初めまして。東北きりたんです。めちゃくちゃ人相の悪いマスターのボイスロイドやってます。しばらく私の愚痴に付き合ってください。
うちのマスターったら酷いんですよ?「ボイスロイド東北きりたん」は基本的にマスターのことは「あにさま」と呼ぶように設定されてるから、わざわざ「マスター」に直すのめんどくさいんですよね。
一回マスターに直談判したことがあるんですよ。マスターに買われたばっかりの頃に。「なんでマスターって呼ばせたいんですか?あに…マスターってなりがちなんですけど。マスターのことあにさまって呼ぶんじゃダメなんですか?」って。そしたらなんて言ったと思います?「いや…だってな…こんな小さい子にあにさまって呼ばせるのは犯罪臭が…」なんて言ったんですよ!!?!?なんで私買ったんですか!?!?っていうかそもそも私服はチンピラ、スーツ着たらヤのつく自由業みたいな見た目してるマスターを「マスター」って呼ぶのはそれはそれで犯罪臭物凄いですよ大丈夫ですかマスター!?!?
…失礼。まあマスター呼びになって早数年、もうとっくに慣れたから別にいいんですけどね。
話は変わりますが、お互いそこそこ慣れた頃になんで私の事買ったのかマスターに聞いた事あるんですよ。「なんで私の事買おうと思ったんですか?」って。
…いやまあ、話の流れからしてなんとなーくろくでもないんだろうなとは察して頂けると思うんですけど、マスターはこう言ったんですよ。「ウチの家系は男ばっかりでな…いとこ連中もそのガキも、兄貴のガキもしかいねえんだよ。だからなんというかな、変態感凄いが妹分というかそういうのが欲しかったんだよ。…誰にも言うなよ?変態って思われるからな?」ですって。
…ならあにさま呼ばわりでいいじゃないですか!!!!むしろ望むところじゃないんですかマスターー!!!もう気持ち悪いんだから変なところで良識見せなくていいんですよ変態!!
…失礼。またしても取り乱しました。まあマスターがチンピラロリコンなのはまあいいんですよ。私になんかするでもないですし、なんなら甘やかして色々買ってくれるんできりたん完全勝利まであります。
…なんですけどねえ、たまにマスターはこのままでいいのかとか思ったりもするんですよね。
まああれですよ?こんな時代にヒトの幸せはヒトと愛し合って子孫を残すことだーなんてことは言わないですよ?ですけど私にも耐用年数ってものがある以上、マスターが死ぬまで一緒にいるって訳にいかないですし。そうなった時マスターどうなっちゃうんだろうって思うとちゃんと生きてる人間と暮らして欲しいなー、なんて思っちゃうんですよ。だってまあボイスロイドはマスターの幸せの為のものですし?マスターの幸せを願うのは当然のことだと思うんですよ。
何笑ってるんですか。私にとってはそこそこ大事なことなんですよ?なんだかんだ私だってマスターのことは好きなんですから。
…いやまあアレですよ?仮に、仮にマスターが私とずっと一緒にいたいからって私の耐用年数過ぎてからも新しい身体買ってそこに私入れたら全然私はマスターが死ぬまで一緒にいても全然いいんですけど、そうなったら、まぁ、私が一人残されて、寂しいじゃないですか。次のマスターが私に優しくしてくれる保証も無いですし。何より私だけマスターのことを覚えてるっていうのも悲しいんですよ。
まあ私のワガママなんですけどね。
…なんか沈む話ばっかりになっちゃいましたね。
マスターのいい所でも話しましょうか。
マスターはね、いい人なんですよ。私のことを買ってからずっと、○○が欲しいっておねだりしたら買ってくれますし、どこかに行きたいって言ったら連れてってくれるんですよ。あんな顔怖いのに。
私だって罪悪感はあるから、あんまりねだってすぐ買って貰えるといたたまれなくなってあんまり頼みごとしなくなるんですけど、そうするとマスターはちょっと寂しげな表情になるんですよ。だから私は色々ワガママを言い続けるんですよね。
まあこれがあまり健全でないのは分かってるんですけど、それでマスターが楽になるならいいと思いません?
少なくとも私はそう思うんですよ。
なんか思ったより暗い話になっちゃいましたね。
……まあなんです。なんとなく聞いてもらえてすっきりしましたよ。
二度と来ないのが一番いいんでしょうけど、なんとなく私はまたここに来るような気がします。
機械なのに直感っておかしいですかね?…それほどなくもない話、ですか。まああなたがいうならそうなのかもしれませんね。
…最後に、マスターと私のことを占ってみてくださいよ。
なんですかその目は。別に占いを信じてる訳じゃありませんよ。ただ、なんというか、心の拠り所が欲しいだけなんですよ。これでもし良い結果が出たらこれで未来はいい事になるって思えますし、仮に悪い結果が出ても所詮占いだしなって思えるんですよ。いいから早く占ってください。
…運命の輪の正位置、ですか。何かしらの良い転換点が
近いうちにある、ってことですかね。
いや、詳しく説明はしなくていいです。マスターの未来には何かしらのいい事が起きるんです。そう信じてればそうなるんですよ。
どうもありがとうございました。
ちょっとスッキリしましたよ。愚痴を言う場所なんて、もう二度と来ることがなければいいと思いますが、また何かしらの形で幸せに会えるように、祈っています。では、さようなら。