東方幻創弾 〜Phantasm memories from Buster.〜 作:蒼いなんでも屋
MAX SPEED!
……あ、これ違ったわ。
MAX SPEED!!なのは事実だけど()
というわけで最強最速烏天狗、射命丸の活躍をご覧あれ。
メモリに刻まれた凄惨な記憶に、星羅は愕然とする。
立ち直れなくなりそうになる星羅だったが、早苗の言葉を受け、改めて仲間を頼り信じることを心に決めるのだった。
一方、妖怪の山に機怪が襲来。
敢然と立ち向かう椛だったが――
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「……どうやらこのスペルメモリ、順序があるらしい」
読み込みを続けてみたにとりは言った。
「弾符【プラズマチャージショット】。これが星羅……君の一番初めの記憶、1番メモリだ」
「……やっぱりね」
霊夢が口を開いた。
星羅が振り向く。
「えっ?」
「……最初から持っていた唯一のメモリ。メモリが記憶を宿してるんなら、ソレ……1番のメモリがあってこその星羅の人格。それは最低限の“星羅”としての体をなすためのモノだったのよ」
霊夢お得意のカンが冴えた。
にとりも肯く。
「その通りだよ盟友。流石だ。そうなると、記憶の回復はメモリの復元度に比例するようだね」
星羅はメモリを並べる。
2番、星剣【バスターソード】。
4番、流星【メテオストーム】。
5番、恒星【バーニングナックル】。
3番は未だ欠けている。
続いて、ファンタズムメモリも取り出していく。
妖夢の、断命剣・改【瞑想永弾斬】。
咲夜の、幻符・改【サウザンドダガーウェーブ】。
鈴仙の、幻爆・改【
各々、“大切な誰かを守る刃”、“主に仕えし気高き心”、“覚悟を決めた曇り無き瞳”、がトリガーとなって誕生している。
にとりはそれらを一枚一枚スキャンを行い、そして呟いた。
「順番に記憶を取り戻すべきだったかな……早まるのは禁物だったね、改めてすまない」
懺悔の念を伝えるにとりに、星羅は首を振って、
「良いよ。自分から頼んでるし、みんなもいるから」
今度はきっぱり答えた。
その様子を見て、霊夢は早苗の肩に手を置いた。
「霊夢さん?」
「……その、お手柄だったわね。おかげでアイツ、元気になってるわ」
「えっへへ、そりゃあ同じ外からの人間ですから……」
照れたように頭を掻く早苗に、霊夢はふっと笑みを浮かべた。
と、その時。
突如としてけたたましいサイレン音が周囲に鳴り響いた。
「…………!」
にとりは赤いランプの付いたモニタに目を走らせた。
椅子を蹴るように飛び出し、キーボードに張り付く。
「……この反応……機怪だ!」
「……ついにここに来たのね……!!」
霊夢は即座に御札と大幣を取り出す。
早苗も同様に幣を手にした。
「って、にとり……なんでわかったの?」
霊夢が問うと、にとりはブラインドタッチで解析しながら答えた。
「前に君たちが初めて破壊した機怪、妹紅が倒した人里に紛れていた偵察機……そして各地を襲撃した、所謂“オーダーメイド”の機怪たち。それらを分析して、固有周波数を突き止めたのさ」
「す、スゴい……でも何言ってるのかさっぱりだわ……」
「霊夢さん、要は機怪ならではのオーラを突き止めたんです」
「なるほど」
「それを元に作った探知機をこの研究所には組み込んである。で、今はその数を調べてるんだけど……」
彼女は言いながら解析を進める。
やがて、星羅を振り向いて言った。
「星羅、君はじっとしていてくれる?」
星羅は思わず椅子を立つ。
「ええっ、なんで!?」
「君が狙いなのはわかりきっているんだ……迂闊に出たら、君の居場所がバレる。ここには一応カムフラージュ機構とレーダー遮断機能が組まれてるから、隠れるならば1番ここが良いんだ」
「安置って事ね…って、最初からカムフラージュ?しておきなさいよ!」
「無茶言わないでよ!エネルギー消費が激しいんだもん!一時間使ったら充電に30分かかるんだよ!」
霊夢の言葉に返しながら、にとりは敵の数と方角を突き止め、振り返る。
「霊夢!悪いけれど奴らをなんとか退けてくれ!結構多いぞ……本気を出してきたみたい!」
「最初っからその気よ!そっちが本気ならもってこいだわ」
「霊夢さん、私も行きます!!」
「今回ばかりは手を借りようかしら!」
「頼んだよ2大巫女さん!」
霊夢と早苗は駆け出していく。
続こうとする射命丸だったが、
「……天狗、あんたは残ってくれ」
「……あやや?」
にとりに止められた。
「なぜ?」
「外には白狼天狗、椛だったか……あの子をはじめ、他の妖怪たちや二人の巫女、それに神様もいる。今は任せよう」
「しかし……」
「聞いてくれ、射命丸 文、あんたには大事な役割があるんだ」
にとりは真っ直ぐ射命丸を見つめ、言い放った。
「あの時見た“他人”とのメモリ、ファンタズムメモリは2枚だった。この感じからして恐らく……
あのメモリたちは、あんたと早苗、二人のメモリだ」
「……わ、私の……!?」
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「狗符!【レイビーズバイト】!!」
左右から、勢いよく噛みつくような弾幕が放たれた。
そのまま数体の機怪を木っ端微塵に吹き飛ばす。
更に剣で近くの雑魚を斬り捨て、飛び交う敵弾はその丸い盾で弾いた。
「もう、あの烏天狗は何してるんですか!!」
椛は襲い来る無数の雑魚機怪たちに孤軍奮闘状態で挑んでいた。
元々は哨戒天狗、敵わなそうならさっさと退却するのだが、今回は退却すればこの山がどうなるかわからない連中……“スペルカードルールを一方的に無視する侵略者”なのだ。
少なくとも他の妖怪たちが来るまでは時間を稼がなければ、山が大変なことになるのは間違い無い。
退くわけには、いかない。
愚痴りながらも、敵を斬り、倒していく。
しかし、確実に交わし続けてきたはずの敵の弾丸の一発が、盾で防げない片脚に、
「っあ!?」
とうとう当たってしまった。
実弾はかなり堪える。
当然ながらそこから血が滴った。
「……しまっ……!」
だが、傷口を塞ぐ余裕なんてない。
次々と飛来する攻撃をなんとか回避する。
――あまりにも数が多すぎる……!
「……くっ……!」
退き際を間違えた。
完全に囲まれ、逃げ場がない。
哨戒天狗とはいえ実力はあっても、この数はまずい。
ついでに脚もやられている。
焦る椛に、その侵略者たちは一斉に襲い来る。
[……]
[……]
「……ううう、なんか言えっ!!!」
無言の敵に椛が叫ぶと、
「では、泣かせてみましょうか?」
「…………は?」
突如、真後ろから、まさに竜巻と言える空気砲がぶっ放された。
「どわぁ!?」
煽りを食らって椛が吹っ飛ぶ。
[ヌオオ!?]
竜巻は周囲の機怪たちを文字通り削り取って破壊した。
そのまま奥の機怪らもすんでのところで回避するが、大きく弾き飛ばされた。
ほんとに泣かせた、と椛は心の中で呟く。
「いやぁ……カマシすぎましたかねー。まぁ上出来ですよ、上出来」
ばっさぁ、と翼を広げて舞う、射命丸。
素早く布を椛の傷口にきつく巻き付けた。
「あーあ、これはひどい……後でお医者様に見てもらう必要アリですねこれ」
それを見て、椛はため息混じりに言った。
「あなたって人は……遅かったではありませんか?」
「あはは……まぁ色々ありまして、ね。
それに今の攻撃、私のではありませんから」
と、振り向く射命丸。
「……えっ?風を扱うのはあなたの専売特許では?」
「それが、そうではなくなりました」
「はい?」
椛が不思議がっていると、そこへ、
「うおおおおおおおおおおおお!」
突如飛び出した何かが、
「……、あの人、飛べましたっけ……っ!?」
椛は信じられない表情でそれを見つめていた。
「いや、飛べませんよ。
射命丸は自信たっぷりに、笑って答えた。
「……飛べる。
今の私は、空を飛べる!
戦いの空を、飛ぶことができる!!!」
陽の光を反射したライズバスターを、敵に向けながら。
飛べるようになったその身に纏う、銀色に映るコートをはためかせながら。
星羅は、空という新たなフィールドで、椛と射命丸の前に躍り出るのだった。
千〜分の一秒で駆〜け〜抜〜け〜ろ〜♪
ブン屋って予測変換で出てこないから変換辞書に追加するか……?
この中で、番外編やってほしいのは?
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紅魔館組
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レイマリ
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うどみょん