ありふれたFGOで世界最強-リメイク- 作:ヘルメス・トリスメギスタス
扉を開けた時、立夏達は呆然とした。
人工の太陽、川、樹木……。
ここで自給自足の生活が出来そうである。
そして立夏達は住居らしき建物を発見し、探索を始めた。
そして、3階の一室で骸を発見した。
志願して魔法陣に入る立夏。
すると青年の立体映像が現れた。
そして、青年オスカーが語った。
反逆者、否、解放者の真実を。
「だってさハジメ。どうする?」
「どうするって?」
「クラスメート達と合流するかという話。私は嫌かな。
後ろ弾撃たれたし、力を利用するだろうし」
「僕も立夏と同じ意見かな。銃の提供を求められるだろうし。
地上に出て帰る方法を探して、故郷に帰るかな。ユエは?」
「……私はハジメの隣が私の居場所……」
「じゃあ、帰る方法を探して、故郷に帰るってことで。
それと今、神代魔法で生成魔法を覚えたから。
ハジメには向いている魔法だね」
「それじゃあアーティファクトが作れるね」
「……私はいらない」
「とりあえずもらっときなよ。何かの役に立つかもしれないし」
ハジメとユエも魔法陣に入り、神代魔法を覚えた。
「さて、とりあえずオスカーの遺体埋めよう。
このままはかわいそうだし」
「うん。そうだね」
オスカーの遺体を埋葬後、ハジメ達は家探しを始めた。
「あったわ。ここの設計図!」
「……こっちにはオスカーの手記」
ハジメ達は次々と発見する。
中には貴重な材料や理論書などもあり、錬成師には天国の様な環境であった。
「あのさ立夏、ユエ。しばらくここを拠点にして出来るだけ準備しないか?
他の迷宮を攻略する準備にここは最高だと思うんだ」
ハジメの提案に立夏とユエはすぐに同意した。
三人はここで可能な限り鍛錬と準備を行うことにした。
その日の晩、ハジメは湯船につかりながら全身を弛緩させていた。
ハジメがお風呂を楽しんでいた時、立夏から声がかかった。
「ハジメ、湯加減どう?」
「最高だよ」
「それじゃあ私達も入るね」
「えっ?」
何か言う間もなく、立夏とユエが一糸纏わぬ姿で風呂場に入ってきた。
「ちょっ!? 前、前隠して!?」
「むー、私じゃ魅力的じゃないの?」
「むしろ魅力的過ぎるというか……とにかく隠して!?」
「そういうつもりで来たんだから女の子に恥かかさないで」
「それじゃ僕上がるから!」
湯船を出ようとするハジメを立夏が逃さず掴む。
「色々してから出してあげる。ああ、ユエが正妻で私が二番目ね」
「ちょっと、待……アーーーーッ!?」
その後何があったかは皆の想像する通りである。
色々なことがあった夜から二ヶ月が経った。
奈落の底で生き残ったハジメも、立夏とユエの猛攻には勝てなかった。
ハジメは開き直って受け止めることにしたのだった。
二ヶ月の間にハジメ達は装備の補充と鍛錬に明け暮れた。
それから十日後、ついにハジメ達は地上へと出る。
三階の魔法陣を起動させながら、立夏はハジメ達に問う。
「さて、ここからは世界を敵に回すかもしれない旅だよ。
覚悟がないなら旅に出ないことをお勧めするよ」
「覚悟は出来てるよ」
「今更……」
立夏は苦笑して言う。
「絶対にみんなで元の世界に帰ろう。三人の力を合わせれば大丈夫だから」