パクパクですわ!のキャラに転生したんだけど、何か違いますわ…… 作:クレナイハルハ
パクパクですわ!!(挨拶)
久しぶりの本編、お待たせしましたわ!
ワイドネイチャside
アーリさんやシオンさんに、ナナと共に道を歩いている。
「今日はなんのご飯を作りましょうか」
「何でもいいねぇ」
「ボクはみんなに任せるよ」
楽しそうに話すみんなの後ろを歩いている、楽しい。この人達と過ごすこの空間が心地よい、そう思いながら次の一歩を踏み出した、その時だ。
次の一歩を踏み出した脚が、まるで地面が水になった様に。
体勢を崩して、倒れる。すぐに来るであろう衝撃に備えて目を瞑る。でも、いつまで立っても痛みは感じない。
「あれ?」
恐る恐る瞳を開けると、そこは薄暗くて水の中のように動きづらい不思議な場所にいた。足元を見ると、下は明かりが見えない真っ暗な闇が広がっている。
「え……」
そう口から言葉が漏れた、次の瞬間だった。
『なんで、
私の足に何か冷たいものが触れて、振りほどこうとした次の瞬間に聞こえてきた聞きなれたその声に私は慌てて足元を見る。
そこには、目に光のないトレセン学園の制服を着た無表情の私がいた。
「ア、アタシ?」
『なんで、貴方だけそこにいるの?アタシは、ずっと、こっちにいるのに』
また、別の足に冷たいものが触れる。何故か体が、重くなるような気がした。
『アタシよりずっと走れるのに?』
『アタシよりトレーナーに望まれてるのに?』
どんどんと足や腕に冷たいナニカが絡み付いて来る。
「い、いや……やめて」
どんどんと、下の真っ暗な場所に引きずり込まれていくような気がした。
「私はあの場所に、アーリの隣にいたいの!」
そういいながら振りほどこうとしても、振りほどけない。
誰か、お願い………アーリ、助けて……
そんな私の声は、彼女に届かず私は深くて凄く暗い場所へと引きずられていった。
「はっ!?」
布団から飛び起きて、ゆっくりと深呼吸する。
脳裏に先程までみていた夢で出てきた私を思い出して思わずパジャマの裾を捲って自分の足を確認するが、手で捕まれた跡のようなものはなかった。
夢だと安心した一方でまた同じ夢をみてしまうのではないかという恐怖心に襲われる。
「はぁ、はぁ……」
体が震え、恐怖心からか頬をいくつもの涙が伝う。
「アーリ、私……」
ゆっくりと深呼吸しながら部屋を出てあの人のいる部屋へと向かう。シオンさんやナナを起こさないように廊下を歩き、あの人の部屋に入る。フローリングの床に敷かれた敷布団にあの時と同じようにあどけない寝顔を浮かべて眠っていた。
「………」
申し訳ないという思いがあるけど、今だけは。そう思いながら彼女の布団へと入り彼女の体に抱きつく。すると、何故か安心感があってすぐに眠気が襲ってきた。
「アーリ、お願い」
アタシを───。
メジロマックイーン(原案)side
ウマネストでSAO的な気分を楽しんだ夜、気が付くと私は夜のトレセン学園に立っていた。
あら?先程まで私は家の布団で眠っていたはず……
「やぁ、良く来たね。迷える子羊ちゃん」
後ろから声が聞こえて振り返るとそこには褐色の肌に赤いドレスのような上着にズボンを身に纏ったウマ娘が立っていた。
「貴方は……」
「オレはダーレーアラビアン、君に会いに来たんだ」
「は、はぁ?」
「いやぁ、一度会いたかったんだ。君はなかなか面白い因子継承をしてたからね」
「いんしけいしょう?」
そう言いながら私の肩に手を置いて微笑むダーレーアラビアンさん。どうしましょうか、ウマホは……持ってない?うーん不審者に遭ったと通報は無理そうですわね。
「せっかくなら現実で会いたかったんだけど」
「あ、夢なんですのねこれ。なら現実で来れば良いじゃありませんの」
来れるか知らんけど、と言うかこの夢?は本当に不思議ですわねぇ。見るとダーレーアラビアンさんはポカンとした顔をした後にお腹を押さえて笑いはじめた。
そんなに変なこと言いましたかね?私は。
「アッハッハッハ!そうだね、確かに!なら後日改めて君の元へ伺わせて貰うよ、あぁそうだ!これを君に」
そう言いながらダーレーアラビアンさんがスカートの後ろへ手を隠した後、大きな青い刃に何かを嵌め込むような場所が三つある凄く見覚えのある物、ウルトラマンゼットの変身アイテム、ウルトラゼットライザーを取り出した。
………え、何処にしまってましたのそれ?ポケットとか絶対に入らない大きさの奴ですわよそれ?
てか、何でそれを持ってますの???
「ほら」
「は、はぁ……」
ダーレーアラビアンさんの手渡してくれたゼットライザーを首を傾げながら受け取って左手で握る。
「メダルはオレが投げ渡すから、さぁやってくれ!」
「混ざってますわ!?絶対に混ぜちゃ行けないのが混ざってますわよ!?!」
そう言いながら、取り敢えず夢だしやるかと考えながら私は左手で握っているライザーのボタンを押す。すると、原案の私の姿が描かれたカードが目の前に出現したので、掴み取ってライザーにセットする。
『Mejiro McQueen,Access Granted.』
「しっかり作られてますわねぇ……」
「さぁ、オレや二人のメダルも受け取ってくれ!」
ダーレーアラビアンが何処かワクワクした様子で三枚のメダルを私へと投げる、そして投げられたメダルを腕を横に振るようにして掴み取る。
メダルにはダーレーアラビアンさん、ニコニコと笑顔を浮かべている青いロングヘアーに青いジャージ?を来ているウマ娘、最後はショートカットで黄色の服を身に纏った黒髪のウマ娘が写っていた。
………いや、誰も知りませんわよ!?
「え、えっと取り敢えず名乗りは……赤と青と黄色ですし」
赤は……太陽で、青は海?だとしたら黄色は月……よりは大地の方が良さそうですわね?
「太陽と海、大地を一つに!」
一瞬だが、ダーレーアラビアンさんが驚いたような表情を浮かべた気がした。取り敢えずウルトラゼットライザーを構えてメダルを入れる。
そしてライザーのブレードを展開しながらメダルをスキャンする。
『ダーレーアラビアン』
『ゴドルフィンバルブ』
『バイアリーターク』
「ご唱和くださいまし、私の名を!アーリースタァァアイルッ!」
ゼットライザーを掲げながら叫びボタンを押し込む。
『未来を!』『幸福を!』『栄光を!』
『Mejiro McQueen,Early Style!』
次の瞬間、目の前がだんだんと真っ暗になっていく。
「な、なんですの!?」
「これで君とも縁が出来たね!すぐに行くから、待っててね?子羊ちゃん」
目が覚めると目の前には最近になって見慣れた天井があった。
変な夢、ですわね………。そう思いながらチラリと時計を確認するとまだ朝の2時、起きるにはまだ速すぎる時間帯ですわね……あら?
ふと、自分の腹部に違和感を感じて布団を捲ると、そこには私のお腹に顔を埋める形で寝ているワイドネイチャがいた。
寝惚けて部屋を間違えたんですの?そう思いながら起こそうとして、ふと頬に涙が流れた跡のような線が着いていた。
「仕方ありませんわね」
そう呟きながら彼女の頭を撫でる、そして段々とやってきた眠気に身を委ねた。
次の日、アーリに頭を撫でられながら眠っていた事を理解し布団に顔を埋めてうにゃうにゃとしているワイドネイチャがいたがアーリはぐっすりと眠っていたのだった。
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