パクパクですわ!のキャラに転生したんだけど、何か違いますわ…… 作:クレナイハルハ
パクパクですわ!!(挨拶)
本編と番外編を分けてみましたわ!
以上、お知らせですわ!
???side
お父様が私の手を引いて歩くのについていくように歩いていた私は浮かんだ疑問を問いかけた。
「どちらにいかれるのですかぁ?」
その問いにお父様は何も答えなかった、ただずっと私の手を引いて歩き続ける。私の周りにも私と同じように手を引かれて歩いている幼いウマ娘が五人いる。ふと後ろから足音が聞こえウマ耳がピクリと反応して歩きながら振り返る。
そこには私へと手を伸ばしながら一人走ってくる幼い芦毛のウマ娘が見えた。彼女は必死な様子で私達を追いかけてくる。僅かにお父様の歩く速さが上がったような気がした。
止められていた車に乗せられた私は窓から恐らく先程追いかけてきたのであろうウマ娘を見た。
「マックイーン?」
泣きながら俯く彼女に対して不思議に感じた私は、車の中で眠りに落ちた。それが、私が最後にライアン姉さまやドーベル達を見た日でした。突如として変化した日常に少しずつ対応して生活してきた私は、トレセン学園へと入学した。
そしてなんとトレセン学園へと入学したドーベルやライアン姉さま達とも再会する事ができた。でも、何故かマックイーンの姿だけが見当たらなかった。
ライアン姉さま達に聞いても分からないらしく、私は数日間トレセン学園の様々な場所で聞き込みをして情報を集めた。でもマックイーンの姿を見付ける事が出来ず、まさか学園に居ないのでは?と考えた私は寂しさと悲しみにくれていた。そんな時にライアン姉さまがマックイーンと思われるウマ娘の情報を得たと聞きすぐにライアン姉さまへの元へと向かった。
「ライアン姉さま、マックイーンの情報がみつかったのですか?」
「確証はないけど、マックイーンと似た特徴のウマ娘が毎日遅くまでトレーニングしてるらしいんだ、今から行ってみようと思うけどブライトはどうする?」
「私もいきますわ」
そうして私達はそのウマ娘がいるトレーニングルームへと向かった。もうすぐマックイーンと会える、そんな嬉しさから歩くスピードが上がる。
やっとまた皆で話せる、そう思っていた私達が見たのは顔つきが大きく変わったメジロマックイーンの姿でした。無理を重ねたのか、色褪せた白い髪に笑顔の浮かぶ様子のない表情。すべてが私達が知るマックイーンとは思えなかった。
呆然とする私達にまるで興味がない、いや気付かずにマックイーンはひたすらトレーニングを続けていた。肩で息をしているのにも関わらず、休む様子を見せずにトレーニングする彼女に話し掛けることが出来なかった。
まるで近くにいるのに、マックイーンだけ遠くにいるような気がした。
その後、トレーナーと契約したマックイーンは私達が考えられない程の偉業を為し遂げた。様々なG1レースに出場し無敗で三年間を駆け抜けたマックイーンはその賞金で売りに出されていた住んでいたお屋敷を取り戻しメジロ家の復興を為し遂げた。
まるでお伽噺のような活躍に私は感動した、そして久しぶりとなるお屋敷に集まることになった私達は、また昔のように笑いあって過ごせる。そしたらマックイーンをたくさん甘やかすのだとそう思っていた。
思っていたのに、皆で過ごせる筈だったのに。
『【速報】メジロマックイーンが行方不明!?』
『【行方不明】最強無敗のウマ娘は何処へ』
『【名優】メジロマックイーン失踪か!?』
『【メジロ】名優が行方不明!? 何者かによる誘拐か……』
『【神隠し】名優は何処へ』
あぁ…何処へいってしまったの?マックイーン……
メジロマックイーン(原案)side
あれからカフェテリアの端にあるテーブルに私とマックイーンさんがパーマーと呼んでいたウマ娘、そしてマックイーンさんが座っていた。これは食事しながら話した方が昼食を抜く事にならなくて良いのではと私が提案したからである。
ちなみに私は何も話さず、マックイーンさんが以前私が説明した過去話(嘘)をパーマーさんに説明していた。
隣で聞いていてやはり罪悪感で心が死にそうな気がしますわ。というかパーマーさん?でいいのでしょうか?彼女の顔が若干青ざめていたような気がしましたわ。
「あの、昼食を取ったらどうです?昼休みは短いですわよ」
その言葉に二人が立ち上がったのを確認して私も立ち上がり今日は何を食べようかとメニューを見て何となく目にはいったハンバーグにニンジンが突き刺さったニンジンハンバーグ定食なるものを選んだ。
二人はまだ時間がかかるようなので先にテーブルに戻って待っているとパーマーさんとマックイーンさんが昼食の乗ったお盆を持って戻ってきた。
「えっとその、アーリースタイルでいいんだよね」
「えぇ、構いませんわ」
「そのメジロパーマーです……と言ってもお互いに名前知ってますよね。あはは」
「いえ、この世界の貴方とは初対面です。なので挨拶してくださった方が助かりますわ」
「う、うん」
取り敢えず二人が来たのを確認して自分の昼食であるニンジンハンバーグに箸を伸ばす。ふむ、お肉は普通のハンバーグと一緒ですわね?問題はこの突き刺さったニンジン、一体どう食べればマナー違反にならないんですの?
というかニンジンを倒さないように食べるのが普通ですの?それとも引き抜いて豪快に齧っちゃうのが正解なんですの?
疑問に思いながらニンジンを倒さないように箸を使う。なんだか、仮面ライダー電王のチャーハンの山崩し勝負を思い出しましたわ。一度やってみたいんですわよねぇ、あれ。
何とか静かにニンジンを倒すことに成功した私は即座にニンジンに箸を伸ばす。思ったより柔らかいんですのね、簡単に箸が入りましたわ。一口、うん普通のニンジンですわね?
私がニンジンハンバーグ定食を食べ終わる頃にはパーマーさん達も昼食を食べ終えていた。
「取り敢えず、私以外にもすぐにアーリースタイルさんの事を伝えないと」
「そうですわね、取り敢えずウマホで連絡をいれますわ……って授業五分前!?」
「うぇ!?嘘、急がなきゃ!じゃあねマックイーンにアーリースタイルさん」
そう言って急いだ様子で二人がカフェテリアから出ていくのを見送りながらお茶を1口飲む。取り敢えずこの後どうしましょうか、理事長の元へ行くかまた図書室に戻って読書をするか……。
そう考えながらお盆に乗せた食器を戻しカフェテリアから出る。取り敢えず校舎から外に出て歩いていると噴水の近くにあるベンチに誰かがいるのが見えた。どうしましょうか、さすがに起こして授業に行くよう促した方がよいのでしょうか?でもそれだと私に対してのブーメランになってしまいますわ。
私、学園に在籍しているけどどのクラスなのか分かってませんし。
そんな事を考えながら取り敢えず見てみぬ振りをして向かいにあるベンチに座る。それにしても、本当に気持ちいいくらいに寝てますわねぇ。
まぁ日差しも良いし風が心地いからなんだが眠くなるのも分かるきがしますわ。それにしてもあの子凄く髪型がお嬢様みたいですわね、それに何処かゆるふわな雰囲気を纏ってますわ。
なんだか、こっちまで眠くなってきましたわね。外とはいえ学園内ですしまぁ少しぐらいは寝ても許されるでしょう。
そう思った私はベンチの背もたれに寄りかかって、目蓋を閉じた。
???side
目が覚め、私は近くにある時計台を確認する。
「ほわぁ、授業に寝坊してしまいましたわ」
それにしても、変な夢を見ましたわ。先程まで見ていた夢の内容を思い出し少し恐くなる、ふと正面にあるベンチにウマ娘が眠っているのが見えた。
起こしてあげようと近付き、目を見開く。目の前にいるウマ娘は夢で見た彼女と…マックイーンと酷似していた。
「うぅ、銀シャリいや……コーナー、曲がれ」
夢を見ているのか、彼女からそんな摩訶不思議な言葉が聞こえて思わず笑ってしまう。
「いや、からいの……甘いの下さい」
彼女から呟かれる面白い寝言をもっと聞きたいと思った私は、授業へと向かうのを忘れて彼女の横に座る。
「うーん、体勢が少し苦しそうです……そうだ」
ライアン姉さまから借りた本のシーンを思い出した私は寝ている彼女にそっと触れて彼女の頭を膝に誘導する。
「がほちゃぁ……まふてぃー」
起きることなく寝言を呟き続ける彼女に思わず声に出さず笑いながら頭を撫でる。若干膝に彼女の白い髪が擦れてくすぐったい、夢で見たマックイーンとそっくりな彼女は何者なのでしょうか?
取り敢えず夢では出来なかったけどあんなに頑張っていましたし、少し苦しそうな寝言を言ってもいましたから少しくらい甘やかしてあげますわぁ。
ご愛読ありがとうございます
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……どなたか挿し絵かファンアート描いてくださいですわ(冗談)
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