魔法少女かなた☆マギカ 〜魔法少女まどか☆マギカ 外伝〜   作:ティロティロきゅーべえ

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弥生 かなた
○○○○○○○○○○


第2話 「そうして私は『魔法少女』になったのだ」

私は、目的も理由も持ち合わせていなかった。

ただ時に流されるまま生きていた。

命あるならば、野望とかの為に使いたいものだが私は空っぽだった。

 

生きる意味を見出せていなかった。

ただ全力で、『過去』から逃げていた。

 

 

 

 

ある日、目的が与えられた。

その日から私の命の価値は

 

『目的のために与えられた命』となる。

 

望んで手に入れたわけではなかった。

 

だが、それは皮肉にも私に『生きる理由』を与えてくれた。

 

そんな日のことを少しだけ話してあげる。

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【魔法少女になった日】

(20XX年6月23日、霞雅市内、弥生かなたの叔父の家にて)

 

だだっ広い部屋の隅っこで体育座りをしていた。

今日は叔父の家に預けられて、初めての日曜日だが叔父夫婦は午後5時までは帰らないので、別段することもなくボーッとしていた。

 

新しい街、新しい学校

クラスのみんなも街の人も「あの街の人達」みたいな目で私を見ることはしなかった。

叔父夫婦も弱い父に比べて幾分も強く優しかった。

 

知らないからだ。

 

私が「○○○の娘」だということを。

 

知ってしまえば、私はきっとここにいられなくなる。

誰かに関われば、それを知ってしまわれて、私を軽蔑する。

 

怖かった、人と関わることが。

 

だから関わってはいけない。

そう分かっていたし、関わることもなかった。

 

 

でも

 

 

 

心の底では私の事を理解してくれる『友達』が欲しかった。

叔父さん達は私の力になってくれた。

 

でもそれだけじゃだめだ。

 

私と同じ目線で、私のすべてを理解してくれて、心から分かち合える、そんな『友達』

 

誰にとったってそんな人はめったにいないことを知っていた。それでも私は『友達』見つけなければならなかった。

 

新たな未来への一歩を踏み出すために。

 

でも、友達を作ることが怖い私は『友達』が見つかる可能性なんてほぼ無かった。

 

だから悩んだ、私は泣いていた。

 

そんな時だった。あの「白い生き物」と出会ったのは。

 

それは人を惑わすほどの饒舌と見た目の可愛さを持ち合わせた、純粋な邪悪

 

私はまだ、それを見抜けていなかった時だった。

 

「どうしたんだい?」

 

「!!」

 

「泣いているのかい?」

 

「え」

 

「分からないな、どうして人間はなにをされていなくても泣くんだい?今日はこんなにも天気が良くて、風も涼しいというのに」

 

「...あなたは、なに?」

 

「僕かい?僕は『キュゥべえ』、君は『弥生 かなた』だね?」

 

「!!どうして私の名前を!?」

 

そういうとその『キュゥべえ』は窓から、私に近づいてきた。

 

「君は今すごく悩んでいるように見える」

 

 

 

 

心が、

 

心がまるで槍のようなもので貫かれたような感覚になった。

 

「やっぱりね、更に言えば君はきっと幸せを知らないんだね」

 

「あなたに、、、何が分かるの、?」

 

「申し訳ない、僕は人の心を分析することは出来ても理解することは出来ないんだ。だから君の苦しみは理解できない。」

 

「なら、分かったような口聞かないでよ!!!」

 

「怒らせてしまったようなら、申し訳ない。僕『達』も人間の心についてはまだ研究中なんだ。どうか分かってほしい。」

 

訳がわからない生き物に全てを理解されたような態度が癇に障ってたまらなかった。

 

 

 

出ていってやろう、そう思って部屋から出ようと立ち上がった時

 

 

 

 

 

「お詫びと言ってはなんだけどその悩み、解決してあげようか?」

 

 

 

 

 

「どういうこと?」

 

「僕は何でも1つだけ『願い』を叶えてあげられるんだ。」

 

「え!?1つだけ、、なんでも!!??」

 

「ああ、だけどその代わり条件があるんだ。」

 

「、、、条件があるの?」

 

「少し大変になるかもだけど、今だって君自身の『願い』のために頑張ってるだろう?」

 

「、、、、どういう条件なの?」

 

「それはね」

 

そういって『キュゥべえ』は、日光の入る窓の前に登り、振り返って言った。

 

 

 

 

「僕と契約して、魔法少女になってほしいんだ。」

 

 

 

 

「魔法、、、少女????」

 

「そう、魔法少女さ!」

 

「魔法少女は、何をするの?」

 

「街にいる悪い魔女を倒すのさ」

 

「わるい、、まじょ???」

 

「そうさ、ほうっておくと何も知らない人間にも被害が及ぶ。だから戦って魔女をやっつけるのさ。」

 

「人を、助けるために、」

 

私は今まで誰とも関わってこれなかった。

でも、人を助ければ大仰にではなくても少し感謝してくれるかも知れない。

 

私のことを、少しでも理解してくれるかも知れない。

 

私は未来の『魔法少女』としての自分に酔った。

 

そのこと以上に、私には今『叶えたい願い』があった。

だから、決心するまで時間はかからなかった。

 

 

 

願いを、かなえてもらおう

 

 

 

「さあ、君の願いを言うんだ!」

 

「私に―――――」

 

走馬灯のように流れ込む地獄のような日々。

 

抜け出さなきゃ、キュゥべえに願いを叶えてもらわなきゃ!!

 

 

人に、みんなに、認められるんだ!!

 

たとえそれが叶わなくても

 

私のたった一つの願いは

 

 

「私の事をすべて肯定してくれる、そんな『心からの』友達をください!!!」

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そうして私は『魔法少女』になったのだ。




こんにちは!ティロティロきゅーべーです!

期末テストが終わったので、パパッと2話目!どうでしたか?1話では時系列が行ったり来たりしていたので2話以降は「魔法少女になった日」(過去編)から始めていくつもりです。
他のマギカシリーズとは違う良さが出せるように頑張りたいので応援よろしくお願いします!
(大きめな目標として公式に認知される事!!)

急に話は打って変わるのですが、私は期末テストの答案が返ってきました。めっちゃくちゃひどくてどれくらいひどいかというと例を挙げれば化学が100点中7点でした!

ほんとに笑えないです。そう思いながら小説を描くのでした...

また次回もよろしくお願い致します。
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