偽コッコロさんの転生記   作:アカリマシン

1 / 11
恐らくタグは随時追加します。


コッコロ転生これどっち?

転生したら銀髪の少女になってた……。

 

「いやいや可笑しいでしょうよ。てかこの耳、絶対に異世界物とかでお馴染みの妖精さんじゃありませんか。」

 

開幕から何を言ってるのか分からないと思うが俺も分からん。と言うか、これってプリンセスコネクト!Re.dive!に出てくるコッコロの体だし。

 

「…意味分からん。なんでよりによってTS化したんだよ。」

 

近くの池で自分の顔を見る……やはり、何処をどうみてもコッコロだ。

着てる服や声も含めて…。これって所謂憑依転生?だとしたらここはアストルムの世界…なのか…?

 

「う~ん…もし本当にここがアストルムだとしても、普通に可笑しくないか?

コッコロって言うのは、アストルム内でのアバターだから憑依転生するなら現実世界の体に入ってないと…。」

 

と言うものの、自分の足りない頭では考えても思い付かない。もう仕方ないので山を降りる事にした。

てか、なんで山の中に居るのだろうか…。山を降りた先に広がっていたのは……車や家などの建物だった。

 

「いやバリバリ現代の日本やんけ。誰だよ、アストルムとか言ったの。」←こいつ

 

憑依転生してるんだかしてないんだか分かる事はないが、取り敢えず散策から始める。身長的に一人で少女が出歩くのは、危険が伴うが…今はそんな事はどうでも良い。

何故なら背中には槍があるから!……てかこれ見つかったら警察に連行されるくね?

 

「……見つからずに行こ。」

 

少女…偽コッコロは、警察に見つから無いようにする為に隠密行動をする。

要は物陰に隠れながらこの町を探索することである。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

暫くして……ここを探索していたらここが何処だか分かった。軽く纏めると…

 

・ここは自分の知ってる町ではない。名前は駒王町。

 

・この世界に自分の家族は居ない。

 

・人間以外の種族がいる。

 

一つ目と二つ目に関しては警察に教えてもらった。その前にめっちゃ怒られてしまって泣き掛けた。

警察の人、遠慮無さすぎてほんと怖い。そして三つ目…これはもう実際に出会っている。

そして今、対峙している。

 

「貴様…人間ではないな?しかも面白い力を持っている…。」

 

「誰だよお前。」

 

「決めたぞ。貴様を眷属にしてじっくり調べることにしよう。」

 

そう言う奴は自分の体を舐め回すような目付きで見つめてくる。正直なところ、元男の自分からみても気持ち悪くて吐きそうになる。

そいつは何かの玉を作り出してこっちに飛ばしてくる。偽コッコロは、それを避けようとした…したのだがその玉が着弾する前に爆発。

 

「うあっ!」

 

その爆風に吹き飛ばされ地面を転がる。そこから腹に向かって拳を叩き込まれ、空気を吐いて更に遠くへと飛ばされてしまう。

 

「ゲホッ!ゲホッ!…うえっ…!」

 

涎を吐きながらも、偽コッコロは立ち上がって逃げる。これは転生前から変わらない、本能で分かりきっていた。

 

『あれには勝てない。』

 

『実力で負けている。さっさと逃げろ。』

 

現実と想像は違う。定番なら、チート特典使って排除して危機を乗り越えるのだが…現実は違う。

非力な力と、柔い体…。そして扱えるかすら分からない槍…こんなので何か出来るわけじゃない。

 

「何だよあれ…!?」

 

しかし逃げても逃げても相手は余裕綽々と言うのか…まるで舐められてる気分だ。

だが結局、舐められてるのは事実だ。相手も自分の事をただの獲物としか見ていないだろう。あんなのに捕まったら何をされるかなんて想像もしたくない。

 

「ハァ…ハァ…!」

 

息を切らしながら逃げていく偽コッコロ。だが、体力の限界が近くなってきたのか…歩みも遅くなっていく。

 

「(俺の足が…動かない…!)」

 

そして遂に動かなくなった。こんなに体力が無いものなのか…この体は…。そして聞こえるのは足跡、俺は木の穴になっている窪みの所に入った。

その中で息を殺しながら…。

 

「(来るな来るな来るな来るな来るな来るな!!!!)」

 

心の中で必死に願った。神なんて物は本来なら信じていないが、今回ばかりは願うしかない。

図々しいのは分かっているがもうこれしかない。自分の心はもう恐怖一色だった。

 

「(お願いだから…来ないでくれ…!)」

 

すると願いが届いたのかどうかは分からないが、足音が遠ざかっていく。

 

 

「チッ…逃がしたか…。」

 

そんな声が聞こえたのを最後に足音が完全に聞こえなくなった。偽コッコロは、安心感か披露からか…そっと目を閉じて眠ってしまった。

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。