パクパクですわ!のキャラに転生したんだけど、何か違いますわ…… 作:クレナイハルハ
シュヴァルグランガチャで最強の引きをしましたわ!
シュヴァルグラン(NEW)
正月ハルウララ(NEW)
グランドスマートファルコン(二体目)
アドマイヤベガ(NEW)
サポカ
→ヴィブロス
……シュヴァル、姉妹からは逃れられないんだね。
それでは皆様、本編へどうぞ。
シンボリルドルフside
練習場でのトレーニングを終えた私は、生徒会の仕事である書類整理をするために学園の廊下を歩いていた。
「カイチョー!」
ふと背後から聞き覚えのある声が聞こえ、振り返ると元気そうに此方へと手を振りながら向かってくるトウカイテイオーの姿があった。
走りよってくる彼女の姿に微笑ましいと感じると同時にもう少し落ち着いて欲しいと思うが、このままでいて欲しいとも感じる。
「どうしたんだい、テイオー?」
「今から一緒にはちみーを飲みに行こうと誘おうと思って。そう言えば、カイチョーさっきトレーニングしてたけど、もしかして近々レースに出るの?」
不思議そうに聞いてくるテイオーの洞察力に驚きつつ私は口を開いた。
「あぁ、近々友人と
「そうなんだ!カイチョーの模擬レース、折角なら近くで観戦したいなぁ…」
「すまないなテイオー。彼女は少し人見知りでね。模擬レースは二人だけで行う約束なんだ」
「むぅ、カイチョーとの模擬レース…それも二人っきりだなんて羨ましい!」
嘘を吐くときは、その話の内容に少しの真実を混ぜることで信憑性を深めることが出来る。
以前に本で読んで知ったこの知識を、いま使うだなんてあのときの私は思いもしなかっただろうな。
「なら、今度一緒に併走でもしようか」
「え!いいの!?」
「あぁ、どうせなら練習後に一緒に銭湯に行くのはどうだろう?この前新しい銭湯に赴いたのだが、柚子風呂に薔薇風呂、プロジェクションマッピングで壁の模様が変化したり、地下から天然の温泉を引き上げていたりととても魅力的で──」
「アッ、ゴメンカイチョー!ボクトレーナーニヨバレテタンダ!またね!」
「あ、テイオー……」
そういい手を振りながら走り去っていくテイオーに思わず呆然と手を伸ばし、少ししてから手を顎に添える。
「ふむ、テイオーには銭湯の素晴らしさが伝わらなかったか?なら次はエアグルーヴに……ラモーヌも誘ってみようか」
そんな事を考えながら、ふと彼女から模擬レースを頼まれたときの事を思い出す。
理事長室に呼ばれ、入室すると待っていたのは異なる世界から現れたウマ娘……この世界の彼女より、少し年上で無理を重ねたからか色褪せた髪を持つウマ娘だった。
『待っていましたわ、シンボリルドルフさん』
『何故、君が?』
彼女はあの日公園で会った時の幼子のような純粋無垢な瞳ではなく、真剣なモノであった。何か、彼女を怒らせるような事や対応に不備があったのかと困惑する私を他所に彼女は口を開いた。
『私が、あなたをここに呼ぶように理事長にお願いしましたの』
『私を?』
『えぇ………七冠ウマ娘である貴方に私は、
『……レースをする気はないのではなかったか?』
『皆様のおかげで、今は色々と余裕がございまして。それに、興味がありますの』
まるで
『興味?』
すると歩きながら彼女は、理事長室の窓際へと向かうと外の景色を眺めながら会話を続ける。
『えぇ、この世界での7冠ウマ娘であり3度しか敗北のない貴方と』
ゆっくりと振り返り私の目を見詰めてきた彼女の目は、まるで───。
体がぶるりと震える、この震えは恐怖ではなく興奮から来るものだ。それは、久しく感じていなかったもの……マルゼンスキーやミスターシービー、カツラギエースと走った時に感じた感覚だ。
自身と同等、もしくは越えうる存在との会合。
『多くの重賞レースやG1レースを蹂躙し、最強無敗のウマ娘と呼ばれた私。果たして、レースをしたならばどちらが勝者となるのか』
───獲物を前にした獣のような瞳だった。
『なるほど、確かに興味深いな……』
『でしょう?それに、私と貴方のレースはとても因縁のあるものに感じますの』
『なに?』
『私は自身のために多くのウマ娘達の夢を、約束を、誇りを踏みにじり勝利を奪ってきた……いわば咎人ですわ。断罪すべく私に挑んでくださいますか、正義の皇帝様?』
なぜ、彼女がそのように自分の過去を話すのか分からない、だが確かに分かるのは彼女が敢えて私を挑発していると言うことだ。
全てのウマ娘の幸福な世界を作ることを志す私へと、軽口を叩き私を挑発した。
私自身、元から彼女の走りについて興味があった。以前に映像を通して見た彼女の走る姿、万全の状態では無かったとしてもあのような走りを見せる彼女の全力は、果たしてどれほどのモノなのか……楽しみで仕方がない。
彼女はどうやら相手を乗せるのが上手いらしい。
『中央を……いや、私を
今の私に出来る、万全の状態でのレースをしよう。そう私は思った。
こうして、私と彼女との模擬レースが行われることとなった。
長距離、近くのレースの予定のない競バ場で行われることが決まっている。
彼女とのレースは非常に楽しみだ、そう感じながら私は窓ガラスから空を眺める。
それにしても、前のようにいつカードゲームを挑まれても良いようにカードデッキを持っていたのだが、無駄だったな……少し楽しみにしていたんだが。
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アーリースタイル達への質問箱、活動報告にて設置しますわ。
もし質問したいことがあればコメントよろしくお願いしますわ、あと質問への返事を時々あとがきに乗せる予定ですわ!
メリークリスマス、この作品を読んでくださっている皆様に祝福があらんことを。
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