転生悪役令嬢は、自分をハーレムもののツンデレお嬢様チョロインだと信じて疑わない   作:負け狐

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宴スタート


第二十三話

 この世界では主に物事が八つの属性に分けられている。基本属性、表属性と言われる火・水・風・土。応用属性、裏属性と呼ばれる雷・氷・空・木。火と雷、水と氷、風と空、土と木がそれぞれ対になるとされ、大まかに分ける際にはそれらを纏め四つにされる。

 季節はその最たるもので、土と木が司る春、火と雷が司る夏、風と空が司る秋、水と氷が司る冬の四季に分類される。

 そんな春の季節、学院では一年生最初の定期テストが行われた。貴族の子女は家庭教師に習っていたこともあり苦戦することは少ないし、平民でもこの魔導学院に入学できるだけの実力を持っているのならば躓くこともそうそうない。序盤のテストはそういうものだ。

 

「うぐぐぐぐ」

「なんというか、これはしょうがないんじゃないでしょうか……」

 

 が、ルシアは戻ってきた赤点ギリギリの答案を見て項垂れている。そんな彼女を見てリリアは苦笑していた。溜息を吐いているルシアの地頭は決して悪くなく、普段の授業態度も問題ない。当然というべきか、授業を理解していないということもない。

 ならばなぜ赤点ギリギリか、といえば。

 

「文章の言い回しや答え方にどうしてもズレが出てるんですよね」

「最初にみんなから言われたことが別の形で出てきやがったですよ……。とゆーか、普通にこれ成績で文句つけられるやつです」

 

 シオシオと萎れたような表情で再度盛大な溜息を吐いたルシアは、そこで力尽きたのか机に突っ伏した。ううう、と地の底から響くようなうめき声を上げているその姿は、見た目の可憐で華奢なビジュアルとの差で脳がバグる。ムダ知識由来のその言い回しを思い浮かべながら、リリアはでも、と声を掛けた。

 

「その辺りは先生たちも分かってるでしょうし、実際の成績はそこまで酷いものにはならないと思いますよ」

「……ほんとーです?」

「多分」

 

 断言は出来ないけれど、きっと。そんな風に続けると、まあその可能性があるだけでも儲けものだとルシアは顔を上げた。落ち込んではいるものの、予想していなかったわけでもない。問題そのものが分からなかったわけでもないので、次の定期テストまでにこちらの文章を手早く読み解けるようになればいいのだ。

 よし、と頬を叩くと、ルシアはそのまま立ち上がる。答案用紙をカバンに放り込むと、じゃあ行きましょうとリリアに笑顔を見せた。

 

「んで。定期テスト終わったあとのイベントってこれ、なんなんです?」

 

 教室を出る。そしていつものように隠れていない秘密の場所へと向かう途中に、ルシアは気になっていたことをリリアに尋ねた。が、問われた方のリリアも、彼女のその質問にはしっかりと答えられない。

 定期テストの後、学院ではちょっとしたパーティーが行われる。知識と実践、それは何も一般教養や魔法だけに留まらないわけで。

 これもその一環。定期テストの打ち上げも兼ねて、学院はそれなりの身分による社交の模擬体験をさせようという腹積もりだ。

 

「平民の特待生やそれほど裕福ではない貴族は、あまりそういう場に馴染みがないですからね。その辺りを狙ってこういうイベントを計画している、んだと思います」

「リリアさんもはっきりわからねーですか」

「わたしはその辺調べたりとかしませんしね」

 

 あはは、と頬を掻きながらリリアは笑う。正確にはエルがその手の話をしていてもまあ別に問題ないだろうでスルーしていた、が正しい。実際彼女のスペック自体はとても高く、公爵家の娘というだけはあってその手の実践は既に経験済み。身分の高さも相まって、多少のミスで蹴落とされるようなこともなく悠々と学んで今に至っている。

 

「流石は公爵令嬢さまってやつですね」

「そうですね。……あれ? ルシアさんだって教国でそういうの経験しているんじゃ?」

「あたしがそーゆーのやれるわけねーですよ」

 

 こちとらちょっと前までド田舎の村娘だぞ。そんなことを言いながら、ルシアは社交めんどくせーというオーラを隠そうともしない。それでも逃げ出したりサボったりという選択肢を出すことがないのは、彼女の根が真面目な人物だからか、あるいは何だかんだ聖女という立場の責任を感じているからなのか。

 

「……あー、でもよくよく考えればあたし以外みんな身分たけーんですよね」

「あはは。まあ確かに、カイル様は第二王子だから当然として、グレイくんはわたしと同じ公爵家ですし、ラケルも辺境伯令嬢でギルド元締めの跡取りだから苦手なわけないでしょうし」

「気が滅入ってきたですよ……」

「まあまあ。入学して最初なんですから、失敗してもむしろ当然くらいの感じでいいんじゃないですか?」

「だといいんですけど」

 

 はぁ、と溜息を一つ。さっきまで定期テストの成績とはまた別の悩みで、なんだか今日は悩みっぱなしになりそうだとルシアは思う。今からこの調子では、はたしてパーティー本番ではどうなってしまうのやら。そんな悩みまで浮かんできた。

 

 

 

 

 

 

 ちなみにその悩みはカイル達と合流した時点で吹き飛んだ。解消したわけではない。別の悩みをぶっ込んできたから、である。

 

「……なんて?」

 

 ルシアの横ではリリアも同じように目を瞬かせている。そんな彼女を見ながら、ルシアはこの間エルが言っていたことを思い出していた。そろそろお嬢さまが暴れると思うとワクワクする。確かそんなようなことを言っていたはずだ。

 

「こういうことですか」

 

 眼前ではカイルに文句をぶつけるリリアが見える。当然というべきか、彼は彼女のその文句をさらりと躱し丸め込もうとしていた。実行するならば早いほうがいい。手間取ればそれだけ、助けられない人も増える。そんな王子らしい、そしてカイルらしくない発言までのたまっていた。

 

「カイル様が他人の心配するとか怪しすぎませんか?」

「信用ないなぁ」

「信用はしてますよ。違う意味で」

「確かにそうだね」

 

 リリアの言葉にカイルは楽しそうに笑う。じゃあどう攻めるべきか。顎に手を当て考える素振りを見せながら、彼はラケルへと視線を移動させた。

 

「そうね……。まあ実際問題、リリアやルシアさんの学院生活のためにも、出来るだけ早く解決した方がいいのは確かね」

「ん~。だとしても、ちょっと急ぎ過ぎじゃないですか?」

「そうでもないわ。むしろこれ以上時間を掛けると、相手に有利な盤面を作られる可能性があるもの」

 

 机の上に広げてある資料をこつんと叩く。精霊が黒幕側なのは共通認識、この間リリアとルシアで確認した侯爵令嬢が目眩ましにされている実行犯だということも同様。

 そして、黒幕側はこちらが調査を進めているということを知っている、ということも前提の知識だ。

 

「えっと。ラケルが囮になってわたし達がベルフェルス様に魔道具を調べさせたことでしたっけ?」

「ええ。どこまで抜かれているかは推測だけれど、少なくともこちらが向こうに近付いているというのは確実に知られているでしょうね」

「…………それって、ひょっとして向こうもこのパーティーで何か仕掛けてくるかもしれないってことですか?」

 

 その場合、こちらが後手に回る。準備を怠ったまま罠に飛び込んでいくことになるし、掴んだそれを別のものにすり替えられるかもしれない。何より、分かっていて何もしないで進むのは無謀を通り越して馬鹿だ。

 

「確かに言われてみると、丁度いいタイミングって感じがしやがりますね、これ」

「そうだな。リリア嬢の評判を落とすにはうってつけだ」

「ねえグレイくん、それ何だか意味違いません?」

 

 お前ああいう場所だとやらかすよなぁ。黒幕とは関係ない部分の心配をされたような気がして、リリアは思わずグレイを睨んだ。気のせいだ、と彼は目を逸らしたが、ぶっちゃけその行動をした時点でアウトである。

 

「ははは。そんなに心配なら、グレイ、君がリリア嬢をエスコートしてあげればいいじゃないか」

「は?」

「え?」

 

 二人が同時に素っ頓狂な声を上げた。グレイは何を言っているんだと慌てたような様子で。そしてリリアはこれってそういうのがいるやつなのという驚きで、だ。

 それをこの場の面々も理解したのだろう。グレイの心配が急に現実味を帯びてきたような気がした。

 

「お嬢さま……いくらなんでもそれはちょっと」

「いやいやいや! でもだってそこまで形式ぶったものじゃないですよね!? 平民の特待生の人とか、普段社交をしていない貴族の人とかだっていますし、そんな急にエスコートの相手なんか用意できないですよ」

「そうだね。そういう人達は勿論そんな縛りはない」

 

 カイルは笑みを浮かべたままだ。それで、と言葉を続けながら、短い一言で何となく察し始めたリリアに向かって問い掛けた。

 

「君は、そういう人達かい?」

「ち、違いますけど……。ルシアさんにもまあ慣れてますけどねって言っちゃいましたけど……!」

「さっき彼が言ったこともあながち間違ってはいないわ。恐らく向こうは貴女の評判を落とそうと画策してくる。目眩まし側が、だけれど」

「それを使って、黒幕が公爵家を貶める足がかりにするつもりってことですか」

 

 家を勘当なり追放なりされて、ヒロインレースに脱落するどころか場合によっては物語から退場するやつだ。ヒロインかと思った? 残念、この話限りの使い捨てでした! とか洒落にならない。

 ムダ知識が無駄に不安を煽ってくるが、リリアはそれを聞いてむしろストンと何か納得する音を聞いた気がした。自分がヒロインの一人なのは間違いない事実なのだから、つまりこれから起こるのは、主人公の活躍に他ならない。ムダ知識の警告ガン無視の結論である。

 

「分かりました。そういうことなら、お願いします」

「え?」

「何ですかグレイくんその顔」

「い、いや。まさか了承するとは思っていなかったから」

「わたしのこと何だと思っているんですか。エスコート役がグレイくんなら別に嫌がりませんよ」

「え?」

「だから何ですかその顔」

 

 二人のやり取りを聞いたカイルが笑いを堪えすぎて痙攣している。その横では、ラケルが笑みを浮かべたまま紅茶に口を付けていた。勿論止めないし説明もしない。

 

「エルさん」

「どうしました?」

「これって、そーゆーことです?」

「どうなんでしょうかね。少なくともお嬢さまはさっぱりでしょうけど」

 

 

 

 

 

 

 パーティー当日。生徒達は制服と共に学院指定で用意されていた礼装に身を包み会場へとやってきていた。ドレスなどを自前で用意できない生徒への配慮であるとともに、威光を振りかざすような過度な装飾を控えさせる意味合いもある。

 などという理由は大半の生徒にとっては特に意味のあるものではなく、用意が楽でラッキーくらいだろう。後は一部の貴族が平民と同じで不満だと内心思っているくらいだろうか。

 

「リリアさんはそのままなんですね」

「はい?」

「ちらっと見てると、アクセサリーとかつけてる人達がいやがりますから」

 

 会場でルシアがそんなことを述べる。ああ成程と頷いたリリアは、別に用意しても良かったんですけど、と彼女に返した。

 

「多分ここで暴れるじゃないですか。壊すともったいないと思って」

「発想がやべーやつです」

 

 言わんとしていることは分からんでもないが、それでいいのか。ついこの間までド田舎の平民であったルシアですらそう思うのだ。他の面々は一体どんな反応をしたのだろうか。

 そこまで考えて、いや驚くのは一人くらいかと思い直した。ひょっとしたらエルは呆れていたかもしれないが、残り二人は間違いなく笑っている。ベクトルは多分違うが。

 

「って、あれ? リリアさん何で一人です?」

「はい?」

「エスコートされてやがったんですよね?」

「グレイくんなら来てそうそうカイル王子に引っ張れていきましたよ」

「……ちょっとグレイさんに同情するですね」

 

 張り切ってたんだろうなぁ、とルシアはほんの少しだけ遠い目をする。とはいえ、恐らくただ単に嫌がらせではなくこれからの仕込みのためだろう。そう考え、彼女はならばと残りの面子の姿を探した。

 視線を暫しさまよわせれると、そこにはすっかり見慣れた銀髪の少女と、学院ではあまり顔を合わせない赤毛の少年が。

 

「あれ?」

「どうしました?」

「キースさんがいやがりますよ」

「それはそうですよ。一応あの人ラケルの付き人扱いにされてますし」

 

 エルのように学院にいることは殆どないが、書類上は似たような立場となっている。なので、今回のような場では彼女の従者として出席することも可能なのだ。勿論服装は学院指定の礼装ではなく、執事服であったが。

 へー、と頷いているルシアに気付いたのだろう、ラケルがこちらを振り向き笑みを浮かべた。そうしながら、キースを伴ってこちらへと歩いてくる。

 

「やっと合流できたわね、リリア、ルシアさん。一緒に入場できなくてごめんなさい」

「あはは。みんなバラバラだったし、しょうがないですよ」

 

 ラケルの言葉にリリアはそう返し、笑う。が、当の彼女は少しだけ不満そうに二人を見た。でも、貴女達二人はすぐに合流できていたでしょう、と。

 

「何だお嬢、拗ねてんのか?」

「別にそういうわけではないわ。自分の手際に少し不満を持っただけよ」

「そこはしょうがねぇだろ。そこのと違ってお嬢は色々手回ししてたんだしよ」

「誰がそこのですか誰が」

 

 ああん? とリリアがガン飛ばす。この場でやることじゃないだろと若干引いたキースは、視線をそのまま横のルシアへと向けた。礼装を着ているおかげで普段よりも少しだけ凛とした佇まいになっている彼女を見て、彼は思わずゴクリと喉を鳴らす。いつもはそのままにしている肩口までのピンクブロンドを今日はアップにしており、顕になっている少し尖った耳や項が色気を醸し出していた。

 

「る、ルシアちゃん」

「はい?」

「似合ってるぞ」

「へ? あ、服です?」

「そっちもだけど、いやほら、その、髪型とか」

「ほんとです?」

 

 ぱぁ、と彼女の表情が明るくなる。教国の教会では魔族寄りの尖った耳は歓迎されず、視線が気になった彼女は出来るだけ耳を隠す髪型にしていた。だから、今回、王国に来たことで少しだけ挑戦してみようと思い立ったのだ。リリアやラケルは似合っていると言ってくれていたし、グレイとカイルも大丈夫だとは言っていたものの、いざ他の人の反応がどうなのかは多少なりとも気になっていたわけで。

 ちなみにそういうわけなので、ルシアにとってキースはまだそこまで親しい範疇に入りきっていない。哀れ。

 

「まあ、何だかんだ慣れちまったんでパーティー終わったら元に戻すですけど」

「そうなのか。ま、まあ、ルシアちゃんはどっちの髪型でも似合ってるし、可愛いからいいんじゃないか?」

「……キース」

 

 お前それはただのナンパ男だ。そうは思ったし少しだけ溜息を吐いたが、ラケルは別に止めない。面白がっていないわけでもないが、わざわざ口を出すのも野暮だろうと思っているからだ。自分の恋愛は自分でやればいい。

 それはそれとして、と彼女はリリアに声を掛ける。準備は大丈夫、と問い掛ける。

 

「準備らしい準備はしてないですけど、まあ覚悟は決まってますよ」

「ええ、それで充分よ。私もある程度工作はしたし、カイル王子も根回しをしているでしょうから」

 

 リリアがやるのは、ただ真っ直ぐ犯人とぶつかるだけでいい。そんなことを言いながら、パーティー開始の挨拶を静かに聞く。学年主任や他の教師が壇上で話をし終えると、後は各々好きに楽しむ時間だ。きちんと用意されたダンスホールで、エスコートしていた男子生徒が令嬢を踊りに誘っていく。

 そのタイミングで、急いで戻ってきたらしいグレイがリリアの前に立った。間に合った、と大きく息を吐いた。

 

「あれ? グレイくん。ひょっとして、ダンスのお誘いだったりします?」

「出来ることならば俺もそれをしたいさ」

 

 社交辞令、のように聞こえるそれを耳にして。ピコーン、と脳内のムダ知識がフラグ立ってるフラグ立ってる、とうるさく騒ぐ。なんのこっちゃとそれを押しのけようとしたリリアだが、フラグの意味は既に脳内ムダ知識から教わっているので、完全に分からないということもないわけで。

 

「どうした? リリア嬢」

「あ、いや。グレイくんってわたしのこと好きだったりするのかなって」

 

 ピシリとグレイの動きが止まった。横ではギョッとした目でルシアが彼女を見ている。学院内でのやりとりを直接見ているわけではないキースは完全に野次馬だ。

 そしてラケルは。

 

「リリア、そういう話は後にしましょう。……いたわよ、あのご令嬢が」

「あ、そうでしたそうでした」

 

 パンパンと手を叩いて、彼女はリリアの意識を件の侯爵令嬢に向ける。そうだったそうだったと即座にムダ知識の無駄話をゴミ箱に放り投げたリリアは、言われた通りに令嬢を見て、そして眉を顰めた。

 服装は同じ礼装。そして各々独自のアクセサリーという普通の出で立ちだ。あくまで一般人からすると、である。見るものが見ればそのアクセサリーが普通ではないのは一目瞭然。

 

「あのアクセサリー。変じゃないですか?」

 

 高スペックを面白がられて何でもかんでもノーラに叩き込まれた結果である。普通ではまず身に付けないであろう知識により、あれが精霊由来であることを彼女は見抜いた。

 

「変、ですか? ……んん? あれって何か淀んでやがりますね」

「今回のパーティーのために実家から用意されたものだそうよ。恐らく、黒幕が何かしらを仕込んでいるのでしょう」

 

 チート聖女はリリアの言葉でそれを認識して肯定し、暗躍令嬢は既に掴んでいた情報で補足する。承知の上のグレイは頷き、またしてもほとんど分からないキースはマジかよと驚いた。

 

「どっちにしろ、あれは付けてて良いものじゃないですよ」

「……どうする気なの?」

「遅かれ早かれですし、直接行きましょう」

 

 リリアの言葉にラケルは微笑む。分かったわ、と頷くと、残りの面々にも了解を取った。いきなり暴れないように、と男性陣は彼女に釘を差したが、まあ守られないだろうことも承知である。

 そんなわけで、彼女達はカイルの合流を待つことなく、目眩まし役になったのであろう大元の令嬢へと歩みを進めていくのであった。

 

「さて。貸し、一つですわよ」

「……分かっている」

 

 ちなみに、リリアの背後でそんな会話が繰り広げられていたことを、彼女は知らない。

 

 

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