ノー格ゲー・ノーゲーム   作:茅倉 遊

4 / 4
 次話投稿が遅れてしまい、本当に申し訳ありません!
 これからは、なるべく早めの投稿が出来るように心掛けます。

 【SAO】第二期アニメ、絶賛放送中ですね・・・・自分も見ています。

 さて、今日は≪ハロウィン≫ですが・・・・
  ―――自分はお菓子を貰うより、美少女にイタズラされたいです。

 そんな話は置いといて、それではどうぞっ!


話し合い《ディスカッション》

「―――≪東部連合≫とのゲームなんて許さんぞっ!」

「ワシ等の命を、いったい何だと思ってるんだっ!」

「出て来い! ≪愚王≫っ! 東部連合の内通者めっ!!」

 

 着々と激しさを増していくデモ隊は、すでに王城付近までやって来ていた。

 確かに、位階序列に関しては『ドングリの背比べ』だ。しかし何と云っても、相手は≪世界第三位の大国≫である。そんな相手に『此方から勝負を仕掛けた』のだ。不満が在るのも致し方ないだろう。

 

「それでも、少し前まで≪人類史最高の賢王≫とまで称えてたんだよな。国民の変わり身の早さってのは、怖いもんだ」

 蒼志(そうし)は≪王城の屋根≫に腰掛けながら、群がる群衆を見下ろして口を開く。蒼志たちがこのエルキア王国に来た時よりも、デモ隊の数は増える一方である。

「誠に、愚かな下等生物たちで御座いますね・・・・」

「仕方ないだろう。あいつ等だって≪自分の命≫が大事なんだよ」

「ですが、マスターたちは≪この国を救うため≫にゲームを仕掛けた。それが理解できないようでは、やはり頭の方は救いようがありませんね」

「まぁそう言ってやんなよ。俺たちやあいつ等が何をやっても、最後に勝つのは人類種(俺たち)だ。それが、俺たちの(『  』)のやり方。『ゲームは始まる前に終わってる』だろ?」

「えぇ、その通りで御座います」

 王城の屋根上で、蒼志は隣に佇むジブリールと会話している。本来なら王城の中で≪仕事≫を行う筈なのだが、最近はその≪仕事≫が無い。なのでこうして、暇な時間を外で過ごしていると云う訳だ。

「にしても、東部連合の返事はかなり遅いな・・・・」

 蒼志とシェリアが『  』(くうはく)の≪衛兵≫となってから、すでに数日が経過している。

「確かに≪国家ゲーム≫ってのはかなり大きなモノだが、それにしても時間が掛かり過ぎじゃないか?」

「左様で御座いますね。マスターたちを待たせるとは、あの≪犬っころ共≫には相応の酬いを・・・・」

 ジブリールが何やら隣で黒い笑みを浮かべているが、蒼志はその場を苦笑いで流す。そのまま横になっていた身体を、素早く起こして立ち上がる。

「そろそろ戻ろうぜ。空たちもいい加減、暇を持て余してるだろうしな」

 そう言って、蒼志は先に屋根から降りる。その後をジブリールが続いて行く感じだ。

 

「―――話は変わりますが、あなた方の≪元いた世界≫である【空へと続く活動領域(スカイ・アクティブ・オンライン)】では、人も≪魔法≫を使用出来るのですよね?」

「あぁ、そうだけど。―――【スカイ・アクティブ・オンライン(SAO)】が、如何かしたのか?」

「ただの人間が≪魔法≫を使い≪他種族≫と渡り合うとは、いったい如何云うモノなのかとても興味が御座います。その【SAO】では、人間が≪最下位≫ではないようですし」

「当たり前だろ。こう見えて≪けっこう強かった≫んだぜ、俺たち」

 王城内の廊下を並んで歩きながら、蒼志(そうし)とジブリールは会話を弾ませる。

俺たちの世界(SAO)じゃあ、人類には≪職業≫ってのが在ってな。その≪職業≫によって、得る能力や役割が変わってくるのさ」

「では、貴方はどのような≪職業≫で御座いますか?」

「―――俺は、≪付与術師(エンチャンター)≫。主に戦闘では、≪魔法を使った攻撃≫や≪魔法を使っての自軍支援≫を担当する職業だ。≪魔法≫と云っても・・・・炎を放ったり、触っただけで傷を治したりする≪直接的な魔法≫じゃない。俺の場合は『物体に付与させて使う魔法』、つまり≪間接的な魔法≫しか使えない」

「・・・・物体に付与?」

 蒼志の言葉に違和感を覚えたのか、ジブリールは首を傾げながら蒼志に問い掛ける。

「前に見せただろ? 俺は『≪銃弾≫に魔法を付与させて使用する』。≪銃弾≫を使って、相手を炎で包んだりな。それに『魔法を付与した銃弾』を≪自分に撃ち込む≫ことで、自分に≪魔法を掛ける事≫も出来るんだぜ。良く出来てるだろ?」

 【炎の銃弾(フレイム・バレット)】や【未来予知の銃弾(イカサマ・バレット)】などが、良い例だろう。

「≪知力≫の有る人類が≪魔法≫を使う。本当にこの世界(ディスボード)から見れば、在り得ない話で御座いますね」

「でも、だからこそ俺たちの世界(SAO)では―――人類は≪強国≫に成り得たのさ!」

 両手を広げながら、蒼志は高らかと答える。

 蒼志たちの世界でも起きた≪大戦≫では、人類は≪連戦連勝(勝率100%)≫だったのだ。

 ―――まぁ、この話には≪続き≫があるがな・・・・

 蒼志(そうし)の隣では、未だに考え込む姿勢を取るジブリールの姿。どうやらまだ何か聞きたい事が在るらしい。

 この数日の内に、≪話せるだけの事≫は話した。自分が<異世界の出身>である事や、その<異世界(SAO)>で自分は≪英雄≫と呼ばれていた事も。まだ≪話していない事≫もあるが、それはまた今度話すつもりである。

「どうした、まだ何かあるのか?」

「いえ、貴方が連れている≪機甲種(メカニクル)≫の少女、彼女とはどう言うご関係で?」

「どう言うも何も、≪夫婦≫だって言ってんだろ?」

「そんな話を信じると思っているので御座いますか? 冗談は無しにしまして、本当の事をお教えください」

 本当の事を言っているのに否定されたら、説明の仕様が無いじゃないか・・・・

 蒼志がどう答えようか考えていると、目の前によく知っている後ろ姿が見えた。

「おっ! ちょうどイイ所に、おーい! シェリア~!」

 蒼志たちの前を歩いていたのは、ピッタリなタイミングで話に上がっていた≪シェリア本人≫だったのだ。

 

 

 

「おやおや、これは良い所でお会いしました。少し尋ねたい事が・・・・おや?」

 ジブリールがさっそくシェリアに事の真相を問い質そうとするが、その声は途中で止まる。ジブリールの視線は、シェリアの持っている≪木筒≫に向いていた。

「シェリア、・・・・What is it(それ、何)?」

 蒼志が尋ねると、こっちに向き直ったシェリアはゆっくりと口を開く。

「・・・・貰いました」

「誰に?」

「この城の官僚の方だと思います。≪お願い≫をして頂いて来ました」

 シェリアは大事そうに抱えていた木筒を、蒼志に手渡してくる。

「なぁ、ジブリール。これって・・・・?」

「はい、東部連合からの物だと思います。恐らく、東部連合とのゲームに反対する者が隠し持っていたのでしょう」

 蒼志は自分が持っていても仕方がないと思い、木筒をジブリールに手渡す。受け取ったジブリール本人も、少し納得のいっていない顔をしていた。

「ちなみに、シェリア。≪お願い≫ってどうしたんだ?」

「少し抵抗されたので、≪対戦艦用61cm砲≫を向けて説得を行いました。すると、快く手渡してくれたので良かったです」

 

 ――― 【十の盟約】に≪恫喝≫は含まれないのだろうか?

 

 そんな事を、蒼志は一人で考えていたのだった。

 

 まぁ、これでようやく東部連合との≪ゲーム≫が始まる―――

 

 

 

    Go for the next again!!!

 

 




どうでしたか?
 感想等、書いてくれたら嬉しいです。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。

評価する
一言
0文字 一言(任意:500文字まで)
※評価値0,10は一言の入力が必須です。参考:評価数の上限
評価する前に 評価する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。