パクパクですわ!のキャラに転生したんだけど、何か違いますわ…… 作:クレナイハルハ
ハロウィンドットさんが欲しかったのに、何故かハロウィンデジタンが3枚来ましたわ。
またターボ貯金のし直しですわね。
それでは本編をどうぞですわ!
メジロマックイーン(原案)side
うーん、改めて考えるとこれ……完璧に事案ですわよねぇ。
頭にちらつく誘拐と言う文字を気にしないようにしつつ、未だに俯いたままのウマ娘の手を引く。
うーん、ずっと黙ったままは気まずいですわね……何か歌いましょうか。神作であるガンダムビルドファイターズの主題歌を歌いましょうか。
というかそうでもしないと暗すぎで気まず過ぎて無理ですわ……つらたんですわ。
あの明るさと歌詞が良いんですのよねぇ、早く家に帰ってスタービルドストライクの最終回バージョンを作りたいですわ!
アパートへと入り、家の扉をあける。深夜にコンビニスイーツを買いに出掛けたのですが、そう言えばシオンもナナも寝てましたわね、少し静かに話を……いや、こういう場合はとにかく寝かせて落ち着かせた方が良いですわね。
あ、そう言えば布団足りないですわね。
考えてみたら、私の布団は二つありその内の一つをナナとシオンが使っている状態だ。
うーん、私のしか空きはありませんわね。雑魚寝は少しきついですし、精神的な面も考えて一緒に寝ましょうか。
ウマ娘同士ですし問題ないですわね、後で理事長に布団を買って貰えないか交渉してみよう。
「話を聞くといった手前申し訳ないのですが、もう夜も遅いですし寝ましょう。布団が足りてないので、私と同じ布団で寝ることになりますが、宜しいですか?」
「あ、その……お構い無く」
取り敢えず彼女と部屋に入り取り敢えず着替え、取り敢えずジャージを取り出してウマ娘へと渡す。
「私の服ですが、良ければパジャマ代わりにどうぞ」
「あ、どうも……」
そして着替えるのを待ち布団に入り目を合わせないよう逆側を向く。
それにしてもシオンやナナへと説明をどうしましょうか………明らかにめんどくさいことは分かりましたわ。
うん、明日の自分に丸投げするとしましょうそうしましょう、だってこんな眠い状態で考えても良いアイディアなんて思い付くはずがないですもの。
ナイスネイチャ?side
すぐ横で、メジロマックイーンさんが寝息を立てている。
なんでこんな事になったのか、未だに整理が付かない。
橋でメジロマックイーンさんに誘われ家に来たのもつかの間、夜も遅いから取り敢えず寝ようと言う事になった。そんな感じでホイホイと彼女の着替えを渡され、着替えた私は布団が無いと言う事情で同性なのもあり一緒に寝ることとなった。
布団はそろそろ布団乾燥機を掛けた方が良いと思うくらいで、部屋は適度に片付いている。
何故か、今もとなりでアタシに背を向ける形で寝ているメジロマックイーンさんからはお嬢様らしさを感じられず、むしろ私……庶民に近い何かを感じる。
それにしても………今考えると、我ながらヤバい事をしちゃったかな。
自暴自棄になり、学園から逃げ出して沢山の人に迷惑をかけちゃっているのかな?イクノやターボ達も心配しているかも、そんな事を考え不安が募る。
そんな中で何故か、彼女が私の隣に居てくれた。何故か、それだけなのに凄く安心できて今までの喪失感を埋めてくれている気がした。
その時だったメジロマックイーンさんが寝返りをうちアタシの方を向くと同時に私の体に抱き付いてきた。
「ちょっ!?」
マックイーンさんの顔が目の前まで近付き、抱き付かれている現状に思わず顔が赤くなるのを感じる。
さっきまでのキリッとした顔をしていたけど、マックイーンさんの寝顔はまるで子供のようなあどけなさを感じた。
抱き付かれ、身動きが出来ず羞恥心に襲われるなかで私は目蓋を閉じどうにか眠ろうと羊を数えるのだった。
──────────⏰──────────
目が覚めた私を待っていたのは昨日見たばかりの天井だった。
隣に居たはずのマックイーンさんはおらず布団には私しか入って居なかった。
取り敢えずおきようと体を起こし、ふとある事を思い出した。
確か、メジロマックイーンさんはトレセン学園の寮に住んでいるはず。だが連れてこられたのは寮ではなく、学園から少し離れたアパート。
だとしたらメジロマックイーンさんに似た彼女は一体?
「起きていましたのね、朝食を持ってきましたわ」
その時だった、ドアが開きお盆を持ったメジロマックイーンさんに似たウマ娘が入ってきた。お盆の上には味噌汁とご飯に小鉢、そして焼き魚の乗った皿が置かれていた。
「あ、その……昨日はありがとうございました」
「構いませんわ」
そう言いながら彼女は小さなテーブルの上に朝食の乗ったお盆を置いた。
「あ、あの………貴方は?それにここは……」
「私の名はアーリースタイル、ここは私の住んでいるアパートの寝室ですわ」
どうやら、ここはアーリースタイルさんの住むアパートの一室らしい。
「取り敢えず、朝食を食べてから詳しく話をしましょう。それでは私は失礼しますわ」
そう言いながらアーリースタイルさんが部屋の外へと出ていくのを見守り、用意された朝食へとてを伸ばす。
「いただきます……」
──────────⏰──────────
朝食を食べ終えたアタシは、アーリースタイルさんに朝食を食べ終えた事を知らせようと部屋を出た瞬間だった。
「え……」
「あ」
「おやおや、これは………」
部屋を出て廊下を歩いた先のリビングらしき部屋にはアーリースタイルさんの他にアグネスタキオンさんと、テイオーが座って朝食を食べていた。
なんでここにテイオーとタキオンさんが?もしかして学園から迎えに来て?だとしたらタキオンさんまで来てくれるのは可笑しい。
そう思っていた瞬間だった。
『ナイスネイチャ1着!ナイスネイチャです!
なかなか勝てなかったナイスネイチャが、この有マ記念で輝きを放ちました!』
テレビに映る私は密かにガッツポーズをとっており、レースで1着を取ったと言う放送がされていた。
おかしい、アタシは昨日あのレースではなくチームでのレースに出場していて、まかり間違っても有マ記念でクラシック級の私が勝てるわけがない。
「アハハ、何これ……なんで私が」
呆然とするアタシを他所にアーリースタイルさん達は会話を進める。
「アーリー?何か、私達に言う事があるんじゃないかねぇ?」
「アーリどういう事?なんでここにネイチャが?」
「その、昨日出会いまして………もしかしたら私達と
タキオンさんとテイオー?らしきウマ娘に問い詰められているアーリースタイルさんは気まずそうにそう話した。
「やれやれ、君は路上に捨てられている猫を見ると拾って来てしまうタイプの様だね」
確かに拾われたけど、私は猫じゃ無いっての。
額を押さえて話すタキオンさん?に心の中でそうツッコミを入れる。だが、連れ帰られている時点でそう返すのは少し無理がある気がする。
「取り敢えず、説明しますわ。まず貴方はこの世界のウマ娘ではありませんわ、そしてこの場にいる私達も」
この世界ってどういう?
「URAファイナルズが開催された世界から来たアグネスタキオンだ、こちらではアグネスルクシオンと名乗っている。シオンと呼んでくれたまえ、ナイスネイチャくん?」
「トゥインクルスタークライマックスが開催された世界から来たトウカイテイオー、今のボクはナナシノテイオーだよ、ナナと呼んで」
「そして私はメジロマックイーン、メジロ家が没落した世界線から来ましたわ。先ほど名乗った通りアーリースタイルと名乗っていますわ、アーリと呼んで下さいまし」
URAファイナルズ?トゥインクルスタークライマックス?メジロ没落?
頭が混乱する中でアグネスルクシオンさんは口を開いた。
「つまり私たちはそれぞれ別の世界からここに来たと言うことだよ、君にも覚えがないかい?確実に同一人物であるはずの、しかし一致しない人物の存在に……まぁつまり、私たちのことなんだがね」
ルクシオンさんの言葉に思わずテレビでインタビューを受けている私を見る。
「現在確認されている世界は4つだ。一つはこの世界、もう一つは私の居た『ここと似た世界』、3つ目がナナの居た『過酷な世界』で最後の4つ目はアーリの居た世界さ。そしてアーリの話を聞く限り、君の居た5つ目の世界が追加されようとしている」
どうやら、アタシは今までいたターボやイクノが居た世界とは違う世界に来てしまったらしい。
「じゃあ、私はどうすれば……」
「へ?ここに住むのじゃダメですの?」
「でも、流石にそこまでして貰うのは……」
不思議そうに首を傾げるアーリースタイルさんに思わずすがりそうになる。でも出会ったばかりの私にそこまで……
「待ってくれアーリ、流石にこれ以上は部屋が狭い」
「なら引っ越します?ちょうど良い物件見つけたんですの!」
両手をパンと叩きながらアーリースタイルさんがそう話すとアグネスルクシオンさんとナナシノテイオーの顔が驚愕の表情に変わる。
「それに、バイトで貯めていた貯金もまぁまぁありますし。それぞれが部屋を持てるような所を偶然見つけまして、そろそろ引っ越しを提案しようと考えていましたの」
「アーリが良いなら私は構わないが……」
「ボクはアーリと一緒なら何処でも大丈夫」
まるで私が一緒に暮らすのが決まったかの様に話が進められていく。
「ほ、本当に良いの?アタシなんかが一緒に……」
「構いませんわ、身一つで別の世界に放り出される辛さは十分知ってますし、貴方には経験して欲しくないですから」
「でも……」
申し訳ないと思う気持ちと、彼女の好意にすがりたいと思っている気持ちが胸の中で対立する。
アタシは彼女に、彼女の下に居て良いのだろうか?彼女なら私を必要としてくれるのだろうか?
「貴方はアタシを、必要としてくれる?」
そんなふとした拍子に口から出た問いに、彼女は───
「?当然ですわ、人数はいた方が賑やかで楽しいですし」
そう笑って答えてくれた。
この人なら、アタシを必要としてくれる。
アタシの居場所はアーリースタイルさんのいる場所にあるのだと感じた。
こうして、アーリースタイル達の下にナイスネイチャが加わり新たな生活の幕が開くのだった。
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よろしければ作者の書いているもう一つのウマ娘作品、ウマ娘ゼロノスダービーもよろしくですわ!
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