遊利とユーリの遊戯王GX奮闘記   作:laver

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書き溜めがすぐ底を尽きそうですが、頑張っていきたいと思います。
よろしくお願いします。


序幕

『ねえ、ちょっと遊利(ゆうり)

 

 少し不満げな声が僕に向けてかけられた。

 

「なんだいユーリ」

 

 それに小声で返す僕。

 

『キミ、まさかとは思うけどあんなヤツに本気を出したりしないよね?』

「さあね……。相手の出方次第って感じかな」

『どの試験官もステータス重視の通常モンスターばっかり…。ハッキリ言って全然面白くないよ』

「別にいいでしょ。君がデュエルするわけじゃないんだし」

『でもデッキのほとんどはボクのカードがメインじゃないか』

「だからこのデッキは僕が前に居た世界で自分なりにカスタマイズしたって「次! 受験番号66番!」おっと、どうやらお呼びだ」

 

 僕は後ろで浮いている少年との小声での会話を中断してデュエルフィールドに向かった。

 今現在、僕は海馬ランドにてデュエルアカデミアの実技入試試験を受けている。

 筆記試験も転生者の僕にしてみればお茶の子さいさいだったよ。

 …え? その割には筆記試験の成績である受験番号が微妙だって? そこは気にしない方向でね? 

 僕は転生者。名前は遊利。そしてこの某ア○トラルの如く僕に憑いて浮かんでるのがユーリ。

 何を隠そうあの【遊戯王ARC-Ⅴ】で女の子を誘拐しまくったり、女の子のケツを追っかけて次元を超えてまでストーキングをしたり、人を自分の楽しみの為にカードにしまくったり、挙げ句の果てには『今こそ1つにッ!』と1つになってしまった紫キャベツことあのユーリさんなのだ。

 

『今なんか失礼なこと考えなかった?』

「イエナニモ」

 

 危ない危ない、勘が鋭いねユーリさんは。

 そして僕の容姿はユーリと瓜二つというよりまんまユーリ。声もこのムラサキキャベツのような髪型も眉毛も全部が同じ。

 更にこの遊利という名前も本名ではなくユーリにちなんでいる。

 ……僕には向こうの世界での記憶はほとんどない。なぜか名前や家族、友達などの事だけはこっちの世界に来た時から全く思い出せないでいた。

 名前がないと不便なので「ユーリ」を当て字で漢字に直して「遊利」と名乗っているのだ。

 ちなみに苗字はとある恩人の義理の弟として戸籍を届け出たため、その人のモノを使わせてもらっている。(そんなことが出来るのかというのは疑問に思うところだろうけど、権力と財力を使ってなんとかしてくれた。)

 僕が別の世界から転生されてきたという、事情を知っているその恩人は戸籍を作るのであれば、苗字があった方がいい。苗字なら自分のを使ってくれればいいと助言をくれたのだ。更に住む場所や生活資金等のありとあらゆる物を提供してくれた。

 その見返りとして僕は前の世界でのデュエルモンスターの知識を提供しているだが、どう考えてもあちらから貰っている恩恵の方が大きい。本当にあの人には頭が上がらないが、その話はこの試験を終わらせてから。

 

 デュエルフィールドの指定された位置に立つと僕の目の前には対戦者となる試験官がいた。

 

「受験番号66番。遊利です」

「よし。では準備はいいですか?」

「ええ、いつでもいいですよ」

「わかりました。勝敗を問いません、あなたの全てを出し切ってください」

「はい」

 

 それにしても受験番号66番とは。あと1つ6が揃えば 666で獣の数字だったのに……。

 いや、いくらなんでも受験生がそんな多いわけないか。

 

『遊利、勝敗は問わないんだってさ』

「そう言ってたね」

 

 下らない事を考えていたらユーリが声をかけてきた。

 

『負けても気にするなって言われてるように聞こえたのはボクだけ?』

「いいや、僕もそう聞こえたよ」

 

 大方、さっきのユーリとの会話を極度の緊張からくる独り言だと思われたんだろうね。

 ……こんな状況でも補足しておくと、ユーリはデュエルモンスターズの精霊のような存在なので普通の人には見えていないし声も聞こえない。しかし、遊戯さんなど精霊が見える人には見えるらしい。

 

「まあもちろん負ける気なんてないけど」

『そうだね、実力の差を思い知らせてやらなければいけないようだね』

 

 僕もユーリも格下に思われた事に少しイラっとしているみたいだ。

 こういった性格になったのもユーリの影響かもしれないな。

 昔の僕はこの程度の事だったら余裕で流せたけど(記憶は朧なのであくまで憶測の域は出てないけど)今は試験官の言葉に対して、徹底的にやってやるといった気持ちの方が大きい。

 

「思い知らせるのは君じゃないでしょ、全く……」

 

 そう呟き、借り物のデュエルディスクを構え、はやる気持ちを押し殺し……

 

「「デュエル!」」

 

 決闘(デュエル)の幕を上げた。

 




遊「あれ?ここでお終い?」
ユ「せっかくいいところだったのに、作者はもったいぶるね」
遊「仕方ないよ。アイツ、デュエルリンクスぐらいでしかデュエルしたことないトーシローなんだから。デュエル構成をイチイチ確認してるんだよ」
ユ「その有様なのに、なんでこの遊戯王作品を記念すべき第一作にしたわけ・・・?」
遊「デュエルリンクスやってたらデュエル楽しい!ってなったからだって」
ユ「理由が浅い!」
遊「そんなトーシローですが、感想や評価いただけたら、書くモチベーションが湧き上がると思うので、気軽に書いていってくださいね」
ユ「ボク達からもお願いするよ」


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