魔法少女かなた☆マギカ 〜魔法少女まどか☆マギカ 外伝〜   作:ティロティロきゅーべえ

1 / 3
弥生 かなた
○○○○○○○○○○


第1話 「弥生 かなた」という少女

今、どんな願いも『一つだけ』叶うって言われたら、あなたは何を願いますか?何を望みますか?

 

ちょっと考えてみよう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

難しいかな?『普通』に生活できてる人はそうなのかも。

日々生活してるときは「あれほしい〜これほしい〜」ってなるんだけど、ママに「誕生日プレゼント、何がほしいの?」とか「クリスマス近いけど欲しいものないの?」とか言われたら、

 

「えーーーー!!!ちょっと待ってーーー!!!」

 

ってなるよね。

 

中には即答えられる人もいるよね、それは日々の生活に満足できてない人なのかも。

 

言い換えれば、日々の幸せに気づいてないとか...

 

 

 

 

.....あー!違うの!気を悪くさせるつもりじゃなかったの!

あちゃー、私そういうところが駄目なんだよね、、、きっと

 

でもね、自分で言うのもなんだけどお世辞にも私のこれまでの人生に幸せなんて無かったと思うんだ。

多分、他の誰よりも苦しんでる。

だから、そんな人がいるとすごくムカムカするの!...自分勝手でしょ?

 

私は前者になりたかった。欲しいものなんてないくらい『当たり前の』幸せな生活。

そして、私が欲しかったものは「物」じゃない、『心』だった。『人の優しい心』。それだけが。

 

だけど、神様は平等には幸せを分けてくれないんだって

 

私、何か悪いことした?

どうしてこんなにも苦しまなきゃいけないんだろう....?

 

あのね、私は――――――

========================================

【少しだけ‎昔の話】

(20XX年6月15日、霞雅(かすみが)中学校にて)

 

「......なたさん、弥生 かなた(やよい かなた)さん!」

 

担任の語気強めの名指し台詞ではっとする。同時に周りからの注目も浴びる。

 

「何をボサッとしているのですか!ちゃんと授業について来れていますか?弥生さん」

 

「...はい、先生。少し考え事をしていて...」

 

そういうと、クスクスと小さな話し声も聞こえる。

 

はぁ、と担任がため息をつくと言った。

 

「しっかりしてください、弥生さん。ここ最近ずっとこんな感じですよ?悩みがあるならきちんと先生に相談すること、いいわね?」

 

「はい...」

 

うつむきながら答えることしかできない。

 

私に誰も声をかけてくれない事が分かっていた。

友達(・・)なんていなかった。

 

寂しさとやるせなさで涙が今でも落ちそうで、でもそれでも必死にぐっとこらえてる。

 

 

私は、不幸せ、なのかな

 

 

いつからだったからだろうか、遠い昔の事のような気もするし、ここ最近の気もする。

 

両親が私の目の前から姿を消したのは

 

...すべて親のせいだ

 

と両親に罪をなすりつけられるほどの悪い事を両親がしたわけではなかった。

 

だから、抱えた

 

行き場のないこの思いを、ぶつけようのない怒りを。

 

 

いつかつけられた青あざが痛んだ。

 

 

身体中にあった青あざだ、まるで心に共鳴するように痛む。

この青あざをつけたのは、今考えると一人ではなかった。

 

私にはどうしようもなかった。ただ、たった一つでいいから心の支えが欲しかった。

『友達』が、欲しかった。

 

でも、誰かと関わろうとしたくなかった。

また痛い思いをするのが、嫌だったんだ。

========================================

だから、あの日願ってしまった。救いを求めて、現実から逃げるためだけに。

その未来が希望となるか絶望となるか(・・・・・・・・・・・・)、なんて考えずに

 

私は『魔法少女』となったのだ。

========================================

【現在】

(20XX年8月10日、霞雅市 第8区内のとある工場にて)

 

「くっ…!!」

 

刃渡り10mもあるんじゃないかと思うほどの大きな刃に斬られるのではなく、吹き飛ばされた小さな体はボロボロになっていた。

 

「ッッ強い!!」

 

普段の数段は上のレベルの魔女に、圧倒される魔法少女。

 

彼女は『弥生 かなた』。

 

2ヶ月ほど前まで、ずっと生きる意味を見出だせなかった彼女は今

 

『とある目的』のために人を救い、戦う魔法少女へと成長していた。

 

(!!手下たち!?初めに入れた銃弾の攻撃が甘かったっていうの!?)

 

ぞろぞろと大量の『敵』に囲まれる、かなた。

 

「...ちょっとまずいかな、これ」

 

 

 

 

『変わってあげようか?』

 

心から、いや心臓のあたりと言った方が語弊はないか。

聞こえるその女の子は私の『肯定者』。

私の気持ちを全て『肯定』してくれる、『ヒト』だ。

 

「いや、今はいいよ『こなたちゃん』」

 

全てを肯定してくれる、そう言えば聞こえはいいが実際はそんなもんじゃない。

 

歯止めが効かないのだ。

私の『マイナス』な感情にも『素直』に答えてくれる。答えてしまうのだ。

 

(もし『こなたちゃん』を放したら、早紀たちがどうなるか分からない!)

 

大量の拳銃を召喚し、その中から2つだけ握りしめ、全力で発泡し迎え撃つ。

 

「一掃ッッ!!」

周りの手下たちを片付けた上で、

 

「さあ、第2ラウンドよ!」

魔女の元まで戻る。

 

飛んで戻る途中に襲って来る手下たちを瞬間で打ち抜き、魔女の頭部に焦点を合わせる。

 

その時だった。

 

 

『負けるな、かなた』

 

 

長らく会ってない父の声と同時に思い出される幸せだった頃の母と父の顔。

 

『かなた、ごはんだよ』

 

『すごいぞ〜かなた!』

 

『あなたは私達の自慢の娘』

 

『無理しなくてもいいんだぞ』

 

 

『お母さんは、ずっとかなたのこと、見守ってるからね』

 

 

『パパがかなたのこと、応援してやっから走り抜けてこい!』

 

 

「パパ、ママ、」

拳銃はそのまま巨大化し、銃口に大きな球型のエネルギーが集まる。

 

「私、今、頑張ってるよ!」

 

私は必ず見つける

 

『本当の幸せ』を自分で掴み取ってみせる。

 

 

 

「「「ティロ・エンドレス!!」」」

 

 

 

魔女は粉々に砕け散ったあと、「グリーフシード」を落とした。

 

空間がゆらゆら歪む。

気付けば、そこはなんともない町の工場だった。

 

「有益な情報は、なかったか...」

夕日に晒されながら、とぼとぼ帰路につく。

 

私はたくさんの人と関わって、幸せになる。

私一人の力で、

 

だから『願い』で手に入れたこの子を、手放すんだ。

 

「私は必ず『こなたちゃん』を止める。」

 

壮絶な戦いが始まるのは

 

実は、ここから(・・・・)なのである。

 




どうも!はじめまして!ティロティロきゅーべえです!

二次創作で「魔法少女かなた☆マギカ 〜魔法少女まどか☆マギカ 外伝〜」って堂々とかいちゃったけどいいのかな?と思い始めてます!
まどマギもマギレコもエグいほどにわかなんですけど、自分も(勝手に)外伝作品作ってみたいな〜って感じで描き始めました!

続くかどうか分かりません!と書いたらサボるので、絶対に1ヶ月に1話は書こうと約束しましょう!

今回の1話で結構時間かけて書きたかった、『魔法少女として生きる理由』をちゃっと書きすぎたと反省してますが直しはしません、(めんどくさいやぁ)

あーあとマギレコ3期期待してます!!
あーあとワルプルギスの廻転楽しみです!

あー
あんまり言うこともなかったのでここらへんで、、、

次回をご期待下さい(しまらんなぁ笑)
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。