ソードアート・オンライン ~PotetoEdition~   作:水名(仮)

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水上村って結構風情ありますよね(船酔いする人には地獄かもですけど)

それではどうぞ


13話:打ち上げと雪

<ウスコ>は何かのテレビの番組で見たような水上にある村で船を持っていないとまず来ることが出来ない(フローターサンダルは除く)

 

そこにある唯一のレストランで私達は少し早いが打ち上げを行っていた

 

「は~… これでやっと4層も半分攻略か…」

「やっとっていうけど2層や3層の時よりもかなりハイペースよ?」

「確かに… まだ3日ぐらいしかたってないよね?」

 

やけに露出度の高いウエイトレスさんが運んできた料理を食べながらキリトさんはこれでやっと4層が半分攻略されたと言うとアスナは2層や3層に比べかなりハイペースだと指摘したため私も4層に来てからのことを振り返ってまだ3日しかたってないと言うとキリトさんは「え?」と反応を返した

 

「そうだっけ…?」

「だって4層に来たのが21日だろ? それで今日が24日だから…」

「あっ… ホントだ…」

 

キリトさんがそうだったかと聞いてきたのでておさんが4層に来た日付と今日の日付を言うとキリトさんは納得したみたいだった

 

「オイオイ… まだボケるような年じゃないだロ… キー坊」

「分からないぞ? もしかしたらリアルじゃ定年いってるかもだぜ?」

「じゃぁキー爺って呼ばないとナ」

「すみません 冗談です」

 

アルゴさんがキリトさんに対してツッコミを入れるとキリトさんはにやりと笑いながらそんなことを言ったためアルゴさんは冗談交じりにキリトさんの呼び方を変更すると伝えるとキリトさんは少し焦りながら反省した

 

そしてキリトさんは運ばれてきた果実水を飲むとこの後の予定について話した

 

「もうしばらくしたらALSとDKBも追いついてくると思うしこの後はこの村のクエストを受けて簡単なクエストは進めておこうか…」

 

それを聞いたキリトさんを除く私達は顔を見合わせた…

 

「エギルさん達とポテトさん達はどうかは分からないけどALSとDKBの人達は今日は主街区に戻るらしいわよ?」

「だから今日はそこまで焦らなくても大丈夫だゾ? キー坊」

「へ? 主街区に? 今日は何かあったか?」

 

アスナとアルゴさんがそう言うとキリトさんは頭にクエスチョンマークが出てきそうな顔をしていたため私達はもう一度顔を見合わせた

 

「キリト君 やっぱり誘われていなかったのね…」

「みたいだね…」

「誘われるって何に?」

 

アスナが予想通り誘われていなかったことを言ったので私はそれに同意するとキリトさんは何のことかと聞いてきた

 

「がっかりする必要は無いゾ? キー坊」

「こうやって俺たちもいるし」

「がっかりするって何に…?」

 

アルゴさんとておさんが励ましたがキリトさんは何のことかさっぱり分からない様子だった

 

「さっき今日何日だって言ったか覚えてるか?」

「24だろ? そこまでボケてはいないぞ?」

「じゃぁ何月のだ?」

「12月だろ? …まさか…! クリスマス何とかって言う奴か…!?」

 

ておさんがキリトさんに対して質問していくとキリトさんもようやく分かったみたいで愕然としていた

 

「じゃぁあいつらがやけにフィールドボス戦を急いでたのはそのためか!?」

「多分…」

 

キリトさんが2大ギルドの人達がやけにフィールドボス戦を急いでいたことを思い出したようで私達に聞いてきたため私は気の毒そうな顔で多分そうだと答えた

 

「今夜2つのギルド合同でクリスマス壮行会っていうのがあるんだって…」

「な…な…なんじゃそりゃぁあああ!!

 

アスナが今夜主街区でクリスマス壮行会があると言うことを伝えるとキリトさんは叫んだ

 

 

私達がクリスマス壮行会に至った経緯を話すとキリトさんは少し落ち着いたようで果実水をちびちびと飲みながら話した

 

「まぁ彼らが共同でイベントをやろうっていうのはこちらとしても喜ばしいけどさ…壮行会って確か試合とか新天地とかに行く人を送り出す的な意味だったような気がするんだよな… 送り出される側がそう言ったイベントを開催するのは少し図々しいと言うか…」

「一応キリト君を誘おうっていう声もあったみたいだけどALSの一部のメンバーから「何でいつもLAを持っていく奴にただで飲み食いさせなきゃいけないんだ」っていう声があったみたいで結局誘わないっていう結論になったんだって」

 

アスナが気の毒さ半分面白さ半分で経緯を話すとキリトさんが疑問に思ったのかアスナに質問した

 

「因みにその話誰から聞いたんだ?」

「DKBのシヴァタさんからね フィールドボス攻略会議の時に あとでキリト君に謝っておいてとも言ってたわ」

「ふ~ん…」

 

アスナがシヴァタさんから聞いたと話すとキリトさんは拗ねた様子で返事を返した

 

「そう言えばタコミカ達はどこで知ったんだ?」

「私はALSに知り合いがいるっていう人からですね そこからポテトさん達に」

「ふ~~ん…」

 

キリトさんは私達は壮行会があることをどこで知ったのかと聞いてきたのでリズから聞いてそこからポテトさん達にも伝えたというとキリトさんは不機嫌そうな返事を返した

 

「私とタコミカ、テオ君だけなら来てもいいって他の人達からも沢山インスタント・メッセージは来てたんだけど…」

「ふ~~~ん…」

 

アスナが私達だけならパーティに参加してもいいというメッセージが来ていたと伝えるとキリトさんはますます不機嫌になった

 

「因みにエギルさん達はクエストを消化しなければいけないらしいから壮行会は不参加らしいしポテトさん達も自由参加という形にするらしいからそんなに拗ねなくてもいいのよ?」

「す…拗ねてない! 俺はソロプレイヤーだから関係ないもんね!」

 

そしてアスナがエギルさん達は不参加でポテトさん達は自由参加だと伝え、キリトさんをフォーローするとキリトさんはやけっぱちにそう発言した

 

「ふ~~~~ん… 君ってソロのつもりだったんだ?」

「あっ! いや! そういう意味じゃなくって! ほら! テオとかもいるし!」

「フフッ 冗談よ」

 

キリトさんの発言を受けてアスナは少しだけ不機嫌にキリトさんに返すとキリトさんは弁解したのでアスナは笑いながら冗談だと伝えた

 

それを見ていたアルゴさんはからかうような笑いをしてチラッとキリトさんの方を見た

 

「なんだよ?」

「何でもないヨ ごちそーさマ さてと…オイラはそろそろ主街区に戻るヨ」

 

それについてキリトさんが聞いたがアルゴさんは答えず、椅子から立ち上がった

 

「え? もう戻るのか?」

「ある程度知りたい情報は知れたし壮行会の方も覗いておきたいシ じゃぁナ~ アーちゃん ターちゃん テオ坊 そしてキー坊」

 

キリトさんがもう戻るのかとアルゴさんに聞くとアルゴさんは壮行会も覗いておきたいと言い、私達に別れの挨拶をした

 

そして私達の元を離れようとした時立ち止まった

 

「おっト! 忘れてタ メリークリスマス」

「メリークリスマス アルゴさん 気を付けてね」

「メリークリスマスです アルゴさん」

「メリクリ アルゴ」

「め…メリクマ」

 

私達にメリークリスマスと言ったのでそれぞれアルゴさんに返した

 

キリトさんのメリークリスマスの略し方が少し変だった気がするけど気にしないでおこう

 

 

「本当はアルゴさんこそ真っ先に壮行会に招待されるべきなのにね」

「本当にね それこそ特別待遇で」

 

アルゴさんの出て行ったレストランの出口を見ながらアスナがそう呟いたので私はそれに同意した

 

 

「さてと… これからどうす…」

 

キリトさんが果実水を飲み終え、私達にこれからどうするのかと質問しようとしたらしいが途中でやめてしまった

 

「その前に… 行きたいんだったら俺は構わない…ですよ?」

 

キリトさんがそう言ったので私達はキョトンとした

 

「つまり…その… クリスマス壮行会 アスナ達は誘われたんだから気兼ねしてるつもりだったら俺は大丈夫ですよ… という…」

「なんだそんなこと」

 

キリトさんがクリスマス壮行会に行きたいんだったら別に行ってもいいと言うとアスナはキリトさんの申し出をバッサリと切り捨てた

 

「こっちこそお気遣いなく 私最初っから行くつもりなかったから 大げさなパーティは好きじゃないし」

「さ…さいですか… タコミカ達はどうするんだ?」

「私も行かないつもりですよ 年末にも大きいパーティはあると思いますし」

「俺もだな 仮に船を出してしまったらキリト達はここにいることになるし…」

 

アスナが壮行会には行かないとキリトさんに伝えると今度は私達は壮行会に行くのかと聞いたが私達は行かないとキリトさんに伝えた

 

別に私達は2人っきりにしてもいいと思うんだけどね

 

「えぇ…っと…じゃぁここでやってみます? クリスマスパーティ的なこと…」

「いいわよ別に… 私、何も用意してないし…それにこんな南の島っぽいところでやったって雰囲気出ないわ」

 

それを聞いてかキリトさんはここでクリスマスパーティをやろうと提案したがアスナはそっぽを向いて断った

 

その時小さな白い粒っぽいものが空から降ってきた

 

「えっ… 嘘…」

 

アスナもそれに気づいたようで声を上げていた

 

やがてそれが1つまた1つと増え、やがて数えきれないほどの雪が降ってきた

 

「雪だな…」

 

ておさんがそう呟くとたちまち干草の屋根が白く染まっていきNPCの子供たちも歓声を上げながらはしゃぎまわっている

 

「何よ…もう… 折角クリスマスの事とか考えないように主街区からも逃げてきたのに… こんなのずるいわ…」

「考えないようにしてたって確か…二層の迷宮区を攻略してた頃にクリスマスに雪降るかもって言ってなかったっけ?」

「そんなことよく覚えてるわね…」

 

アスナは空を見ながら呟くとキリトさんはこめかみを押さえながら2層のことを思い出したためアスナは恥ずかしそうに口を尖らせた

 

長くなると思ったので2人が話している間に私はておさんを連れ出して消耗品の補充とクエストを受注しておいた

 

 

~~~~~~

 

 

そしてしばらくして戻ると丁度2人も席を立ったところだった

 

「2人共何処に行ってたの?」

「ちょっと消耗品の補充に」

 

アスナが今までどこに行っていたのかと聞いてきたので私は消耗品の補充に行っていたと答えた

 

「2人共! 行くぞ!」

「行くってどこに?」

「着いたら分かるよ」

 

キリトさんがどこかに行くと言ったのでておさんはどこに行くのかと聞くとキリトさんは着いたら分かると言った

 

私達はお会計を済ませるとUターンするようにレストランを出て、村の端にある船着き場に着くとそこに停泊させてあるティルネル号に乗り込み、漕ぎ始めた

 

 




案外リズの再登場(名前のみ)早かったなって思います…

それではまた次回に
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