少年に求めるは不屈と強さな女騎士は間違っているだろうか 作:teenout
サブタイトルを投稿日22時半頃追加しました
まあぁぁぁぁぁあああ。疲れたもーん!ホームたる廃教会最高!
いやさ。帰還してギルド行って報告したらエイナさんから1時間説教って何???
私頑張ったよ!レベル1抱えてミノスケ切り抜けとかめちゃくちゃ頑張ったじゃんかよー。でも般若抱えたエイナさんに生言えぬ悲しみよな。
もういいもん寝る!!︎お酒ガブガブ呑んでお休みなさい!!︎ 次の日起きたら何故かステイタス更新されていました。何があったんだろうねこわくて聞けないや。とりあえず内容見てみようか。
新しいスキル生えてますなー。憧憬ヲ溜メル者ってなんぞー?
ヘスティア様ー何このヤバいしか無い名前のスキルさん……マジ何???
「ヘスティア様新しいスキルで聞きたい事しか無いのですが、何でしょうかコレ」
「うむ。それはだな。ボクへの愛が限界突破して発現したものだぞ!」
「えぇ……。」(困惑)
「ちなみに、改宗時に『神』の項目を消さなかったかい?」
「何でしょうかソレ」
「そのせいで、ボクを信仰する憧憬g」
「で。実際の効果は?」
とヘスティア様を威圧する。神でも人間でもこういう事言う時は、はぐらしてる時だ。なんだよ神の項目とか!こちとら知らんわそんなもん‼︎
「…………他者からの憧憬。……つまり好きって気持ちの強さ次第でステータスが微増から大幅増するスキルだね。ベル君次第でステータスが乱高下しまくるって認識で良いと思うよ!」
ヘスティア様が盛大にため息を吐く。可愛いマジヘスティア様可愛い。
「なんだよコレェ‼︎良い意味でも悪い意味でもブッ壊れ過ぎだろ!君達何をどうしたらこんな事になるんだよ!ワケワカンナイヨ‼︎」
コッチもワケワカンナイヨなんだよなぁ。たしかに憧憬ポイントとか心内でふざけたけれど、えっアレで?ダンまち世界怖すぎですね。他の冒険者に嫉妬で殺されるレベルだわ。
しかも乱高下するステータスとか色々怖すぎるでしょ。最悪クラネル君次第でステータスが下がって死ぬアビリティとかマジやべえよ。
ガチで憧憬ポイント管理ってふざけんなよ世界!
とりあえずヘスティア様にお礼言って嗜めて街へGO!
「ふぅー。今日はダンジョン行かないでおこうかな……」
いやだってさー。あの後ギルド行ったらエイナさんめっちゃ謝ってくるし、ステータスの現状把握もしなきゃだし、とゆーかクラネル君とコンビしてたらステータス乱高下する可能性有るから、コンビ解消の憂き目なんよな。
そうなるとクラネル君の安全性が無くなる訳で、昨日みたいな事起きた後だと無理筋過ぎる。
実際私の騎士派兵で一定の収入があるから無理にダンジョン行く必要無いけど、冒険したいから冒険者してる彼には無理な選択だしな。
「よし。今日も酒場行こうか。」
お酒呑んで面倒事無視!
「すいません。エール下さい。」
「あいよ。お嬢ちゃんよく呑むねぇ。」
「えぇ。大好きですから。」
そういって私はジョッキ……では無くピッチャーだ。やっぱエールならピッチャーでしょ!ジョッキはワインとか用だと思う。
なお、周りの目はビックリ人間への眼差しの模様……なんで???
「よもや千変万化がヘスティアファミリアに改宗していたとはな。驚いた。かのファミリアが解散した事は聞いていたが」
「私は本人から聞く機会があったのでな。何故ヘスティアファミリアか聞いたら、生家が神ヘスティアを元々信仰していたからだといっていたよ」
おん?アレ、ロキファミリアでは?私の話かね。と言うか新種は一日で諸々終わったのか凄いな。
「おや?グレンじゃないか。」
おおっ!なんか知らんけどリヴェリラさんにお声をかけてもらえたぞ!
ただ話の流れ的に宜しく無い感あるな面倒はきらいですよー
っと。
「それで何の話でしょうか?」
「あぁすまない。最近面白い噂が流れていてな。何でも改宗した途端にステイタスが急上昇するとか」
「それは面白い噂ですね。なら今は改宗ブームですか?」
前世にあった小説の追放ブーム的なアレ感ある語感で草。
「いや、そういう訳でもないんだ。どうも特定の相手に対してのみ、効果が発揮されるらしい。例えば、とある冒険者は想い人の為に。またとある冒険者は友の為。そしてまたとある冒険者は……といった具合にな。」
「ほほう?つまりその特定条件を満たせば効果は絶大だと?興味深いですね」
「ああそうだな。ただその特定条件が曖昧でな?どうも曖昧な気持ちで挑んだ場合、効果が無いようだ。」
「ふむ?具体的にはどういう感じでしょう?恋ですかね」
「いやそれがな?特に恋情を抱かずとも好意的感情でも効果があるらしくてな。例えば家族愛とか友愛とか親愛の類でも良いようだ。」
「なるほど。つまり恋愛だけが条件ではないという事ですか。」
「そう言う事になるな。これは中々特殊な事例だ。故に、真偽の程を確かめる為に、是非キミと一度手合わせ願いたいと思っていてね。問題は無いだろう?」
うーん。このリヴェリアさんとの手合わせフラグ……正直余り良い予感がしないんですよねぇ
と言うかなんで私がそう言うアビリティ持ってるの前提なのか不思議なんですが?
いやさ、持ってるよ?しかも憧憬限定にして、効果増したタイプ感あるやつ。
「ハハッ何故私と貴女が?たしかに、最近改宗した身の上ですが……私が持ってるとは限りませんし、ステータス上昇が任意かも噂では分からないでは無いですか
何より私は剣士で貴女は魔法使いです。手合わせとしても、お互いにとって良い組み合わせとは言えないものですよ?」
きっちり断りつつもやんわりした高度な返礼!
「しかし戦闘狂とお聞きしているよ。千変万化殿。理由はなんでも良いのでは?ソレとも剣士が魔法使いを怖がるのか?」
リヴェリラさんめちゃくちゃ挑発して来るな。酔ってるのかね。で、他のロキファミリアの方々の感じはどうかね。
めちゃ困惑してますね。普段なら絶対しない事なんだろうな。
で神ロキは
「おーおー。逃げるんか?千変万化ともあろう剣士が魔法使いから尻尾巻くんか?せやったら次の会議で二つ名変えんとあかんやろー。なーにがええかなー。魔女の一撃とか言ってええなー」
あっ、駄目だ。ベロンベロンに酔ってる上に北欧神話系特有のノリでけしかけて来てるし、ガチで実害ある内容の嫌がらせする気満々だわこの駄女神。
受けるしか選択肢無いとか糞ゲー過ぎるわ!受けてもタイマンなら対魔法使いは勝ち確過ぎだから、興味無いけど神ロキのせいで受けるしか無いな。
「ふーっ。神ロキ。千変万化という二つ名は気に入っているのでな。安易に変えられるのは困る。そこまで言われたならば受ける他あるまい」
よしっ!これでもう後戻り出来なくなったぜ! あと今更だけど神ロキの言う二つ名がクソダサすぎて笑うしかないんだけど、それぎっくり腰じゃん。
まぁいいや。じゃあちょっとお付き合い願おうか!
【ロキ・ファミリア】ホーム 黄昏の館 訓練場 夜
うん。酒場の外でやんややんやってやると思ってたよ。
これはガチガチのガチな手合わせですな。
もしやリンチコースか何かですかね?まぁその場合でも、騎士団で対応出来るけどさ。
「まさか酒の席の話がここまで丁寧な手合わせになるとは思ってなかったよリヴェリラ殿」
「それはこちらこそだよ」
「いやいや。神ロキもであったがリヴェリラ殿にあんな事を言われて引き下がれぬだろう」
「違いない。では始めようか」
「ああそうしよう」
面倒だからまともにタイマンする気無いよ。ステータス上昇?関係無いねコッチにはさ
「騎士団」
私は50体のフルプレートの騎士を創造。剣士10、槍15、重装盾5、バリスタ騎士20のガチ構成です。
「は?????」
コッチは数の理を簡単に作れる上、装備と編成も自由で重装盾とか見た目ゴツいのに、最大速度は私と変わらないんですよ。
うんうん。皆、声失ってるな!騎士団の能力は私基準の上にパラメーターは、私のステータスの総量から好きに振れると言う至れり尽せりな内容だからね。ステータス上昇は普通にありがたいよ関係ない事なかったわ。
「はあ!?一体いつの間にそんなものを!」
「いやいやいや!どうなってんねんこれ!」
「うむ。素晴らしい。これが彼女の力の一端と言う訳だな?」
「あ、いや、これは……無理では?」
「…………凄いです。」
色々な反応が出始めたし終わらせるか
「全騎士戦闘開始!」
まあバリスタで詠唱妨害してその間で詰めた剣士と槍で攻めて重装盾で一応私を防御ですよ。
うん。槍騎士5体がリヴェリラさんを拘束して手合わせ終了ー
。
「お疲れ様です。リヴェリラ殿」
「グレン……完敗だよ。貴方は強いな」
「いえ。リヴェリラ殿もお強かったですよ」
「フッ。世辞でも嬉しいものだな」
いや、50体の自立騎士から良く耐えたと本当に思うよ。剣士と槍をそれぞれ半分まで削ったのは驚いた。魔法使いであそこまで近接戦えるのはマジ強い。けど数の暴力には勝てないよね。私も騎士団展開無しでされた無理ゲー過ぎる。
「団長、どうしますかあれ」
「そうだな。どうにも出来ない事は無いが、被害はデカイだろうな」
「私達が束になってもキツイですね」
「どうしたものですかねぇ」
うん。物騒な話はやめてください。君等一軍全員とやるとか無理過ぎる。たしかにかなり削りながら戦えるだろうけど、アイズとか諸々辺りの無力化に半分戦略使うからね勝てるビジョンは見えない。
そもそもリヴェリラさんが本気の火力出せば、2分くらいで壊滅する。それを思考の空白を作ってなんとかしただけだ。
今のこの状態だって、私が神ロキの嫌がらせの煽りを食らって、意地になってやっただけに過ぎないんだよ。
「なんでドチビのトコにこんな化け物が改宗しとるんや……」
「彼女は別格だと思うよ。神ロキ。彼女と同じ実力の者は、都市内に少ない。彼女とまともにやり合えば負けるのは僕達の方の可能性はあるさ。」
「そんなんどうしろっちゅうねん」
助け舟出さないと後々面倒が過ぎるなコレ
「過大評価はそこまでにして頂きたい。そも対魔法使いという時点でこちらに分の有る手合わせでした。
噂で聞く分のリヴェリラ殿の魔法でも2分もあればこちらが殲滅されるでしょうし、そちらの近接職がいるならばそれはより容易でしょう。
何より私そのものをヤればコレらは消えますよ」
まぁなんやかんやあってロキファミリアの一軍主要メンバー対私の超絶糞ゲーをやって負けた。
うんまぁ、ゼノス辺り事もあるけど、全力全開でやって負けたわ。
まだ全身全霊粉骨砕身全力全壊ではやって無いから、アウト寄りのセーフ‼︎セーフったらセーフ‼︎
いやね?かなり良いデータは取れたから、こっからブラッシュアップして予定よりかなり良い感じにゼノス関係迎えれると思う事にしよう。
じゃ無いとやってやれないわコンチクショウ‼︎
「貴方は強いな。是非我らがロキファミリアに来て欲しい程だ」
おん?確かドワーフの……ガレスだね。とりま丁重に断りますかね
「ガレス殿。そう言って貰えて光栄ですが、つい最近に改宗したばかりです。
それに幼少の頃より憧れであった。竈門と炉の女神であるヘスティア様のファミリアに入り、念願のヘスティア様を主神として信仰を許されたというのに、改宗はあり得ない話ですので、その話はお断り致しますよ」
「ふむ。それならば仕方ないが、何故最初からヘスティアファミリアに入らなかったかが疑問になる」
「その時にはヘスティアファミリアはファミリアとしては形すら、それどころか御姿すら何処か分からずでした。
有れば入りましたが、無いならばと泣く泣くスパゲティモンスターに入ったのです。
しかし最近になって元居たファミリアが解散した時に、ヘスティア様がファミリアをと聞きヘスティアファミリアに改宗した次第なのです」
「成る程のう……確かにあの時は酷かったからのぅ」
「えぇ……アレは酷いものでした。」
「団長……アレとは?」
「あー……うん。色々とあったんだよ」
なんか聞きたそうにしてるけどモンスパ様の名誉の為にこう言っとこう。
「私の騎士団がなんの意味を為さずに全てが終わった。といえばその酷さを一端でも理解して頂けますか?」
「あー……うん。分かる気がする」
「団長、私は分かりません。」
「僕からは言えないな。リヴェリアはどうだい?」
「私は知っているが、団長が言うなと仰っているのなら言いませんよ」
で私に集まる目線の大群ですよ。とりあえず神の名誉に関わるので言えないとした。神ロキもうんうん頷いてくれたし、そう言う事だからマジ勘弁な!
そんなこんなで廃教会に帰って来ましたよ。疲れたー。んー?土木用騎士よ。なんか用かい?……もしや⁉︎出来たのか!アレが!遂に!こうはしてられん!神様ー至急伝えたい事ガー!
って事で神ヘスティアに報告したら、喜んでくれた。
良かった良かった。
そして神ヘスティアが喜びのあまり、抱きついて来て、勢い余って押し倒され、そのままほっぺにキスされた。
私は嬉しさの余りに涙を流しながら、神ヘスティアに感謝の祈りを捧げた。
まぁアレだ廃教会の下に家を作った。つまり、地下に大規模なホームを作った訳ですよ。ああ権利関係は様が持ってたから解散前に私が貰って問題無し!
地下のホームは地上の10倍の広さがあるが廃教会自体は狭いの一言だから大規模(笑)だったりする。
更に、地上部分よりも、より広く、天井を高く、部屋数を20人分増やし、今は無駄だが工房も設置、トイレを2箇所に増やし、風呂も二箇所の男女別!キッチンもより大きく、より高性能に、より清潔に、より便利に、より美しく、より機能的に、より豪華に、より豪勢に、より上品に、より素敵に、より優雅に、より荘厳に、より神聖に、より神秘的になった。
もちろん!全てのデザイン建築に至るまで、私は関わっていない!
マジヤベースゲー。騎士団に全部丸投げしたけどここまで出来るのかー。工事音させんなも完璧のサイレント工事だったしコイツらも神か何かか?まぁいいや。
取り敢えず、この完成した新しいホームを、皆にお披露目しよう。
「諸君。今日は新たな我が家の完成を祝おうではないか!」
「「おおぉー!!︎」」
「まずは玄関だ。見てくれ。いつもと同じ廃教会の玄関だ」
「「「…………」」」
「だが違う。これは新しく生まれ変わったのだ」
「「おぉー!!︎」」
「では中を見てみよう。入って直ぐのリビングだ。ここは今まで通りだ。ただの廃教会だ。なんなら中は全部今までと変わらない」
「「おぉー??」」
新しく中に作った地下階段に2人を誘導してジャーン!
「ここからが新設したものになる。」
「「おー?」」
「ここが入り口だ。扉を開けて入ってくれ」
「「おー!」」
ギィイ
「「うわー!?︎広いー!綺麗ー!凄ーい!」」
「ふっ。そうだろ。そうだろう。全部私のスキルの騎士団がやってくれた。なんなんだろうなこの騎士団。有能過ぎてヤバイ。魔法では無いスキルでこの汎用性は、使っている私からでも反則と言わざるをえない」
「確かに……なんなんだろうね」
ヘスティア様も不思議がる。私自身かなり不思議だ。だって転生特典時点では魔法の括りだったからね。何故かアビリティになってるか不思議だよ。消費されるのも魔力ではなく、HPとは別の普通の体力だから、実質無限撃ちのブッ壊れアビリティだ。
「え!騎士団って魔法じゃ無いんですか!」
ん?ベルに教えて無かったっけ?……教えて無いな。
「ああ、騎士団はスキルさ間違い無くね。私のイメージと起動キーに騎士団の単語がいるから、魔法に思われるが確かにスキルだよ。消費も魔力では無く普通の体力でね。つくづく反則だよこのスキルは……」
まぁ他にもブッ壊れスキルに、バトルヒーリング・至とかある。
簡単に言うと、私は白熱した双剣持ったキラーマシン毎秒体力7割回復するうえ、常時20体の普通のキラーマシンが居る感じだ。
余りに糞ゲー過ぎて笑えるよね。ロキファミリアには負けたけどな‼︎
ルールが一定時間の拘束か気絶で拘束されて負けたよ。
こんなキラーマシンを気絶じゃなくて拘束出来るとか、ロキファミリアが1番のモンスター感あるよな間違い無い。
「魔法と全然変わらないのにスキルだったんですね」
「私もスパモンファミリアで発現した時には驚いたよ」
とまぁ雑談を交えながら地下ホームを紹介した訳ですよ。
そう言えば明日は怪物祭だな……やっぱトマト事件アレでしたか。
明日はゆっくり教会で惰眠を謳歌するかー。
なんか忘れてる気がするなぁー。うーむ分からん!寝る。以上!
はいグレンの元ファミリア判明!
スパゲティモンスターファミリアでした。