チートギアス ~反則のルルーシュ~   作:ベルゼバビデブ

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最終話のIFです。


最終話IF エンディング・ゼロ

 なんとか回避に成功し、再度ジェレミアに呼びかける。

「ジェレミア!私がわからないのか!ゼロだ!貴様の敵は私ではない!私を攻撃するな!」

 突如攻撃行動が止まり、中からジェレミアが出てくる。その光景は中々にシュールだった。

『おおおあお!貴方はゼロ!ゼロォー!なんたる僥倖!数奇!…おはようございました。』

 ダメだ。話にならない。コイツを当てにしたのは間違いだったのだろうか。

「攻撃するなら私ではなくもう一方のナイトメアを攻撃しろ!」

『畏まりましたですね?我が真の主人はゼロ!ならばこそ!オールハイルブリタァァァーーーニアッ!!!』

 主人がゼロなのにオールハイルブリタニアは間違っているぞジェレミア…!いや、俺も一応皇族という意味ではあながち間違いではないのか…?

『ジェレミア卿!?裏切るつもりか!』

『我が主人はゼロォォォーー!!!受けよ!忠義の鉄槌!』

 ラウンズは突如ジェレミアから放たれる棘状の巨大なスラッシュハーケンに対応しきれず、空中で体制を崩す。

「終わりだ、ナイト・オブ・ラウンズ!墜ちろ!」

 放ったハドロン砲はブレイズルミナスを貫通し、ラウンズの機体に直撃する。あのダメージならば戦線復帰は不可能だろう。しかし、相手もラウンズ、最後まで諦める事なく、そのハドロン砲は確実にガウェイン。捉えていた。

『記録…!』

「ジェレミア!私を守れ!」

『畏まりいたします!我が命!すなわちゼロォーーーー!!!』

 ハドロン砲の前に躍り出たNGFはそのまま墜落し、ラウンズの方も墜落したようだった。\爆散ッ!/…墜落時も賑やかな奴だ…。どれ、このままラウンズの顔でも拝んでやろう。そう思った矢先だった。

『ルルーシュ!僕だ!スザクだ!ナナリーが…!』

「何ッ!?」

 恐れていた事態が起きたのは。

 

 スザクからユフィとナナリーがいなくなったと報告を受け、あの日の屈辱が思い返される。こうならない為に手を打ったのだが、見通しが甘かったようだ。

 あの日に倣い神根島に向かい、C.C.は外への警戒のためガウェインにの残して遺跡へ進む。

 

 そこにいたのはユーフェミア一人だった。

 

「ユフィ、無事だったのか。…ナナリーはどこだ?一緒じゃ無いのか?」

 ユフィ…いや、ユーフェミアは無言で銃を構える。

「ルルーシュ、答えてください。あなたがギアスを使い、お姉さまを操ったと言うのは本当ですか!?」

 V.V.から聞いたのだろう。ここでハイそうですと答えるほど俺は馬鹿正直ではない。正面から聞いてくるとはユーフェミアらしいがあまりにもお粗末と言える。

「なんの話だ…?ギアス?コーネリアが操られていただって?」

「やっぱり、ルルーシュがやったんですね…」

 ユフィは顔を歪ませ、銃を握る手に力をこめている。

「あの人が言ったの。ルルーシュには人を操る力がある。それがギアス、卑怯だわ…ルルーシュ、貴方はとっても頭が良いのに!そんなものに頼らなくたって!そうすればお姉様も!」

「誰に吹き込まれた!?俺が信じられないのか?」

 まだ巻き返せる。確かにコーネリアの豹変はあるが、今回はユフィにもスザクにも使っていない。あの日のスザクとは違う。あいつ自身、自らが歪められたこと、ユフィが日本人虐殺などという行為に走ったからこそ致命的だったが、怪しいのがコーネリアの一件だけならなんとでも言い訳がつく。

「そんなよく分からない、いきなり現れた奴のことを信じるのか!?そんな力があるのならとっくに君やスザクを操っているさ!」

「…ルルーシュ、あなた嘘をつく時に鏡を見たことある?小さい頃からね、あなた、嘘をつく時鼻が赤くなるのよ…今も、なってる。」

「何ッ!?…ハッ!?」

 驚きのあまり鼻に手を当て、瞬間に選択を誤ったと理解した。カマをかけられたのだ。まさかユーフェミアにそんな器用なことを思いつくはずがない、背後に誰かいるはずだ。スザクには悪いが、俺のギアスのことを知られた以上生かしてはおけない。

「ユフィ!お前はギアスに関することは全て忘れろ!」

 咄嗟にギアスを使い、ユーフェミアからギアスの記憶を奪う。

 

 瞬間、背後からの銃撃に脚を撃たれる。痛みに思わず膝をつく羽目になるが、流化サクラダイトを胸に取り付けつつ振り返ル。本当はこんなものが必要ない様に準備していたのだが、念には念を入れておいて正解だった。

 

そして、そこに居たのは銃を構えたスザクであった。

「きゃあ!?大丈夫ルルーシュ!?突然どうしたのです!スザク!」

「ユフィ…!君は本当に…!?くっ…ルルーシュ…!信じたくは…なかったよ…!」

 急いで銃を構えるが、すぐさま銃撃で弾かれる。

「スザク!なんの真似だ…!」

「これから先の事柄に、君は関係ない!」

 続いての発砲、右肩を撃たれ、これで俺の片手片足が封じられる。

「スザク!俺の胸の流体サクラダイトが見えないのか!?俺の心臓が止まれば爆発する!そうなればお前達もお仕舞いだ!」

 その言葉にスザクは一瞬怯む。当然だ、この場にはユーフェミアも居るのだから。こうなったら仕方がない、本当は使いたくなかったが、ここまで来て諦められるわけが無い。ユーフェミアに掛けたギアスと同じギアスを掛けてこの場は単にナナリーとユーフェミアが攫われ、それを助けに来たという事にし、ユーフェミアはショックで記憶が欠けているとでも言っておこう。スザクにも大体それで通じるはずだ。

「あれ?ルルーシュ…?僕は何を…?」

 とりあえずこの場はなんとかなった。こうなればこんな事を仕組んだやつには相応の罰を受けてもらわなければ気が済まない。

「あれ!?ルルーシュ!怪我をしてるじゃないか!大丈夫?手を貸すよ」

 お前にやられたとは口が裂けても言えないが、ありがとうと言って肩を借りるが、瞬間スザクは崩れ去り、眉間から血を流していた。

「スザク!?」

「流石のアイツもお前に肩を貸していては銃を避けられなかったようだな。」

「何故だ。なんの真似だこれは…」

 

 

 

 

「…答えろC.C.!!」

 返ってきたのはいつもの飄々とした声ではなく銃声、狙ったのは俺ではなく、倒れたスザクに縋り泣いていたユフィだ。

「…お前…!」

「わかっていない様だな、ルルーシュ。」

 そう言ってC.C.はこちらに銃を構えて引き金を引く。咄嗟に避けようとするが、俺にそんな能力があるはずもなく、腹を撃たれる。

「C.C.…!貴様…!」

「お前は頭が良すぎるんだよ。」

 意味がわからない。思考が、纏まらなかった。

「何を言っている…?それとこれになんの関係がある!」

 血は止まりもしないが、必死に左手で腹を押さえ、C.C.を問い正す。もはや今の俺にはこんな無様な真似しかできない。

「お前はこのまま大してギアスを使う事なく勝ち上がってしまうだろう?それではダメなんだ。」

「何を…言って…!」

 C.C.の表情は冷たい。そして俺自身の身体も熱が逃げていくのを感じる。

「ギアスの暴走、お前はそれを恐れてギアスを渋っている。それでは私の願いが叶わないんだ。」

「ギアスの暴走とお前の願いがどう関係している!お前の願いはなんだ!?今の俺には力がある!ピザ女の願いの一つくらい…!」

 血が足りない。仮説をいくつか立てるが、情報が足りない。頭も回らない。

「私もな、早く押し付けたいんだよ。だからこそ、お前ではダメだ。」

 そこでC.C.は少しだけ片側の口角を上げると

「今回はちゃんと処分しないとなって…私も思ったんだよ。ルルーシュ。」

 構えられた銃の引き金に添えられた人差し指が引かれる。

「俺を…俺を裏切ったな…!」

「勘違いするな。あくまで我々は共犯関係、お前の仲間になったつもりはない。」

 脅しの流体サクラダイトも不死身のC.C.には意味がない。ギアスも効かない、身体も動かない、ギアスを掛けられる他人も居ない。

 

「ええい!恩を仇で返すつもりか!このピザ…」

「じゃあな、ルルーシュ。」

 

…銃声の後、小さな爆発音と共に遺跡は崩れ去った。

 

-チートギアス ~反則のルルーシュ~ bad end-

 




と言うわけで少々短いですがC.C.裏切りエンドです。
でも当初はこう言う流れのエンドにするつもりでした。

〜言い訳〜
C.C.がルルーシュ殺すの?→まだ願いが愛されるじゃなくて死ぬことのままのC.C.的な。未来の記憶のせいで上手くいきすぎたルルーシュが今後達成人になる見込みがないと判断して処分してしまいました。

毎話最後に(半ば無理矢理)入れている「ピザ女!」byルルーシュor「この飲んだくれ!」byカレン)について、正直…?

  • 面白い。今後も続けてほしい。
  • 面白い。でも二度とやるなクソが。
  • 面白くない。でも今後も続けて欲しい。
  • 面白くない。二度とやるなクソが。○ね。
  • 普通。好きにして欲しい。
  • どうでもいい。
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