ボケるトレーナーとツッコミを入れるタマモクロス 作:海月くらげ
『あ、もしもし?タマモクロス?』
「なんやトレーナー、これからそっち向かうとこやねんけど」
『ココアシガレット切れたから買って来てくれない?今ちょっと手が離せなくてさ』
「わかったわ、そんなに忙しいんか?」
『今車走らせながら甲羅投げたりバナナ投げたりして忙しいんだよ』
「暇やないか!!優雅にマリオカート満喫しとるやないか!!」
『頼むよタマちゃん〜』
「それが人にものを頼む態度かいな」
『おう買ってこいよタマモクロス』
「よくそれでいける思ったな!…はぁ、しゃーないから買ってきたるわ」
『サンキューチョロモクロス』
「言っとくけど聞こえとるからな?」
これはボケまくるトレーナーとタマモクロスの日常を綴ったものである。
○月×日
「ぷいきゅあ〜!がんばえ〜!」
「うわぁ…」
トレーナー室に備え付けられたテレビで女児向けアニメを見ている知能が著しく低下している自身のトレーナーの姿を見て、タマモクロスはドン引きしていた。
タマモクロス自身そう言ったものを視聴する大きなお友達に偏見があるわけではない、いいものは年齢関係なく好まれるということを知っているからだ。しかし知能を宇宙の彼方に放り出しながら幼児退行する目の前の成人男性にはさすがにドン引きを禁じ得なかった。
「トレーナー…」
「あぃ?どうちたの?キュアクロス」
「誰がキュアクロスやねん!!」
「どうしたのかね?タマモクロスくん」
「急に落ち着くな情緒不安定か!!あんな?女児化するのは多目に見るとしてさすがに職場で堂々とアニメ見るのはアカンと思うんや」
「でもたづなさん許可してくれたよ?」
「え?嘘やろ?」
「お願いしますバブぅ!って言ったら」
「よく自分の上司に恥さらせたな!ある意味感心するわ!」
「『え…えぇ?はい…』って感じで許可くれた」
「それはな、許可出したんやない、引いただけや」
×月×日
「タマモクロスは最近はまってるものある?」
「そやな…最近発売された人参味の飴ちゃんやな」
「そっか…」
「…」
「今日はどんな夢見た?」
「…何やったかな、大食いの大会出る夢やったかな」
「そっか…」
「…」
「最近どんな音楽ー」
「会話下手くそか!昨日まで普通に話せてたやないか!」
「ああ、ごめんな。最近寝不足だから」
「何やそんな忙しいんか?」
「うん、アンケートとかで夜に外出て聞き込みしてきたり」
「そんなこともするんか」
「仕事だからお酒も飲まないといけないし」
「うんうん…ん?」
「女の人指名して聞き込みもしたり」
「キャバクラやないか!思いっきり遊び散らかしとるやん!」
「だから寝不足なんだよ」
「自業自得やで」
△月×日
「最近植物育てるのにハマってさ」
「ええやん、そのまま心も植物みたいに穏やかになってくれんか」
「料理にも使えるミント育てててね、名前もつけたんだ」
「植物にかいな、珍しいな。なんて名付けたん?」
「ピ○ール」
「名前が際どすぎるやろ」
「ミントティーにしようと思って乾燥させたんだ」
トレーナーはかばんから密閉された袋に入れられた、乾燥したハーブを取り出し匂いを嗅ぐ。
「ふぅぅぅぅぅぅ!」
「キマっとるやないか!冗談でもやめーや!」
「ちなみにどこで失敗したかわからないけど匂いは弱いしほとんど枯れた」
「よくそんな自信満々で持ってきたな!」
「ありのままの自分を見せたくて」
「露出狂みたいな言い訳やないか!ディ○ニーに謝れ!」
「ハハッ!」
「夢の国チキンレースやめや!消されるで!」
某下水の街要素の量
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もっといる
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今のままで
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少なめで