龍の目を持つ悪魔(異世界編)   作:アニ督

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第4話 謎の決闘そして共闘

俺は、王立士官学園の学園長室にいた。理由は、俺の処遇を決めるためであった。

レリィ「つまり、女子寮に忍びこんだのは事故だったと言うわけね、え~と、葉山裕翔君。」

裕翔「はい。色々お騒がせしてすみません。」

レリィ「別にいいわよ。ただの事故なら、仕方ないわよ。あと、はい、これ。」

すると、俺のデザートイーグルが机の上に置かれる。

裕翔「あっ!ありがとうございます!」

俺はデザートイーグルを受け取る。

すると、

レリィ「ねぇ、裕翔君。貴方は此処がどう言う場所か知ってる?」

裕翔「確か、貴族中心のお嬢様様学園としか、聞いておりません。」

レリィ「まぁ、あながち間違ってはいないわね。でも、もっと詳しく言うと、ここは新アティスマータ王国の直属の学校なの。そして、ここでは、機竜使いの育成を専門にしている学校なの。」

裕翔「どうりで、生徒が機竜を持っているわけだ。」

レリィ「ところで、裕翔君は行く当てがあるの?」

裕翔「いえ、ありませんが。それが何か?」

レリィ「じゃあ貴方、修理や点検はできる?」

裕翔「できますけど。」

レリィ「じゃあ、ここで働いてもらいましょう。」

裕翔「はぁ⁉︎」

シャリス・ティルファー「え⁉︎」

裕翔「俺は、男ですよ。なんで、俺がお嬢様しかいないところで、働くことになるんですか⁉︎」

レリィ「だって、修理や点検ができるんでしょ。だったら、ここでそれを活かして働けばいいじゃない。」

裕翔「俺、ここでは犯罪者扱いなんですけど。それに機竜の修理方法なんて知りませよ。」

レリィ「大丈夫よ。貴方が今回起こしたことは、全て黙っておいてあげるから。それに機竜のことはここで覚えればいいじゃない。あと、ここでは貴方は生徒として扱うからよろしくね。」

裕翔「良くない、良くない!」

シャリス「学園長!」

ティルファー「ちょちょ。」

他の4人も賛同はしていない。

すると、

リーシャ「ちょっと、待った!私はまだ、この男を許していないのだが。」

裕翔「ですよねー。」

リーシャ「こんな、変態でやる気の無そうな奴をここで働かせるなど、有り得ない!」

裕翔「おーい、一言余計だぞ。」

リーシャ「まず、コイツには独房の臭い飯がお似合いだ。」

裕翔「おい。」

リーシャ「学園長、私はこんな奴をここで働かせるのは、断固として反対だ。その前に独房行きにするべきだ。」

裕翔(それだけは勘弁して。)

レリィ「そうねぇ。私も彼を信頼できる訳では、ないから。彼の処遇は貴方に任せるわ。リーズシャルテさん。」

裕翔「えっ⁉︎ちょっと、黙っておいてくれるじゃ、無かったの⁉︎」

レリィ「だって、彼女は王族だもの。」

裕翔「へっ!?」

リーシャ「リーズシャルテ・アティスマータ。私の名だよ。私はこの国の姫だ。」

裕翔「えええええ‼︎」

すると、彼女は俺に剣を向けてくる。

リーシャ「いいか。お前の処遇は私との決闘で決める。決闘内容は、私との一騎討ちだ。勝てば働いてよし、負ければ独房行き。」

裕翔「はあ。」

リーシャ「ふん。皆んなにも伝えろ、新王国の王女が変態男を潰す見世物だと。」

そして、リーシャが学園長室のドアを開くと、

生徒A「ギャァァァァァ!聞いた。リーシャ様が男を叩き潰すそうよ。」

生徒B「他の子にも知らせましょ。」

多く生徒達が聞いていたようだ。そして、散って行った。

レリィ「普段は、いい子なんだけどねぇ。」

裕翔(この学園大丈夫かぁ?)

レリィ「アイリさん。彼のことをよろしくね。」

アイリ「ハァ~、わかりました学園長。では、ついてきてください。」

裕翔「お、おう。」

こうして、学園長室を後にした。

 

闘技場に向かう途中

俺は、アイリという子の後をついて行った。

裕翔「なぁ、さっきなんで俺を兄貴と呼んだんだ?」

アイリ「!・・・・・・・・・・、貴方の後ろ姿が、兄と似ていたからです。」

裕翔「へえ〜。で、その兄貴は?」

アイリ「死にました。5年前のクーデター際に。」

裕翔「あ、そう。悪いことを聞いたな。」

アイリ「貴方が気にする事は、有りません。」

裕翔「なぁ、あの王女さん強いの?」

アイリ「はい。彼女は、この学園で定期的に行われる校内戦で無敗を誇っています。」

裕翔「へえ〜、弱くはないわけか。」

アイリ「勝てるのですか?」

裕翔「やってみないことには、わからん。」

アイリ「そうですか。気をつけてください。」

それからは、喋ることも無く、闘技場についた。

 

闘技場

俺は闘技場内で、リーシャと向かい合っていた。また、既に観客席には、多くの生徒が観に来ていた。

生徒C「ねぇ、どっちか勝つと思う。」

生徒D「ええ、私はリーシャ様かなぁ。」

生徒E「でも、あの男の子三和音のシャリス先輩の機竜の右腕を生身で斬り落としたそうよ。」

生徒C「えぇ、じゃあ機竜がなくても戦えるってこと!」

生徒D「それ、強くない。」

そんな、声などが聞こえてくる。

裕翔「ハァ~、帰りたい。」

すると、

リーシャ「おい、変態。なんで私が貴様に決闘を挑んだと思う。」

裕翔「裸を見られたからか?」

リーシャ「私に勝ったら教えてやる。」

そして

ライグリィ「それでは、新王国第一王女リーズシャルテ対、葉山裕翔との決闘を始める。双方構え!」

すると、リーシャは剣を縦構え

リーシャ「目覚めろ、開闢の祖。一個にて軍をなす神々の王竜よ。《ティアマト》」

そして、例のごつい機竜が姿を表した。

リーシャ「どうした。お前も機竜を装備しろ。」

裕翔「えっ?俺機竜は扱えないけど?」

リーシャ「・・・・・・・・・・。」

生徒達「・・・・・・・・・・。」

急に静まりかえる。

そして

全員(俺以外)「ええええええええ!」

リーシャ「お前機竜を使えないのか!?」

裕翔「だって、この俺の国では、機竜なんて無いもん。」

リーシャ「ふん。呆れたな。本当にただの馬鹿だな。」

裕翔「別に、機竜が無くたって戦えるからいいよ。」

リーシャ「ふん、そうかなら試してやろう。教官このまま試合は続ける。」

ライグリィ「しかし、相手が機竜無しでは・・・・・・・・・・。」

裕翔「別に俺もいいよ。」

ライグリィ「しかし!」

裕翔「大丈夫、大丈夫。死ぬわけでは、ないから。」

ライグリィ「分かった。」

そう言われると

シャキン

俺もブレイブソードを構える。

そしてついに

ライグリィ「バトル開始!」

するとリーシャは、

ガチャン

俺に向かって銃を構える。

裕翔「おいおい、いきなり撃つ気かよ。」

ピューン

ドーン

俺はこの攻撃を回避した。

裕翔「ふう〜、当たったらひとたまりもないな。」

それからも、何度も攻撃をかわした。途中からは、小さな無人機らしき物も攻撃してきた。

リーシャ「ふむ。思ったよりはできるな。私の攻撃を全てかわすなんて、プライドが傷つけられたよ。」

裕翔「そりゃ、どうも。」

リーシャ「だが、さっきから逃げているばかりでは、ないか。」

裕翔「だって、近づけないんだもん。」

リーシャ「そうか、ならここで朽ち果てろ!」

また、攻撃をしてくるが、かわす。

リーシャ「どうせ、お前も所詮は雑魚なんだろ。」

裕翔「・・・・・・・・・・。」

リーシャ「お前は、どうせ何も守れない人間なんだろ。」

俺は、昔のことを思い出した。そして

裕翔「今、なんて言った!」

俺は豹変した。

すると、

リーシャ「消えた!?」

そして

リーシャ「!」

キーン

リーシャは、ギリギリ銃で、裕翔の攻撃を防ぐ。

裕翔「お前に何が分かる!大切な者を守れなかった俺の気持ちが!!」

俺はリーシャをおもいっきり蹴飛ばした。

リーシャ「カハッ!」

ズドーン

リーシャはティアマトごと地面に叩きつけられる。

リーシャ「調子に乗るな!神の名の下にひれ伏せ!《天声》」

すると、一気に重力が増す。俺は地面に降りた。

リーシャ「何で、立っていられる!」

俺は地面に降りたものの、歩くことができた。

そしてすぐに、重力は元に戻った。

裕翔「立てよ。俺を倒すんじゃなかったのか。」

リーシャ「この化け物め。」

裕翔「よく言われるよ。」

リーシャも立ち上がった。

裕翔「そろそろ、決着をつけないか。」

リーシャ「同感だ。」

裕翔「行くぞ!」

リーシャ「ハァァァ!」

俺とリーシャは互いに、突っ込んだ。しかし、

ギイイイイイエエエエエエエエエエアアアアアアア

謎の鳴き声が聞こえてくる。

裕翔「・・・・・・・・・・‼︎」

リーシャ「・・・・⁉︎この声は!」

空を見ると、化け物がいた。

裕翔「何だアレ!?」

リーシャ「アイツは幻神獣だ。」

裕翔「何だそれ?」

リーシャ「基本、遺跡にいる化け物だ。それにアイツはガーゴイル型だ。」

裕翔「で、アイツをどうする?」

リーシャ「倒さなければ、生徒に被害が。」

裕翔「分かった。俺が囮なる。その間にお前が倒せ。」

リーシャ「何を言ってる!機竜1体でも倒せない相手だぞ!」

裕翔「だが、やらないよりは、マシだ。」

リーシャ「行けば、死ぬぞ!」

裕翔「俺は、一度死んだ人間だ。」

リーシャ「‼︎」

裕翔「それに、どうせその機竜まだ、隠し技があるんだろ。」

リーシャ「どうしてそれを!?」

裕翔「あんなに特殊攻撃されたら、ある程度は勘づくわ。それじゃあ、頼むぜ。」

リーシャ「お、おい!」

俺は、幻神獣向かっていく。

裕翔「さてやるか。」

そして

ダダタダダダダタダダダダタダダ

機竜に向かって、ブレイブソーダのアサルトビーム弾を喰らわせる。

幻神獣「ギィエエエエエエエエエエ!」

幻神獣が俺の方向く。

裕翔「こっちだ!化け物!」

幻神獣がこちらに向かってくる。

 

一方、闘技場の観客席

シャリス「アイツ何をしている!?」

ティルファー「幻神獣に生身で立ち向かうなんて、無茶過ぎる!」

ノクト「yes.ただの自殺行為です。」

アイリ「裕翔さん。どうして・・・・・・。」

 

そして裕翔は、

裕翔「ホイホイ、こっちに来い!」

ダダタダダダダタダダ

幻神獣「ギイエエエエエエエエエエ!」

すると幻神獣の翼の一部が赤く光りそして、

ギィューン

その赤い光りは、こちらに飛んでくる。

裕翔「嘘だろ!」

その瞬間、

ドーン、ドーン

突如赤い光は、爆発する。

裕翔「この攻撃は!?」

上を見ると、1羽の大きな鳥が飛んでくる。そう、裕翔の召喚獣ホルスだ。

裕翔「ナイス!ホルス」

ホルス「クエエエエエ!」

裕翔「ホルス!援護を頼む。」

ホルス「クエエ。」

俺は再び幻神獣に攻撃を開始する。

裕翔(頼むぞ、王女さん)

 

それを見ていたリーシャは、

リーシャ「アイツ。本当に何者だ。」

リーシャは裕翔を眺めていた。

リーシャ「そうだ!アイツが引きつけてくれいる間に!」

リーシャは構える。

リーシャ「《ティアマト》よ!本性を表せ!」

すると、ティアマトの右腕が変わる。

リーシャ「あと、少し。」

しかし、幻神獣がこちらに気付く。

リーシャ「‼︎」

幻神獣「キィエエエエ!」

幻神獣は裕翔から、リーシャに狙いを変える。

裕翔「マズイ!」

幻神獣は、リーシャの元に向かっていく。

リーシャ「クッ!!」

リーシャが諦めかけた時、

裕翔「こっちだ!化け物!」

幻神獣は俺の方を向く。

裕翔「喰らいやがれ‼︎」

俺は大太刀モードに変えたブレイブソードを幻神獣に向かって投げる。そして、

ブスッ

幻神獣「ギィエエエエエエエエエエ!」

裕翔「今だ!やれ!」

俺はリーシャに向かって叫ぶ。

リーシャ「《七つの竜頭》!」

大きなビームが幻神獣に向かって飛んでいく。

そして、

ドーン

幻神獣は、爆発する。

裕翔「やったか?」

地面に降りた俺は、幻神獣を確認する。幻神獣は跡形もなく消えていた。

裕翔「よかった・・・・・・・・・・みんな無事で。」

そして俺は、倒れた。

ドサッ

リーシャ「‼︎」

リーシャが音がする方を向くと、裕翔が倒れていた。

リーシャ「おい!お前!?」

リーシャが裕翔に近づくと、血が出ていた。裕翔は、先程の幻神獣の遠距離攻撃を1発を喰らってしまったのだ。

その後、裕翔は至急医務室に運ばれた。

 

 

王立士官学園の医務室

俺は夢を見ていた。俺にとって人生最悪の日のことを。あの日俺は全てを失った。その後、周りからは罵声を浴びせられた。

「この役立たず!」

「お前が、代わりに死ねばよかった!」

「我が一族は終わりだ!」

「あんなヤツ、産まれてこなければよかった!」

そして俺は、

裕翔「・・・・・・・・・・!、ハァ~、ハァ~」

俺は目が覚めた。

すると、

リーシャ「あ・・。お、起きたのか!?」

裕翔「あっ!?」

目の前にリーシャがいた。

リーシャ「き、傷が痛むのか?ここの医師は結構腕が良いんだが・・・・・・・」

裕翔「お前、俺の体見たか?」

リーシャ「え!?あぁ、お前の体は、」

裕翔「これは、4歳の時に大怪我を負ったことによって、できた体だ。」

リーシャ「そうなのか。」

裕翔「俺は、実家は元々武族として、有名な一家なんだ。父は対テロ組織の人間のトップだった。母も昔はその組織にいたが、姉さんを身籠った際に退役した。そして俺が4歳の時に、母と一緒に出かけた際にテロに巻き込まれた。」

リーシャ「えっ。」

裕翔「俺も母も重傷を負った。医者はどちらしか助けられないと判断した。その時、微かに意識があった母が担当医に俺を助けるように頼んだらしい。結果、母は死んだ。そんな時に、俺は父を責めてしまった。対テロ組織の人間の父が母を救えなかった事に俺は許せなかった。でも、父が悪ないことぐらい分かっていた。そして、俺は自分を憎んだ。母を守れなかった自分を。そして、8歳の時にある軍隊に入る事にした。父は俺が軍隊に入ることを拒んだ。しかし、俺は入隊した。その入隊してからは、成績も優秀だった。だが、10歳の時のある任務で、俺は父と共に戦う事になった。その時、父は俺を庇って死んだ。父は最後、俺に「守るべき者を守れ」と言った。俺は、辛かったよ。その後は、親族からも責められたよ。両親2人を死なせたんだから。だから、もっと強くなろうと思った。誰も、死なせない強い兵士に。それからは、勉学も訓練も死ぬほどやったよ。けど、周りは俺を見てくれなかった。任務では、テロ組織を俺1人で殲滅させた。味方からは、『悪魔』と呼ばれたよ。けど、それでよかったと思ってる。」

リーシャ「なぜ?」

裕翔「今回は、誰も死なせずに済んだ。だから、後悔はしない。」

リーシャ「そっか。よかったな。」

裕翔「まぁ、看病の件は、ありがと。」

リーシャ「気にするな。命の恩人だからな。あと、約束を覚えているか?」

急にリーシャの顔が赤くなる。

裕翔「あぁ、確か、決闘の理由だったな。」

リーシャ「そうだ。お前にアレを見られたからな。」

すると、リーシャは制服のブラウスを捲り上げ、スカートとおろし、下着を少し下げた。

裕翔「ちよ!?お前!?」

俺は焦った。

リーシャ「これを見られたからには、お前を放って置けなかった。」

よく見ると、臍の下に紋章が見えた。

裕翔「何だそれ?」

リーシャ「これは、旧帝国の物にされた時に付けられる紋章だ。」

裕翔「え!?お前ってつまり元奴隷?」

リーシャ「そうだ。」

裕翔「旧帝国ねぇ。初めて見たわこの紋章。」

リーシャ「えっ?」

裕翔「だって俺、この国の昔も今も全く知らんし。」

すると、リーシャの顔が更に一段と赤くなる。そして、

リーシャ「うわぁああ!?死ね!ドエロ!これでは、私がただ服を脱いだだけではないか!」

裕翔「いや、知らんし!理不尽だろ!」

リーシャ「この事は、絶対誰にも言うな!」

裕翔「言わねえよ。言って俺に何の得かある。」

リーシャ「誓えるな?」

裕翔「誓うよ。」

こうして俺は医務室を出ると、

リーシャ「あと、お前は明日からこの学園の生徒だ。よろしくな。」

裕翔「・・・・・・・・・・はぁ!?」

リーシャ「学園長が言ってただろ。」

裕翔「いやいや!俺はまだ、承諾してないけど!」

リーシャ「あと、お前は機竜専門の整備士及び雑用係として働いてもらう。」

裕翔「はぁ!?」

リーシャ「それでは、明日からよろしくな。」

裕翔「ちょっと、王女さん!?」

リーシャ「あと、私の事は「リーシャ」と呼んでくれ。これも約束だ。

そして、リーシャは笑顔で帰って行く。

一方俺は、

裕翔(帰りてエエエエエエエエエエ!)

とただ願っていた。

 

続く

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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