パクパクですわ!のキャラに転生したんだけど、何か違いますわ……   作:クレナイハルハ

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パクパクですわ!!(挨拶)

筆が乗ったので2連続投稿ですわ!


客観視点ですわ!

 

 

ナイスネイチャside

 

レースの帰り道、電車で帰ろうとしていたけど、事故があり帰りが遅れてしまった。

 

いやぁ、さすがに想定外だね。

 

そんな訳でトレセン学園の近くの町に着く頃にはもう9時を過ぎちゃっていた。流石にこの時間だと食堂とかはもう閉まっちゃってるだろうし、スーパーとかで適当に惣菜とか、弁当でも買おうかな。

 

そう思いながら、閉店ギリギリのスーパーに入った。閉店時間ギリギリだからか、店内に人はほとんどいない。私は即座にお惣菜やお弁当の置いてあるコーナーへと向かう。

 

「良かったぁ、まだお弁当残ってた。」

 

大きく割引と書かれたシールの張られたお弁当を手にとって会計へと向かおうとしたとき、歌が聞こえた。

 

それは、静かで詩と言うよりは過去を思い出してふと呟いた言葉のような歌。声の元を辿れば、そこには何故かメジロマックイーンがいて、いろんな割引された商品をバッグにいれていた。

 

─映画の主題歌を歌っているだけです─

 

まるで、諦めたように強くなりたかったと呟くアイツは、普段の学校で見かけるような明るくテイオーと楽しく話す令嬢とは、とても思えなかった。

 

─映画の主題歌を歌っているだけです─

 

いつもアイツらと走れば三着になってしまう事が多い私にとって、1着は遥か空の彼方で光輝く星のように酷く輝いて見えた。

 

─映画の主題歌を歌っているだけです─

 

テイオーやマヤノに勝って1着になる。そんな想像の中の自分に憧れて、日常を過ごす私。

 

ブロンズコレクター?脇役?そんなの、本当は望んでない。

 

()()()()()()()()()()()()()()()()()()()

 

アタシだって、アタシだって二人に勝って1着を取りたい。

 

勝ちたい、勝ちたい……『トウカイテイオーが出ていれば』そんな事を言わせない、言わせたくない。

 

()()()()()()()

 

気付けば、そんな決意の炎が再び私の胸の中にあった。レース終わったばかりなのに、走りたいという思いが止まらなかった。

 

気付いた時には彼女は店を出た後で、私は急いで会計へと向かった。

 

なんか、後でお礼しないとね。

 

そう思いながら私は学園への道を走った。

 

彼女の走る夜道、空には一等星が輝いていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アグネスタキオンside

 

私やトウカイテイオーとメジロマックイーンに瓜二つなウマ娘が現れてから、一週間。

 

瓜二つなウマ娘達と私たちを分けるため学園から要請された共同生活も慣れてきた。だがあの二人と共に居なければならない為に、研究の時間がない。だが、今日は二人が私に予定を合わせてくれた為に久しぶりに研究室へと来ていた。

 

「悪いねぇ二人とも、取り敢えず自由にくつろいでいてくれ」

 

二人をソファに座らせ早速、研究の続きを始める。

 

それにしても私やメジロマックイーン、トウカイテイオーと姿が瓜二つのウマ娘。自分にそっくりな人物は世の中に一人や二人存在すると言われているが、実際に実在するとは驚いた。

 

確かに、考えてみれば最近自分の身に覚えのない噂が立っていた事があったらしい。たしかカフェ、マンハッタンカフェが聞いてきたことがあったねぇ。

 

私が学園の外で様々な人に『今日は何年、何日なのか?』『私の事を知っているか?』『今年の皐月賞は誰が勝ったのか?』と、様々な事を聞いて回っていたと言う噂。

 

「ふむ……まず、今までの噂を纏めてみよう」

 

そう呟きながらホワイトボードに今までに起こった私たちの噂を書き込んでいく。

 

噂1『メジロマックイーン(アーリースタイル)がスイーツパラダイスに出現した』

だがその時、メジロマックイーンはトウカイテイオーと並走しトレーニングを行っていた。

 

噂2『メジロマックイーン(アーリースタイル)がライスシャワーと言うウマ娘を元気付けていた』

当然だが、彼女は夜遅くのために寮で眠っている。これは同室ウマ娘の証言もある。

 

この噂から、様々な噂が流れるようになっていったようだねぇ。

 

この頃に闇レースに参加するメジロマックイーン(アーリースタイル)がURAに報告された。

 

噂3『アグネスタキオン(アグネスルクシオン)が周囲の様々な人に聞き込みをしていた。』

当然、私はその時も研究室で研究をしていた。

 

噂4『シンボリルドルフがボイラーが壊れたと話しながら銭湯へ向かうアグネスタキオンとメジロマックイーンを見た』

そもそも私とマックイーン君はあまり接点が無く、ボイラーが壊れていない為に銭湯へ行く必要がなかった。

 

「今思えばルドルフが見た私とマックイーン君はアグネスルクシオンとアーリースタイルだったのだろうねぇ……」

 

噂5『学園開催の肝試しにて、ライスシャワーがメジロマックイーンに似た幽霊と接触した』

ライスシャワー君の証言によると、彼女が見たメジロマックイーン(アーリースタイル)はジャージを着ていたらしいが、マックイーン君からは制服で参加していたと言う証言がある。

 

噂6『町の人からトウカイテイオー(ナナシノテイオー)が夜、泣きながら走っていたと言う報告があった』

この時、彼女は寮で同室のマヤノトップガンと共にゲームしていた為に外出はしていない。

 

その後にも野球場で売り子をしているメジロマックイーン、恐らくはアーリースタイルと思われる人物が確認されている。

 

それらが主な噂であり、この後に闇レースで走り倒れる彼女の動画がURAに報告され彼女達の存在が確認された訳だ。

 

パソコンにUSBメモリーを差し、受け取った彼女達の走る闇レースの動画をモニターに映す。

沢山のウマ娘が走るなか、アーリースタイルやアグネスルクシオン、ナナシノテイオーは即座に他のウマ娘達より前を走る。

 

彼女達の内二人の走りは完成しているように見えた。だが、この後に倒れるアーリースタイルの事を思えば、体調が万全ならば二人と同じように完成した走りを見せていたのだろう。

 

特に私と瓜二つの彼女、アグネスルクシオンの走りは、恐らく私のたどり着く果ての走り。

 

今も研究している届かない理想。

 

どうすれば彼女の走りを再現できるか?

 

私の脆弱な脚の補強、効果的なトレーニングによる地力の増強。

 

関節の柔軟性強化、私自身の経験蓄積。

 

そして、トレーナーとの契約。

 

思い付く事を次々とノートにメモしていく。きっと彼女の走りを再現できれば私は………。

 

「この人、()()()()が違う?」

 

その言葉が聞こえ、思わず振り返ると両手にマグカップを持った黒い長髪のウマ娘、マンハッタンカフェがモニターに映るアーリースタイルを見つめていた。

 

いつの間に入って来たのだろうか?見ればトウカイテイオーやメジロマックイーンもマグカップに入ったコーヒーを飲んでいるのが見えた。

 

「どうぞ」

 

「あぁ、ありがとうカフェ。」

 

受け取ったコーヒーを机に置き、ミルクや砂糖を取り出そうとして、ふと先程のカフェの発言が脳に再生される。『この人、中身と外見が違う?』

 

「カフェ、さっき言っていた事は一体どういう意味だい?」

 

「何がですか?」

 

「彼女の事だよ、さっきの中身と外見が違うと言っていたがそれはどういう意味だい?」

 

そう言って走っている動画を止めて、アーリースタイルの映っている場所を拡大する。

 

「わかりません、ですが……そんな気がするんです……」

 

そう話すカフェの表情も困惑したものだった。

 

中身と外見が違う?ウマソウルが関係するのか?それとも心理的な何かなのか?

 

「実際に会ったらわかるものなのかねぇ……」

 

そう呟きながら、カフェの入れてくれたコーヒーに口を付けた。

 

「………苦い」

 





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みんなはどのウマ娘が好き?

  • 雑穀精神!?ライスシャワー
  • 鹿毛嫌い!?スペシャルウィーク
  • 妹現る?アドマイヤデネブ
  • 闇の化身?ヤミノビジン
  • 元モブ娘?ブリッチコンプ
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