交流会を見学していると呪霊が乱入してきた。
今、この時こそ、俺の見せ場!
「見ていてください、花天さん!」
「このままだと子供達が危ないね」
俺が飛び出すのと同時に、京楽さんも飛び出す。
「ほらほら行くよ、歌姫、おじいちゃんっ」
先生達も続々と出てくる。
「始解! 抱きしめろ、麗影姫!」
「さあ、『遊び』を始めようか」
俺は即座に体を捨て、現場に急行した。
戻ったら体が迷子だった。
どうしよう。
「どうしようじゃねーだろ、呑気か!!」
『ポチがなんとかすると思うし』
「ポチだろ!? 当てになるか!」
『ポチは廃棄予定の戦闘型擬魂だから、そこそこ強い』
「突如としてオープンされる闇設定!」
なお、京楽さんに通訳してもらってる。
ちょっと値は張るけど、擬骸を用意してもらった。
借金である。
「この体だと、呪力使いにくいんだよな。なんとなく」
「ほんっとあんたって、ここぞという所で抜けててどうすんのよ」
そんなわけで、恵の顔をした存在が3人いる事になった。
「人力ドッペルゲンガー」
クスクスと笑っていうと、享楽さんに呆れられてしまった。
あと、夜蛾学長にガチギレされた。
五条先生はしょうがないなーって感じである。やはり五条先生の器はでかい。
でも心配はしっかりしてくれてるみたいで、気を遣ってくれた。
呪力操作が振り出しに戻ったので、頑張ろう。
ぽちも迷子で泣いてるかもしれないし、早めに探してあげないと。
地下の洞窟で、縛られて途方に暮れている少年がいた。
茨恵(中の人ポチ)である。
メカ丸の手引きと、真人に襲われた人を助けようとした事の合わせ技で捕まってしまったのである。
「困ったんだぞ……」
「君が、最強を超える最強の茨くん? 全然そんなふうには見えないね」
囚われの身でポチが困っていると、話しかけられた。
縛られて転がされたポチの前にしゃがみ込み、目線を合わせる。
「誰なんだぞ?」
「僕? 僕は順平」
「ポチはポチだぞ! じゃなくて、茨 恵だぞ! お家に返すんだぞ!」
「うん、ポチだね。義魂丸って言うんだって? ご主人様の振りするのがお仕事。君は苦手みたいだけどね」
「む! ポチはできる子!」
「そうなんだ。じゃあ、ご主人様の体を守れるかな?」
「順平、俺も混ぜてよ」
「真人さん。本当にこの子、殺しちゃうんですか?」
「嫌だな、順平。殺さないって。解剖するんだよ」
「おんなじ気がしますけど……」
「夏油が来たら、早速実験開始だよ。楽しみだね」
「……。はい、真人さん」
人力ドッペルゲンガーとかマジで言ってる場合じゃないぞ、茨 恵!!
ポチは大ピンチに陥っていた!
マシュマロ
https://marshmallow-qa.com/lucaluca
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