東方幻創弾 〜Phantasm memories from Buster.〜   作:蒼いなんでも屋

48 / 54
 お久しぶりです。



 はい。
 大変申し訳ございませんでした……めっちゃ投稿が遅くなりました。何ヶ月ぶり??? 知らん。

 ……忙しかったんですマジで。許してください。

 これからも不定期にのんびり続けるのでよろしくです……




 ということで超久しぶりの投稿。

 たまにはでっかい敵とも戦わなきゃ。

 でっかい敵はオープニングボス?
 いきなりでかいの来たらすぐフルボッコにされるからね。

 ということで強力なヤツを呼んできました。
 山を落とすなら相応の要塞がなくてはね。







043. 破壊の象徴

 

 

 

 知らされた拠点攻略用機怪の存在。

 

 妖怪たちが警戒を強める中、星羅は早苗と仲を深め、自分が見つめるべきものについてを想う。

 

 

 そんな二人の頭上で、景色が割れた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

______________________

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「……河童全員に告ぐっ! 妖怪の山上空に巨大な機怪反応を検知した! 至急、迎撃体制Bに移行して攻めるぞ!」

 

 

 

 にとりはマイクをつかんで叫びながら、左手で分析の指を走らせた。

 

 

 

 ――確か、天狗のお偉いさんが言っていた設計図。

 拠点攻略用、だったか。

 

 どうやら敵……機怪は、だんだん本気になってきたらしい。

 

 

「例の設計図データを共有させる! 各自、山の防衛を最優先に行動! 私も対機怪用の武装を持ってすぐ追うから!」

 

 マイクを切って、にとりは隠し部屋を開き、変わった形のキャノン砲を引っ張り出すのだった。

 

 

「……おっも……!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

_______________________

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「どう見る? 大天狗様は」

 

 

「……そうだなぁ。やはりというか、あの規模はある程度想定済みだったが……今来るとは思わなかった。何かを狙ってのことか……とは、感じるけれど」

 

 

「……早苗と星羅が心配だ」

 

 

「大丈夫、既に射命丸を向かわせてある。私達はあの巨大兵器をなんとかすることを考えよう」

 

 

 

 

 

 守矢神社でそう言葉を交わす、神奈子と飯綱丸。

 

 2人の頭上には、空を覆い隠さんばかりの大きさを誇る巨大機怪がゆっくりと降下しつつあった。

 普通ならば思わず圧倒されてしまうだろうが、見た目だけの虚仮威(こけおど)し程度ならば彼女らにはなんてことない。

 

「とりあえずは河童達の攻撃がどの程度通用するかを見極める。場合によっては作戦を根底から変える必要があるわ」

 

 そう言って、飯綱丸はデカブツを睨んだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「早苗ちゃんは先に行ってて」

 

 

 

 眼前の脅威に、星羅は唐突にそんなことを言った。

 

「えっ? ……どうして」

「私が、あいつを食い止めてみる」

「そ、そんな無茶ですよ!あんなでっかいの……ひとりでどうにかさせるつもりですか!?」

「いや」

 

 早苗の言葉に星羅は振り返って答えた。

 

「私がなるべく時間を稼ぐ。早苗ちゃんは、神奈子さまや諏訪子さま、霊夢や魔理沙を連れてきて」

「……星羅さん」

「大丈夫。早苗ちゃんの奇跡があればなんてことないよ。それにあのデカブツ……誰かが引き付けておかなきゃ山がヤバイよ」

「ですが……」

 

「自分に、できることをやる。早苗ちゃんも……できることを、やってほしいの」

 

 星羅はグーサインを見せると、射命丸のメモリを起動し飛び立った。

 

 

「……星羅さん。信じてますから!」

 

 早苗も託された思いを果たすべく、神社へ飛んだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「射命丸さん!」

「早苗さん! 無事でしたか」

 

 程なく、早苗は射命丸に合流。

 星羅が囮として先に戦闘している旨を伝えると、彼女は翼を広げた。

 

「では、仲間集めは私に任せてもらっても良いでしょうか」

「ほへ?」

「ちょっと失礼ですけど、私のほうが断然早く行動できますし。それに早苗さんには、星羅さんとのメモリ発現という大役もあるんですよ」

「……そう、でしたね。……じゃあ、頼みます!」

「頼まれました! 健闘を祈ってます!」

 

 

 早苗は来た道を再度辿り、星羅のいる空へ急いだ。

 

 

 

 

「……あんな、巨大な奴が動き出したら……みんなが危ない。

 

神奈子さま、諏訪子さま。力を……貸してください!」

 

 

 その右手には、力強く幣が握られていた。

 

 

 

 

 

 

_______________________

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

[目標・発見  迎撃・開始 スル]

 

 

 

 

「……でっっっか…」

 

 

 

 

 

 バスターを構える星羅だったが、その桁違いのサイズに思わず空中で後退っていた。

 

 だがぼーっとしていたら消されるのは確実だ。

 やられる前に…やる。

 

 

 星羅はメモリを装填し叫んだ。

 

 

 

「いっけー! 連弾!! 【スパイラルブラスト】!!」

 

 

 輝く螺旋状の弾幕を放ち、各部に攻撃を試みる。

 

 

 

 

[……]

 

 

 

 が、機怪側はというと、別段回避する素振りもなく受け切ってしまった。

 傷一つ付いていない。

 

「っ!? ……だったらこれならどうだ!」

 

 負けじと立て続けにメモリを追加、攻撃する。

 

「流星! 【メテオストーム】!! それと、弾符! 【プラズマチャージショット】!!」

 

 

 

[………]

 

 しかし、かわすこともなくやはり無効化されてしまった。

 

 ――ことごとく効かない…マズい。

 

「ここまで効かないなんてっ……」

 

 

[対象の戦闘能力・測定完了 ……

 

 殲滅・開始]

 

 

「!」

 

 

[アサルト・殲滅体勢・移行

目標・創造主 及び 妖怪 ノ 山

 

破壊 スル]

 

 

 おもむろに両腕を上げる機怪……“アサルト”。

 

 その腕のありとあらゆるところから、ミサイルポッドがにゅっと伸びてきた。

 

「いっ!?」

 

 星羅が(バスタードアイギス)を取ろうとした瞬間、とんでもない数の飛翔体が視界を埋め尽くした。

 

 

 

 

 

 

 

 

「奇術!【グレイソーマタージ 】!!」

 

 

 

 突如飛来した星を描く弾幕に相殺され、爆ぜるミサイル群。

 

 それと同時に、星羅の視界に翠の影が。

 

 

「早苗ちゃん! なんで!?」

 

 

 庇うように幣を構えた早苗は、振り向いて言った。

 

 

「私も戦わせてください! あなたと一緒に……戦いたいんです!

 

私の使命とか定めとかそれ以前に……守るべきものもあるから!

一緒に……戦って、守りましょう!!

 

あと霊夢さん達は射命丸さんに任せてますから安心してください!!」

 

 

 ――彼女の背には……彼女が大切にしている山がある。そして、彼女はその目で私を信じてくれている。

 

 星羅は大きく頷いた。

 

 

「……、わかった。行こう、早苗ちゃんっ!」

「はいっ!!」

 

 

 

「「はぁぁぁあっ!!」」

 

 

 弾幕を展開しながら、2人は巨体へ突っ込んだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

______________________

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「撃てぇぇ!」

 

 

 

 

 

 

 にとりの号令一下、大量のカッパミサイルが放たれた。最近できた試作品を大急ぎで量産したものだ。

 

 何体か機怪を破壊することには成功したが、まだまだ多い。

 なんなら当のアサルトには全身の機銃で迎撃されてしまった。

 

 

「次は多弾頭でいってみよう」

「了解!」

「次弾装填! 発射ー!」

 

 

 

 次々放たれる中、にとりは言う。

 

 

 

「……こいつを叩き込めれば……ちょっとは、あの人間の助けになるかな!」

 

 引きずるようにして姿を現したのは、巨大な砲身。

 

 深緑と言えるカラーリングに、にとりのマーク、きゅうりのようなハンドル、走行用の大口径タイヤ、同じく大口径の砲口が特徴の大砲だった。

 

 突然の新兵器に河童は驚く。

 

 

「えっ……にとり、それ何?」

「そういや最近なんか作ってたね」

「完成したんだ!」

 

「最近幻想入りしたって言う、外の世界の戦車をちょろまかして作った! この河城にとり特製、必殺砲!!

 

その名も〜、カッパキャノン!!」

 

 

 胸を張って叫んだ彼女、それを聞いてドン引きする河童達、あと空気を読んで一旦大人しくなった機怪。

 

 

「「「もっと名前捻ろよ!!」」」

 

「機怪にも同情されちゃってんぞ!!」

 

 

 周りの河童達から総ツッコミが入ったがにとりはどこ吹く風でセッティングを急いだ。

 

「とにかく、これを当てられれば我らに勝機が見えてくる。それまでお願い、皆で時間を稼いで!」

「はーい!」

「わかってる!」

 

 

 河童の総力を注ぎ込んだ砲弾の衝撃が、山を揺るがしていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「……仕事が早くて助かるぜ。行動力だけは見習わなきゃならないかもしれないな」

 

 

 その様子を、空から魔理沙は見守りつつ急いで星羅の元へ向かっていた。

 霊夢、そして呼びに来た射命丸も同行している。

 

「あいつらの弾幕が切れちまう前に、私達で片付けてしまおうぜ、霊夢」

「そう上手く行くといいんだけど」

「おや、霊夢さん今日はネガティブですね?」

 

 首を傾げる射命丸に、霊夢は続ける。

 

「あれからだいぶ時間が経ってるのに、早苗のメモリはまだブランク(空っぽ)のまま……今から覚醒させてて、間に合うのかしら」

「大丈夫さ、霊夢! そのために私達がいるんだぜ? いくらでも時間稼ぎしてやろうじゃねーか! それにお前となら何が来たって負けはしないさ!」

 

 憂う霊夢を笑って魔理沙は制した。

 

 その様子に、思わず霊夢もふっと微笑んだ。

 

 

「……そうね。そのために、博麗の巫女が……“異変解決者(わたしたち)”が、いるのよね!」

 

 信じる気持ちが、大切なのだと。

 常にあいつは教えてくれたのだから。

 

 霊夢達はスピードを上げ、そびえ立つような“壁”へ向かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

__________________________

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「行くわよ! 霊符!【夢想封印】!!」

 

「私も行くぜ! 恋符!【マスタースパーク】!!」

 

「ではでは私もついでに1つ……風符!【紅葉旋風】!!」

 

 

 

 

 風が雑魚を弾き飛ばし、そこを貫く光線が邪魔な弾幕を蒸散させる。そうしてできた道を七色の光球が爆進、アサルトへ一気に命中した。

 

 

[……ダメージ 確認]

 

 

 さすがに攻撃が通ったようで、大きく後退する。

 

 

「星羅、早苗! 助けに来てやったわよ」

「霊夢〜! それに魔理沙も!」

「話はだいたい射命丸(コイツ)から聞いたぜ。要はアイツをぶっ飛ばせば良いんだろ? 一気に叩きのめしてやるぜ!」

「そんなわけで、私も助太刀いたしましょう! スクープを間近で掴みがてら、自分達の社会くらい守ってみせます!」

「皆さん、ありがとうございます!」

 

 

 皆で一斉に倒すべき敵を見る。

 

 各々の武器を構えた、その時。

 

 

 

 

 

 

[……ダメージ修復・必要域… 修復開始]

 

 

 

 

 

 

 

 

「……は?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 アサルトの眼球がカッと光って、突如全身にバリアが展開された。

 

 と同時に、瞬く間に損傷した箇所が直っていく。

 

 

「……おいおい待て待て待て!ずるいぞ!」

 

 魔理沙が慌ててマスパを叩き込むも、バリアによって弾かれてしまった。

 

「くっそ!霊夢!お前は駄目なのか!?」

「……」

 

 霊夢は首を振った。

 

「いや、無理ね。あのバリア……前に私の夢想封印を破った奴に似てる力を感じる。また弾かれるだけね」

 

 

霊夢は悔しさを覚えながらも感じていた。

 

 こいつらは、私の夢想封印をかき消す手段を身に着けている、と。

 

 ぐっと拳を握りしめ、魔理沙が憤った声で叫ぶ。

 

「くそ、見てることしかできねーのか…!?」

 

 

 

「……いや、諦めるのは早いです!」

 

 

 ふと、早苗がつぶやく。

 

「……早苗?」

「あのバリアは多分、……修復が終わったタイミングで剥がれます。

 

だったらバリアが無い間に攻めまくって、直せない程のダメージを与えるしかないです!!」

 

 

「「いや脳筋かよ!?」」

 

 レイマリのツッコミが入ったが、射命丸だけは肯いた。

 

「や、その方が案外一番良いかもしれませんよ」

「おいおい烏天狗さんよぉ、頭が回るお前まで脳筋になっちまったのか?」

「いえ。むしろ、火力バカな魔理沙さんこそどういった風の吹き回しです?」

「火力バカって言うな! 弾幕はパワーだってだけだぜ」

「魔理沙、アンタそれを火力バカって言われてるのよ」

「うっ…」

 

 射命丸は星羅を見る。

 

「星羅さんには単発火力重視スペカが多いです。単発ということは着弾点にエネルギーが集中し、そこに追撃を加えやすくなります。なので……」

 

腰に差した天狗団扇を引き抜き、バッと掲げてみせた。

 

「私達の弾幕を星羅さんの攻撃に集中させて一点集中砲火するんですよ。そうすればそこを直している暇なんてなくなります。

 

…ただ、問題点がひとつだけ」

 

 感心していた皆が首を傾げる中、振り返る射命丸に、霊夢が言った。

 

 

「……ほんとにバリアが破れなきゃ意味がない。そういうことでしょ?」

 

 

「えぇ」

 

 

 バリアがすんなり剥がれれば、勝機は大いにある。しかしバリアを展開されたまま攻撃再開されればどうなるかわからない。

 

 

 が、その予想は不運にも的中することとなった。

 

 

 

 

[ダメージレベル 安全域到達

攻撃:再開 目標:妖怪ノ山破壊 攻撃再開スル]

 

 

 

 

「攻めと守りくらいかたほうだけにしなさいよ!!」

 

 

 

 再びミサイルの雨あられ、霊夢達は弾幕を張って対抗する。

 山に落ちそうなものは地上で奮戦する河童達が迎撃しているのだが、うっかり着弾すれば山火事待ったなしなため、撃ち漏らしは厳禁だ。

 

 星羅はバスタードアイギスを展開して防ぎつつ、早苗に問う。

 

「早苗ちゃん! あのバリアなんとかして剥がせない!? 奇跡でどーにかなったりする〜!?」

「流石に無理ですぅ〜! バリア発生器の所在さえ分かれば…!」

 

 

 すると、

 

 

 

「おーーーーーーーい!」

 

 

 

 下から声がした。

 

 皆が視線を地上へ向けると、先程セッティングしていたカッパキャノンの照準を合わせたにとりがいた。

 手を振り、そして口元に手を当ててメガホン状にして叫ぶ。

 

 

「なんとかバリアを剥がしてくれー! 星羅に合わせて、こいつを叩き込む!!」

 

「わかったわにとり、なんとかしてみる!!」

 

 霊夢は頷くと、御札を引き抜いた。

 

「魔理沙、とびきり高い火力を叩き込むわよ」

「やってみるか!」

 

 魔理沙もミニ八卦炉を変形させ、光を収束させる。

 

「星羅さん、早苗さん、ここは私が。お2人はバリアが無くなった瞬間に使ってください」

 

 射命丸が前に出て、星羅と早苗も準備を始めた。

 

 

「胸部に高熱源反応! たぶんそこがシールドジェネレーターだ! やっちゃってくれ、博麗の巫女!」

 

 にとりの声に、霊夢は攻撃で応じた。

 

 

「言われなくたって、やっちゃうわよ! 魔理沙!」

「おうよ! いっくぜぇぇ!!」

 

 

 

「「はぁぁぁぁぁぁっ!!!」」

 

 

 

 

 マスタースパークに付随するかのように夢想封印が周回し、アサルトへ突き刺さる。

 邪魔な弾幕は神速で飛び回る射命丸が叩き落し、活路を開く。

 

「……さて、どれくらい通りますかね…!」

 

 彼女が見守る中、衝撃でアサルトの動きが停止し、バリアにヒビが入り始めた。

 

 

「早苗ぇぇ!! 星羅ぁぁあ!! 今のうちに、でっかいの!!」

 

 

 霊夢の声に、2人も合わせた。

 

「勿論です霊夢さん!!」

「叩き込むよ!!」

 

 

 遂に砕けるバリア。

 そこに、怒涛の弾幕が放たれた。

 

 

「奇跡! 【ミラクルペンタクル】、収束バージョン!!」

 

「連弾! 【スパイラルブラスト】!!」

 

 

 

 同時に、山からは青白い閃光が迸る。

 

 

「放つぜ浪漫!! カッパキャノン、発射ぁー!!!」

 

 

 

「はああああ!!」

「いっけぇぇぇぇぇぇ!!!」

「たぁぁーー!!」

「うぉぉぉぉぉおお!!!」

 

 

 

 あらゆる弾が、閃光が、一点に集い、爆ぜる。

 

 眩い輝きと共に、アサルトから凄まじい爆発が広がった。

 

 

 

 

 

 

 

 

「っしゃあー!!」

 

 魔理沙がガッツポーズを決め、つづけざまに霊夢とハイタッチ。

 

「やっぱり私達最強だな!」

「ま、そういうことにしておいてあげるわ」

「んだよつれないなー」

 

「やりましたね、星羅さん!」

「うん!」

 

 早苗と星羅も頷き合い微笑みを交わす。

 

 

 

 地上ではにとりが砲手座席からひっくり返っていた。

 

「は、反動を何も考えてなかった……いててて」

「そういうところにとりは抜けてるなあ」

「爆発四散しなかっただけマシじゃね?」

 

周りの河童達に引っこ抜かれながら、反動で砲身が消し飛んだカッパキャノンを見つめる。

 

「……とほほ、次は量産化に向けて強度問題を解決しなくちゃなぁ」

「量産化するつもりあったのね」

 

 

 

 そして勝利を確信した顔で、空を見た

 

 

 

 

 

 

 

その時だった。

 

 

 

 

 

 

 

「……………………え?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

[物質位相制御バリア 作動解除]

 

 

 

 

 

 

 

 

 突然、山中にさっき放ったすべて(・・・・・・・・・)が降り注いだ。

 

 

 

 

 

「……なっ」

 

 

 霊夢の顔が焦り出す。

 

 

 

「……う、そ、だろ」

 

 

 

魔理沙の顔も一瞬で絶望一色に染まる。

 

 

 

 

「このままじゃ神社が――」

 

 

 

 言うが早いか早苗が動き出した瞬間、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「さ、せ、る、かぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

山そのものを覆う青い盾がそのすべてを防ぎ、砕けた。

 

 

 

 

 

 閃光が皆の視界を奪い、その直後。

 

 

破片の中を、星羅は漂い、落ちていった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「…………………………!!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 星羅のバスターの隙間から流れる、

 

 

 

負荷による「血」を見てしまった早苗は、

 

 

 

声にならない声を上げて叫んだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 山を覆う影はまだ消えていなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




 ほんっとに遅くなりましたことをお詫びします。

 スキマ時間に書いてるんですけどね……ハハハ……


 次がいつになるか全くわかりません。

この中で、番外編やってほしいのは?

  • 紅魔館組
  • レイマリ
  • うどみょん
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。