ゆるふわ芦毛のクソかわウマ娘になってトレーナーを勘違いさせたい   作:へぶん99

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52話:夏休み到来!

 7月。普通の学生なら「夏休みまでもうひと踏ん張り!」という時期であり、梅雨がまだまだ続いていてイメージ以上にどんよりした時期だ。今年もその例に漏れず、7月初旬はまだまだ梅雨に含まれてしまうらしい。

 

 トレセン学園は7月から夏休みが始まる。それと同時に多くの学生が夏合宿を行い、秋のトゥインクル・シリーズに備えて環境を変えたトレーニングの日々に身を投じるのが恒例だ。

 

 我々もその例に漏れず合宿を行うことになっている。しかも――スペちゃんのトレーナーさんとマックイーンちゃんのトレーナーさん――沖野トレーナーと天海トレーナーと合同合宿を行うことになったのである。沖野トレーナーが結成したチーム『スピカ』は、現在メンバーが6人。スペシャルウィーク、サイレンススズカ、ゴールドシップ、トウカイテイオー、ウオッカ、ダイワスカーレット。天海トレーナーはメジロマックイーンの専属なので、この合宿は私を含めて8人のウマ娘が参加することになった。何やらスペシャルゲストも呼んでいるらしく、早くもワクワクが止まらない。

 

 合宿場所はトレセン学園が所有するプライベートビーチのひとつ。例年スピカが遠征する先だと言う。プライベートビーチだなんて、何だか甘美な響きではないか。

 

 早速スペちゃんから「今度の休み、ショッピングモールに一緒に行こうよ! 合宿の準備も兼ねて!」とのメッセージが来たので、二つ返事で返答した。合同合宿を行う7人も一緒に来るらしい。はぁ……スズカちゃんにマックイーンちゃん、テイオーちゃん達とお出かけできるだなんて……夢みたいだぁ……!

 

「ふ、フひひ……ジュル……」

「キモいよアポロちゃん……」

「グリ子、なんか言った?」

「……いや、何も」

「よろしい。ンフ」

「キモ」

 

 こうして私はやばい方のアグネスみたいに限界化しながら、お出かけ当日まで眠れぬ日を過ごした。

 

 迎えたお出かけ当日。すっかり梅雨のどんより気配は吹き飛んで、晴れ晴れとした夏がやってきた。ウマ娘になって2度目の夏になるから分かるが、耳や尻尾が蒸れるからウマ娘にとっては非常に嫌な季節である。元々蝉がうるさいし蚊が気持ち悪いしで、あまり好きではなかったけど。

 

 集合場所にやってくると、この世界のチームスピカ+マックイーンちゃんという面々がそこにいた。早速、喋らなければ絶世の美女――ゴールドシップがお出迎えしてくる。その隣にいるのはメジロマックイーン。いつものボケとツッコミのコンビだ。

 

「おせーぞアポロ! あんまりちんたらしてっと置いてくぞ!」

「ひええ! すいません! でも集合時間10分前ですよね!?」

「そうだ!」

「理不尽すぎる!」

「ちょっとゴールドシップさん。アポロさんをいじめるのはお止めなさい」

「いじめてたわけじゃねーっての! ほら早く行くぞ! 太陽が沈んじまうぞ!」

「全く……困ったひとですわね」

 

 ゴールドシップとメジロマックイーンが慣れたようなやり取りを繰り広げながら、私はスピカの面々に揉まれていく。はわわ、テイオーちゃんが目の前にいる! スズカさんもいる! ウオッカちゃんもスカーレットちゃんも!! あうぅ、可愛すぎて死んじゃうよお。

 

 とにかく、テイオーちゃんは初対面の先輩だ。挨拶は欠かさずやらなければならない。私はテイオーちゃんの小さな手を握って頭を下げた。

 

「とっトウカイテイオーさん初めまして! アポロレインボウと申します! 趣味は筋トレと読書です! 隙あれば身体を虐め抜いてます! 今まで身に付けてきた知識を活かしつつ、新しいことにも挑戦したいと考えております。どうぞよろしくお願いいたします」

「えぇ……何そのテンション。マックイーン、これってツッコミ待ち?」

「さ、さぁ……」

「やべーな。スピカ以外にもこんなおもしれーウマ娘がいたとは、ゴルシちゃん知らなかったぜ」

 

 ――やべぇ! 後半、染み付いたビジネススタイルの自己紹介になっちゃった! マルゼンちゃんにメールする時でも社会人スタイルが抜けないし、どうにもならないのかもしれんが……ええい、ままよ!

 

 私は「シャス!」と仕切り直すようにもう一度頭を下げて、力強く握手をして全てをごまかした。視界の端ではゴルシちゃんがニヤニヤしている。くそう、恥ずかしいぜこの野郎。

 

 テイオーちゃんはテンションのおかしいキモ娘(アポロレインボウ)をさして気にする様子もなく、爽やかな笑顔で挨拶を返してくれた。

 

「初めましてアポロちゃん! 今日と合宿ではよろしくね!」

「ウッ!」

 

 トウカイテイオーの王子様みたいな微笑みに射抜かれて、私は胸の辺りを押さえてその場にうずくまってしまう。今日の私、おかしいよ。いや、おかしいのはこの人達だ。憧れのウマ娘が寄って集って近づいてきて、平静でいられるウマ娘がいるだろうか。いや、いない。きっと彼女達は私を限界化させることで殺しに来ているのだ。

 

「ちょっとスペちゃん。この子友達なんでしょ? いつもこんな感じなの?」

「ご、ごめんなさいテイオーさん。アポロちゃんってば、スズカさんやマックイーンさんと会うと絶対こうなっちゃうんです」

「え〜……」

 

 ハァハァ、苦しい。キラキラウマ娘達のオーラを感じると、呼吸困難になってしまう。スペちゃん達同世代はライバル意識があるから全然そうならないけど、後輩や先輩方にはこうなっちゃうんだよぉ。仕方ないじゃんか。

 

「テイオーさん! ハァハァテイオーさん! 後で写真いいですか!? プリ撮りましょうよ!!」

「い、いいけど……キミ、押しが強すぎるね?」

「アポロちゃん、テイオーさん困ってるでしょ! ちょっとストップ!」

「あ、ごめんなさいっ!」

 

 スペちゃんにストップをかけられることになったが、それからも私達は比較的和やかに会話を続けることができた。会話相手が入り乱れる8人。そんな中、何だかぼーっとしているスズカちゃんと話すタイミングがやってきた。それを逃す私ではない。俊敏な動きでサイレンススズカの隣につけると、若干上擦った声になりながらも彼女に話しかけることに成功した。

 

「スズカさんスズカさん! 宝塚記念現地で見てました! おめでとうございます!! めちゃくちゃかっこよかったです!!」

「あら……アポロさん。うふふ、ありがとう。ウマスタでも応援メッセージをくれてありがとね。アポロさんの気持ち、よく伝わってきたわ」

「いえいえ! 元はと言えば、ダービー前にスズカさんが応援してくれたのが始まりですから!!」

 

 私がサイレンススズカのウマスタに送ったメッセージは、何故かネットの一部で話題になっていたらしい。何の変哲もない30行くらいの応援メッセージだったのだが、どこかおかしかったのだろうか?

 

 それはさておき、彼女が私のメッセージを好意的に受け取ってくれたことは何よりである。口下手な私の文章が、相手の表情を見られないネットを介して憧れのウマ娘に正しく伝わっていたとは、ちょっとした感動である。

 

 こうして見渡すと、テイオーちゃんにマックイーンちゃん、スズカちゃん、ゴルシちゃん……は何をやっているか分からないけど……雲の上の存在がいっぱいだ。これが厨パ……もといスピカか。思っていた以上に自由な雰囲気で、先輩後輩の関係こそあれどフレンドリーに接し合っている。ほんとにこの人達と夏合宿を一緒に過ごせるんだ。嬉しいなあ。

 

 ああ……チームって何だか温かいなぁ。でも、例えばとみおがチームを組んだとして、彼が私以外の子を見てたらちょっと許せないかもしれない。しかも、全員が全員とてつもない美貌を兼ね備えたウマ娘なのだ。許せる許せないとかじゃなくて、多分嫉妬で爆発する。もしもチームを結成するとか言ったら、断固反対しておこう。

 

 サイレンススズカと会話を繰り広げた後、続いて私の両脇に位置取ってきたのはウオッカちゃんとダイワスカーレットちゃん。彼女達は私の一個下の子の後輩で――うおお、近くで見るとやっぱり死ぬほど可愛い!

 

「アポロ先輩! こんちわっす!」

「ちょっとウオッカ、アポロ先輩にはアタシが最初に話そうとしてたんだけど」

「は〜? スカーレットはどっかに行ってろって。この前の日本ダービーについて聞きたいことがいっぱいあるんだからよ〜」

「何よその言い方! 元々アンタはね――」

「何だと!? 大体お前だってなぁ――」

「はぁ!?」

「おう、やるか!?」

 

 2人とも私の身長である155センチより大きいため、私が見上げる形になる。そんな身長165センチのウオッカちゃんと身長163センチのスカーレットちゃんが、スピカ名物となりつつある口喧嘩を繰り広げていた。内容はどっちが私に先に話しかけるかどうかという、正直クソしょうもないもの。私は微笑ましく思いながら、2人の間に甘んじて挟まることにした。

 

 そっかぁ。ウオッカちゃんもスカーレットちゃんも後輩なんだ。何だか“後輩”というだけで可愛く見えてくる。今日はトレーナーから合宿準備のためのお金を貰ったけど、この2人にパフェでも何でも奢りたくなっちゃうなぁ。私は口喧嘩する2人を抱きしめて、思いっきり頬擦りした。

 

「あ゛〜可愛いねぇ2人とも!! お姉さん散財したくなっちゃう!!」

「アポロ先輩急に何を!?」

「ねえ! ウオッカちゃんスカーレットちゃん! 喧嘩なんてやめてさぁ! 仲直りしようよぉ! 私のために争わないでぇ!」

「今日のアポロちゃん、本気でテンションおかしいべ……」

「コイツやべぇな……」

 

 ゴールドシップのぎょっとしたような視線を喰らいながら、私達はバスに乗った。バスの席はスズカちゃんのお隣がよかったのだが、スペちゃんに陣取られていたので諦めた。マックイーンちゃんやテイオーちゃんの隣は、彼女達がそれぞれの隣を埋めていたので断念。私は何故かゴルシちゃんに気に入られたらしく、首根っこを掴まれて彼女の隣に乗せられた。最後方の席に座ったので、左にはゴルシちゃん、右にはウオッカちゃんとスカーレットちゃんがいる形になる。そのウオッカとスカーレットコンビはまた口喧嘩をしていたので、私は背筋を伸ばして不動になっているゴールドシップを見た。

 

 ゴールドシップ。トレセン学園では有名な破天荒ウマ娘だ。G1や重賞、スピカのメンバーが出走するレースでは必ずと言っていいほど見かける。そこでは観客席で焼きそば(?)を売っている姿がよく目撃されるが、供給元などは一切不明である。

 

 正直言って、話しかけづらい。黙っていれば声をかけることすらはばかられるくらいの超絶美女、喋れば絶対に声をかけたくないような破天荒ウマ娘。どっちの状態でも関わりづらいのだ。しかし、このお出かけ及び合宿はゴルシちゃんを知ることの出来る良い機会かもしれない。私は思い切って彼女の肩を叩いてみた。ルービックキューブを分解しようとしていたゴルシちゃんがこちらを振り向く。すかさず私はウマホを見せつけた。

 

「ゴルシちゃん。ルドルフ会長とオグリちゃんがフィギュアスケートをしてる映像があるんだけど、良かったら一緒に見る?」

「!? その2人のフィギュアスケートって言ったらお前、トレセン学園七不思議のひとつじゃねえか! ちょっと見せてくれ!」

「いいよ〜。これ、とあるスジから仕入れたトップシークレットのブツだから、ここだけの秘密だからね?」

「合点承知之助」

 

 すぐにゴルシちゃんは私のネタに食いついてきた。そして、会話を重ねるうちに更にゴールドシップに気に入られたらしく、「今日のアタシの朝食はサバの味噌煮だぜ」という謎の情報を貰いつつ、彼女の連絡先をゲットすることに成功した。

 

 こうしてみんなと友好を深めつつ、私達はショッピングモールにやってきた。本日買いに来たのは水着……ではなく、普通にトレーニング用具やタオルなどの雑貨だ。女の子同士で買い物に来たのに何の色気もないが、これが私達の普通である。

 

 まあ、女の子である前にウマ娘だし。多種多様な性格をしている中で、私達は走りに対して真剣なのだ。あのゴルシちゃんでさえ、トレーニング用具を吟味している際はあまりふざけていなかった。もちろんちょっとはふざけていたけど。

 

「アポロ。この蹄鉄を頭に付けたらさ、アタシ鹿みたいになっちゃうんじゃないか?」

「シカ娘プリティーバンビー?」

「お前やっぱりおもしれーな! オラッ行こうぜアポロ! 一緒にシカ娘になって森に帰るんだ! あれ、鹿ってなんて鳴くんだっけ?」

「知りませんよ……」

 

 トレーニング用具やタオル、後はシャンプーや化粧水、延長コードなどを購入した私達は、昼食やスイーツを食べることにした。テイオーちゃんはパスタを食べた後に“はちみー”を頼んでいて、ほんとにはちみーを飲むんだ……とか思ったり思わなかったり。

 

 ご飯を食べ終わったので、あとは適当にお茶を濁して今日は終わりかなぁと考えていると、突然スカーレットちゃんが私にこんなことを聞いてきた。

 

「アポロ先輩、桃沢トレーナーとどこまで進んでるんですか?」

「ブッ! けっ、ケホケホ! す、スカーレットちゃん、今なにを……」

「ですから、アポロ先輩はトレーナーさんとどんな関係なのかな〜と」

「ちょ」

「あーそれ、正直私も気になってたんだよね……」

「スペちゃんまでそんなこと……いや、私は別に……とみおのことはそんな……普通にトレーナーとウマ娘の関係だし……というか、そこから踏み出す勇気が足りないと言いますか……あはは……

「聞こえないよ〜!」

(わたくし)も気になりますわ。アポロさんはサブト……桃沢トレーナーにべったりですものね」

「アテクシにもその話、お聞かせ願えるかしら?」

 

 スカーレットちゃん、スペちゃん、テイオーちゃん、マックイーンちゃん、ゴルシちゃんが――ウオッカちゃんは顔を真っ赤にして顔を背けていて、スズカちゃんはぼーっとしている――私を質問攻めする。やれ学園内で妙に距離の近い私達を目撃しただとか、やれ中継にイチャついてる(?)ところがバッチリ映ってただの、どんどん逃げ場が無くなるような発言ばかりしてくるではないか。

 

 私は遂に下を向いて黙り込んだ。答えは『黙』。下手に喋れば余計なことがポロポロ出てきそうで、トレーナーへの想いが溢れてしまいそうで。私はぐっと恥ずかしさを堪えて沈黙するしかなかった。

 

 ……沈黙するしかなかった……多分それしか選択肢はなかったはずなのだが、耳と尻尾に感情が漏れていたので普通に全部バレた。死ぬほど恥ずかしい。照れくさい。だってしょうがないじゃん。私がチョロいだけかもしれないけど、あんなに私のために頑張ってくれたら惚れるっきゃないって。テイオーちゃんに耳を弄られながら、私は相変わらず俯いたままでいた。今度は別の意味で顔が上げられない。

 

「にしし。黙ってても、おみみ真っ赤じゃんか〜ひゅ〜ひゅ〜」

「先輩も乙女ですね〜」

「この入れ込み様……こっちまで恥ずかしくなってきますわね」

みんな酷いよ……そんなにからかわなくたっていいじゃん。こっちだって、こんなに男の人を好きになったこととかなかったし。ずっとどうしたらいいか分かんなくて悩んでるんだもん……

「お嬢さん、そんなにトレーナー君のことが好きなのかい」

 

 ゴールドシップが茶化すように聞いてきたので、渋々頷く。すると彼女は快活に笑い飛ばして、こんなアドバイスを送ってきた。

 

「ふぉふぉふぉ。それならゴルシ様に良い考えがあるぞよ。この夏合宿に乗じて、トレーナーとの距離を急接近させるのじゃ。名付けて『ドキッ!? 真夏の恋恋(ラブラブ)結実大作戦(ポロリもあるよ!)』…………どうよ!?」

「ラブラブ大作戦、いいじゃないですか! もしやるんでしたら、お手伝いしますよ先輩!」

 

 クソみそにふざけた言葉だったが、この夏合宿でもどかしい距離感を解消できるのなら――そう考えると、あながち冗談だと一蹴することはできなかった。涙目になっていた顔を上げて、チラチラと周りの顔をうかがう。本当にトレーナーとの関係を進展できるようなお手伝いをしてくれるのだろうか。からかい半分なのか、私を貶めるための冗談なのか掴みかねていたが――彼女達はレースに青春を捧げるウマ娘と言えど、思春期真っ盛りでお年頃の女の子だ。他人の恋バナには首を突っ込みたがる性分らしく、全員の瞳がキラキラと純粋な光を帯びていた。

 

「……いいの?」

 

 上目遣いで聞くと、満面の笑みで頷いてくるスピカの面々。相変わらずウオッカ・サイレンススズカの両名は話に入ってこないが、それは置いておいて。

 ラブラブ大作戦(ポロリもあるよ!)の始動が決まれば、みんなの行動は早かった。私を両脇から立たせてきたスペちゃんとテイオーちゃんが足早に歩き出す。どこに行こうとしてるの、と問うと、予想外の答えが返ってくる。

 

「プライベートビーチで合宿なんでしょ〜? だったら水着のひとつでも買いに行かなきゃ!」

「えっ」

「えっ、じゃないよアポロちゃん! 多分桃沢さんってかなり鈍そうな人だから、アポロちゃんが押さないとダメな感じだべ! なんかこう……いい感じの水着、買いに行こ!」

「ノーサツできるやつをね!」

「ひえ〜!」

 

 合宿がプライベートビーチで行われるとはいえ、学校指定以外の水着を着ることは少ない。そもそも海辺には遊びじゃなくてトレーニングのために訪れるわけだし、ちょっとしたオフがあるとはいえその日のためだけに水着を持って行く人はほぼいないのだ。荷物がかさばるだけだし、何なら合宿のオフの日には宿題をしなければいけないし。夏合宿はある意味宿題合宿でもあるのだ。

 

 しかし、トレーナーは私の想像以上にモテるし、この機会を逃したらヤバい……そんな気がした。恋もレースも本気になってこそのウマ娘……なのかもしれない。こうして私はみんなに引きずられて、とある水着を買うのだった。

 

 

 あっという間に私達は夏合宿の時期を迎え、プライベートビーチへと赴くことになった。

 


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