ゆるふわ芦毛のクソかわウマ娘になってトレーナーを勘違いさせたい   作:へぶん99

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若干説明回。
※注意※レースの格付についてオリジナル要素があります。あまり気にしなくて良いですから、スルーしたい方は読み飛ばしてください。
本トゥインクル・シリーズのレースでは、下のレベルから順に
未勝利戦(メイクデビュー敗退者限定)
1勝クラス(ジュニア級〜シニア級に存在)
2勝クラス(クラシック級〜シニア級に存在)
3勝クラス(クラシック級〜シニア級に存在)
オープン戦
G3、G2、G1
という格付がされております。ほとんど現実準拠……というかウイニングポスト準拠です(リステッドをオープン戦として扱っています)。オープンウマ娘になれば1・2・3勝クラスの戦いに出走できません。


5話:俺の距離適性がおかしいって……長すぎるって意味だよな?

 手狭なトレーナー室に戻ってきた俺は、資料が山積みになったとみおのデスクを一瞥してから、ソファにちょこんと腰かけた。

 

 ……とみお、理由は分からないけど、俺の走りを見ておかしくなっちゃった。怒ってた感じではなかったんだが、何と言うかこう……俺が仕事で深刻なミスを起こした時の上司の雰囲気に似てた。とみおの仕草は、マジでヤバい時の人間の反応とそっくりだった。

 

 もしかしたら、俺……契約破棄されちゃうのかな?

 

 一度そう思い込むと、どんどんネガティブな思考が生まれてくる。とみおが俺の走りを見て失望した、とみおが俺の身体に起きている異常を発見した、などなど……多少ぶっ飛んだことまで不安に思えてくる。

 

「う、うぅ……とみおぉ……」

 

 いつの間にか、俺は暗いトレーナー室で泣いてしまっていた。

 

 自分ってこんなに泣きっぽかったっけ。段々女の子になっていってる気がする。自分自身を冷静に客観視する俺に変な感覚を覚えながら、手首で溢れ出てくる涙を拭う。

 

「遅れてごめん――って、どうしたの!?」

「ひぐ、えぐっ」

「どこか怪我したのか!? 保健室行くか!?」

 

 とみおはあたふたしながら俺の前を右往左往している。ティッシュを差し出してくれたので、ぐちゃぐちゃになった涙と鼻水を拭いて一旦落ち着く。

 

「……ごめん、落ち着いたからもう大丈夫」

「お、おう……」

「……ん。で、話したいことって?」

「き、切り替えが早いな。まぁそれのことなんだけど――」

 

 彼は部屋の隅からホワイトボードを引っ張ってきた。それと、デスクの下に積まれた本を何冊か選んで持ってくる。

 

「アポロの走り方でちょっと気になったことがあってね」

「走り方……?」

 

 俺は契約破棄とか言われなくてほっとしたが、同時に少し心配になる。俺の走り方に癖でもあるのだろうか? 片足に体重が寄ってるとか。

 

「何て言うのかな、()()()()()()()()って言うか――男っぽい走り方って言うか。とにかく、フォームが合ってない。今のままじゃ違和感を溜め込んで、近いうちに大怪我するよ」

 

 男と女の身体では骨格が違う。骨盤の広さとか関節の動き方とか、その他諸々。俺の走り方は女の子の身体に合ってない走りということなのだろう、気にしたこともなかった。

 

 とみおはウマホで撮影したランニングフォームを指で示したり一時停止しながら、ホワイトボードに細かい指摘と説明を書き上げる。

 

「――ってな感じで、これからはしばらくフォーム矯正をしたいと思うんだけど、どう?」

「……分かった」

 

 どうって聞かれても、俺は従うしかない。骨盤がどうとか、肩甲骨がどうとか……言われても正直分からんのだ。にしても、とみおの目の優れていることよ。一回見ただけでフォームの狂いが分かっちゃうんだもんな。

 

「それと、君の適正距離についてなんだけど」

「何か問題が?」

2()0()0()0()()()()()()()()()()()みたいだ。少なくとも2400メートルからじゃないとアポロの本当の良さは出てこない。だから選抜レースやさっきの試走で滅茶苦茶なタイムが出たんだ。こいつを見てみろ」

 

 とみおはバインダーに殴り書きした400メートル毎の走破タイムを見せてくれた。なるほど、確かに破茶滅茶なタイムだ。最初の400メートルは速くて、次の400メートルは遅い。次は普通で、最後の区間はかなり遅くなってる。末脚を余らせたとか、そういう問題じゃない。()()()()()()()()()()()()

 

 ……つまり俺の距離適性は、ウマ娘で言うところの「中距離B」――いや、「中距離C」って感じだな。アプリでのあるあるだが、中長距離で無敵の強さを誇るシンボリルドルフでさえ、1600メートルマイル戦のサウジアラビア・ロイヤルカップでは負けちゃうもんな……。言われてみれば納得できる。

 

 ――得意な距離以外を走れないのには様々な理由がある。まずスプリンターやステイヤーという適性の差が出る理由は、体型、走法、気性、筋肉の質などから生まれる。俺はグリ子に比べれば相当に貧弱な筋肉をしているが、グリ子は短めの距離が得意で俺は長めの距離が得意。走り方も全然違う。つまり、そもそも根本から身体の作りが違うのだ。

 

 もっと言えば、長く走ると末脚を無くすのがスプリンターで、 速く走ると末脚を無くすのがステイヤーである……と何かの本に書いてあったはずだ。

 

「2000メートルが短いって、それって結構ヤバくない? ジュニア級には2001メートル以上のレースなんて無いし……」

「……そうなんだよ。俺達はジュニア級が一番苦しいんだ。クラシック級までに一定の成績を残していれば、ある程度長めのレースが出てくるから何とかなるけど……」

 

 2001メートル以上のレースが開催されるのは、最短でもクラシック級1月1週――中京レース場の2200メートル未勝利戦である。そして2400メートル以上のレースが解放されるのが、クラシック級2月1週の1勝クラス・梅花賞。続いて2月2週の1勝クラス・ゆりかもめ賞。両レース共に2400メートル。

 

 2401メートル以上のレースが解放――つまり俺の本領が発揮されるであろうレースは、何とクラシック級7月2週目以降にしか存在しない。しかも、2600メートルの距離を誇るが、いかんせん未勝利限定戦……。

 

 もしオープンウマ娘になったとしても、ステイヤーの才能が発揮されるのは8月2週のOP戦(2600メートル、札幌日経オープン)までズレ込むことになる。

 

 つまり、2401メートル以上のレースなんてそうそう無いってこと。長距離適正に拘りすぎるあまり出走するレースを絞った結果、負けが込んだり抽選で除外されたりして、俺やとみおの首が涼しくなる恐れもある。

 

 ミホノブルボンは徹底的なスパルタで距離適性を伸ばしたと言うが、ならその逆――距離適性を縮めるのってどうすりゃいいんだよ?

 

 そんな方法、存在するなんて聞いたことがない。あまりにも俺達が行こうとしている道はイバラの道だ。

 

「ど、どうしようとみお……私心配になってきた」

「なに、大丈夫。君が負けたら全てトレーナーの責任なんだから、大船に乗った気持ちでやればいい」

 

 きっと心配で堪らないくせに、彼は気丈に笑ってくれた。

 

 トレーナー業は完全に出来高払制の給与システムだ。ウマ娘が勝ちまくる有能トレーナーであればガッポガッポだし、無能トレーナーであれば給与は雀の涙ほど。と言っても、中央のトレーナーはエリートばかりなので、最低給料が高いのだが……。

 

 無能も過ぎれば、いつか首を切られる。俺が結果を残さなければ、専属契約しているとみおが無能と見なされてしまう。新人トレーナーだからしばらく様子見はされるだろうが……とみおが無能の烙印を押されることだけは絶対に阻止したい。とみおは俺のトレーナーなんだから。

 

「ま、暗い話はここまで! 明日のトレーニングからはフォーム矯正を中心にしてやっていくからな!」

「は、はいっ! よろしくお願いします!!」

 

 

 

 それからのトレーニングは、下半身の筋トレを中心としたフォーム矯正の繰り返しだった。そう遠くないメイクデビューに向けて調整し、身体を虐め抜く日々。

 

 フォーム矯正が何とか完了すると、俺は芝コースとダートコースを走らされまくった。短い距離に対応できるだけのスピードとパワーをつけるため、ゲロを吐きそうになりながら死に物狂いでトレーニングをする日々。

 

 あまりにも辛くて、トレーニング後の夕食と風呂をすっぽかして寝落ちしそうになった。そんな時はグリ子が助けてくれて、一緒にお風呂に入ったりご飯を食べさせてくれた。マックイーンの元サブトレーナーたるとみおの手腕に痺れつつ、グリ子に対する感謝の念はオフの日に勉強を教えることでお返ししていく。

 

 泥のように眠り、朝起きても筋肉痛でダウンしながら――俺はめきめきとスピードとパワーを身につけていった。たとえ距離適性が合っていなくとも、張り合えるくらいには。

 

 とみおのスパルタ指導の中で何より驚きだったのは――俺が3000メートルを全力で走っても、2000メートルの時よりも疲れなかったこと。俺は勘違いしていたのだ。俺には2000メートルを走り切るスタミナが無いのではなく――やはり2000メートルを走る適性が無いのだと。

 

 早く長距離レースを走りたい。爆逃げしたい。そんな思いを膨らませながら――時は流れて6月。メイクデビューを控えたある日、俺は誰もが踊る曲である『Make debut!!』のダンス練習をすることになった。

 

 と言っても、基礎的な振り付けの練習自体はダンスの授業でやっているから、俺達がやろうとしているのはより本番に寄せたリハーサルだ。とみお曰く、本番の雰囲気を感じてもらいたいらしい。

 

 ここで問題なのは、どこまで本番に寄せるか――である。とみおは事前メッセージでリハーサルの詳細を知らせてくれなかったので、屋外ステージでするのか室内ステージでやるのか、はたまたトレーナー室でやるのかも分からない。体操服でやるのか、例のへそ出し汎用衣装でやるかも不明だ。

 

 そう――へそ出し汎用衣装。こいつが俺の頭の中に引っかかっていた。

 

「……へそ出しはしたくないんだよなぁ」

 

 正直なところ、例のへそ出し汎用衣装は着たくない。つーか絶対に着たくない。だってよ、女子学生の生へそをお天道様の下に晒すだなんてよ……えっちすぎんか? えっちだよね。そもそも女の子の素肌っちゅうのは、そう易々と見せていいものじゃねぇんだ。

 

 露出する側に回ろうとしてるから分かるけど、これガチで恥ずかしいからな? 学園側――もとい、アプリ制作陣には間違いなくへそフェチがいる。実際、へそのモデリングが妙に艶かしいし。

 

 とにかく、とみおに聞いてみよう。授業はへそ出しのことばっか考えてて何も頭に入らなかった。

 昼休みになったので、俺はメッセージアプリを開く。

 

 ……そう言えば、とみおにメッセージを貰うばかりで、この1ヶ月間、俺から連絡を送ったことはなかったな。どんな感じでやればいいんだろ?

 

「……う〜ん、これでいいかな?」

 

 完成したメッセージ文は以下のようになった。

 

『桃沢とみおトレーナー様

 いつもお世話になっております。

 アポロレインボウです。』

 

 ……以下略。

 これは社会人だった頃の癖が抜けてなさすぎるな……でも、目上の人間の失礼に当たらないように、丁寧すぎて悪いことはないはずだ。ライン風のメッセージアプリだから滑稽さが浮き出ているが、まぁ……及第点だろ。

 

 もっと子供っぽく振る舞うことも必要なのかなぁ。時々グリ子に指摘されるが、俺はたまに()()()()()()()らしい。マヤノトップガンみたいに、マセているとはまた違うのだろうか。

 

「う〜ん……」

 

 考えてもしょうがないか、送信!

 ポチッ!

 

 …………。

 

 はるか遠くから、とみおの笑い声が聞こえたような気がした。

 

 すぐに返信がやってくる。

 

『汎用衣装を着て、屋内ステージで踊ってもらう。観客はいないけど、俺のことをそれだと思って本気で踊ってみてくれ』

 

 ――だ、そうです。はい。へそ出し確定ね。クソが。アポロちゃんのおへそ、ガチで綺麗だから誰にも見せたくなかったんだけどなぁ。は〜クッソ恥ずかしいわ。男の頃で言ったら、ケツ丸出しにするくらい恥ずかしい。

 

「……大丈夫だよね?」

 

 俺は制服を捲って自分のお腹を確認する。同じクラスの子が怪訝な顔をしてこちらを見ていたが、スペシャルウィークがよく満腹のお腹を出しながら授業をしているせいか、何事も無かったかのような雰囲気になった。

 

 うっすら膨らんだ胸の下に見えるへそ。毎日綺麗にしてるしゴミもついてないはずだ。流石の俺も、女の子になったからにはケアを欠かしたことはねぇ。真っ白でハリのある美肌や髪を保つため、学園内で偶然会ったゴールドシチーちゃんに頼み込んで貰ったケアセットを毎日使っているし、寝る前のストレッチもサボったことがない。

 

 可愛いアポロレインボウちゃんを保つため、俺は細心の努力をしているのだ。髪の毛ボサボサで肌カサカサなんて、元人格のアポロレインボウちゃんに怒られちまうからな。それに、俺自身が可愛すぎて無限のモチベーションが湧いてくるのだ。

 

 そうやって保ってきたうら若き乙女の素肌――しかもへそを出せだなんて!! ふざけんな!! バーカ!! 片手で隠しながら歌って踊ってやるからな!!

 

 こうして俺は、複雑な気持ちを抱きつつ放課後を迎えることになった。

 

 授業が終わると、足取り重く辺境のトレーナー室に向かう。立て付けの悪そうな扉の前に立って、内側から明かりが漏れている曇りガラスを確認する。

 

 ……とみお、どんな顔して俺のへそを見ようってんだろうな。この変態が。

 

 俺は力任せに扉をノックして、返事を待たずに入室した。

 

「お、アポロ。丁度いいところに」

「こんにちは、アポロレインボウさん」

 

 手狭なトレーナー室内にいたのは、とみおだけではなかった。とみおの隣にいたのは――駿川たづなだ。明るい緑色のスーツを着た、ちょっと底知れなくて怖い女の人である。

 

 2人の足元には段ボール箱があり、中から見覚えのある色合いの衣装が覗いている。……こいつが、汎用衣装か。

 

「こちらが貴女のライブ衣装となります。くれぐれも丁重に扱ってくださいね?」

 

 ニコニコ顔のとみおが、たづなさんの発言と同時に汎用衣装を手渡してくる。かつて星2のウマ娘なんかはこの衣装でレースを走っていたわけだから、撥水・防汚加工がバッチリなされた素材で作られている。

 

 ……軽っ! 絶対良い素材だわ。あと、確実に高いだろうな。たづなさんの「大事にしてね」発言にはそういう裏があるのだろう。

 

「それでは、私はこれで失礼します」

「ええ、ありがとうございました駿川さん」

 

 俺が汎用衣装をまじまじと見つめているのを受けて、とみおは何を勘違いしたのか、「アポロ、早く着たくて我慢ができないんだろ」と意味不明な発言をしてきた。こいつマジでぶっ飛ばしてやろうかな。

 

 ギロリととみおを睨むが、彼は意に介さない。俺の目が輝いているように見えたんだろうな、鈍感め。

 

「それじゃあアポロ、その衣装を持って屋内ステージに行こうか」

「……うん」

 

 不承不承頷いて、俺は衣装を小脇に抱えて歩き出す。トレセン学園の屋内ステージに到着すると、俺は早速更衣室に入った。

 

「…………」

 

 衣装の肩の部分を摘んで掲げる。……もうちょっと、お腹の部分が長ければなぁ。溜め息を吐きながら、俺は意を決して制服を脱ぎ去った。あまり待たせていられないので、さっさと着替えを始める。

 

「ガーターベルトってどうなってんだよ……こうか? あれ、分かんないぞ……」

 

 ガーターベルトの付け方なんて習ったことないが? しょうがない、とみおにつけてもらうか。俺は更衣室の扉を少しだけ開いて、ひょこっと顔だけ出す。

 

「ねえ、とみお!」

「どうかしたか?」

「ガーターベルト付けてくれない?」

「ぶっ! そんなこと出来るわけないだろ!」

「あ、そっか。ごめんとみお!」

「バカ野郎が……」

 

 やべぇ、よく考えたら俺下着姿だったわ。ブラとパンイチのワイルドスタイル。へそ見られるどころの騒ぎじゃねぇ。俺はさっと扉を閉めて、ガーターベルトを何とか装着した。残念ながら俺はガーターベルトフェチだったわけじゃないから、これの何がいいのか分からん。女の子の魅力がアップするんだろうか。

 

 何とか汎用衣装に着替えた俺は、姿見の前でくるくると回ってみる。こんなもんでいいのか? チャックの閉め忘れとかないよな? へそのことはもう知らね。

 

「……よし、行くか」

 

 着替えにかかった時間は10分。女の子って大変だね。

 俺は小走りでとみおの元に向かう。

 

「ごめんとみお! 遅れた!」

「いや、いいよ。それじゃあ早速やっていくから、準備して〜」

 

 言われるがまま、ステージ上に向かい、所定の位置に着く。バチンと照明が落ち、闇の中でとみおの声が響く。

 

「今から音楽かけるから、めいいっぱいの笑顔で可愛さをアピールしてやってみてくれ! ()()()()()()()()()()()()()()()()!!」

 

 その言葉に、がちりと俺の中のスイッチが入った。とみおを惚れさせるくらいの笑顔で踊れだと? お前、面白いこと言うじゃねえか! やってやろうじゃねえかこの野郎! アポロレインボウちゃんにガチ恋しても文句言うなよとみお!

 

 しんと静まり返った孤独なステージ上、俺は意識を切り変える。俺が好きなウマ娘達は、アプリじゃどうしてた? 現実じゃどうしてる? みんな死ぬほど可愛いをアピールしている。あの仏頂面ばかりしているナリタブライアンでさえ、気難しいエアグルーヴやシンボリルドルフでさえ、観客には笑顔を振りまいているのだ。俺もやらなければ一流には程遠い。

 

 ピンマイクの位置を整え、目の奥に力を込める。

 ――大丈夫、俺は可愛い。毎朝鏡を見てやる気を上げられるくらい美少女ウマ娘なのだ。その事実を誇れ。芸術品の如きその造形を威張れ。大衆に、トレーナーに向けて、アポロレインボウめいいっぱいの魅力を知らしめてやれ。

 

 ステージ上に明かりが灯った瞬間、俺は今できる最高の笑顔をトレーナーに見せつけた。そして、歌詞を紡ぎ始める。

 

 ――とみお。

 俺と出会ってくれて、ありがとう。

 メイクデビュー、絶対に勝つから――見ててくれ。

 

 俺がとみおの担当ウマ娘だ。




次回、メイクデビュー?

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