パクパクですわ!のキャラに転生したんだけど、何か違いますわ…… 作:クレナイハルハ
ずっと短編の月ランキング載っててびっくりですわ。
恐らくこれが今年最後のパクパクですわ!
これからもよろしくですわ!
あと今回は短めですわ!
メジロマックイーン(原案)side
今日も今日とてネットサーフィンでバイト先を探す。そろそろ何故か残っていた人間だった頃の貯金も残り僅か。
さすがに、そろそろバイト先を見つけなければ不味いですわ。簡単かつ一回でドーンと稼げる楽な仕事は無いのかしら?
そう思いながら画面をスクロールしていくと、一件のサイトが目に入った。『走れるウマ娘募集、たった一回のレースでどかんと稼げる』の文字、明らかに怪しそうだが取り敢えず見てみよう。
そう思いながらサイトへと飛ぶ。どうやら、このサイトでは、ウマ娘名と適正距離を入力するらしき場所があった。
ふむ、取り敢えずメジロマックイーンは無しですわね。目立ちますし、何よりこの世界には本物のメジロマックイーンがいるんですし。そうですわね………。
少し考えた結果、私はどちらの欄にも文字を打ち込みエンターを押した。すると即座にサイトが移動し、画面端に先程入力した名前が載っている画面になる。そして名前の近くの円に封筒のマークが描かれており、びっくりマークが付いていた。
マークをタップするとそこには、明日に■■街の■■■に来るよう書かれていた。
「これは、一体?取り敢えず勝負服は必要になりますわね。」
取り敢えず私はそれを見て、クローゼットから着ていなかった勝負服を取り出した。
『出走バ達を紹介いたします』
建物内に作られている大きなグラウンドに、放送が流れる。観客席にはサングラスやマスク等で顔を隠し真っ黒な服装をした人達が多く並んでいる。
うーむ、これ違法の賭博なのでは?思わずゲートへと入りながら私はそう考えた。
いや、確かに私は『たった一回のレースでどかんと稼げる』と良いと言いましたけど………違法に手を出そうなんて考えていませんでしたわ。
『一番、シルバークロウ。二番、グラックランディ。三番、アークインパルス。』
それに一応この勝負服を着てこの会場に来たのですけど受付の女性の方が凄く驚いていましたわ。私を見た瞬間に口をポカーンと開けていて、思わず首を傾げてしまいました。
思わず『何時まで口を開けているの? はしたなくってよ?』って言ってしまいましたわ。そのあと何故か泣きそうになりながら受付してきましたけど。ごめんなさい、ただ注意したつもりなんです。責めるつもりは無かったんですの!
その後に凄く悲しそうにしていましたけど。いったいなんなのでしょうか?
と言うかたった一回のレースでどかんと稼げるのはあの黒い服を着た観客さん達のみなのでは?私達走るだけですし………。
まぁ、説明を聞くと1位に入れば賞金があるらしいですし、あながち『たった一回のレースでどかんと稼げる』は間違っていないのですわね。絶対わたくし達よりあの人達の方が稼げるでしょうけど。
さて、今の私の名前はメジロマックイーンではありませんわ。
『四番、フユサクラ。五番、ハナミズキ。六番、バグルバイザー。七番、
アーリースタイル、この言葉の意味は
本来ならばこの姿で、この世界を走る筈であったメジロマックイーンの原案。
ライスシャワーと話したときに知ったトレセン学園に通っているウマ娘、
ならば、私はこの姿の本来の名前を心の中へとしまい。今の名をアーリースタイルとして彼女の走りに恥じないようレースを駆け抜けるのみ。
私の左右に並ぶ三名の名も知らぬウマ娘たち、申し訳ありませんが私が生きるために、奪わせて頂きますわ。
……初めてのレースの筈なのに、何故か勝てるという自信があった。それはこの体の経験がそうさせたのか、それとも私の思い上がりなのか。
どちらかは分かりませんが、構えは人間の走り方ではなくウマ娘としての構え。恐らくは体が覚えているのでしょう、ウマ娘としての走り方を。
目の前のゲートが開くその瞬間を静かに待つ。周りのウマ娘は誰もがギラギラとした欲望にまみれた瞳をしていた。もちろん、それは私も同じ。
これに勝たなければ今後の生活が不味い事は明らか。
なんとしてもこのレースに勝ち、暫くはまた引きこもるのだ。
『各ウマ娘、ゲートイン………スタートしました』
その言葉と共に目の前のゲートが開いた。次の瞬間、私はゲートの外への一歩を踏み出した。
高速で後ろへと流れ去っていく景色にこれがウマ娘の見ているスピードの世界なのか、そう感じながら全力でレース場の地面を蹴る。
もっと、早く。
何かが私にそう囁く。
もっと強く、勝利へと。
走り続ける中、偶然か一番から二番目の順位に上り詰めた、差し?だったかしら?
その走り方でレースは終盤へと入っていく。
あと少しの距離を走ればゴール、早く彼女を追い抜かなければと、そう思った。
その時だった。
気付けば私は、いつの間にか沢山のウマ娘達の歩む道を、ウマ娘達を追い抜き前を歩いていた。ゆっくりと、彼女達の一番前を優雅に歩む。
「生きること、それは奪うこと。」
歩きながらゆっくりと瞳を閉じる、だが私は立ち止まらず前へと進んでいく。
勝負とは、生と死が左右する物。
墜ちるか、生き残るかの瀬戸際。
「蹂躙の時間ですわ」
私は瞼を開く、その瞳には先程まであったはずの温かさも優しさも無くなり、冷たく変わっていった。
まるで氷のように冷たく、夜のように暗い瞳で堂々と目の前の道を進みながら後ろ髪を手でさらりと靡かせる。その口は獲物を前にした肉食獣のように笑っていた。
外は冷たく冷静、だが内に秘めるのは静かに強く、激しく青い炎が燃え上がっている。
「さぁ、全てを奪いに行くとしましょう。覚悟はよろしくて?」
「ッ!」
次の瞬間に、私は先程より格段に速くなった。
より速く流れる景色、より強く踏み込む足。
キリッとしていた顔は、猛禽類のように恐ろしい笑みを浮かべているだろう。
格段に何かが変わった。
そう感じた。
私は前にいたウマ娘を追い抜き、更に足に力を込めて大地を踏みしめ加速していく。
他のウマ娘の、勝てると言う思いを奪う。勝たなければならない、圧倒的な力で蹂躙する。
名誉も、勝利も、栄光も全て奪う。
それが私、アーリースタイルの走り方。
『今、アーリースタイルが一着でゴール。』
そう言えばゲームでは走り終わったら手を振ってましたわね?早速速度を緩めながら観客へ愛想良く笑いながらと手を振る。
その後に結構な額の賞金を頂き、普通に帰らせて貰えました。ウイニングライブとか練習したこと無いので、無くてホッとしたのは此処だけの話ですわ。
さてさて、早速お祝いにスイーツでも食べに行くとしますわ。
ついでに調味料やら柿葉っぱやら、他にも色々と調達したいですし。勝負服のまま街を歩くのはもう慣れました。と言うかレースで沢山の人に見られてましたし。
この容姿だと周りから見られるのも当たり前ですし?
「何はともあれ、買い物の前に私へのご褒美。スイーツは大事ですわ。」
そんな事を考えながらケーキバイキングへと足を向けるのであった。
さぁて、パクパクしますわ!
ご愛読ありがとうございます
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お待ちしております。
テーテーテ♪テーテーテテー♪
テーテーテテーテーテー♪
╲ガコン!!╱
「勝利も名誉も栄光も、全てを奪って差し上げますわ!」
NEW!
〔Empty〕
メジロマックイーン
☆☆☆
もう一人のメジロマックイーン?
メジロマックイーン原案の姿をした謎のウマ娘。生きる為に賞金を求めレースを駆け抜け他のウマ娘達を蹂躙する。
たまに外に生えている草や川の魚を採って食べているらしい。
固有スキル『
みんなはどのウマ娘が好き?
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雑穀精神!?ライスシャワー
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鹿毛嫌い!?スペシャルウィーク
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妹現る?アドマイヤデネブ
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闇の化身?ヤミノビジン
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元モブ娘?ブリッチコンプ