司「やはりそうか・・・先程の闇の鏡が言っていた心の有り様というのが、どうも引っかかっていてな・・・」
まふゆ「やっぱり司くんもセカイを知っていたんだね・・・」
司「ああ・・・しかし、お互いセカイを作り出すくらいに想いが強いとはな!」
まふゆ「うん・・・まさか、そこも同じだとは思わなかった・・・」
司「ああ。まさか、オレ達にこんな共通点があるとはな!ハッハッハッ!」
司の『ショーでみんなを笑顔にしたい』という想い。
まふゆの『見つけてほしい』という想い。
想いの方向性こそ違えどその強さはお互いセカイを生み出す程に強かった。
司「さてと、共通点がわかったところで・・・やるか!」
まふゆ「・・・何を?」
司「決まってる!掃除だ!流石に汚すぎるからな!」
まふゆ「・・・確かに・・・」
司「だろう?使っていないとはいえ掃除道具くらいはあるはずだ!早速探すと・・・(ピチョン)ひゃん?!」
まふゆ「!? どうしたの?」
司「せ、背中に水が・・・何故・・・?」
まふゆ「・・・あっ・・・」
ザーザーザー
まふゆ「雨・・・」
司「あ、雨漏りか・・・バケツか何かで水を受け止め「ガタンっ」今度はなんだ!!」
グリム「ぎえ〜!急にひでぇ雨だゾ!」
司まふゆ「「!」」
グリム「ぎゃっはっは!コウモリが水鉄砲食らったみたいな間抜けな顔してるんだゾ!」
司「お前は・・・グリム!」
まふゆ「・・・なんでここに?」
グリム「へへん!オレ様の手にかかればもう一度学校に忍び込むくらいチョロいチョロい!一度追い出されたからって、かんたんに諦めるオレ様じゃないんだゾ!」
まふゆ「・・・つまり無断侵入?」
司「そうか・・・ならば」
まふゆ/グリム「「?」」
司「警備員さーん!」
グリム「こここここらーーー!オマエ!ちょっとオレ様の事情を聞いてやろうとかそう言うのないんか!?話くらい聞くんだゾ!な!?な!?」
まふゆ「司くん、聞いたあとでも警備員さんは呼べるから。」
グリム「呼ぶ前提?!」
司「・・・わかった。何故そんなにこの学校に入りたいんだ?」
グリム「単純な話なんだゾ!オレ様が、大魔法士になるべくして生を受けた天才だからなんだゾ!いつか黒い馬車が迎えに来るのをオレ様はずっとずっと待ってた。なのに・・・なのに・・・」
司「・・・」
グリム「ふ、ふん!闇の鏡も見る目がねーんだゾ。だからオレ様の方から来てやったってわけだ。オレ様を入学させないなんて世界の損失だってのに、ニンゲン共はわかってねぇんだゾ。」
司「・・・」
まふゆ「・・・どうする?」
グリム「ふ、ふなぁ・・・?」
司「・・・わかった。学園長に頼んでみよう。」
まふゆ「・・・いいの?」
司「ああ。」
グリム「い、いいのか!?なんで?!」
司「俺もスターになって沢山の人を笑顔にするという夢があるからな!応援したくなったんだ!」
グリム「あ、ありがとう何だゾ〜〜〜!!(ぎゅ〜)オマエイイヤツなんだゾ〜!」
司「おいおい、じゃれつくな。ハッハッハッ!」
グリム「・・・あとゴメンなんだゾ」
司「?何がだ?」
グリム「さっきオマエラオレ様のせいで怪我したみてーだったから・・・」
司「気にするな!かすり傷だけだったし、オレも気にしてないからな!」
まふゆ「・・・私もあまり怪我してないし・・・気にしてないよ」
グリム「そっか・・・ありがとうなんだゾ!えっと・・・司とまふゆでいいんだよな?」
司「ああ!よろしくな!グリム!」
まふゆ「・・・よかったね。・・・そろそろ掃除する?私、掃除道具探してくるから司くんひっくり返ってる机とか直しといて。」
司「うむ!了解した!」
グリム「あ、オレ様ついてってやるゾ!廊下暗かったからな!俺の耳の炎で照らして(ピチョン)ん゙な゙ぁ?!」
まふゆ「・・・バケツも探してくる。グリム、ついてきて。」
グリム「お、おう。」
まふゆはグリムと一緒に掃除道具を探しに行く。
司「・・・さてと、始めるか!」
司は机や椅子をもとに戻し始めた。戻す前はわからなかったが、ここは談話室だったようだ。
次は絵画を直そうとすると、
グリム「ぶな゙ぁぁぁぁぁぁぁ!?!」
司「!?どうしたぁ!?」
司はまふゆ達の元へ急ぐ