パクパクですわ!のキャラに転生したんだけど、何か違いますわ……   作:クレナイハルハ

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生存報告ですわ!
番外編なので、いつもの挨拶はしませんわ。
クワトロスタイル続編ですわ、ちょくちょく更新していく予定ですわ!


ゼロからやり直すウマ娘生活2

クワトロスタイルside

 

チームスピカへと加入した私は、参加したいレースを話したときのトレーナーさんの反応がひっかかり、後日に顔合わせをすると言う事でチームでの練習体験を見学しないことを提案し、放課後となり静かなトレセン学園の廊下を歩いていた。

ふと、右手のソウルスパークが一瞬だが光輝くのが見えたので周りの人から不自然に思われないよう窓の縁に両手を着けて、外の景色を眺めるポーズを取った。

これなら、少なくとも変な目で見られるなどはしない。右手のソウルスパークの中央にある宝玉が発光すると同時に脳内に声が聞こえてきた。

 

『どうやら無事、チームへの加入が出来たみたいだねぇ』

 

─えぇ、出場したいレースを走らせてくれますし、噂のファーストやリギルより良物件だと思ってますわ。シオン─

 

『いやいや、このチームのトレーナーちょっと変じゃありません?初対面で足を触るとかワイドさんちょっと今後が心配なんですけど……』

 

『ボクは君が良いなら何でも』

 

そうなのだろうか?個人的にはウマ娘のレースは謂わば駅伝や長距離リレー、足や体に触れて施術したり状態を確かめるのは当たり前だと思っていましたが、ウマ娘の場合は違うのだろうか。

 

最初に私の脳内に聞こえてきた声の主の名はアグネスルクシオン、次に聞こえてきた声の主はナナシノテイオー、そしてワイドネイチャ。

かつて、私が○○○○○○○○と名乗っていた頃、共に過ごしていたウマ娘達だ。

さて加入するチームの話だが、最初はクラス担任の先生に学園のエリートと言われるウマ娘達が所属する最強のチームことリギルへの入部を進められたのだが、徹底的に管理され練習する姿や入部テスト等のめんどくさそうだった為に、このチームを選んだ。

 

「それに、私()()は、縛られる事が嫌いですからね。」

 

『ま、それもそうだね』

 

『自由が一番さ、専属だったらもっと自由が効いたと思うがねぇ』

 

それにしても、トレーナーの反応を見るに私の目指すレースを目指すウマ娘がチームに既にいるのだろう。だとしたら私はどうするべきなのだろうか、せっかく手に入れた優良物件は逃したくないと思っている。

でも、偽物の私にどこまで出来るのだろうか。

肉体は別の姿を持ち、ウマソウルこと魂は本来ならば世界に存在することの許されない3つの魂を私の魂に繋ぎ止める事で世界に存続させている異端な存在。

それに、私の走りは……謂わば模様のみで自分の走りと言う物が存在しない。

元々憑依した肉体であり、失った全てを取り戻すため、修羅の道を辿り覇王と揶揄された最強無敗の■■■■■■■■■。

トレーナーと共に三年間を過ごし、URAファイナルズを勝利してウマ娘の可能性と光速の早さを手にした■■■■■■■■。

ループする世界で数多のレースを駆け、絶対無敗の代償としてココロを病んで壊れてしまった■■■■■■■■。

チームレースで自分より他者を上に、自分より他者を先へと向かわせチームが勝つために切り捨てられてきた■■■■■■■。

私が勝利を狙うのはそんな彼女達が勝ったとされる三つの重賞レース。

当然だが私が勝つことで、本来ならば勝つはずの少女達が敗北し本来とは異なる道を歩む。

例え、世界に影響を与えることによって消される覚悟を持ってでも私は、そのレースを勝ち抜かなければならない。

彼女達のウマソウルを継ぐものとして、恥じない走りでレースを駆けなければならない。

必ず勝利して見せる、私に残された時間は3年しかないのだから。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

次の日、チームスピカの部屋へとやって来ていた私は少し遠い目をしていた。

 

「おい、アレ……ゴルシだよな?」

 

「えぇ、そのはずなんだけど……」

 

そう話すのはチームとして先に加入していたウオッカさんとダイワスカーレットさんであり、私は信じられないようなものを見る目で見られていた。その原因は、先程から私のお腹に顔を埋めるように膝枕され頭を撫でられているゴールドシップさんのせいだろう。

チームスピカの部屋に先に到着していた私は、トレーナーしかいない状況のためベンチに座ってチームメンバーの皆さんを待っていたところ、部屋に入ってきたゴールドシップさんが私を見て動きを止めた。

そして何故か私のお腹にダイブし「この感触、いやでも……」と呟き始めた為、取りあえず頭を撫でてみたところ何故かこの状態でいること希望されチームメンバーの皆さんをお迎えする形となっていました。

スペシャルウィークさんとサイレンススズカさんも先程からチラチラと此方を見るが即座に目を反らして話している。バレていないと思っているのだろうか?

トレーナーさんもずっとゴールドシップさんを心配するように先程から時折こちらを見る。

ちなみにだがこの世界で私はまだ彼女と出会ったことはないはずだ。

3女神様達曰く、今の私という存在は世界から見ればトレセン学園の中等部として元から入学していたという認識になっている。

本当に3女神様達には頭があがらない、こうしてクワトロスタイルとして過ごせているのは彼女達のお陰なのだから。

あと、3女神様曰く今の私は非常に不安定な状態らしい、4つのウマソウルを一人のウマ娘の器に無理やり定着させている歪な状態。いつ綻びが起こるか分からない、それ故にレースで勝ち沢山の人に私という存在を示さなければならない。

 

「あー、取りあえずメンバーが全員揃った事だし挨拶を頼むわ。」

 

トレーナーさんの声に部屋にいるダイワスカーレット、ウオッカ、スペシャルウィーク、サイレンススズカさん、そしてトウカイテイオーさんとメジロマックイーンさんが私を見つめる。小声でゴールドシップさんに挨拶をしたいから動きたいと伝えたのですが、無視されため仕方なくそのまま自己紹介することにした。

 

「先輩方、このような形での挨拶申し訳ありません。この度、チームスピカへと入団いたしましたクワトロスタイルです。以後、お見知りおきを」

 

 

 

 






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