ソードアート・オンライン ~PotetoEdition~   作:水名(仮)

7 / 141
今回は前回言っていた通り初の別キャラ視点のお話になります

今回からキャラの視点が切り替わる場合はSIDE:〇〇(〇〇にキャラの名前)が付くようになります (プログレッシブ編はそこまでないかもしれないですが)

それではどうぞ~

P.S.:お気に入り登録ありがとうございます! これからもマイペースですが頑張っていこうと思っています



4話:☆その頃二人は

SIDE:意識

 

 

 

このデスゲームが始まって2週間目になろうかというある日…

 

俺たちはクエストを終えて<はじまりの街>の噴水に腰かけて休憩をしていた

 

「お疲れ~ 朱猫」

「お疲れ 意識」

「これからどうする?」

「あー どうする…?」

 

〔ぐぅぅぅ…〕

 

朱猫とこれからどうするかについて話し合っていると朱猫から空腹を訴える音が

 

「あっ…」

 

そういえばもうお昼か…

 

「取り敢えずお昼にしようか…」

「うぅ…」

 

そういって俺は持っておいたパンをストレージから取り出した

 

「ほい」

「わっと… お前投げるなよ」

「悪い悪い さて、食べるか」

「「いただきまー…」」

 

〔ガリッ〕

 

…ガリッ?

 

よく見るとパンが乾いており、食べれない代物になっていた ゲームなのに理不尽…

 

「まじか お昼が…」

「しゃーない」

 

そういうと俺はひそかに拾っておいたりんごっぽい果物を取り出して食べようとすると…

 

「あ! お前何一人で勝手に食べようとしてるんだ 寄越せ!」

「おい! やめろ! 押すな!」

「「あっ」」

 

朱猫と果実の取り合いをしていると… 果実が落ち、消滅した…

 

「おい! どうしてくれんだ! 今日のお昼なんだぞ!」

「お前が一人で食べようとするのが悪い!」

「そもそもお前が取ろうとしなければ…!」

「ふふっ」

 

朱猫と言い争っているとどこからか笑い声が聞こえてきた

 

「笑ってごめんなさい 君たちが楽しそうだったからつい…」

「えーっと… 君って確かいつもここにいるよね? 一人なの?」

「ううん 本当は高校の同級生と一緒なんだけれど今は一人なの」

「そうだったんだ~ あ! 自己紹介まだだったよね? 私は朱猫でこれは意識」

「これってお前…」

「私はサチ よろしくね」

 

その子はサチというらしい

 

「そういえばお昼まだだよね? よかったらこれ食べて」

「これ何?」

「みんなにサンドイッチ作ったんだけれどみんな、なかなか帰ってこないから…」

「おー ありがと! じゃぁ早速いただきます!」

「あ! ずるい! 私も!」

「やっぱり君たちって面白いね」

 

そうして俺たちはサチの作ったサンドイッチを完食した

 

「「ごちそうさまでした!」」

「美味しかった~」

「口にあったみたいで良かったよ」

「すっごいうまかった~」

 

ひとまずフレンド登録だけお互いしておき、しばらくゆっくりしていたがふとサチが口を開いた

 

「ねぇ 二人とも 『隠しログアウトスポット』って知ってる?」

「何それ?」

「私も詳しくは知らないんだけれども… そんなことをダッカーが話してたような気がするから… あっ ダッカーはさっき話してた高校の同級生のうちの一人なんだけれどもね?」

「うん それで…?」

「ダッカーが言うには 西の森の奥の洞窟にあって入った人は出てきていないんだって」

「それって単に中にいるモンスターにやられているだけじゃ…「あの! 西の森ってどこですか!」」

 

サチと『隠しログアウトスポット』について話していると突然フードを被った女性が話に乱入してきた

 

「えーっと… 西門から歩いて一時間ぐらい…」

「ありがとうございます それでは」

「おーい 確か西の森って3LVぐらいいるはずだぞ? そんなに急がなくても地道にレベルを上げてからでも…」

「ダメなんです! それじゃぁ…」

「何か予定が?」

 

朱猫がそう聞くとそのフードさん(仮)は答えた

 

「今日 高校の模試があって…」

 

…高校の模試…? あーそれはそれは大変でございますね~

 

「そっか 頑張れよ~」

「意識…お前絶対それ馬鹿にしてるだろ…」

「そうだよ? 意識… 高校の受験ってどれだけ練習しても足りないんだよ?」

「すみません…フードさんうちの連れが… でもこいつの言う通りやめておいた方がいいと思いますけれども…」

「ご忠告ありがとうございます では私はこれで」

 

朱猫がそう忠告するとフードさんは去っていった…

 

「ね…ねぇ二人とも あれ不味くないかな…? NPCの人に道聞いてるし…」

「はぁ しゃーねぇ… 噂の検証とサンドイッチのお礼も兼ねて行くか」

「もし行くんだったら二人とも死なないでね?」

「勿論!」

 

噂の真偽を確かめるためにそういって俺たちはフードさんに付いて行くことにした

 

 

~~~~~~

 

 

「どこまで行くんだ…?」

「しっ! 静かに!」

 

しばらく朱猫と一緒にフードさんに付いて行くとサチが言っていた例の洞窟を見つけた

 

そこへフードさんが入ってしばらくすると…

 

「「え?」」

 

ものすごい勢いで例のフードさんが吹っ飛ばされた!?

 

「おい! これやばいぞ!」

「わかってる!」

 

俺たちは武器を手にし、すぐにフードさんが吹っ飛ばされた洞窟に駆け寄った

 

「なにこっ…!」

「明らかにこれ序盤で出ていい奴じゃないよね!?」

 

そこにいたのは明らかに序盤で出てきていいようなタイプのボスじゃなかった

 

「どうするんだよ!?」

「倒すか?」

「馬鹿言え! 無理に決まってんだろ! だがもし仮にこいつとほかのプレイヤーが鉢合わせなんてしたら…!」

 

どうする…? ここで倒すか? 俺たちだけで一人をかばった状態で? そんなの自殺行為に等しいし…

そんなことを考えていると…

 

「「え?」」

 

そいつが見事に真っ二つになって消滅した…

 

「終わったぞ」

「お疲れサン まったく…オレっちの名を語ってデマ拡散とはいい度胸してるナ~」

「情報屋も大変だな」

「ビギナーさん達 生きてるカ? 生きてるナ! ヨカッタヨカッタ!」

 

あー… もしかして俺ら必要なかった…?

 

「俺らは無傷だからこいつにPOTを飲ませてやってくれ」

「わかったヨ」

「じゃぁ 俺は帰るよ デマ拡散の犯人をとっちめるのは自分でやってくれ オレンジ化は嫌だ」

 

俺たちがフードさんの回復を優先させるように伝えている間に剣士の方は帰っていった…

 

「あーっと… 情報屋がここにいるっていうことはやっぱり?」

「ごめんナ そういうのはないんダ」

 

それが聞ければ十分だ あの情報がデマだということが分かったため俺たちも帰ることにした

 

「じゃぁ俺らも帰るから」

「パーティ組んでるんじゃないのカ?」

「たまたま通りかかっただけだ」

「お礼にしては少ないかもだけれどこの情報、知人に伝えとくよ」

「じゃぁお願いしてもいいかイ?」

「任せとけ」

 

俺たちが『隠しログアウトスポット』の件をサチに伝えておくということを情報屋に伝えると俺たちもその場を後にした

 

 

~~~~~~

 

 

「ということがあったんだ」

「じゃぁやっぱり…」

「嘘だったみたい」

「そっか… やっぱりそんなおいしい話はないよね…」

 

やっぱり『隠しログアウトスポット』の件は嘘だったということを話した

 

「うん ありがとう 二人とも私からもみんなに伝えておくね?」

「そうしてもらえるとありがたいな」

 

サチが高校の同級生たちにも話しておくと言ったので朱猫がお願いしていると…

 

「君たちは素晴らしいな しっかり他の人に自分たちが得た情報を伝えてしている」

「この人が前に言ってたダッカー?」

「ううん 知らない人だよ」

 

えっ じゃぁこいつ誰?

 

「おっと これは失礼! 俺の名前はディアベル 以後よろしく頼むよ!」

「宜しく…」

 

こいつはディアベルというらしい、そしてディアベルは話を続けた

 

「この世界では情報があるのとないのとでは生死を分けるほどとても重要なんだ だからこれからもそうやって情報を広めていってもらえるとありがたい!」

「ところでディアベルさんは何でここに?」

「俺たちは今フロアボスに挑戦するメンバーを集めているところなんだ もし君たち、もしくは君たちの友人でも構わない その意思があるんだったらトールバーナに来てほしいと伝えてくれ! それじゃぁ!」

 

朱猫がなぜここにいるのかについて聞くとディアベルはフロアボスに挑戦するつもりだということを言い、ディアベルは去っていった

 

「どうする?朱猫」

「どうしよっか?」

「二人とも…フロアボスを倒しに行くの?」

「考え中かな…」

「もしフロアボスを倒しに行くんだったら絶対に生きて帰ってきてね」

「わかった」

 

保証はできないが、もし仮に行くんだとしたらとりあえず俺たちは生きて帰るつもりだ

 

ふと時間を見たらそろそろ夜が近い時間帯になっていた…

 

「じゃぁ俺らもそろそろ帰るわ~」

「うん じゃぁね!」

「またね~ サチ!」

 

 

そう言うと俺たちはサチと別れて宿屋へと帰っていった

 

 

 




今回の話はインテグラル・ファクターの話をもとにしていますが隠しログアウトスポットの話も入っています

一応違和感のないようにしたつもりですが…いかがでしたでしょうか?

それではまた次回に
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。