ゆるふわ芦毛のクソかわウマ娘になってトレーナーを勘違いさせたい   作:へぶん99

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6話:大波乱、メイクデビュー!

 

『アポロ、綺麗だったよ』

 

 1曲踊り切った俺に放たれた感想は、そんなとみおの言葉だった。彼はステージ上で踊っていた俺を見て、ちょっとびっくりしたような、照れたような表情で。あぁ……今思い出すだけで変な気持ちになってくる。

 

「〜〜〜〜っ」

 

 可愛いとかカッコイイとかじゃなく、綺麗って!

 枕に顔を突っ込み、ベッドの上でジタバタしてしまう。

 

「アポロちゃん、うるさいよ」

「ご、ごめん……」

 

 俺はグリ子に謝りながら当時を回想する。とみおが急に変なことを言い出したから、その時の俺は暴言混じりの照れ隠しをしてしまったのだ。

 

『ば、バカ!! きっしょ!! マジでセクハラなんだけど!!』

『ええ!? 褒めたのに酷い!』

 

 ……後でメッセージで謝っておいたが、やっぱりあれは言いすぎたなと思う。お詫びの品を用意しておこう。

 

 ……そもそも俺、精神的には全然男の気分なんだよな。別に男から褒められたって、嬉しいだけでトゥンクなんてしたりしない。何なら女の子に褒められた方が嬉しい……はずなのに。

 

 とみおに綺麗と言われた瞬間の俺は、天に舞い上がりそうなほど喜んでしまった。磨いてきた容姿を褒められて、一生懸命アピールしたダンスや歌を評価されて、不覚とはいえドキッとしてしまったのだ。

 

 ウマ娘になってから早2ヶ月。段々俺自身がおかしくなってる気がする……。

 

 ……今は、メイクデビューに集中しないとな。

 

 

 

 メイクデビュー戦まで残り1日。最終調整を終えた俺は、トレーナー室でミーティングを行っていた。

 

 俺のメイクデビューは、東京レース場の芝2000メートルで行われる。細かく言うと、8人立ての左回り。大回りのコースからスタートして、坂の上り下りを何回か行った後、最終直線に入る。最後に高低差2メートルの坂を駆け上ればゴールとなる。

 

 だいたいどのレース場にも言えることだが、坂というのは逃げウマに取って大きな関門だ。特に最終直線の坂は逃げウマの脚を大きく鈍らせる。逃げウマというのは最後に切れる脚を持ち合わせていないから、坂を迎えるとスピードがとんでもなく鈍るのである。

 

 ただ、()()()()()ことが出来れば話は別だ。唯一それができたとされるサイレンススズカの逃げは、バカのひとつ覚えのように爆逃げしか出来ない俺からすれば――完全無欠としか言いようがないものだ。

 

 競走馬のサイレンススズカは、怪我で命を落とすまで破竹の6連勝を飾り、当時の日本最強と呼ばれるまでに至った。彼女のように逃げて差すレースをすれば、先行も差しも追込も間違いなく敵わない。サイレンススズカのような、ペースを落とさない狂気の高速逃げは完璧で無敵の作戦なのだ。

 

 誰もが彼女のような到達点に憧れて、届かなかった。と言うか、俺の爆逃げはスズカを意識していなくもないんだが……何でこうも差が出ちゃうのかね。才能の差ってやつかなぁ。

 

「アポロ……アポロ? 聞いてるのか?」

「聞いてるよ〜」

「そうか? 考えごとしてたように見えたけど……まぁいいか」

 

 コースの確認が終わると、とみおは印刷した出走表を手渡してくれた。

 

「――というわけで、アポロ。君は大外枠からの出走になった」

「……うん」

「君はよく知ってるだろうが、大外の逃げはかなり厳しいぞ」

 

 逃げウマにとって、大外枠のスタートはかなりの不利を強いられる。しかも、東京レース場の2000メートルはスタートしてすぐにコーナーがある。スタート直後にスピードを付けすぎるとコーナーを曲がりきれないし、かと言ってダッシュが付かなければ集団に埋もれて逃げることができなくなる。

 

 その辺の調整が難しいことは、枠番が決まってからやった大外枠から飛び出すトレーニングで嫌という程味わった。とにかくやりにくい。自分のペースに持っていきづらい。……まぁ、とみおと練習したことを思い出して本番を迎えるのみだ。

 

 また、懸念がもうひとつ。俺と同じ逃げの子が内枠にいること。

 

「内枠2番のジャラジャラ……序盤はこの子と先頭争いになると思う。この場合、行った行ったのハイペースになることが予想されるんだが……その場合はアポロが有利だ」

「爆逃げに慣れてるから、だよね」

「そう。君のスタミナと根性はジュニア級にして完成しているんだ。存分にハイペースにして競り合うといい」

 

 慣れない中距離戦とはいえ、スタミナ勝負になれば俺に理があるのは間違いない。兎にも角にも、ロケットスタートをミスしないこと。逃げウマは出遅れが致命傷になる。

 

 明日のメイクデビュー戦のことを考えれば考えるほど、期待と不安が胸の中でせめぎ合う。だが、ほんの少しだけ――期待の感情が上回っている。

 

 ――勝ちたい。このトレーナーに初めての勝ちをプレゼントしたい。いや、する。しなきゃいけない。そんな気持ちが俺を支配していく。心地よい心臓の高鳴りがアポロレインボウを埋めていく。

 

 無論、その感情以外にも勝たねばならない理由はある。メイクデビューに勝って賞金を稼いでおかないと、どんなレースに出場しようにも除外の恐れが出てくるからだ。1番嫌なのは、メイクデビュー戦に敗北し、未勝利戦を抽選で除外されまくって走れないことだ。とにかく勝ちが欲しい。勝ってアポロレインボウの獲得賞金を増やさねばならない。

 

 ――トゥインクル・シリーズは、純然たるスポーツにして()()である。金が絡んでくるのだ。()()()()()()()()()ファン数なんて言い方がされていて、一定のファン数がいないとG1に出場できなかったりするが――このファン数は、俺のいるウマ娘世界では()()と表されている。

 

 ウマ娘のレースにおいて、着順により賞金が支払われるのは1〜5着に入着した場合。この「本賞金」に加え――更に、レースごとに支払われる出走手当などの「付加賞金」。これら2つの賞金……つまり、1つのレースに出走したことで得た賞金全ての合計額である「獲得賞金」を積み上げなければ、重賞に出ることは叶わない。

 

 単純に言えば、勝てば問題ないってことなんだけど……それが簡単にできないから俺達は足掻いているのだ。

 

「ミーティングは以上だ。今日はゆっくり休んで明日に備えること!」

「は〜い!」

 

 とみおがホワイトボードを片付け始めたのを見て、俺はトレーナー室を後にしようとした。

 

「……あ!」

 

 そうだった。俺、言いたいことがあるんだった。扉に向かった脚を止めて、俺は振り返った。

 

「ねぇ、()()()()()

 

 俺は握り拳を上げて、彼に向かって突き出した。

 

「明日、絶対勝つからね」

 

 薄らと微笑みながら、俺は宣言する。自らを奮い立たせるという意味もあったが、彼にどうしても言ってみたかったのだ。

 

 とみおが何を思ったのかは分からない。しかし、彼もまたにやりと笑って、俺と拳を突き合わせてきた。

 

「――おう。思いっきりやろうぜ、アポロ」

 

 さぁ――明日はメイクデビュー戦だ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ――東京レース場、第4レース。天候は雲ひとつない晴れ、発表は良バ場。当初の予定通り、8人立てでメイクデビュー戦が行われるようだ。

 

 体操服とゼッケンを身につけた俺は、とみおと最終チェックを行っていた。

 

「蹄鉄良し、毛ヅヤ良し、トモの張りも良し、ストレッチもした。俺から見たコンディションは完璧だ」

 

 昔の俺だったら、トモの張りとか言われたらセクハラだって騒ぎ立てていたかもしれない。だが、今は違う。そんなことはどうでもいいくらい()()()()

 

 いや――倒したい。俺達を邪魔するウマ娘達を蹴散らして、相手を敗北させたい。あまりにも執念深い勝利への欲求だと自分でも理解できるくらい、俺は醜くも完璧に仕上がっていた。

 

 控え室の鏡を見てやると、そこにはギラついた双眸を携えた芦毛のウマ娘がいる。怖いくらい、コンディションが良い。集中もできている。これなら、得意とは言えない中距離のレースでも1着が期待できる。

 

 俺は昂る感情を抑えつけるように、自らの身体を抱いた。震えている。緊張しているのか? 分からない。武者震いってやつかもしれない。どちらにせよ、俺は練習してきたことをこなすだけだ。

 

「アポロ――アポロ。大丈夫か? さっきから震えてるぞ」

 

 とみおの声がしたかと思うと、彼の手が俺の肩に添えられる。

 

「トレーナー……――私は大丈夫だよ」

 

 震えは止まっていた。まるで、彼とその感覚を分かちあったかのように。

 

 そうだ……俺はひとりじゃない。この人がついている。トレーナーは俺に寄り添ってくれる。

 

 何の心配もないのだ。俺なら――俺達ならやれる。

 

 俺は彼の手を取って、ぎゅっと握り締めた。

 視線を通わせる。俺達にはもはや、言葉などいらなかった。

 

 

 とみおと別れた俺は、地下道を通ってパドックのお披露目に向かうことにした。係員に言われたまま道を進んでいると、レース場に出る道に着いた。

 

「…………」

 

 俺は妙に落ち着いていた。一歩一歩、ゆったり堂々と歩を進める。そのままパドックに到着すると、俺は余所行きの笑顔を貼り付けて観客に向けて手を振った。

 

『8枠8番、アポロレインボウ。3番人気です』

『彼女に関しての情報はあまりありませんが、大逃げのステイヤーだと聞いていますよ。私イチオシの子です』

 

 観客は疎らだ。いや、幾千回と行われるメイクデビュー戦にしては多い方なのだろう。熱心なウマ娘ファンは最前線の柵に張り付いて、俺を含めたウマ娘を見ている。そんな中、俺の耳が彼ら観客の言葉を拾った。

 

「アポロレインボウ――俺はこの子が間違いなく来ると思うぜ」

「どうした急に」

「見ろ。あのトモの仕上がり、毛ヅヤのよさ。尻尾は好調そうに揺れているし、何より本人が初レースとは思えないほど落ち着いている」

「ううむ……確かに言われてみればその通りだな――あ、今思い出した。ある筋の知人から聞いたんだが、彼女のトレーナーはメジロマックイーンの元サブトレーナーらしいぜ」

「それは本当か!? 結果が期待できるウマ娘とトレーナーだぜ……!」

 

 俺はその言葉を聞き流して、鋼鉄のゲートに向かって歩いた。目の前には7人のライバルがいる。危険視すべきは1番人気の逃げウマ娘・ジャラジャラ。そして、2番人気の差しウマ娘・アゲインストゲイル。

 

 お互いに睨みを効かせながら、ゲートの前で火花を散らす。ジャラジャラとアゲインストゲイルの視線がこちらに向いたかと思えば、その2人の双眸に戦意が灯る。なるほど、1番人気と2番人気なだけはある。とみおが警戒しておけと言っただけあって、この2人は他の子達とはレベルが違うように思える。

 

 ――だが。そんなものは関係ない。俺は犬歯を剥き出しにして、闘志を前面に出してやった。

 

 ――お前ら全員、ぶっちぎってやる。邪魔立てはするなよ――と心の中で毒づいて、俺は踵を返した。

 

 春の終わり。深い青空の下、ファンファーレが鳴り響く。

 

『上空には青い空が広がる東京レース場。天候は快晴、良バ場の発表です』

『メイクデビューに相応しい、清々しい天気ですね』

 

 俺は靴の爪先を何回かターフに叩きつけ、具合を確かめる。……まぁ、コンディションは最高潮だと分かりきっているから、この行動は一種のルーティーンのようなものだ。

 

 俺の前にいたウマ娘達が続々とゲートに入っていく。さすがに選抜レースの時とは違い、全員がゲートにすんなりと収まった。なるほど、ゲート試験は易々とパスしたウマ娘が多いらしい。

 

 7人目がゲートに収まったのを確認して、俺はゲート内の空間に身を投じた。

 

『大外枠、3番人気のアポロレインボウ。ゲートに収まります』

『気合十分! いい顔してますね!』

 

 ゲートに入ると、視界が著しく狭まる。己の拍動の音だけが聞こえてくる。異常なまでの集中。心地よい緊張感。胸が高鳴っている。早く走りたい――そんな気持ちが溢れ出し、閉じたゲート内で暴れそうになる。

 

『ゲートイン完了、出走の準備が整いました。いよいよスタートです――』

 

 実況のその声を最後に、俺は無音の世界に突入した。

 

 選抜レースでは運良く勝てたが、ここは選抜レースよりも更に上の舞台である。あの時よりも強者揃いなのは間違いない。本来、俺のような凡ウマ娘からすれば、()()()()()()()()()()()()()()()相当に高いのだ。

 

 勝つことが当たり前などありえない。名だたるウマ娘なら勝って当然のこの舞台だが、俺は歴史による能力の裏付けがない。

 

 だから、命を削る覚悟で勝ちを取る。そうでもしなければ、モブウマ娘の俺が、歴史的名馬の背中に追いつけようはずもない。

 

 しんと静まり返ったレース場。微かに聞こえた金属の軋みの音を合図に、俺は地面を渾身の力で蹴り放った。

 

『今スタートしました! 大外枠のアポロレインボウ、素晴らしいスタート!』

『大きな出遅れはありませんでしたねえ。誰が先頭に行くか注目ですよ』

 

 ガシャコンという音を置き去りに、俺はロケットスタートを成功させる。ほんの一瞬だが、他のウマ娘との間に1〜2バ身程度の差が生まれる。

 

 このチャンスを逃す手はない。斜行で降格を食らわない程度に内側に切れ込んで、先頭の座をキープする。例の逃げウマのジャラジャラは、完全に俺の後ろについた。これで先行争いはある程度決着した。俺は内ラチに張り付きながらコーナーリングする。

 

『さぁウマ娘達がコーナーを曲がっていきます。先頭に立ったのは8番のアポロレインボウ! 後続とぐんぐん差を広げていきます』

『これは大逃げでしょうか? 少しかかっているかもしれませんね』

 

 最初から飛ばしに飛ばして後続のペースをぶち壊し、そのまま逃げ切ってしまう――それが俺のスタイルだ。第2コーナーを曲がって、2番手ジャラジャラとの差は4バ身。

 

 しかし、これではまずいと思ったのか――ジャラジャラがペースを大きく上げた。俺を潰してハナに立つつもりだ。

 

『向正面に入りまして、第4レースはここまでかなりのハイペースで進行しています! 前の2人は大丈夫でしょうか?』

 

 ジャラジャラが脚を使って俺に並びかけてくる。恐らく、最終直線の坂に残しておくべき末脚を使っているのだろう。その顔に余裕はない。もちろん、俺にも余裕などない。

 

 外から俺を抜き去りにかかるジャラジャラを、ど根性で凌いで差し返す。それを見たジャラジャラがペースを上げるから、俺も負けじとペースを上げる。それの繰り返しで、流石の俺のスタミナも黄色信号を示している。

 

 そして第3コーナーを曲がる際、俺は上がったスピードを殺し切れずにコーナーを少し膨らんでしまった。それと同時、俺は外側に見ていたはずのジャラジャラの気配を見失っていた。

 

「――!?」

 

 消えた――と思った次の瞬間、膨らんだ俺と内ラチの間を抜けてくるウマ娘がいた。

 

 ――ジャラジャラだ。

 

『おーっと、ここで先頭が入れ替わったぞ! インサイドぎりぎりを攻めて、ジャラジャラが先頭を奪い返した!!』

『凄い争いですね。メイクデビュー戦からこんないいものを見られるとは……来年のクラシックが本当に楽しみですよ』

 

 俺の隙を突いて、内枠を強引に抜け出すジャラジャラ。そして先頭が代わる際――彼女が振った腕が、俺の鼻を直撃した。

 

「!?」

 

 ボコ、と嫌な音がした。刹那、鋭い痛みが顔の前面に走った。前傾させていた姿勢が仰け反って崩れ、スピードが大きく落ちる。口から言葉にならない悲鳴が漏れ、異常を察知したレース場の観客が騒然とする。

 

『あっと、アポロレインボウ顔を押さえて減速! これはアクシデントでしょうか!? 審議のランプが灯るかもしれません!』

 

 コンマ数秒視界を失い、自分がどこにいるのか分からなくなる。訳の分からぬまま目を開くと、俺は最終コーナーの大外を回っていた。3バ身程前にはジャラジャラがいる。驚いたように目を見開いて、彼女がこちらを見ていた。視界が赤い。鼻が熱い。もしかして、鼻血? 息が苦しい。目がちかちかする。

 

「かっ、ひゅ――」

 

 鼻腔に溢れ出した熱い液体を啜って呑み下そうとすると、喉に粘っこくて熱い何かが引っかかった。慌てて口をぱくぱくさせて酸素を取り込もうとするが、高速で走行する中、咳き込むことさえ叶わない。

 

 そんな俺の下に、多数の足音が近付いてくる。

 

 そして、あまりにも無慈悲に、呆気なく――バ群に呑み込まれた。

 誰かの悲鳴が聞こえる。

 

 苦しい。何が起きているのか分からない。

 

『最終コーナー回って最後の直線! アポロレインボウ沈んだ! ジャラジャラも捕まった! バ群を縫って、アゲインストゲイル伸びてくる!! ローズブーケトスも2番手をうかがう勢い!!』

 

 何もかもが聞こえなくなっていく。足元の感覚が消えていく。四肢が動かない。惰性で走ることしか出来ない。

 

『ゴール!! 大接戦を制したのはアゲインストゲイル!! 2番手にはローズブーケトス!! 見事メイクデビューを制しました、アゲインストゲイル――見事――す――』

 

 真っ赤な視界の中、俺は最後まで倒れなかった。

 

 だが、最下位でゴール板を駆け抜けたのを認識したと同時、俺は支えを失ったようにターフに倒れ込んだ。

 

 視界いっぱいに芝の緑が広がったかと思えば、どさりと音がして――俺は意識を失った。

 

 




今回でチュートリアルとプロローグはおしまい。
6月中に2000メートルの新馬戦(メイクデビュー)は存在しないはずですが、そこは目をつぶっていただきたい。

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