ソードアート・オンライン ~PotetoEdition~   作:水名(仮)

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セリフの描写って難しい…

それではどうぞ


14話:説得と仲間集め

キリトさんは早速メッセージを送り、その十数秒後返信が来たのか私達に対して言った

 

「俺 主街区でネズハに会ってくる アスナはエギルとリーテンとシヴァタに、タコミカとテオはポテト達に連絡してくれないか」

「タコミカ達は分かるけど…何で私が?」

「俺より説得スキル高いだろ?」

「え? そうだっけ…ってそんなスキルないじゃない!」

 

アスナは不貞腐れながらもホロキーボードを叩き始めたので私もホロキーボードを叩いてポテトさんにメッセージを送った

 

その隣でアルゴさんがにやりと笑った

 

「キー坊 オイラは何をすれば良イ?」

「アルゴは消耗品の買い出しを頼む 金に糸目は付けないから高いポーションを出来るだけ買っておいてくれ」

 

キリトさんはそう言うとアルゴさんにトレードを飛ばしてお金を送金し、喫茶店を飛び出した

 

「毎度アリ」

 

そのウィンドウには少ない額が書いてあった…

 

 

キリトさんが出発してから数秒後、私の元にも返信が来た

 

どうやら幸運なことにポテトさん達は<マナナレナ>の村の近くにいるらしいので私達も喫茶店を飛び出すと坂道を時々ショートカットしつつ村の入口を目指した

 

 

~~~~~~

 

 

村の周辺のフィールドで一旦ておさんと別れて探すことにしてポテトさんを探していると、急に視界が暗くなったので咄嗟に〖フォレスト・ブレイド〗を抜刀するとこれまで聞いたことのない男性の声が聞こえてきた

 

「わわっ… 驚かせたのは悪かったから…武器をしまってよ たみちゃん」

「誰ですか…?」

 

β時代でのフラッグの話をさっきまでしていたこともあって警戒していた私はその高身長で鎧をつけた男性に対して武器を向けながら聞いた

 

その時ポテトさんとておさんがこちらに向かってきた

 

「だから悪戯はやめておいたほうが良いって忠告したんですけれどもね… じんじんさん…」

「えっ!?」

 

嘘!? ホントに?

 

~~~~~~

 

警戒が解けた私はじんじんさんに謝罪した(本人は自分が悪かったというのもあってすぐに許していたけど…)

 

「本当にすみません… じんじんさん…」

「別にいいよ~ こっちも悪かったし」

 

そんなこんなで今はフィールドの安全地帯にメンバー全員(私達を除くと10人)を集めてアルゴさんと話した内容を重要な部分以外は在る程度省きつつ説明した

 

 

~~~~~~

 

 

その反応としては元βテスターのひま猫さんとリオンさん以外は驚いていた

 

「…にしてもそんなすごいものが第5層で出るんだね…」

「でもディアベルがいない今、『ギルドフラッグ』は争いの道具にしかならないからね~…」

 

やる気君がフラッグの凄さに驚いている一方でめらさんは冷静に考えていた

 

「それで…勿論その作戦に参加するのは俺達だけじゃないんだよね?」

「勿論です 合計で24人の予定です」

「キリトの事だからそこら辺は大丈夫なんだろうけど…その人数だと心配だなぁ…」

 

キャラメレさんが私に参加人数について確認してきたので私がこの作戦の参加人数を話したが朱猫さんは心配があるみたいだった

 

「そんな簡単に信頼していいのかな…? 勿論 たみちゃんの言ってることを疑っているわけではないけど…」

 

まぁ確かにじんじんさんの言うことも理解はできる いきなり死ぬかもしれない作戦に協力してと言われても信頼して参加できるわけがない…

 

「じんじんさんの仰ることは最もです …でも今はただ信じてとしか…」

 

私が必死に言葉を探しているとておさんが口を開いた

 

「この作戦はもしかしたらSAOの未来を左右するかもしれない作戦なんだ ALSとDKBどちらか片方がフラッグを手にしたら攻略が大幅に遅れて最悪攻略が止まるということも普通にあり得る だからこの作戦に失敗は許されない…だから お願いします 俺達に力を貸して下さい」

「お願いします」

 

ておさんはそう言うと頭を下げたため私も頭を下げた

 

私達の真剣さがじんじんさんに伝わったのか深い溜息を吐くと

 

「解った解った そこまで真剣にお願いされたらやめるっていえないよ」

 

じんじんさんの言葉をきっかけとして

 

「このまま2大ギルドが共倒れしても目覚めが悪いだけだからな…」

「まぁ僕は元々参加予定だったけどね」

「2人の真剣さは伝わった 私も協力しよう」

 

意識さん、たまさん、リオンさんが声を上げた

 

 

「では皆さん! 今回の作戦成功させましょう!」

オー!

 

そしてここぞというタイミングで私が声をかけると全員の掛け声が合わさった

 

 

 

~~~~~~

 

 

 

私達は急ぎ目でアスナに伝えられた<マナナレナ>の村から少しだけ離れた森の空地へと向かった(私達がいた方とは真逆)

 

私達が到着したときにはキリトさんとネズハさん以外のメンバーが集まっていた

 

集合場所にはエギルさん達とシヴァタさんとリーテンさんの他にDKB側の人が1人、ALS側の人が1人がいた

 

ALS側の人は知らないけどDKB側の人はどこかで見たような気がする…

 

 

キリトさん達をしばらく待ちながらアスナと談笑しているとキリトさんとネズハさんがこちらに向かって走ってくるのが見えた

 

キリトさんはシヴァタさん達の元へと向かいネズハさんは私達の元へとやってきた

 

「アスナさん タコミカさん お久しぶりです」

「お久しぶりです えーっと…ナーザさん」

「ネズハでいいですよ タコミカさん 仲間からもまだネズオって呼ばれてますし」

「そうですか? ならそう呼ばせてもらいますけども…」

 

私がネズハさんに挨拶を済ませると今度はアスナに挨拶しに向かった

 

「そういえば他の[レジェンド・ブレイブス]の人達は来なかったのね」

「キリトさんにも聞かれましたけど無理言って…「おい ブラッキーさんよ」」

 

ネズハさんが[レジェンド・ブレイブス]の人達が来なかった理由を話そうとした時、キリトさんのあだ名を呼んでいたのでそちらを見るとすごい剣幕でDKB側の人がキリトさんのコートの襟首を掴んでいた

 

「これだけ大勢に危ない橋を渡らせんだ 今回の件に1つでも嘘があったらぶっ飛ばすからな」

 

キリトさんはその剣幕に押されたのかコクコクと黙って頷いていたが直ぐにシヴァタさんが苦笑いしながらDKB側の人の肩を掴んで後ろに引き戻していた

 

「ハフ 今回は寧ろ俺達サイドから出た話だ キリトが提供したのは『ギルドフラッグ』の話だけでそれが嘘だとは思えない そんな嘘をついてもこいつには何のメリットもないからな」

「…まぁそりゃぁそうかもだけどよ けどならどうしてこいつがこんなヤバイ作戦を立てんだ? ALSがそのフラッグとやらを手に入れるのを防ぐ理由がこいつにあるのかよ?」

「ちょっと待った」

 

シヴァタさんとハフと呼ばれたDKBメンバーの人の会話に割り込むようにしてキリトさんは右手を挙げた

 

「言っておくけどこの作戦はALSが『ギルドフラッグ』を入手するのを阻止することが目的じゃないぞ ドロップしたフラッグはDKBにも渡すわけにもいかない どっちか一方がフラッグを入手したらもう一方のギルドは崩壊するかもしれないからな」

 

キリトさんがそう言うとその人はシヴァタさんからある程度聞かされていたのかしかめっ面で押し黙った

 

その人に今度はキリトさんの方から質問が飛んできた

 

「ハフナーさんこそいいのか? この作戦に参加して 手伝ってくれるのは凄くありがたいけど、サブリーダーのあんたがある意味じゃギルドを裏切ることになるんだぞ?」

 

サブリーダー!? 道理でどこかで見たことあるわけだ…

 

キリトさんの質問を聞いたハフナーさんは腕を組むと唸り声で答えた

 

「そりゃ俺だって不本意さ けど攻略第一だからな… このクソゲーをクリアするにはALSとDKB、両方必要なんだ リンドさんやギルドを裏切ることになっても下の層にいる何千人のプレイヤーを裏切るわけにはいかねぇ あんたらもそう思ったからここに来たんだろ?」

 

ハフナーさんはそう言うと後ろにいるリーテンさんともう一人のALS側の人に顔を向けた

 

それに応じるようにALS側の髭ダンディな30代ぐらいの男性は口許を引き結んで頷いた

 

「まぁ そういうことです ALS(うち)の抜け駆け作戦は一部の強行派が煽った結果の暴走みたいなものだ キバオウさんもそこは理解してるけどギルドが分裂するのを防ぐために作戦を承認せざるを得なかった しかし仮にフラッグを入手できてもただでさえ危ういDKBとの信頼関係が崩れてしまったら何の意味もない」

 

落ち着いた口調で言ったその人はキリトさんに歩み寄ると手を差し伸べた

 

「申し遅れました ボス戦で何回か顔は合わせてると思いますがALSでリクルート班の班長をやっているオコタンです よろしく キリトさん」

「ど…どうも…よろしく…」

 

キリトさんがオコタンさんと握手するとオコタンさんに1つ訊ねた

 

「リクルート班…ということはリーテンさんをスカウトしたのって…」

「えぇ 私です」

 

それを聞いたキリトさんは納得して頷くと一歩下がった

 

そのキリトさんに今度はハフナーさんが声をかけていた

 

「ブラッキーさんよ 俺とオコさんはきっちり動機を話したぞ あんたもどうしてこの作戦を計画したのか…動く前にまずはそこを話してくれよ」

「えぇ…?」

 

私もその答えが知りたいと思いキリトさんの近くに向かったらほぼ全員が同じことを思ったのかキリトさんの近くに来ていた

 

その様子を見たキリトさんは逃げ場がないと考えたのか咳払いをすると口を開いた

 

「それについては俺もハフナーさんやオコタンさんと…いや 多分ここに集まってくれたみんなと同じだよ 最前線で戦い続けてるALSとDKBは攻略集団の両輪だ しっかり車軸でつながってないと集団は前に進まないし、どちらか片方が欠けたらその場から動けなくなる その事態を防ぐにはALSより先にボスを倒すしかない…そう思ったから今回みんなに協力を要請したんだ」

 

今回の計画立案の本当の理由を知っている私とアスナとておさん以外の人達はキリトさんの言葉に納得してくれたようだった

 

ハフナーさんも難しい顔をしながらも納得して一歩下がった時、初めて会った時のようにアーメットのバイザーをしっかりと下ろした状態のリーテンさんがガシャッと右手を挙げて質問した

 

「あの キリトさん 前々から訊いてみたいと思っていたんですが…そんなに攻略集団のことを考えているのにどうしてギルドに入らないんですか? キリトさんほどの人ならどちらのギルドに入ってもすぐにパーティリーダーぐらいにはなれると思うんですけれど…」

 

新人が故にビーターの件を知らなそうなリーテンさんの質問に同じくビーターの件を知らなそうなたまさんとじんじんさんは「確かに…」や「言われてみれば」と呟いていた

 

その質問にキリトさんはそれらしい答えを出した

 

「それはだな リンドとキバオウが俺とアスナが別々じゃないとギルドに入れないと言ったからだ」

 

キリトさんの答えを聞いた途端周囲はざわっ…となった後

 

アスナが顔を真っ赤にして「き…急に何言いだすのよ!」と喚いて、リーテンさんは「流石です…感動しました!」と叫び、エギルさんは「はっはっはっ」とアルゴさんは「ニャッハッハッ」と大声で笑って意識さんは悪巧みをしているような笑みを浮かべていて、キャラメレさんとじんじんさんはジェラってた*1

 

キリトさんはそれを否定する機会を完全に逃した

*1
嫉妬の眼差し




ポテト組(オリキャラ勢)のレベルはこんな感じです

レベル18:めらおりん
レベル17:タコミカ、テオロング
レベル16:ひま猫、意識、朱猫
レベル15:ポテト、きるやん、きゃらめれ、たまぶくろ
レベル14:じんじん
不明:リオン

それではまた次回に
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