんだ?」

「この釘は普通の釘より抜けにくくて主に木製の建造物を造るのに使うのよ 例を挙げるとそれこそ古い建築とか木造の船なんかにも使われるわね」

 

ておさんがこの釘について聞くとアスナは具体的に説明し始めた

 

その中で私はふと疑問に思ったので質問してみた

 

「その釘ってゴンドラにも使うかな…?」

「そうね ゴンドラなんかにも使われることがある…「「「それだ!」」」」

 

アスナがこの釘はゴンドラなんかにも使われると言うと全員声を合わせて大声を出した

 

そして代表してアスナがお爺さんに聞いてみた

 

「お爺さん! 私達に船を作ってください!」

「駄目じゃ」

「なんで!?」

「まだ何か足りないのか…?」

 

しかしお爺さんは断ったためアスナは驚いており、キリトさんは何かが足りないのかと言った

 

「ワシはもう船大工を辞めた…」

「そこを何とか…!」

「いや… 正確には()()()()()()()んじゃ」

()()()()()()()…?」

 

お爺さんは船大工をやめたと言ったのでアスナは必死にお願いしたがまだ続きがあったみたいで()()()()()()()と言ったため私は質問した

 

「水運ギルドの奴らに船づくりに必要な素材を独占されてしまったからな… ギルドに所属しない職人には資材は手に入らんのじゃ」

「水運ギルドには掛け合ったんですか?」

「勿論じゃ だが奴らはゴロツキ共をたんまりと雇っておってな… そこからはまぁお察しの通りじゃ」

 

お爺さんがそう答えるとておさんが質問したがお爺さんはもう掛け合ったが話が通じなかったと答えた…

 

私達がお爺さんの話を聞くとキリトさんはお爺さんに訊ねた

 

「じゃぁ… 俺たちが船づくりに必要な材料を揃えられたら船を造ってくれますか?」

 

お爺さんはキリトさんの言葉を聞いていたが…

 

「良かろう 船造り自体は禁止されてないからの じゃが一筋縄ではいかんぞ?」

「分かってます 覚悟の上です」

 

ふとお爺さんがそう言ったのでキリトさんは覚悟を決めて承知するとクエストを受諾できたみたいだった

 

「まずは街の南東にある{熊の森}へ行き、〖熊の脂〗を採ってこい」

「{熊の森}か…」

「SAOの熊って強いの?」

 

お爺さんはまず最初に{熊の森}へ行き、〖熊の脂〗を採ってこいと言ったのでキリトさんが呟くとアスナはこの世界の熊は強いのかとキリトさんに質問した

 

「いや そこまで強くないけど…」

「けど?」

「ヌシがいるらしいんだ」

「ヌシ…?」

 

キリトさんは熊はそこまでだと言ったがまだ続きがあるみたいでアスナがその部分を聞くとキリトさんはヌシがいるらしいと言ったのでておさんがヌシについて聞いていた

 

「俺も見たことないから詳しくは知らないんだけどな」

「タコミカは見たことないの?」

「私も見たことないね…」

「ただβ時代の噂によれば1パーティでも勝てなかったらしい…」

「それは中々の強さね…」

 

キリトさんも詳しくは知らないらしいためアスナは私にも聞いてきたが私もヌシなんて見たことない

 

そんな中キリトさんはβの噂によれば1パーティでも勝てなかったと言うとアスナは想像したのかそんなことを言った

 

「〖ヌシの脂〗があれば最高の船が造れるんじゃが… そこまで高望みはせんよ」

「ってさ… どうする?」

「決まってるじゃない」

 

ふとお爺さんが〖ヌシの脂〗があれば最高の船が造れると言ったのでキリトさんは私達に聞いてみるとアスナは少し笑いながら言うと答えた

 

最高のゴンドラを造りましょう!

 

そして私達はお爺さんから情報を聞いてから早速街を出ると{熊の森}へと向かった

 

 

 




次回は戦闘回になるかな…?

それではまた次回に
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。