元ヒトのインクリング : 旧   作:ノリと勢い

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Q.筋肉系女子は好きですか?

A.大好きです。


Q.ヤンデレ/メンヘラ女子は好きですか?

A.大好きです。






やはり筋肉…!筋肉は全てを解決する…!!

 

 

 

 

 

 

「うっ…当たっ………ぎゃ…!!!」

 

 

 

うーむ、やっぱこいつ先読みスキルあるな。

今はマイのリハビリ……?としてこの0号こと俺が直々に指導をしているのだが、チャージャーはあまり当てる事ができない癖にスロッシャーや曲射の精度が異常に高い。

 

加えてブラスターやボム等の遅めの攻撃はほぼ回避できる先見の明を持っている。

 

問題点は体力の無さだが、完璧な三食と良質な睡眠、ストレスのあまり無い生活にさせる事でみるみる内に伸びてきている。

やはり環境なのだと痛いほど良く分かる。

 

ただ、虐待はある程度顔を避けていたらしいとはいえ五感がだいぶ弱っている様だ。これに関しては改善はできても元には絶対に戻らない。

 

例えば視力。動体視力と視力自体はまだ良いがどうにも色覚が弱く、似た色だと判別がほぼできなくなってしまうのだ。

 

勿論目も良いか悪いかだと悪い方だ。

本当に親は死んだ方が良い。

 

 

……あー、そういえば、あの後マイの親と弟の処理をどうしたのかというと…………

 

まず家に帰した後色々と調査を行ったのだが、その結果反乱を企てていた集団が居たことが明らかになった。まぁ当たり前だ。滅茶苦茶好き勝手やってたのだから遅かれ早かれできるだろうとは思っていた。

 

そしてその反乱を起こそうとした集団を纏め上げていたのが"シンラ"というタコボーイ。

 

タコはボーイよりガールの方が基礎的な身体能力が高めらしいが、このタコは人望と知力によって頭に抜擢されたらしい。大したものだ。

 

俺が隠れ家へ出向くとトカガミ家の使者と間違えたらしき下っ端達が襲ってきて、何とか説得しようとしているとボスのシンラ自らが姿を表し、自分が全て悪いから自分の首を切ってくれ。その代わりこいつらは助けて(意訳)。と言ってきた。

 

周りの奴らは泣いていたが、ここで出張ってはシンラの想いを無駄にする、という事を理解してか襲ってはこなくなった。この辺りからも垣間見えた人の良さを俺は求めていたのだ。

 

そして衝撃の事実。トカガミ家は潰したし蓄えてた財産も君達に換金して返すし良質な作物を作るやり方も教えるよと俺が言う。

土下座をしながらむせび泣く領民達。

困る俺。

 

なんとか落ち着いたと思えば今度は皆で抱き合って良かった良かったと泣いて笑う二次会。

流石にこれは邪魔しなかった。

 

しばらく経った後にようやく気持ちの整理が付いたのかと思えば子供は眠り、大人は俺の周りを囲みまた土下座し誓ってきた。

 

『命を以てこの御恩に必ずや報います。』

 

と。

いや誓わなくていいから。

 

突如響き渡る俺の主張も掻き消されるほどの大歓声と勝鬨。耳が痛くなってきた俺。

 

やっと本題に入り、シンラに豪邸含めた土地を管理して貰う事になり一件落着。彼をしばらく観察していたが舞い込んできた資産にも溺れる事無く民のために最善を尽くす善人貴族となったらしい。

 

めでたしめでたし。

 

ってんでマイの悩みも解消。

まだ何か悩んでいる様にも見えるが、マイもガールだ。色々と女性しか分からないような悩みもあるのだろう。プライベートなものも全て解決しようだなんて傲慢な事はしない。

 

 

「ほら、麦茶。」

 

「…………………うぅ…」

 

「……なぜ泣く………」

 

 

とはいえ情緒不安定は健在の様だ。こちらとしても心配なので直してほしくもあるが、これ含めてマイな気もするので難しいところだ。

 

話を戻すが足りないのは体力。スタミナだ。

体力と聞いて俺的に真っ先に思い浮かぶのは水泳なのだがインクリングは泳げない。浸透圧を調整した後の水なら泳げるが時間もコストも掛かる。

 

なので。

 

 

「じゃあ2分休んだら再開。」

 

「うえぇ………きついぃ………」

 

「あと2セット終わったら頭撫でるからな。」

 

「まだやれますぅ……うぅ………」

 

 

限界状態でひたすらに体を酷使する。

やはりこれに限る。

体の疲労は次の日にも響く?いや違う。

そこはインクリングとオクトリング。人間よりも圧倒的に身体機能が高く大抵の事では動けなくなる程の後遺症は残らない。

 

加えて俺のカマスお墨付きのマッサージ技術。

これのお陰で次の日に疲労を持ち越さない健康的な超速回復を実現できこいつの場合は精神も俺が撫でることで回復するらしいので強請られたら条件付きですれば良いのである。

 

…誤解しないでほしいのだが、これは複数の選択肢を提示した上でマイ自身が恍惚とした表情で選んだ修行方法だ。

 

時間は掛かるがもっと楽な道もあったのに選びやがった。なんなんこいつ……怖ぁ………

 

そうしてあっという間に強くなってきたマイは、なんならロクロにも運が味方すれば勝てるんじゃねえかなくらいにまでなった。

いやはや、全く末恐ろしい。

 

 

例えば今の戦闘力を数値化するならば………

 

司令:76

将軍:75

俺:40

カマス:38

アオリ:12

ホタル:12

ロクロ:8

マイ:6

 

といった所だろうか。

こうやって見るとマイが大したことない様にも思えるが、普通の一般イカが1としてのこれなので十分強いと言えるだろう。

 

俺の妹ことアヤメと彩芽はそれぞれ扱うブキが違うらしい上に手合わせもしたことがないのでまだ強さを測れていない。これは仕方ないが残念だ。

 

そう考えると短期間で成長するスピードが早いのはマイで、発見した時点でほぼ1だったのが2週間で6。

 

やはりポテンシャルは高いのが分かる。

 

 

………というかだ。一般イカだって練習すれば普通に10くらいにはなれる筈なのに、強くなる努力を全くと言って良い程しないのだ。

 

強くなれるのに強くなろうとしない。

それがどうにも悲しく見えてくる。

 

その点マイはどんな理由だろうと関係ないが延々と指導されても飽きないし挫けない。

その心根が……美しいと感じられる。

 

……で、問題はここからだ。マイが努力できるのは転生前が人間だったから、という理由付けができるのだが、転生もしていない筈なのに俺とほぼ同じ領域まで同じ早さで自らを叩き上げて成長できているカマスが異常すぎるのだ。

 

ドーピングでもやってらっしゃる?

 

なんだかんだイカの精神性なのにここまで来てるカマスが一番イカれてると俺は思う。

 

そういやずっと同じ学校だったし、なんなら俺と長い時間一緒に過ごしていたからここまでの精神性をカマスも手に入れたのかもしれないが………流石に自惚れが過ぎるだろうか。

 

前世の世界みたいな感じの6年3年3年の小中高計12年間はイカのスペックが高い故にか、こちらでは3年2年2年計7年間にまで圧縮され基礎知識を叩き込まれる。

 

『できる』のならばだいぶ合理的な進め方。

しかしその一方、その過程で溢れた『できない』側も勿論その分発生が多くなってしまう。

 

だから不良も多い。

 

前世では例えば7歳で小学校に入学した場合には19歳……もしくは18歳で高校まで終えることができる。そして、こちらの世界だと14歳または13歳に終えられる。

 

ん?14? と引っかかっただろうか。

 

そう、スプラトゥーンの主人公が上京してきたと言われている年齢である。なので割と合理的な年齢だったのかもしれない、なんてこちらに来てから考えたりもした。

 

因みに大学もあるにはあるが、研究職などに自ら堕ちていく変人ばかりしか居ないらしいと聞く。

そいつらとは良いコーラが飲めそうだ。

 

だが前世よりその重要性は低く、バイトとバトルで金を稼いでその日暮らしのアリエッティするだけで十分生きていける。

その為楽観的なイカはほぼ行かない。

 

…………話を戻そう。

 

かなりマイも軌道に乗ってきた事だ。

時系列的にもそろそろ2作目が始まる頃だと思うしかなり上出来なのではなかろうか。

 

 

 

……とりあえず、司令から何か言われるまではネル社探索だとかの準備とかだけして待っておこうか。マイは…流石に連れては行けないだろう。

 

 

 

面倒を見させるなら、誰が良いのだろうか…

 

 

 










独自設定モリモリマッチョマン。









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