1月は休養──トレーニングも軽めのものが多く、あったりなかったりしていた。ジョーダンと言えばそんなわけで、よく遊んだり遊んだりと花の女子高生らしく青春を満喫していた。
「でさー、何つーか……何つーの? いやあたしも分かるよ? 分かるけどもうちょいなんかあるじゃん。なんかつーかさー、ちょい遊ぶくらいなんだし、そんなキッチリせんでもいーじゃん。あたしは仲良くなりたいだけなのにさー」
「まあ有名な話だからね、フラッシュちゃんの几帳面さ……でも、いつの間に仲良くなったの?」
「仲良くなったってほどじゃないけど、まあ並走頼まれて。それでちょい話して走ったくらい?」
「ほえー。で、噂の末脚はどうでした?」
「え、フツーにすごかった。あれで1年後輩とかちょい信じられん。下の世代もボコボコ育ってんだなーってな」
「弱気ですかぁ? ジュニアに毛が生えた程度の小娘に何をビビってんですか。ちゃんとボコしてやるのが先輩の役目でしょうが」
「ナメんじゃねーし。ちゃんとボコしてやったわ」
府中の近くのマックでは、よくトレセンの生徒が入り浸っている姿が確認される。ポテトをつまみながら話しているのは3人。ジョーダンとアケノとナビ、いつメンというヤツである。
「まあ流石に負けちゃダメだよねー……。でも公開されてたタイムずらっと見てみたけど、ホントレベル高いよね。短距離とかすごすぎ」
「カレンチャン?」
「まあカレンチャンもだけど──っていうかウマスタグラマーと並行して活動してるのすごいよね、普通に尊敬しちゃう」
「あーあーダメですよアケノ、ジョーダンはカレンチャンに対抗心抱いてるんですから」
「抱いてねーわ! つか勝てねーって、フォロワー数あたしの20倍くらいあるんだから」
「ジョーダンだって負けてないと思いますよ? 前やってたネイル講座、結構好評だったじゃないですか。あれいいですね、私にも教えてくださいよ」
「え〜? じゃあやる? やっちゃう? ジョーダン先生やっちゃう〜?」
言ってしまえば箸にも棒にもかからないような雑談。しかしなんだかんだでゲーセンなどよりこういう駄弁りの方が楽しかったりもする。完全オフの3人は若さに許された、無意義でしかし楽しい時間を謳歌していた──机に僅かな振動。
ぶーん、ぶーん。
「ん?」
ぶーん、ぶーん。ぶーん、ぶーん。
「あ、電話──ジョーダンじゃないですか?」
「だわ。えーっと、あっすー? 電話とか珍し……もしもーし? あっすー?」
通話ボタンを押してジョーダンは耳にアイフォンを当てた。明日原が連絡に電話を使うのは珍しい。基本LINEのメッセージくらいしか使わない。
そう深く考えた訳ではない。だから、予想を超える明日原の声の調子に驚いた。
『ジョーダン!? 今どこです!?』
電話越しでも響くほどの大声、いや怒鳴り声と表現していい明日原の声に思わず反射的にスマホを遠ざける。残りの2人もちょっとキョトンとしてジョーダンを見守っていた。
「……あっすー、うるさーい」
『どこですか!? 可能ならすぐにトレセンに戻ってくださいッ!』
「ちょ、マジで何?」
『説明している時間はありません、今すぐ走ってください! 可能なら人通りを避けて、正門ではなく裏門を使って戻ってくださいッ!』
ウマ娘の聴覚が捉える、電話の向こう側の明日原の声の更に向こうで、プルルプルルと固定電話のなる音。明日原のトレーナー室のものだ。
──何やら、緊迫しているらしい?
大声で叫んでいた声は2人にも聞こえていた。そして顔を見合わせる──。
『とにかく、可能な限り速く戻ってください──ああ、分かってますよ! たづなさん、今すぐリーク元を探し出して吊し上げなければ……はい、はい! 分かってますすぐ行きます、てかいつまで電話鳴ってんだッ!』
電話越しに騒がしい声が聞こえた。マイクから離れて誰かと大声で怒鳴り合っている明日原の声が聞こえたが、こんなに焦ったというか、感情が乱れた状態なのは──おそらく、初めてかもしれない。
『たづなさんッ! 電話線を切って構いませんね!?』
いい訳ないですこのスカポンタン! 小さくそんな言葉が聞こえた。
『ジョーダン! 時間がないので切ります! マスメディアに出会っても何も答えないように!』
ピロリン。間抜けな通話終了音を出して、静寂が残された。
アイフォンにポップアップ。ウマスタグラムのDMが表示された。差出人に見覚えはない。
"DM失礼します! 明日原トレーナーの件って、本当なんですか!?"
「……え?」
なんとなく、ポップアップをタッチ。アプリ起動。
DMから相手のアカウントへアクセス。挙げられた写真。おそらくは同級生と思われる数人とのプリクラ。パフェの写真。どこかの教室の写真、映ったポーズ──総合するに、どこにでもいる中高生のアカウント。写真の数枚にレースの写真が上がっていた。どこかのレース場でこのアカウントの持ち主が撮った写真なのだろう。レースファンでもあるらしい──
アケノオールライトはふと隣にいたブエナビスタに視線をやった。
珍しく、彼女は引き攣った顔をしていた。
・三冠トレーナー レース観戦に「ハーレム状態」(週間秋文オンライン 2月2日号より抜粋)
今月14日、京都レース場にて驚愕の写真が撮影された。当日行われていた日刊スポ賞の観戦にやってきていたのは明日原景悟(26)。若手という枠に収まらない名トレーナー。
しかし当日、3人の女性と寄り添う姿が撮影された──
(京都レース場でおしくらまんじゅうみたいになっている4人の写真)
有馬記念での活躍が記憶に新しい明日原の専属ウマ娘トーセンジョーダン、そしてかつての教え子であるダイワスカーレット、最後には共にトゥインクルシリーズを沸かせるライバルであり同僚の桐生院葵。
イケメントレーナーと持て囃される明日原が彼女らを囲っているのかと思いきや、事はどうやら単純ではないらしい。関係者へのインタビューによると──
「逆にゃ、逆。明日原のやつがハーレム作ろうとかしてるんじゃにゃいにゃ、3人の方が狙ってるんだにゃ。にゃー、取り合いにゃんだにゃ」
驚愕の事実が語られた。数年前にも明日原とダイワスカーレットの間が取り沙汰されたことは何度もあったが、その関係は続くどころかより複雑化している。トレセン学園は当人たちに事実関係を確認していると発表した。
トレーナーとウマ娘の関係、密接すぎるその距離感が生んだ恋愛模様──果たしてどこへ向かうのだろうか?
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「乙名史のバカはどこだァァァァァァァァァァァァァァァ!」
こち亀かな?
さる編集部──ネクタイを垂らした壮年の男性が青筋を立てていた。なんだなんだと編集者たちがそちらを見たのも無理のない話である。
今たった叫んだのは月間トゥインクルの部長。その叫びに答えが返ってきた。
「はい、ここです」
「ここです、じゃない! お前、今度は何をやらかしおった!? トレセンの理事会から電話が来た! 一体どういうことだ、説明しろ!!」
どうやら相当頭に血が上っているらしい──しかもそれだけではない。表情と声に表れているのは焦燥。 "なんてことをやらかしてくれたんだ"──そんな様子だ。
「説明も何も、何のことか……」
一方で乙名史は対照的に落ち着いている。その様が余計に男性の神経を逆撫でした。
「秋文にリークしただろう!?」
「はぁ、何のことですか?」
「あの記事のこと以外にあるか!? 一体どういうつもりだ、明日原トレーナーの番記者はお前だろ!? これはウチ全体の信用問題に関わる問題なんだぞ!」
「そう言われても……」
「秋文の記者に問い合わせたらあっさり吐いた! あの写真を撮ったのはお前だと! 説明しろ! どういうつもりだ!?」
当然、乙名史は明日原を取り巻くカオスな状況を知っていた。学園関係者に話を聞けばどうせすぐわかることだし、知ってる人は知ってる。なんだったらファンも薄々分かっている──のだが、その明確な証拠が長い付き合いのある月間トゥインクルから他社へリークされたとするならば問題だ。
有名人の恋愛はネタになる。どのメディアもしばらくは学園に詰めかけるだろう。明日原はともかく、未成年のジョーダンへの執拗な取材は問題だ。レースとは関係のないプライベートが公に晒され、不特定多数の視線に晒されるのは強いストレスになる。
月間トゥインクルはゴシップ紙ではない。乙名史がリークをしたのだとしたら、最悪の場合訴訟問題にもなりかねない。
「……松村さん。私の理想では──」
ふと、そう語り出した彼女に勢いを削がれる。
「すべてのウマ娘とトレーナーは専属関係にあるべきだと考えています。あくまで1対1……その関係こそ理想型で……決してチームを否定するわけではありませんが、もしも環境が許すならば、そうあるべきだと」
突拍子なく関係のない話をし始めた乙名史だが、遮ることは出来ない──口を挟ませない奇妙な迫力が存在していた。
「そもそも、どうしてトレーナーが必要なのでしょうか? 極論、セルフコーチングやセルフトレーニングでも構わないのではないでしょうか?」
いわゆる賢さの高いウマ娘も一部には存在しているし、例を出せば大勢が所属するチームで、トレーナーの指導が行き届かないウマ娘が自ら計画したトレーニングで成果を出したこともある。ハッピーミークの現役時代の宝塚記念がいい例である。
「ウマ娘が公式なレースに出場するためにはトレーナーとの契約が必要という規定が存在するのはどうしてでしょうか?」
ウマ娘オタクとして有名な記者乙名史──レース関連記者は大なり小なりレースファンだが、彼女のそれは群を抜いている。
「未成年である彼女たちを監督し、守る存在が必要であるため? ウマ娘が少しでも良い成果を出せるようにするため?」
さっきまで叫んでいた男性も、今では乙名史の話に呑まれている。変人記者で通っているいつものふざけた雰囲気が逆転──あるいは、こいつは一体何を言い始めたんだという呆れに近い恐れ。
「答えはそれらの全て──レースという世界においてウマ娘にはトレーナーが必要であり、ウマ娘という存在がトレーナーにとっての存在意義であり……その心も体も、つまりは全てを預け合える存在だし、そういう関係でなくてはなりません。『純粋』でなくてはならないんです」
「わ、わけの分からんことを言うな! 反省の意思もないのか!?」
「反省? 行動を省みる? 一体何を? 何の必要で?」
「……!」
「明日原トレーナーには正しい選択をしてもらわなくてはなりません」
真っ直ぐな瞳、あるいは狂信──これはウマ娘とトレーナーの関係性オタク(過激派)乙名史悦子の仕掛けた出来事。それがもたらす結果が何をもたらすのかは現時点では不明だが、少なくとも明日原にとってはロクなことにはなりそうにない。
ー ー ー
連日DMが途切れないし、最初こそ返信していたジョーダンだがそのうちに通知を切って無視するようになった。
「ワケわかんねー! そんなにあたしらのこと気になんの!? カンケーなくね!?」
キレるのも当然。特にここのところは無断で学園に侵入してくるメディアも多いし、外に出れば押しかけ取材。クラスメイトらにもそういった被害が及んでいるらしく、友人思いのジョーダンはここのところ非常に穏やかではなかった。
「割り切るしかないよ。アタシらはそういう立場だし、ちゃんと分かってくれるファンもいる。メンタルを揺さぶってスクープのネタを取ろうとするのは三流記者の常套手段なんだから、ちゃんと冷静にならなきゃダメ」
競技者としては引退したものの、モデル稼業は続けているゴールドシチー。トレーナーとの密接な関係に関わるさまざまなゴシップは今となっては下火だが、そうなるまでには長い時間と苦労があった。
メディアとの付き合いには気が抜けない。悪意のある人間はどこにでもいて、下品な記事ほどよく売れる。特に今のような状況など──。
「……そりゃ、分かってるケド。そういうもんなんだって……けどトモダチはカンケーねーだろ。あたしら以外にメーワクかけんのは絶対違う」
「そこも含めて割り切らないとね。言っとくけど、アタシはあんたのことでなんか迷惑かけられても平気だし、余計なことも言わない。こういう時は堂々として、余計な連中に付き合わないこと」
とてもありがたい助言を頂き、まだ不満顔のジョーダン。しかしシチーは揶揄うように笑った。
「でも、これじゃ公開恋愛サバイバルだね。リアリティーショーなんて比較にならないくらいの」
「……じゃあなに? みんなして楽しんでるってわけ?」
「まあ。テレビをご覧のみんなが野次馬。こんなスリリングな体験、結構貴重だよ。アンタには悪いけど、ぶっちゃけアタシも楽しんでる」
外野からすればそうだろうが、当事者としてはサイアク──どう繕っても、その一言に尽きる。
虚無顔の明日原が、鳴り出した受話器を耳に当てた。
『理事長の指示を伝えます』
決定ッ! 悔いのない選択をな!
たづなから一通りの指示を受け取ると、明日原はおもむろにamazonアプリを開き、ストロングゼロ500ml缶を2箱注文すると、胃薬代わりにロイヤルビタージュースを飲んだ。明日原のやる気が下がった。
都内。とあるマンション──典型的な女性の1人暮らしといったこの空間には2人分の話し声。
「……で、なんでお前はんな気楽そうに酒飲んでんだよ?」
大学の講義を終え、太陽が沈んで少し。並んだほろ酔い、空いたレモンサワーの缶。酒のアテに簡単な手料理が並んでいる。
「何よ。アンタにはこれが気楽そうに見えるの?」
スカーレットは早くも顔を真っ赤にしている。ペースは早かった。
頬に肘をついてだらっと缶を傾けている姿はとても華の女子大生とは思えないほどに緩んでいて、また少し疲れが見え隠れしている。
「ほんッと、後悔する他ないわよ。こんなことになるんだったら、トレセン在学中にさっさと押し切っておくんだった。余裕こいてた自分が情けないったら……」
こうして弱みを見せる姿は珍しいことをウオッカは知っていたから意外に思う。
「そんなやべーの?」
「……そうね。正直……油断してた。所詮あっちは高校生、もう片方の桐生院は警戒するまでもないって思ってた。でもここへ来て立場が効いてきたし、何よりこの状況が最悪」
分かっていたことではあるが、こっちは日中の講義があるし、ゼミも始まっている。府中までは遠いわけでもないが、近いわけでもない。いくらスカーレットが OGとはいえあくまで学園にとっては部外者。
加えて世間が騒いでいる──。
「……誰が仕掛けたか知らないけど、相当やるわね。これでアタシは一気に動きづらくなった」
こんな状況じゃ愛だ恋だとやってられない。やることなすことの全てにメディアの視線が絡んでいるのに、それを気にせず行動はしにくい。野次馬同伴のデートなど最悪だ。雰囲気も何もあったものじゃない。
「おまえがんなこと気にするタマかあ? やることやっちまえよ、そうすりゃ明日原のやつも責任くらいは取るだろ」
数年前のウオッカからでは考え難い言葉。良くも悪くも大人になった。
「バカ言わないで。それで翌朝の一面でも飾られてみなさいよ、最悪の気分じゃない。あーもうほんとサイアク、一体なんでこんなことになったのよぉ……」
「オレぁよく分かんねーけどよ、これって誰かが意図的に仕組んだってことで良いのか? なんで分かるんだ?」
床にはコンビニで買ってきた週刊誌。見出しの一面にデカデカと書かれているのは当然──。
「分かるに決まってんでしょ。そもそもトレーナーの恋愛なんて取り上げたって不毛なのよ。どうせウマ娘とよろしくやってるに決まってるし、そんな当たり前のことゴシップにしたって仕方ないじゃない。だから普通、わざわざこの手のネタをマークしてることなんてないわ。それにあの日は一応、ぱっと見じゃ分かんないくらいの変装はしてたの。何より情報の広がり方が普通じゃない。業界関係者の誰かが意図的に広めようとしない限り、一夜にして広がることなんてないでしょう?」
「ふーん……。じゃあ、何の目的で?」
「知らないわよそんなこと。でも少なくともアタシの味方じゃなさそう」
「じゃあ、桐生院かジョーダンの味方ってことか?」
「それも怪しいわ、あの2人がこういう作戦を取るとは考えにくいし、向こうだって迷惑してるわよ。ただ一つだけ言えることがあるとするなら、明日原は今頃青い顔をしてるだろうってことぐらいね」
「あー……。まーでも、これで明日原は完全に逃げられなくなったって訳だな。ただでさえ囲まれてる中、いよいよ最後の逃げ場も失ったし……あー、なんかちょっと可哀想になってきた。嫌だろうなー、公開告白ってことだろ?」
「……そうね。だから余計に厄介なのよ。世間体っていうものがある以上、明日原は無難な選択をするしかない。つまり、桐生院かアタシの二択ってことになるわ」
「そーかぁ? オレは、明日原はジョーダンを選ぶしかないと思うけどなー」
「はあ? なんでよ」
「だってそうじゃねえか? もし明日原がジョーダン以外を選んだとしたら、ジョーダンの立場が無くなっちまうだろ」
首をひねるウオッカ、怪訝な顔のスカーレット。
くい、とウオッカはほろ酔いを傾けた。
「あいつの立場が無くなったらなんだってのよ」
「そりゃ、同情が集まるだろ? これからジョーダンはレースに出るたびにそんなことをコソコソ言われるハメになるんじゃねーかな。自分を振ったトレーナーとトレーニングするのは相当キツいだろうし、オレだったらレースのやる気も無くなっちまう。きっとまともにトレーニングもできねーよ」
「だからなんなのよ、何が言いたいわけ?」
「おまえとか桐生院とかは振ってもまだ立場があるだろ? 桐生院のとこにはミークもブエナビスタもいる、言っちゃ悪いけどただの失恋だし、おまえだってそうだ。おまえももう成人してて、昔と違って精神的に大人じゃねーか。でもジョーダンはそうじゃねえ。今のあいつにとって明日原を失うことは、競技者としても1人のウマ娘としても致命的なダメージだと思うんだ」
「……だから、何が言いたいの?」
「オレはどうしても、明日原がジョーダンをそんな風にさせるとは思えねえんだよ。明日原の本心がどうであれ、ジョーダンを選ばないってことはありえねーんじゃねって……」
ただの推論で、穴もある。しかし筋が通っている。
明日原は何度も言っている──ジョーダンのトレーナーを続けることが最優先である。その意思表示だけは、何度も行ってきた。
「こういうのアレだろ? カプ厨、ってんだろ?」
もしも、この推論が当たっていたとしたら。
「……最ッ悪」
そう吐き捨てて、スカーレットはアルミ缶を飲み干した。
黙って負けるわけにはいかない。まだ死滅回遊は続いている。