ボケるトレーナーとツッコミを入れるタマモクロス   作:海月くらげ

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某下水を意識しようとして何を書いていいか見失いかけたので自由にやりました

下水成分は今後は薄めていこうと思います。
薄めても下水は下水ですが


ボケるトレーナーとツッコミを入れるタマモクロス#7

 ある日の一幕、我らがタマモクロスはいつものトレーナーの部屋で待機しているように言われていた。

 

「今日はトレーナーから「取材があるから部屋で待機よろっぷ」言われたけど…遅いなぁ、なにしとんねん」

 

 ちなみにクリスマスの時の装飾がまだ残っている。

 

「かれこれ30分は待ってんねんけどな、来たらどついたろかな」

 

「すみません、記者の方案内してたら遅れました」

 

「なんやちゃんと仕事しとったんか、どっかで道草食うとったらどつきまわそう思っとったけどそんならしゃーないわ」

 

「いやー本当はカフェテリアで思いっきりパフェ食べたりしてたけどそっちの方が都合がいいしそうしておきましょう(次からは時間配分ちゃんと考えときますね)」

 

「本音と建前逆やんお約束か」

 

「記者の人扉の前で待機してるので準備できたらお呼びしたいのですが」

 

「取材終わったらグーで行くからな?ちなみに記者の人ってどんな人なん?」

 

「ちょっと個性的ですけど賑やかでいい人ですよ…アレをしなければ」

 

「最後不穏なこと言って不安煽んのやめ、ホラーゲームか」

 

「あの方に言いつけてやろ」

 

「近づけんでええねん」

 

「それでは記者の方、カモン!」

 

「こんにちは、月刊トゥインクルの乙名史悦子です。本日はよろしくお願いします」

 

「タマモクロス言います、よろしくお願いします」

 

「早速取材に入っていきたいのですが、極力気をつけますが答えたくないと思った質問がありましたら遠慮なくお申し付け下さい」

 

「わかりました(トレーナーが連れて来た人やから変人や思ったけど案外普通の人やな)」

 

「早速一つ目の質問ですが…

 

 質疑応答は順調に進んで行った。

 

 普段のトレーニングの内容から始まり、学校生活、趣味、レースに対する心意気などいたって普通のものだった。

 

 タマモクロスは安堵し、小鳥は歌い、花は咲き乱れ、トレーナーは地獄の業火に焼かれた。

 

 取材がトレーナーに移るまでは。

 

「ではトレーナーさんは普段はどのようなことを?」

 

「タマモクロスのトレーニング内容を考えたり、必要な書類を書いたりしています。夜遅くまで仕事をするときも少なくありませんがタマモクロスのことを考えれば苦でもありません」

 

「(普段ボケ倒しとるのに裏ではこんな苦労しとったんやな、改めて感謝せんとな)」

 

「す…」

 

「ん?す?」

 

「素晴らしいです!ウマ娘のためならばたとえ何徹だろうとし、分身する勢いで仕事をする覚悟があると!!」

 

「そんなこと言っとったっけ?トレーナー、訂正するなら…」

 

「「「「「「「「「「呼びました?」」」」」」」」」」

 

「なんでほんまに分身しとんねん、10人もおるやん」

 

「「「「「「「「「「1、2、3、4、5、6、7、8、9、10」」」」」」」」」」

 

「10本アニメになるな」

 

「素晴らしいです!!担当のために分身し、できることすべてを行う覚悟があるなんてぇ…」

 

「こっちもこっちで女子がしちゃいけない顔さらしとる」

 

「あ、タマモクロスだ」

 

「「「「「「「「「タマモクロスだ」」」」」」」」」

 

「こっちは妄想がいきすぎて恍惚とした表情をしながらトリップする乙名史記者だ」

 

「「「「「「「「「妄想がいきすぎて恍惚とした表情をしながらトリップする乙名史記者だ」」」」」」」」」

 

「いつまで10本アニメやっとんねん代名詞知らないんか」

 

「素晴らしいです!!素晴らしいです!!素晴らしいです!!」

 

「こっちは壊れたレコードみたいになっとる、これは悪夢か?」

 

「タマモクロスが落ち込んでる、合体して元気付けられるものになろう」

 

「「「「「「「「「そうしよう」」」」」」」」」

 

 

 

『ほら、バージェスト動物群のハルキゲニアだよ』

 

「ぎゃああああああああああああああああ!!」

 

 チュンチュンと小鳥がさえずる声が聞こえてくる。

 

 カーテンの隙間から朝の陽射しが溢れて来ている。

 

「なんや夢か。にしてもえらく恐ろしい夢やったな、なんやねんハルキゲニアって…」

 

 時計の針はいつも起きる時間より1時間早い時刻を指していた。

 

 風邪の時に見る悪夢のようなものをみたせいか眠る気になれず、タマモクロスはまだ眠い目をこすりながら、同室のオグリキャップを起こさないようにぼんやりと今日の予定を思い出す。

 

「そういや今日は…取材の予定が入って…」

 

 

 




ハルキゲニア:奇妙なその形から「幻覚が生んだもの」という属名がつけられた生き物。
       奇妙すぎて復元図が何回も変わっている(上下が逆だった、頭部だと思わ
       れていた部分が実は埋まる過程で押し出された糞だった等)。絶妙に気持ち
       悪くて可愛い。

某下水の街要素の量

  • もっといる
  • 今のままで
  • 少なめで
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