足をつりながらもバスケの試合に勝利した
その夜、蓮に諭されたので徹夜はもうしない
「悪夢の始まり」
優菜はある静かな住宅街の道路で目を覚ました
優菜「・・・なんで道路?」
優菜は頭に「?」を浮かばせながら、立ち上がった
優菜「ここはどういう世界なんだ?」
優菜は辺りを見回したが、人っ子一人の声もしない
優菜「・・・静かすぎる。ここは廃墟か何かか?」
すると、車のエンジン音が響いてきた
優菜「車?・・・むやみに近づくのは危険か」
優菜は物陰から車を見た
車は普通車の赤。ある家の前で止まると、三人の男が降りてきた
二人は警官。そしてもう一人は外国・・・アメリカ人だろうか。何の用なのかは知らないが・・・あまり良い話題ではなさそうだ
優菜「・・・隠れよ」
優菜が背を向けて離れようと右に二回曲がった通りに行った。だが、ついて来ていたアメリカ人に声をかけられた
アメリカ人「すまない。少し話を聞きたいんだが」
優菜『しまった。離れる判断が遅かった』
優菜は振り返って、アメリカ人にこう返した
優菜「なんでしょうか」
アメリカ人「人を探しているんだが・・・この写真の娘を見た事はあるか?」
アメリカ人は写真を取り出し、優菜に見せた。写真に写っていたのは育ちの良さそうな、胸も大きい娘だった
優菜「・・・いえ、ないですね。この方がどうかされたんですか?行方不明か何かでしょうか」
アメリカ人「いや、知らないならいいんだ。・・・お礼は日本語で「ご協力感謝する」でいいのか?」
優菜「ええ、あっていますよ。写真の娘をもし見かけた場合はどうすれば?」
アメリカ人「警察に電話をかけてくれ。俺がすぐに向かう」
アメリカ人と話していると、後ろの方から男が一人やってきた
男「おい・・・うるせぇんだよさっきから」
アメリカ人「?彼は君の知り合いか?」
優菜「いえ、初対面ですが」
男は近づいてきた。アメリカ人は優菜と男の間に入り、男に話しかけた
アメリカ人「すまない。人を探しているのだが」
男「失せろ!二度とその面見せんな!!」
男は不躾に言い放ち、アメリカ人が「お邪魔のようだな。失礼するよ」と礼を言って戻ってきた
アメリカ人「・・・日本人は礼儀正しいと聞いていたが」
優菜「どんな国でも礼儀がよろしくない人はいますよ」
アメリカ人「日本でもそこは変わらないのか・・・」
優菜「人である限り世界共通かと」
すると、男がナイフを取り出しレオンの背中を両手で突き刺そうとした
優菜「!」
優菜はアメリカ人を左に押しのけて、男の手に右足の蹴りを入れてナイフを落とし、右足が地面に着くと同時に左の回し蹴りで男のこめかみに蹴りを入れて脳震盪を起こした
アメリカ人「・・・今のが武道というヤツか?」
優菜「独学の護身術です」
アメリカ人『・・・日本という国は聞いていたより治安が悪いのか?それとも・・・』
二人で男を拘束していると、南の方角から僕発音が起き、南を見るとそこら中で火事が起きていた
アメリカ人「これは一体・・・!?」
優菜「なんで・・・?何が起こって・・・」
アメリカ人「ひとまず、俺を連れてきた警官の所へ戻ろう」
二人で警官の所まで戻ると・・・
アメリカ人「!車ごと消えている・・・?さっきの暴徒か何かに襲われたか?」
すると、先ほどの暴徒が集まってきた
優菜『囲まれた?明らかに殺す気できてるな』
アメリカ人「一つ聞いておくが・・・これはこの町特有のお祭りか何かか?」
優菜「こんな奇祭、あってたまるもんですか」
アメリカ人「・・・日本で使うとは思っていなかったが、使わざるを得ないか」
アメリカ人は、懐からマグナムを取り出し暴徒に向けた
優菜「銃!?本物は始めて見た・・・」
アメリカ人「君はどこかに隠れていなさい。片付けたら呼びかける」
優菜「いえ、この数じゃ逃げられませんよ」
二人が構えると、先ほどの火事が起こっていた南から男の子が一人・・・いや、高校生ぐらいの男と二人で走ってきた
男の子「何なんだよもうーーー!!!」
高校生?「知るか!!喚いてる暇があったら走れ!!」
アメリカ人「今度は何だ?」
優菜『・・・聞き覚えがある声?』
優菜が高校生の顔を見て、驚愕した
数分前
高校生?「zzz・・・ん?どこだここ・・・優斗は・・・いや、優菜か?アイツが体を動かしてないって事は・・・寝てんのか?」
高校生?は優菜の名を知った風に口にし、目覚めた。もう言わずとも分かるだろうが、一応言っておこう。高校生とは優斗である
優斗「・・・道路?アイツ寝ぼけて道路で寝たのか?いや、あり得ないか。じゃあ、異世界?なら何で優菜がいないんだ?」
優斗が悩んでいると、近くから何かが爆発したような音がした
優斗「!何だ今の音・・・」
爆発音のした場所に行くと、車が炎上し、道路までもが燃えていた
優斗「テロか何か起きたか!?」
すると、少し遠くに男女が二人見えたので話しかけようとしたが
男「死ね!死ね!クソが!」
二人はナイフを持っており、一人の男を何度も二人で突き刺していた
優斗「な・・・何でこんな事態に・・・?世紀末寸前か?」
絶句していると、手前の家から男の子が一人出てきた
男の子「何だこれ・・・!まさか外まで・・・!?」
その声に先ほどの男女が気付き、こちらを向いた
優斗「!向かってくる」
男「野郎・・・ぶっ殺してやる!」
男が男の子を刺そうとしたので、間に入り庇ってナイフを受けると、左腕をナイフが貫通した
優斗『切れ味鋭すぎだろ!!』
優斗がナイフを折って男を蹴り飛ばした
男の子「うわっ!?」
優斗「走れるか!?」
女「死ね!!」
女もナイフを振り回して暴れ始めた
優斗「チッ」
優斗が男の子が逃げれるように時間を稼ごうと向かって行き、押し倒したが女は超人的な力で横にまわり逆に優斗が下になった
女「くたばれ!!」
女が優斗の顔面を刺そうとナイフを突き立てたが、優斗が寸前の所で避けナイフを持ってる腕を掴んだ
優斗『嘘だろ・・・!?鍛冶場の馬鹿力ってヤツか?シャドウぐらい力強いぞ・・・!!』
すると、女の脇腹に銃弾が一発入り、女が仰け反り回った
優斗「弾?」
優斗が起き上がり、弾が飛んできた方向を見ると、先ほどの男の子が銃をこちらに向けていた
どうやら亡くなった警官からハンドガンを拝借し、女を撃ったようだ
優斗はそれを確認した後、女の顔面に蹴りを一発入れて気絶させた
男の子「ハァ・・・ハァ・・・」
優斗「・・・お前が撃ったのか?」
男の子「僕は今・・・人を撃ったんだよね・・・?」
優斗「・・・人の力じゃなかったがな。とりあえず、さっさとどこかに逃げるぞ。ここに居たら銃声を聞いて集まってくる」
男の子「え、その腕で!?」
優斗「怪我を治してる暇も知識も無い。それに、貫通してるなら抜かない方が出血が抑えられたはずだ」
男の子「・・・この銃は置いて行こうかな」
優斗「何言ってんだ?持ってくに決まってんだろ。相手が人間かどうかも分からない、それに警察官もこの様だ。もう銃刀法違反なんて言ってる暇はない。今は武器を持って、一コンマ秒でも早く安全な場所に行くべきだ」
男の子「・・・うん、分かった」
優斗「・・・何があったかは知らねえし、聞く気も無いが、絶対に希望は捨てるなよ。お友達だって生きてるかも知れねえだろ。・・・そういや名前は?」
のび太「野比・・・のび太です」
優斗「(のび太?聞いた事あるような無いような・・・)俺は中村優斗だ。逃げるのは手伝ってやる」
そうして、二人で逃げてたわけだが・・・
のび太「やっぱり警察署に来たのは間違いだったんじゃ!?」
優斗「何言ってんだ、銃の球が尽きたら死ぬんだぞ。ここなら銃もたくさんある。弾も取っとけ」
そう言いながら、銃と弾をある分全てカオスの空間の武器庫に入れた
二人で隠れながら移動していると、後ろから「野郎・・・」と声がしたので、二人で警察署を出て走り出した
のび太「も、もう・・・ダメ・・・」
優斗「諦めんなよ!諦めんなそこで!!死ぬんだぞ!?」
のび太「で、でも・・・僕いっつも・・・マラソンもドベで・・・」
優斗「ならいっその事、アイツ等も撃つか!?」
そう言いながら振り返って人数を確認すると、十数人ほどナイフを持って走って来ていた
優斗「・・・やっぱダメだ!スピード落としたら死ぬぞ!!」
男の子「何なんだよもうーーーー!!」
優斗「知るか!!喚いてる暇があったら走れ!!」
すると、前に男や女の集団が見えた
優斗『!囲まれたか・・・!?いや、誰かを囲んでる・・・?』
優斗は囲みの中の人を見て、吃驚したと同時に安心した
優斗「優菜!!」
優菜「優斗!?」
のび太&アメリカ人『知り合い・・・?』
優菜が目前の暴徒を蹴り飛ばして、二人が通れるようにした
優菜「何でお前が俺と別々に存在して・・・ってどうしたその左腕!?俺の身体に何があった!?」
優斗「説明は後だ!ついでに後ろの奴らも任せた!!俺たちは隠れてるからな!!」
優斗の後ろから暴徒が十数人追いかけてくる
優菜「ふざけんなテメェ!!」
アメリカ人『彼女の口調が180度変わった・・・?それに、俺の身体?あとで話を聞く必要がありそうだな』
優菜「!ちょっと待てそっちの子供は・・・!」
優斗「あ?のび太っていうらしいが・・・」
優菜「のび太って・・・あののび太!?」
のび太「え、あののび太って・・・?」
優菜「ちょっと待て、お前ドラえもんはどこに行ったんだ?アイツが居たらどうにかなるだろ!?」
のび太「ドラえもんを知ってるの!?ドラえもんは、僕が昼寝してる間にミィちゃんに会いに行くって出たっきり・・・」
優菜「(ミィちゃん・・・ドラえもんが恋してる猫だっけか?)そうか。ドラえもんはいないか・・・秘密道具があれば、この状況も楽に解決できたが・・・」
アメリカ人「話はひとまず終わらせてくれ。そろそろ暴徒が痺れを切らしそうだ」
アメリカ人がそう言った途端、火蓋を切るように暴徒がレオンに向かって行った。レオンは冷静に蹴り飛ばした
優菜「・・・チッ、優斗のせいで本性もバレたし、ネコ被る必要性も無くなったか」
優斗「いや、自分でバラしたようなもんじゃねえか」
優菜「何か言ったか?」
優斗「いや、何でもねえ」
優菜「・・・とりあえず、暴れるしかねえな」
優斗「そうか、俺は隠れてるな」
優菜は優斗の腕を掴んで、刺さっている折れたナイフを引き抜いた
優斗「イテェェェェェ!!!」
優菜「アリエル、あとは任せた」
優斗の腕をアリエルに治してもらってる間に、優菜が暴徒に向かって行った
一人目を押し倒しながら、逆立ちした。そこを狙って、横にいた暴徒が刺そうとしたので、腕をバネにして上空に避けた。暴徒が振り下ろしたナイフは、一人目に刺さり、優菜が落ちながら二人目を踏みつけた
そして三人目が優菜を刺そうとするので、波紋の呼吸をしてナイフを折ろうとすると、レオンがマグナムを撃ち、三人目の脳天に直撃した
そこで優斗の怪我が治ったので、優菜がレオン達の所まで戻った
優斗「よし、それじゃあ道を切り開こうか」
優菜「のび太、俺たちが先行するからついて来い。アメリカのお兄さんも、のび太を守ってくれ」
アメリカ人「了解した」
優斗と優菜が顎、みぞおち、股間などを狙い暴徒を倒していき、のび太を狙う暴徒はレオンが撃ち倒した
二十人ほど倒した頃に、ようやく暴徒の波を抜け、全員で逃げた
優菜「二度とあんな目には会いたくないな」
アメリカ人「この近くに避難所はあるか?」
のび太「僕、知らないです・・・すみません」
アメリカ人「・・・なら逃げ込めそうなところはあるか?」
優菜「のび太の学校で良いんじゃないのか?デパートとかスーパーは逆に危険だ。入った時点でフラグが立つ」
のび太「僕の学校は、この先を左に曲がってすぐです」
アメリカ人「優菜といったか、後で聞きたいことがある」
優菜「・・・はい、分かりました」
小学校につき、暴徒を完全に振り斬れたことを確認した
のび太「はぁ・・・」
アメリカ人「さて、ようやく聞けるな。君は一体何者なんだ」
優菜「・・・中に入ってからにした方がいいです。ここはまだ危険ですから」
校庭を歩いていると、アメリカ人がこう言葉を零した
アメリカ人「・・・この町はいったいどうなってるんだ」
のび太「わからない・・・旅行から帰ってきたらみんな・・・」
優菜「俺たちはこの町の住民じゃないから知りません」
すると、校門から銃声がした
アメリカ人「!」
優菜「銃声?まだ生存者がいたのか」
?「くそ、こいつら!」
そう言いながら、こちらに逃げてくる男が一人。その男はアメリカ人を連れてきた警官だった
警官「!!!あんた、無事だったか!」
アメリカ人「・・・お前か、生きていたんだな。・・・もう片方はどうした?」
警官「・・・」
のび太「まさか・・・」
優菜「追卓は後にしてほしい。警官さん、今の状況を分かるところだけ説明してくれませんか?」
警官「・・・?君達は?」
レオン「道中で会った生存者だ。敵意は無いようだから安心しろ」
のび太「の、野比のび太です」
優菜「中村優菜です」
優斗「中村優斗だ」
警官「苗字が同じという事は・・・兄妹とかか?」
優菜「まあ、そんなところ。それより、状況を教えて欲しい」
警官「・・・町中の住人が暴徒化している。理由は不明、既にかなりの数の死傷者が出ている。この学校は避難場所にしてされた。一応救助隊が来る手はずになっているが、期待はできんな・・・」
優菜「なら、ここに籠城した方がいいか。食料が心配だが、今は後回しだな。中にも暴徒がいるかもしれないし、生存者もいる可能性がある。探索が先だろう」
四人で昇降口から学校に入った
レオン「・・・静かだな」
のび太「夏休みでも、先生がいるはずなのに・・・」
警官「・・・何があるかわからん。用心しろよ」
優菜が左前方にある部屋の表記を見ると、保健室と書かれていた
優菜「保健室なら、薬とかがあるだろうから、貰っておこう」
優菜が保健室を開けようとすると、鍵がかかっていた
優菜『・・・鍵ごと壊すか?』
すると、保健室の中から子供の声がした
?「くそ、いったいどうなってんだよスネ夫!」
スネ夫?「ぼ、僕にだってわからないよ!」
のび太「この声は・・・ジャイアン、スネ夫!」
優菜『ジャイアンとスネ夫!?』
のび太「おーい、開けてよ!僕だよ、のび太だよ!」
ジャイアン「の、のび太か!?待ってろ、今開けるぞ!」
保健室の扉が開き、中に六人の子供がいるのが見えた
ジャイアン、スネ夫、しずかちゃん、出木杉、それと良い子そうな女の子とチンピラ風の男の子。とても小学生には見えない
のび太はすぐに部屋に入って行った
のび太「・・・みんな!!!」
静香「のび太さん、無事だったのね!」
スネ夫「まぁ、逃げるだけは得意だもんね」
出木杉「・・・いや、それだけじゃないみたいだよ」
優菜『見た事ある顔ばかりだな』
次にレオンと警官が入っていき、考え事をしていた優菜を、優斗が手を引っ張って保健室に連れ入れた
スネ夫「け、警察だ!助けが来たんだ!」
レオン「・・・期待に応えられなくて悪いが、俺達も逃げてきたんだ」
スネ夫「え~!ガックシ・・・」
警官「生存者がこんなに・・・。君達、怪我はないか?」
女の子「はい、みんな大丈夫です」
のび太「あなたは、この学校の生徒会長の・・・」
聖奈「緑川 聖奈(みどりかわ せいな)よ。よろしくね」
健治「俺は同級生の翁娥 健治(おうが けんじ)だ」
レオン「俺はレオン(レオン・スコット・ケネディ)だ」
出木杉「出木杉 英才(できすぎ ひでとし)です」
静香「源 静香(みなもと しずか)よ」
ジャイアン「剛田 武(ごうだ たけし)だ」
スネ夫「僕は骨川 スネ夫(ほねかわ すねお)
久下「久下という」
優菜「中村 優菜だ」
優斗「俺は中村 優斗」
のび太「僕は野比のび太。みんなよろしく」
ジャイアン「みんな、この学校へ逃げてきたんだが、学校の中も安全じゃねぇ。とりあえずこの保健室に立てこもっているが、どうすりゃいいのか分からねえ」
それから、のび太が皆に話を聞き始めた
優菜「・・・ホントにドラえもんの世界とバイオが混ざってんだな。しかもレオンがいて、出木杉がいる・・・そして金田や太郎もいない・・・IDか」
優斗「何の話だそりゃ」
優菜「気にすんな、お前には言っても分からねえ」
優斗「なんだと?やんのかテメェ」
すると、出木杉が話し始めた
出木杉「よし、じゃあみんな聞いてくれるかい?」
全員が出木杉の方を向いた
出木杉「僕たちは今、完全に孤立している状態だ。救助が来ればいいんだけど、あの状況じゃ、すぐには来てくれないだろうね。最悪、来ないかもしれない。だから、僕たちが自力で何とか生き延びるしかないんだ。そこで、二つのチームに分かれて行動しようと思う。一つは、この保健室を確保しておくチーム。要するに留守番だね。そしてもう一つは、この学校や近辺の街を調べて、物資の調達と、脱出する方法を探すチームだ。これが僕の考えた案だけど、どうだい?」
レオン「・・・悪くないな。闇雲に行動するよりも、しっかりと役割を決めた方が効率がいい」
健治「で、どう分ける?」
レオン「俺は調査に回る。戦力の配分を考えて、久下はここに残った方がいいな」
久下「む・・・る、留守・・・か?」
健治「俺は外に出るぜ。お前達はどうするんだ?」
スネ夫「ぼ、僕はここに残るよ!」
ジャイアン「よし、じゃあ俺はここを守ろう」
聖奈「私は調査をします」
静香「じゃあ、私はここでみんなの怪我の治療をするわね」
優菜「戦力的に俺と優斗は別々だな。俺が先に行くからお前は寝てろ」
皆『俺・・・?』
優斗「・・・せいぜい死なねえように頑張るんだな」
出木杉「そうか・・・のび太君はどうするんだい?」
のび太「僕は、調査をするよ。ドラえもんを探さなくちゃならないしね。出木杉は、ここに居て欲しい押し付けるみたいで悪い気もするけど、ここで落ち着いて、今後の計画を立ててほしい」
出木杉「ん・・・そうかい?のび太君がそういうなら・・・」
聖奈「という事は、調査チームが私、のび太君、レオンさん、健治君、優菜さん。お留守番が武君、スネ夫君、久下さん、静香さん、優斗さん、出木杉君ね」
スネ夫「システムに侵入して、一回の防火シャッターを開けておいたよ。ただ、二階より上のシャッターは何故か違うセキュリティを掛けられているんだ。開けるにはもう少し時間がかかりそう」
優菜『さすがのびハザ版スネ夫、仕事が早いな』
スネ夫「あと、これをみんな持っていきなよ。拾ったんだけど、使えるみたい」
スネ夫は皆に、無線機を渡した
優菜『・・・にしても、何で無線機が落ちてたんだ?警察署でも通ってきたのか?』
ジャイアン「よし、解散!」
優斗「優菜」
優菜「あ?」
優斗「銃だ。持ってけ」
優菜「・・・本物か?」
優斗「警察署から盗んだ。このご時世、罪にはならん」
優菜「他の世界では罪だけどな。でも、貰っておく」
優菜は優斗から銃を受け取った
五人で保健室から出ると、さっそく暴徒が一人襲ってきたので懐に入ってアッパーカットをかました
優菜「もう来たのかよ・・・」
健治「今の動き・・・人間じゃねえ・・・」
のび太「さすがだ・・・」
レオン「・・・」
優菜「俺のことはどうでもいい。まずどう動く?」
聖奈「出木杉君は学校の中や街と言っていましたが」
健治「せっかくスネ夫がシャッターを開けてくれたんだし、学校の中から調べようぜ」
のび太「そうだね、他の生存者が見つかるかもしれないし」
レオン『・・・だといいが』
優菜「・・・しっかり探そうな。把握漏れがないように」
校舎の中は、板を中から打ちつけられた教室が多く、しかも中からは常人ではないうめき声が聞こえてくる
優菜『さっきはああ言ったものの・・・こりゃ生存者がいる可能性はほぼ無いな』
北にある教室には資料室の鍵があった。取ったと同時にゾンビ犬が窓を突き破って入ってきたが、のび太が攻撃を避けながら撃ち殺した
のび太「ハァ・・・ハァ・・・」
レオン「・・・君、一体何者だ?」
のび太「え?」
レオン「今の射撃技術、戦闘技術は簡単に真似できるモノではない」
健治「のび太っていえば、ここら辺では有名だぜ?青狸と一緒に、いっつもなにかやってるから」
優菜『劇場版では、数えきれないぐらいの人を救ってるしな』
レオン「青狸?タヌキは茶色じゃなかったか?」
優菜「その話は安全なところでしよう。今は探索優先だ」
レオン「・・・君の話も聞きたいのだがな」
優菜「何を?」
レオン「君の身体能力は、このメンバーではずば抜けて高いが、オリンピック選手と比べても超えている。君は何者だ?どこでその力を手に入れた」
不穏な空気が流れていく
優菜「・・・その話も後だ。でもこれだけ言っておく、俺は敵じゃない」
優菜は先に教室を出た
レオン「・・・全員、あの女と保健室の男の兄妹には気をつけろ」
のび太「・・・分かりました」
次に、西の方に行くと給食室を見つけた
優菜「・・・食料あるかな?」
聖奈「いえ、今は夏休みですから何もないかと・・・」
中を進むと、血まみれの死体があった
のび太「給食のおばさんだ!給食、おいしかったな・・・」
優菜『なんで学校のカレーってあんな美味いんだろうな』
聖奈「・・・」
健治「・・・」
レオン「思う所はあると思うが、立ち止まってる暇はない」
給食室には、6と書かれた敗れたメモと職員室の鍵があった
のび太「紙切れ?6ってなんだろ・・・」
優菜「こっちは職員室の鍵か、職員室はどこか分かるか?」
のび太「職員室は、保健室の東だよ」
優菜「なら戻ろうか」
給食室から出て、職員室に向かっていると、北から叫び声が聞こえた
のび太「・・・悲鳴だ!!!」
健治「北の別校舎への通路から聞こえたぞ!」
通路に行くと、一人の男が二人の暴徒に襲われていた
健治「あれは・・・!」
のび太「安雄!?」
優菜『安雄っていえば、空き地や河川敷で野球をするときに、いっつも帽子被ってるやつだっけか?生きてたのか』
安雄は片方の暴徒に馬乗りにされ、もう一人の暴徒に頭を床に押さえつけられていた
安雄「や、やめろ、何する気だ!」
健治「!!!あの二人、何か持ってるぞ!」
レオン「茶色い・・・塊?」
聖奈「う・・・動いてない?あれ・・・」
安雄「話せ、や、やめろ」
優菜「おい、まさか・・・」
安雄「やめろぉぉぉぉおおお!!!!」
学生の口に茶色いモノを、暴徒が押し込もうとしていた
するとのび太はすぐに銃を取り出し、押し込む手を撃ち、すぐに押し込もうとした暴徒の頭と抑えていた暴徒の脳天を撃ち抜いた
のび太「安雄!大丈夫!?」
優菜『今のはのび太が撃ったのか?・・・人を撃てるのか』
安雄「の・・・のび太?」
レオン「知り合いか?」
のび太「友達です」
優菜「体調は大丈夫か?一旦保健室に戻ろう、安雄を休ませた方が良いだろう」
健治「だな。立てるか?」
安雄「は、はい」
優菜が手を貸し、安雄を立たせた。すると、優菜がグニッと柔らかいの踏んだ
優菜「?・・・さっきの茶色い物体か」
安雄「それ一体何なんだ?生き物・・・だよな?」
レオン「大方、暴徒化の理由だろうな。捕獲しておきたいが、危険すぎる」
優菜「なら、殺しておくか。生かしておく価値はないだろ」
優菜が物体を撃ち殺し、安雄を保健室に連れて行った
ジャイアン「安雄!無事だったのか!」
スネ夫「よく生きてたね」
安雄「ジャイアン・・・スネ夫・・・!」
出木杉「安雄君はどこに?」
レオン「暴徒に捕まって、茶色い物体を口に押し込まれていた」
ジャイアン「茶色いもの?それってうn」
聖奈「動いていたから、生き物だと思うわ」
久下「生き物を口に押し込まれるって・・・どんな状況だ?」
優菜「何があるかわからないから、撃ち殺しておいたけど」
出木杉「妥当な判断だと思います。その生き物が今回の事件に何かしら関わっているのは明らかですし、これから気をつけていきましょう」
優菜「・・・で、何でコイツはぐーすか寝てんだ?」
優斗「Zzz・・・」
優斗はベッドの熟睡していた
久下「彼は、君たちが行った後、すぐにベッドに入って寝てしまったよ」
優菜「ほーう?」
優菜はベッドの前に立ち、毛布を引っぺがした
優菜「起きんかゴラァ!!」
優斗「・・・おはよう?」
優菜「おはようじゃねえ、何でこの状況で寝れるんだよ・・・。とりあえず起きろ」
優菜は手を貸して優斗を起こした
優菜「今度はお前が行け、寝てたんだから疲れはとれてるだろ」
優斗「そう強く言うなって、分かったから」
優斗は優菜の頭を少し撫でて、ベッドから出た
優菜「は・・・ゑ・・・何で頭・・・」
優斗「それじゃあ行くか。昨日手に入れたアレで色々試してみたい」
優菜「アレ?アレって何だ?」
優斗「?・・・ああ、お前はまだ知らないか。寝たら分かるさ。ほらほら」
優斗は優菜をベッドに寝かせた
優菜「何で寝る?」
優斗「寝てから考えろ(早速試してみるか)」
優斗の指が光ったかと思ったら、激しい眠気に襲われ寝てしまった
次回予告
次回も新たな世界へ
次はヒーローがいるのが当たり前な世界・・・これだけで何て作品か分かるんじゃ?
次回「ヒーローになるために」