パクパクですわ!のキャラに転生したんだけど、何か違いますわ…… 作:クレナイハルハ
パクパクですわ!!(挨拶)
こ、これまでのあらすじ!
別世界のウマ娘ちゃんである、アーリースタイルさんは理事長の頼みで学園へと訪れていましゅた!そこで、瓜二つの姿を持つメジロマックイーンしゃんに出会い、何やらお話が始まるようです!
かひゅ、かひゅ……も、もうデジたんは仕事しましたよね!ゴールしてもいいですよね!?
それじゃあ後は本編をどうぞですぅ(バタリ)
メジロマックイーン(原案)side
あの日のことは良く覚えてますわ。
幼い頃の私は平穏な日常を過ごしていた。
妹達と笑って過ごしていた日々が幸せで、こんな日々が続くのだとそう思っていました。
──────────────あの日までは。
ある日の朝、いつもより騒がしい声が聞こえ幼い私は目を覚ました。
何故かいつも開いているはずのカーテンが閉められていて、部屋の外からはどたばたと走り回る音が聞こえた。
何かが可笑しい、そう思うなかで私はたまには自分でカーテンを開けよう。そんな気まぐれから行動を起こした。
今思えばあの日がメジロ家没落の始まりだったのです。
ベッドから降りて、気まぐれに閉められたカーテンを開く。部屋に太陽の光が差し込み思わず目を細めるが、即座に見開いた。
メジロ家の門に沢山の人が集まっていた。
一体、何があったのでしょう?
そう首を傾げた時だった、門の前にいた一人の人が私を指差すと手に持っていたカメラを此方に向ける。
次の瞬間、門の方からフラッシュが連続で焚かれ思わず目を瞑る。
すると、バタン!と言う音と共に部屋の扉が開きメイドが慌てた様子で入ってきた。
「お嬢様!失礼しますッ!!」
メイドは早足に窓に近付くとカーテンを掴んで勢いよく閉める。
「お嬢様、屋敷の中のカーテンは絶対に開かないで下さい!いいですね?」
そう私に話すと、メイドはパタパタと小走りで部屋を出ていった。
この時私は、嫌な予感を感じていた。
そんな不安を覚え迎えた数日後、妹達は離散していきメジロ家に残ったのは私だけだった。
ボロアパートに住む事となり、学校で習った家庭科の知識を使い家事を覚え、毎日のように家計簿とにらめっこし計算を覚え、私を執拗に追いかけ回す記者や、記者に情報を売った友人や教師を知り、人を信用してはならないと言う事を覚えた。
それでも私がこうして生きていたのは、メジロ家の復興のためですわ。
幼き頃のメジロ家のような状況を取り戻せればいつかまたドーベルやライアン、パーマー、アルダン達が帰ってきてくれるのでは、そう思って。
その為に必要なのは何か、名誉でもお金でも力でもない。
求められるのは、必要なのは……考えて得た答えは簡単だった。
七冠ウマ娘であるシンボリルドルフを越える偉業を成す事の出来るウマ娘。
そう成れたなら、きっとメジロ家は復興が叶う、そう考えた私はアルバイトを掛け持ちし入学費を稼ぎつつ、空いた時間を全てトレーニングに当てた。
深夜の公園で遊具を使い筋トレをし、走り込みをした。
雨の日も、風の強い日も、雪の日も血涙を流す勢いでトレーニングをし、休息は学校で過ごす時間だけだった。
アルバイト先で貰った賄いで食費を浮かせて、浮いた分は全てトレセン学園の入学費へと当てた。
どんなに苦しくても、どんなに傷付いてもトレーニングを続けてきた。
全ては、メジロ家復興のため。
そうして私はトレセン学園へと入学し、トレーナーと共に三年間を見事無敗で走り抜けた。
メジロの復興を成し遂げた私は、レースで手にした賞金で全てを取り戻した。
名誉も家も、使用人も、家族も取り戻した。
久々に入った屋敷でこれからドーベル達と共に暮らす事が出来る。元通りの生活をする事ができる。
そう考えた私はこの後にやってくる彼女達に手料理をご馳走してあげよう。そう思い、メイドに止められるのだろうかと想像しながら街に繰り出した。
それが、取り戻した屋敷で過ごす最後の時間になると知らず…………。
「こうして、私はこの世界に転移しそれ以来ひっそりと暮らしてきたのですわ」
そう言って瞼を閉じて手元にあったコップのお茶を啜る。
私は今、トレセン学園のカフェテリアにて相席してしまったメジロマックイーンと話をしていた。手に持った定食を食べ終えた後、メジロマックイーンは私にこう問いかけてきた。
『貴方は一体何者なんですの?!私と瓜二つで、あんなにも強いなんて!』
それに対し、私はこう返した。
『私は、私の本当の名は……メジロマックイーン。別の世界の貴方自身ですわ。』
『別の世界……わた、くし!?』
『ワケワカンナイヨー!?』
『なるほど、マルチバース理論か。それなら君がメジロマックイーンと同じ姿をしているのも頷ける』
『ならば、ならば何で貴方はあんなに強いんですの!?それに、スイーツもあんなに自由に……貴方はまだトレセン学園で走ってるはずですわ!』
そう話すメジロマックイーンへと私は自身の過去を語った。
メジロ家の復興を目指し、ひたすら尽力した一人のウマ娘の話を……まぁ、嘘なんですけど。
ちなみに先程語った私の過去話は全てシオンと共に考えたものだ。もし私の正体についてメジロマックイーンが言及する様なら、と言うもしもを考えて作った設定だがまさか、こんなにも早く役立つとは思いませんでしたわね。
あ、ちなみに先ほど言ったお婆様が言っていたは、私がお世話になっていたアパートの大家さんであるおばあちゃんから教わったもの、と言う設定にしますわ。
さて、お昼も頂きましたしそろそろ学園を出ますか。
そう思いながら閉じていた瞼を開いた、そこにはグスグスと涙を拭うメジロマックイーンがいた。
ネットで見たことのある宇宙ネコの顔をしたウマ娘になりそうだった表情をどうにか耐えてポーカーフェイスを保つ。
な、何で泣いてますの!?確かにシオンと悪乗りして考えた没落設定ですけど!そこまで!?そこまで泣きます!?
止めてくださいまし!止めてくださいまし!罪悪感が!罪悪感がぁ………。
「グス、本当に大変だったんですね……別世界の私」
「そ、そんな簡単に信じていいんですの? 私が嘘をついていると言う可能性も………」
罪悪感に耐えられずそうメジロマックイーンへと言うがメジロマックイーンは一度涙を拭うのを止めて此方を真っ直ぐ見つめ口を開いた。
「昔の事を話していた貴方の目はとても澄んでいて、嘘ではない事が分かりましたわ」
ごはっ!?
頭の中で血反吐を吐いた、罪悪感のせいで先ほどから胸を刺されるレベルで苦しいですわ……早く帰りたい。
「君がマックイーンなのは分かったけど、なんで学園にいるの?」
「それに関しては理事長から後から話があるはずですわ。それでは失礼しますわ」
そう言って食器を持ち席を立つ、早歩きで食器を返してカフェテリアを出る。
なんか、凄く精神的に疲れましたわ……帰って二人を誘ってスイーツバイキングにでも行くとしますわ。
メジロマックイーンside
アーリースタイル、別の世界の私。
そんな衝撃的な真実と、彼女の過去に衝撃を受けた後。私、テイオー、タキオンさんで理事長室へと来ていた。
「──と言う事だ、改めて謝罪!報告が遅れて本当にすまない!」
そして今理事長から語られたのは、アーリースタイル、ナナシノテイオー、アグネスルクシオンの三名をこの学園に入学させたこと。
特別処置として出席義務が免除されており、学園に来る事は無いだろう、と言う物だった。
「通達!!もう三人で行動しなくても良い、自由に学園生活を過ごしてくれ!」
取り敢えず、これで三人で行動しなくても良くなりましたわね。なんだかあっと言う間でしたわ。
「そういえば理事長、理事長はアーリースタイルの過去、本当の名前はご存知ですの?」
「?」
その問いかけに不思議そうに首を傾げる理事長に私は先程、彼女から聞かされた真実を語った。
アーリースタイル、彼女は別の世界の私であり本当の名前はメジロマックイーンであること、別の世界の彼女は様々な苦労して生活してきたことを。
その真実に理事長は大きく目を見開くと、理事長は悲しそうな顔になった。
「驚愕…そうか、彼女は……報告感謝!退室を許可する!」
理事長の言葉に従い、理事長室を出る。アーリースタイル、彼女に私がしてあげられることは………。
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