?「ふふっ危ない危ない♪危うくバレるところだった♪」
鏡の中から覗いていたその人物は楽しそうに嗤った。
その人物はナイトレイブンカレッジの式典服を着ていた。
そしてその人物は鏡の中の奥へと歩いて行った・・・そこには扉があり、そこを開けると部屋があった。
その部屋の壁は、ナイトレイブンカレッジの図書室と同じで本で満たされていた。
また、本だけではなくCDなども置いてあった
部屋の奥には大きな机と王が座るような玉座があった。
その人物は玉座に腰掛けると机の上に七つの置物を置いた・・・
どれも、不穏でどこか恐ろしげな置物だった
その人物は式典服を脱いだ・・・
その人物の右目には黒い蜘蛛の巣のような模様があり、左目から黒い涙のような物が滴り落ちていた。
爪は黒く長めで、肌の色は雪のように真っ白だった。
右腕には二の腕から手首にかけて蛇が巻き付いたような模様があり、左腕にはドラゴンの鱗のような模様があり、左肩には蛸の足が巻き付いているようなアクセサリーを、右肩にはライオンを模したアクセサリーを付けていた。
服はツギハギだらけでボロボロだったがどこか気品を感じさせる服だった
髪は薄い黄緑色でツインテールにしていた。そして両方ツインテールの先には青い炎が燃えていて、頭には冠をもしたアクセサリーと、薔薇を模した髪飾りを付けていた。
右目は緑色、左目は白目の部分が黒く、瞳孔が金色だった
右の頬にはひび割れたような模様があった
?「さぁてと♪始まるよ♪司♪まふゆ♪
君たちの、ううん♪君たちと、この世界のみんなの
ふふっ♪ふふふふっ♪」
そして、その人物、
初音ミクは大いに嗤った
??のミク「アハハハハハハハハハハハハハハハハッ!!!!!!!!♪」
傍観ディーブァ!
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
学園長ディア・クロウリーに連れられ、泊まらせてもらう昔の寮に着いた司とまふゆ。
しかし・・・
まふゆ「・・・学園長・・・これって・・・」
司「は・・・廃墟じゃないかぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
そう、ボロボロなのだ。
寮の敷地を囲う鉄柵には植物の蔓や蜘蛛の巣が張り付いている。
敷地内の木の枝先には蜘蛛の巣が張り巡らされている。雑草も生え放題で、長年手入れされていないことが伺える。
寮の窓という窓は木の板で塞がれている。寮の屋根も壁も穴こそ空いていないが、塗装が剥げてボロボロであり、誰も使わなくなってから、かなりの年月が立っているのがわかる。
まさしく廃墟と言うにふさわしい建物だった。
クロウリー「ええ!?廃墟ではありませんよ!趣がある建物なんです!」
司「趣がありすぎるわ!!」
クロウリー「まぁまぁ、住めば都と言うではありませんか。ささ、中に入りましょう。」
司「あ、おい!?・・・まあ、中はキレイに手入れされている可能性もあるか・・・」
まふゆ「・・・そんな可能性あるかな?」
そうだ、使っていないとはいえ手入れを全くしないなどあるはずが無い!その考えを司は信じるようにした。
しかし現実は非情である。
司「・・・中もメチャクチャじゃないかぁ!!」
まふゆ「・・・やっぱりね」
そう、中もメチャクチャだった。
椅子や机はひっくり返っており、絵画も壁から落ちていて、部屋のあちらこちらには、蜘蛛の巣が張り巡らされている。
そして、司達が動くたびに部屋の中に溜まっていた埃が宙を舞い、全く手入れなどされていないことがわかる。
クロウリー「たしかに汚れていますが、ここなら雨風を防げるでしょう?さて、私は調べ物があるため、自由にしていてください。あっ、でも学園内をウロウロしてはいけませんよ!では!」
そういうとクロウリーは出ていってしまった。
司「・・・えむが見たら、「まるで雪が降ってるみたーい!すっごくわんだほーいだね!」って、言いそうだな・・・」
まふゆ「・・・確かに・・・そういえば鳳さん、私のこと見るといつも怖がっていたような・・・」
司「・・・あいつは感受性が高いからな・・・"優等生のまふゆ"の下に隠れた"本当のまふゆ"にもなんとなく気づいていたんだろうな・・・」
まふゆ「・・・そっか・・・そういえば司くんが鳳さんから聞いてた私の印象って、笑っているのに笑っていない怖い先輩だったもんね・・・」
司「・・・そういえば、そうだったな・・・そういえば・・・まふゆ、お前に聞きたいことがあるんだが・・・」
まふゆ「・・・うん・・・多分、私も司くんに同じこと聞こうとしてた・・・」
司「・・・そうか。では・・・」
司「''セカイ"を知ってるか?」