元ヒトのインクリング : 旧   作:ノリと勢い

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崩れゆく平穏

 

 

先輩…0号さんのせいでブラック疑惑のあるカンブリアームズに就職?してしまったが思ったよりも楽しいしホワイトだった。

 

給料はめっちゃ多いし、ブキの分解とかはとても楽しいし面白い。まあ長時間やってると飽きてくるけど少し時間をあけてやるとまた没頭できる。イカは飽きっぽいらしいから中身が人間の俺を採用させたのだろう。

 

……地獄に道連れにしようとしていたのかもしれないが調べる術は何も無い。あとしばらく先輩の仕事を観察してみたのだが、目にも留まらぬ早さで大量の業務をこなしていた。

 

俺が5時間やって終わる仕事も先輩がやれば30分にも満たないし、その上仕上げ磨きする余裕まである。観察眼、効率、体力、技術、どれを取っても完璧にしか見えない。

 

……ただ、ブキチ…さん?が言うには、イベントがある日などは全体量が5倍以上に膨れ上がるらしい。ついていける気がしない。

 

だが、高速で仕事をこなしている先輩の姿はとてもかっこよく、ああなりたいと思ってしまった。

 

…………まあぼっちにはなりたくないけど…

 

とにかく憧れてしまった。

それは絶対に伝えはしないけど、

先輩は俺の目標になった。

 

 

 

 

あとモテたい。とにかくモテたい。

前世はいわゆる灰色の青春だった。

まあ男子校に行った俺が悪いんだけど…

 

 

 

強くなることの他にもう一つ目標がある。

 

 

 

 

 

 

女子と!!一緒に!!ご飯食べたい!!!

 

 

 

 

 

本当に………。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

と、思っていたら普通にシオカラーズと一緒にご飯食べれた。あっ、そっか。俺3号だった。

 

……え?世界救うために動かなくていいの?

 

あ、今ステージ3終わったとこ…?

 

ゲームと違ってガチのダンジョンだった…?

 

まだラスボスまで行けてない…?

 

へぇー…………

 

 

僕、こんな遊んでていいのかな…………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


 

 

 

 

ピンポーン。

 

 

「先輩ー、ゲームしにきましたよー。」

 

 

とある日、先輩に呼ばれて自作ゲームをプレイしてほしいと呼ばれた。前世の"スプラトゥーン"を模したゲームだそうだ。

 

自作ゲームを作っている時点でおかしいとは思うがあの人はそういう感じの無茶苦茶な人だ。気にするだけ無駄だという事は理解した。

 

それと、カマスという人とも会った。

身長が高くて目つきが悪く、初対面の時はヤの付く自営業の方かとも思った。

 

まあ実際は良い人だったのだが、その人もS+だった。アオリさんとホタルさんもS+だったし、希少な最高ランクの人が近くにこうポンポン居ると感覚がおかしくなりそうだ。

 

 

「先輩?………ドア開けますよー……?」

 

 

……出てこない。

中で驚かそうと待機しているのか?

ふっふっふ…そうはなりませんよ先輩。

 

2ヶ月以上の間手加減されていたともいえどシオカラーズの地獄の連携を相手に避け続けていたし、いくらか気配も読めるようになってきたし………

 

あれ?なんかどんどん思考が先輩に近づいていってるような気が……いや、気にするのはやめよう。

 

 

……おかしい。気配が無い。

僕の感知能力以上の隠密性を持ってる…?

ありえはするが本当に感じられない。

 

嫌な予感がしてきた。

 

 

 

玄関に靴を脱ぎ捨てて室内へと走る。

…………やはり、居ない。

 

 

 

 

 

 

……………今日は日曜日の筈だ。

だが、もしかしたら何かの用事でカンブリアームズに行っているのかもしれない。きっとそうだ。

 

 

 

 

 


 

 

 

「イサキ君でしか?居ないでしよ。」

 

 

「え……………」

 

 

「どうしたんでし?顔が青いでしよ?」

 

 

「……いや、なんでも、ないです。

 教えてくださり、ありがとうございました。」

 

 

「…………………そうでしか。」

 

 

 

 

 

 


 

 

居なかった。

 

……そうだ!!カマスさんの所は!?

 

 


 

 

 

「ん?イサキの場所なんて知らんぞ。なんで俺が知っていると思っ…どうした、そんな顔して。」

 

 

「いえっ、なんでもないです……」

 

 

「おう、そうか。

 ………どうしようもなくなったなら頼れよ。」

 

 

「はい……」

 

 

 

 

 

 

 


 

 

 

 

 

 

 

…………タコツボバレーへ来た。

 

ここなら、居るはずだ。

 

 

あ、シオカラーズがこちらへ向かってきた…?

 

 

 

「あ!3号!ねぇ、じいちゃん見なかった?オハギ食べかけのまま縁側に置いてあってさー、基地の中探しても見つかんなくって………」

 

「いや、3号に聞いても困るでしょ……んで、どしたん?そんな暗い顔して。」

 

 

「っ────!!」

 

 

 

 

冷や汗が頬を伝う。

 

 

ふと思い出す。

"今ステージ3終わったところ"と。

 

仮説が確信に変わっていく。

 

 

 

 

「アオリさん、ホタルさん、聞いてください。」

 

「どーしたの?」「どした?」

 

 

 

「僕の考えが正しければ………」

 

 

 

 

 

 

誘拐されたのかもしれない、です。

 

 

 

 






皆イサキの強さは3年間もあればそりゃ知ってますから特に心配はしていません。
そこが突かれましたね。

どんなに強い逸般人でも、
寝れば一般人と同じ……でしょ?

そう、一服盛れば良いんですね。(暗黒微笑)


(ちなみにこの前のドローンの親玉では)ないです。


多分無印のステージ3攻略後に挟まる会話の内容プレイした人しか知らないんでしょうね。
時間の流れを感じる。

因みに原作ではステージ3攻略したら通信が挟まって、アタリメ司令が誘拐されてくときの会話が聞こえます。多分トランシーバーみたいなの持ってましたね。

イサキは強くなりすぎた………だから、ここで一緒に誘拐する必要があったんですね。




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