パクパクですわ!のキャラに転生したんだけど、何か違いますわ…… 作:クレナイハルハ
パクパクですわ!!(挨拶)
筆が乗ったら速書き即投稿ですわ!
いつもご愛読、誤字報告、感謝していますわ!
メジロマックイーン(原案)side
夜、シオンさんが眠った事を確認した私は以前から計画していた自然薯掘りをするため、山へと来ていた。
何故昼来なかったのか?流石に平日はアルバイトで無理ですし、明日が祝日の今日ならば大丈夫だろうと思い行動に移したのだ。
昼に来ると、この近くにある神社へと参拝する人々がいるためにこうして夜に森に入る事で怪しまれないよう、そして目立たないようにするためだ。
「ふぅ……大きなスコップではなく小さなスコップですが大丈夫でしょうか?」
そう思いながら着ていたジャージの袖で額の汗をぬぐい、地面に懐中電灯を当てて夜の獣道を歩く。
一応山に入ったら虫等が怖いので勿論長袖長ズボン、更には長靴と虫除けスプレーで完璧ですわ! 山を嘗めたらいけないのですわ……。
早速、以前見た動画を手がかりにハートのような形をした葉を持つ草の蔓を探す。
うーんそれにしても無いですわね。それに蜘蛛の巣に耳や尻尾が触れないよう気を配るのは大変ですわ……何か自分の事ですけど、ウマ娘になってから大分なれましたわね尻尾と耳のある生活。
そう思いながら探すこと数分、木に蔓が反時計回りで巻き付いているハート型の葉を見つけた。
やりましたわ!早速掘って明日の朝はトロロご飯をパクパクですわ!
「ふふ、朝ごはんの食材ゲットですわ」
そう考えながら私はリュックから軍手を取り出して身に付け小さなスコップで自然薯を傷付けないよう慎重に掘り進めるのだった。
ライスシャワーside
「うぅ……マックイーンさんどこ?」
今日、ライスはトレセン学園の寮合同肝試しで夜に神社へと来ていた。寮の同室以外のウマ娘と二人一組を作り山奥の神社へと向かうらしい。ちょっと怖いけど、みんなが行くのでライスも参加し、あのメジロマックイーンさんとペアを作ることが出来た。
だけど、肝試し中にマックイーンさんとはぐれてしまい夜の暗い森をゆっくりと歩いていた。
「うぅ、怖いよぉ……マ、マックイーンさん何処?」
勇気を出してそう叫ぶが返事は返ってこない、不安と恐怖で涙が出そうになるのを耐え歩いていると、ザッザと言う土を掘るような音が聞こえた。
もしかして近くに人がいるのかな?よし、聞こえる方にいって道を教えて貰おう、怖くない怖くない!
「がんばれライス、がんばれー……オー!」
自分を鼓舞して音の聞こえる方へ行くと真っ暗な森の中で1ヵ所だけライトの明かりと思われる光が見えて、もしかしたら他のウマ娘のペアがいるのかもしれないと思い、光の見えた場所へと走る。
「ん?そこにどなたかいらっしゃいますの?」
その声と共にライスへと懐中電灯の明かりが向けられ思わず目を細めながら見るとそこにはジャージ姿のマックイーンさんが立っていた。
「マ、マックイーンさん!ふぇぇ怖かったよぉ……」
やっとライス以外のウマ娘に出会えて安心したのか力が抜けて地面に座り込む。
「だ、大丈夫ですの?」
そう言って差し出された手を掴んで引き上げて貰い立ち上がる。
「ありがとうマックイーンさん!早くライス達も神社に行こう?」
そう言うとマックイーンさんが少し考え込むようなポーズを取ると納得した様子で頷いた。
「なるほど、事情は分かりましたわ。こっちです、付いてきて下さい」
「は、はい! ……付いてく、付いてく」
マックイーンさんの後ろに付いていき、真っ暗な夜の森を歩き続ける。
シーンと静まり返った夜の森にライスとマックイーンさんの歩く足音と吐息だけが聞こえる。
「それにしてもライスさん、貴方はちゃんと長袖長ズボンを着ているのですね。素晴らしいですわ」
えっと? 汚れるかもと思ってジャージを着てきたら、マックイーンさんに褒められちゃった?
「そ、そうかなぁ?」
「そうですわ、森は昼夜問わず危険な場所ですわ。虫一匹が命を奪うこともありましてよ?」
「え……」
一気にサァーッと冷や汗が背中を伝い、ブルリと体が震え、マックイーンさんの更に近くによる。
「他にもヒルに血を吸われたり、草や木で肌が切れてしまったりしますわ。ですから森に入るときはこうして長袖長ズボンを着ていた方が安全性が高いのですわ。」
ライス、心の底からジャージ着てきて良かったと思った。マックイーンさんの言葉を聞き、肝試しにくる前に服装で悩んで、ジャージにしたライスに凄くありがとうって伝えたいと思った。
それにしてもマックイーンさん森を迷わず歩いてる、まるで道が分かってるみたい。
「マックイーンさん、道……分かるの?」
「えぇ、昼に事前に来て道のりを把握しておいたので問題ありませんわ。じゃないと夜に森に入るなんて自殺行為ですし」
マックイーンさんと歩き続け、3分くらいすると、階段が見えてきた。更には階段の上に見える鳥居の向こうから明かりとウマ娘の声が聞こえてくる。
「行こう、マックイーンさん!!」
そう言って階段を走って上がり、鳥居を潜るとそこにはロブロイちゃんやウララちゃん達がおしゃべりして肝試しの感想を話していた。
やっとみんなの所に帰って来れたと安堵し、片手を胸に置いて深呼吸する。
良かった、無事にたどり着けた。
「ライスさん!!」
名前を呼ばれ、思わずビクリと体が震え聞こえてきた方向を見ると
あ、ライス先に走って来ちゃったからマックイーンさんもしかして怒っちゃったかな?
「ライスさん!よかった、ご無事で。本当に申し訳ありませんわ!まさかはぐれて居るとは思っていなくて……」
そう言ってマックイーンさんが急に謝り頭を下げられてライスは思わず?を浮かべた。
「あ、頭を上げてマックイーンさん!?た、確かにはぐれたけど、最後は一緒にゴールしたよ?」
そう思いながら、マックイーンさんを見て思わずアレ?と首を傾げた。
「マックイーンさん、いつの間に制服に着替えたの?さっきまでジャージを着てたよね?」
先程までジャージを着ていた筈のマックイーンさんはトレセン学園の制服を着ていた。
あんなに森に入るときは長袖長ズボンが良いって話していたのに、どうして?
「?なんの事ですの?私は最初から制服ですわよ?」
「え?」
「え?」
そう言えば、さっきマックイーンさんは何で
一緒にここまで来たはずだから、普通なら鳥居の方から来るはずなのに……。
でもマックイーンさんは私とはぐれたままだって、それに最初から制服だったって……じゃ、じゃあさっきまで一緒にいたはずのジャージ姿のマックイーンさんはもしかして……
「きゅう……」
「ライスさん!?ライスさん!しっかり──」
メジロマックイーン(原案)side
それにしても、昨晩は自然薯を掘り終えたタイミングでまさかのライスシャワーさんとエンカウントするだなんて驚きましたわ。
思わず脳内で『野生のライスシャワーが現れた』とふざけてしまいましたわ。取り敢えず声の聞こえる神社の方向に案内しておきましたけど。
その後に山を降りて帰る際に山菜を取っていたら救急車の音がして、通りすぎて行きましたけど、何かあったのでしょうか?
そう思いながら昨晩の獲物である自然薯をすり鉢で擦り続ける。ご飯は既にジャーにセットしてあるから大丈夫ですわね。
擦り下ろされた自然薯に醤油を垂らして混ぜる。これでトロロは完成ですわね。
「おはよアーリ……」
そう言って寝起きのシオンが炬燵に入ってぬくぬくし始めるのを見て朝食の準備を進める。給湯器がまだ壊れているため、毎日近くの銭湯に向かわなければなりませんわ。
給湯器の修理代、他にも最近は色々と不味いですわね………もしもの時は走るしか、ないですわね。以前に行った時にあと数日したらレースがあると思うと説明されましたし。
そう思いながら、私は朝食のメニューを運んでいく。
今はとにかく、取れたての自然薯でトロロご飯ですわ!
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