コッコロとしての力を扱えるのはいつになるんですか?
「う~ん…やっぱりこうなっちゃうか~。別に彼女が死ぬのは
逆に助けられるのは一番不味いこと。そうじゃなきゃ、物語が進まなくなっちゃうしね。」
観測者は偽コッコロを回収した後に治療して適当な場所へ置いておいた。
バグのような存在と言っても物語を根本的に変えるような事はさせては行けない。
「まあでも殺しはしないわよ。折角転生させたのに殺しちゃったら意味ないもの。
まだまだこれからよ。
もう秋なのか分からないが風が冷たい。行く宛もなく、偽コッコロは彷徨い続ける。
ここ数日は何も口にしていないのも相まって、お腹も空く。でも、何かを口にする気にはなれない。
一度は雑草を食べようかと考えていたぐらいだ。
「(何も…考えたくない…。)」
考えると浮かび上がるのは姫島家での出来事。逃げたくても逃げられない…逃げちゃ行けない記憶が強く残る。
路上をふらふらしたまま歩いていたら…誰かにぶつかった。
「おっと!?だ、大丈夫かい!?」
その声につられるように顔を上げるとそこには驚くべき人物がいた。
それは、プリンセスコネクト!Re:Diveに登場するルカとそっくりな女性だった。
「って、何だその体!?取り敢えず家に来な!」
偽コッコロはルカ似の女性にお姫様抱っこをされ、女性の家に急行していった。
女性視点
驚いた。仕事終わりに誰かがぶつかってきたかと思いきや、それは小さな女の子だったんだ。
しかも体が物凄くやつれていて今にもぶっ倒れそうなぐらいに。あたしはいつの間にかその子をお姫様抱っこのように抱いて自分の家に急行していった。
「(この子って一体…!?)」
あたしはその疑問に答えを出す前に家へと向かう。家へと着いた私は直ぐにその子をお風呂に入れた。
体も結構汚れてたからね。でもあたしは、その瞬間に驚愕してしまった。
その子には古傷のような痕が残っていた。
「いや、まさかね…。」
嫌な予感がするが、まずはこの子の体を綺麗にすることと、事情を聴く事だね。
「素直に話してくれるかは分からないけどね…。」
私は体を綺麗にした後に布団を敷いてそこに寝かせる。あたしも疲れがたまってたのか、その布団に入って寝てしまった。
「………」
目が覚めたら知らない女性が隣で寝息を立てていた。逃げ出そうにもガッチリホールドされてるため逃げられない。
幾らかもがいたが抜け出せそうにもないので、諦めて二度寝を決め込むことにした。
「あら?他にもこの世界に来てる奴が居たのね。これは私も予想外。
まあでも、ちょうど良いかもね。あの子にも保護者は必要みたいだからね。」