更新頻度は大事だということが分かったのでペース落としすぎず文字数も増やせるように精進します…
お馬さんパートは当歳時のサラブレッドとかについてまだ調べてる途中なのでちょっと待ってね
温かな光、柔らかい空気、そしてふかふかのお布団。
なんて素晴らしい組み合わせ。
この微睡みはまさに至福のひととき……
「とっとと起きろ、時間ちょっとやばいぞ」
「ぐぇっ!?」
布団の上からお腹を叩かれて飛び起きた。
とんだモーニングコールだ。
凶悪で素敵な目覚めをプレゼントしてくれた彼女は私の同室であるロードカナロア。
サラブレッド時代に鎬を削りあった同期にして、ウマ娘として生を受けた今世でも同期である。
短距離戦で圧倒的な戦績を残しており、一部では『世界のロードカナロア』と呼ばれていたらしい。
同室になった時の自己紹介で
「国内の短距離戦を制した後に海外のレースに出たい。出来れば香港のレース」と意気込みを熱く語ってくれたが上記の通り現在は割とあたりが強め。
ちなみに私はロアって呼んでる。
「あぁごめん……私もしかして目覚ましのセット忘れてた?」
「いや、起きた後に止めて二度寝し始めた」
「うわマジか……そこで起こしてくれてもよかったのに……同期のよしみ的なあれでさぁ」
「こんな間抜けがこれから鎬を削る同期とは思いたくないが」
淡々と支度を進めながらさらっと毒を吐く彼女。
同室になって早々だけどカレンチャン先輩以外アウトオブ眼中疑惑が私の中で発生しております。
馬時代も首ったけって感じだったしね。
「私はカレン先輩と朝練の予定入れてるからもう出るけど、ちゃんと部屋の鍵閉めてこいよ」
「分かってるって!行ってらっしゃい」
そのまま彼女が部屋を出て、私がベッドから降りようとするとドアが再び開かれた。
「言っとくけど朝飯は抜かないように。また授業中に腹鳴らされたらたまったもんじゃないし」
バタン。
鹿毛の髪をなびかせて今度こそ部屋を後にした。
慕ってる先輩との朝練に一刻も早く行きたいだろうに私に朝食勧告(?)をしていくなんて、なんだかんだ言って優しいよね。
あんまりツンデレ感はないけど。ネオツンデレ?
さて、と。
部屋に1人になったところで朝の支度を進めましょう。
まずはちゃんとカーテンを開ける!
日光を浴びないと起きたって感じしないからね。
布団もちゃんとたたんで、鏡を見ながら制服のリボンもきっちり締める。
後ろ姿にも変なところがないかくるっと回って確認。
よし、大丈夫。
入学したての頃と比べたらそれなりに制服姿も様になってきた。
髪の毛もきちんと梳かして、お気に入りの耳カバーを被せれば身支度は完了。
あとはカバンを持って部屋を出るだけ。
……また部屋の施錠忘れていくところだった。危ない危ない。
食堂で朝ごはん用のプレートを選んでいると後ろから声をかけられた。
「おはよ。今日はちゃんと食べにきたんだ」
「おはよう、さすがに2日連続寝坊はしないよ……いやしたけど」
「したんかい」
ダウナーな雰囲気でゆっくりめに喋るこの子はこれまた同期のオルフェーヴル。
馬時代に2回くらい同じレースで走ったことがある気がするけど私は1回も勝ってない。
三冠馬だよ、三冠馬。皐月賞と菊花賞じゃ距離が1000mも違うのにすごいよね。
「それより、なんか今日オルの髪めっちゃ跳ねてるよ。もしかして寝坊?」
「君と違って私はちゃんと起きてる。普段より30分遅れただけ」
「それを寝坊っていうんじゃないかな?」
他愛もない話をしながらプレートを受け取って適当に近くの席に着く。
「あと今日は寝坊したんじゃなくて姉貴が鏡使わせてくれなかっただけ」
「ほーなんふぁ」
「ほーなのー」
「真似しないでよー」
「このパンあげるから許して。美味しいよ」
「どーも。これ好きなんだよねぇ」
オルの同室は彼女の実のお姉さんであるドリームジャーニー先輩。
ちなみにグランプリウマ娘。
私と同じくらい小柄なんだけど気迫がすごいから側にいると圧倒される。
だからまあ鏡を譲ってもらえなくてもなかなか抵抗しづらいよね。
「……あれ、そういえば時間大丈夫?」
「あっほんとだ……ちょっとまずいかも、急がなきゃ」
急いで朝食を食べ終えて、また昼休みに食堂で会う約束をしてからクラスの違う私たちはそれぞれの教室へ向かうのだった。
今日の授業はなんだったかな、居眠りしないようにしないと。
窓際の席は温かくて危険だからね、気をつけなきゃ……。
トレセン学園のクラス分けっていまいち基準が分からないんですよね。
とりあえず距離適性として主人公と龍王さんを同じクラスにしてみたのですが何か知ってる方いらっしゃいましたらご一報ください。
ウマ娘になってちゃんと女の子してる主人公を書きたかった。