〜横須賀鎮守府〜
響「駆逐艦響…帰投しました…」
雷「響ぃ!」
電「良かったのです!無事だったのです!」
響「ちょ、2人とも落ち着いて」
雷「落ち着けるわけ無いでしょ!心配したんだから!」
電「そうなのです!本当に皆心配してたのです!」
響「わ、解ったから落ち着いて?ね?」
雷「…そうね…で、何があったの?」
響「実は帰る途中で戦艦棲姫に襲撃されて…なんとか逃げ延びたのはいいんだけど途中で意識を失ったんだ…他の深海棲艦に襲われなかったのは奇跡だよ…」
雷「そうだったのね…でもなんでそんな所に姫級が…」
電「2日前に大規模作戦があったのです。その時の生き残りだと思うのです」
響「とりあえず報告しないといけないから失礼するよ」
雷「響」
響「なんだい?」
雷「…響が報告しなくても良いのよ?私が報告しても…」
響「それはダメだよ。それをしたら雷が殴れてしまうだろう?」
雷「…でも」
響「ダメなものはダメだ。雷が私が殴られるのを嫌がる様に私も雷達が殴られるのは嫌なんだ…」
雷「…ごめん」
「謝らなくて良いよ。それじゃ」
雷「…」
電「雷ちゃん…」
雷「…なんで…なんで私たちがこんな目にあわないといけないの…?」
電「…」ギュッ…
〜執務室前〜
響「…駆逐艦響報告に来ました」
下衆提督「入れ」
響「…失礼します」
(その提督は絶が評した様にオークとしか言いようが無いほどデップリ太って脂ぎっているうえ酒臭い息を放っていた。執務机の上には酒瓶が転がっていたことから昼から飲んでいたのだろうと推測できる)
下衆提督「それで?何があった?」
響「…帰還途中で2日前の大規模作戦の生き残りと思われる戦艦棲姫に襲撃され暫く意識を失い帰還が遅れました」
下衆提督「おい、という事は遠征は失敗したと?」
響「…はい」
下衆提督「ふざけんじゃねぇぞクソが!」バキッ
響「っ…」
下衆提督「ほんっと役に立たねぇな!遠征が失敗したってことは資材が手に入らねぇ事だろうが!」ドカッバキッ
響「…」
下衆提督「とっとと戦果を上げて出世していつか俺が大将になるための道具であるお前らが役に立たねぇならいつまで経っても出世出来ねぇだろうが!」ゲシッ
(近くにあった椅子を響に投げつける)
響「ぐっ…」
下衆提督「はぁ…もういい!とっとと失せろ!」
響「…失礼します」
響「…どうせお前の夢は叶わないよ…」
〜深夜〜
絶「…さてそろそろかな?」
(絶はヲ級と共に静かに鎮守府に侵入した)
絶「さて先ずは…次元断裂」
(その一撃で憲兵は首をはねられて死亡し亜空間に隔離された)
絶「憲兵は無力化したし…トラップの類は…無いみたいだな…」
ヲ級「ヲっ」
絶「ん?なんだそいつ」
(ヲ級は2頭身の小さい人型を手に乗せていた)
妖精「ア、アノ…」
絶「ん?どした?」
妖精「アナタハナニガモクテキデス…?」
絶「目的?響に助けを求められたから助けに来たのが半分、あとは拠点が欲しいからっていう打算が3割、残りは放っておけないから来たって感じだな」
妖精「ミンナニヒドイコトシナイ?」
絶「あんなオークモドキみたいなのと一緒の事なんざしたかねぇわ!」
妖精「プッ…オ、オークモドキ…」
絶「聞きたいのはそれだけか?なら俺達はとっとと行くが…」
妖精「ア、マッテクダサイ」
絶「なんだ?」
妖精「ココニ…」(妖精が床を弄ると隠し通路が現れる)
絶「なんじゃこりゃ…」
妖精「アノテイトクノシシツニツナガルツウロデス」
絶「マジか!」
妖精「ツカッテクダサイ」
絶「サンキュー!行くぞヲ級」
ヲ級「ヲヲ!」
妖精「…ドウカ…ミンナヲスクッテクダサイ…」
次回に続く…
後書き!さぁさぁ外道提督の寿命が着々と無くなって来てますねぇ…次回どうなるかはもうお解りですね?